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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2010.9.5暁の夢

暑さで睡眠が中断されつつも根気良く見た夢みたいで、かなり印象深かったものです。夢そのものは単純で、目立った科白とかは無しでしたが、延々と続く息詰まるような作業が、心理学的にも意味深でした…^^;

最初は、とても高い塔のシーンから始まりました。

その塔は、五重塔みたいな和風の、信じがたいほど高い、黒い色の塔でした。無限の屋根が積み重なっていて、百重の塔かな?という感じもありました…^^;

最上階の部屋は、ふすまで3つくらいに仕切られていましたが、だいたい24畳敷くらいの広さです。仕切りは、6畳、6畳、12畳でしょうか…

最上階の部屋に居たのですが、窓や障子が雨戸が締め切られていて薄暗く、倉庫みたいに陰気で、古そうな品物が、埃が溜まるままに置いてありました。

※この辺り、夢占いで診断してみると、どうも過去のコンプレックスとかトラウマとか、陰気な記憶とかが表層意識(=建物の最上階=)に出てきたものを見ていたらしい…という結果になり、何とも落ち着かなかったです。「お化けの抜け殻」というような訳の分からない物体もありましたし。あんなにいっぱい、変なものを溜め込んでいたのかな?とか…(アセアセ)

しばらくすると地震が来たらしく、塔がぐらぐら揺れだし、崩壊の危機に陥ったので、地上へ避難しなければならなくなりました。

地上へ避難する経路は壊れてしまっており、最上階から地上へ逃れるには、中央にある中空の柱しか無いという状況に置かれていました。その柱は、人一人が通れるほどのサイズの、最上階と地上とを連結するパイプになっていたのです(何故そうなっていたのかは謎)。

そこで、部屋の中から使えそうな大工道具を取り出してきて、柱の入り口を封印している鉄扉を分解することにしました。マンホールの鉄のふたみたいな感じで、持ち上げても重いし、あっという間に汗だくに。

3サイクル分、その作業をやってみて、塔を貫いている中空の柱は、一階ごとに鉄扉で封印されているという構造になっている事が分かりましたので、たった一人で、何回もその作業を繰り返しながら地上に降りるのだなあと思い、道のりの遠さに一瞬、目がくらみました。

階と階の間には様々な廃棄物や汚物がびっしりと詰まっており、徹底掃除しての避難作業となりました。長い時間そうして繰り返し作業をし、体中泥だらけになって、ようやくにして地上階に下りられました。

※この辺りは、おそらく自己の意識構造に関係があるのでは無いかという感じがありました^^;

…ショッキングなことに、ようやく到着したその地上階には、ドアがありませんでした。同じような、今度は地下階に通じる中央のマンホールのふたのような鉄扉があったのです…^^;

最後の鉄扉の下には、黒い色の激しい流れがあり、飛び込むのをためらうものでありましたが、勇気を出して飛び込みました。しばらく流されていると、砂利だらけの地下の岸辺に乗り上げることが出来て、ホッとしました。

その先には地下迷宮があり、十字路や三叉路など、判断に迷う構造になっておりまして。

何だかウヤムヤのうちに、地上へ出る通路を見つけたらしく、そこで目が覚めました(印象からすると、その先も難問だらけのルート、という感じでしたが・汗)…^^;

全体を夢占いで調べてみると、『スターウォーズ』の修行よろしく自分の暗黒面と向き合う夢だったようで、尋常ならざる恐怖感と緊迫感が続いていたのも納得できるかな、と思いました(=夢にうなされていたかも知れない)…^^;

起床したとき頭痛がありましたし、悪夢に分類される夢かも知れないです…^^;;;;;

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2010.7.30暁の夢

久しぶりに意味深なストーリーのある夢を見ました。

夢の中で気が付くと、白い石畳が敷かれたターミナル広場のようなところに居ました。今回は珍しく、プロフィール風の小人の方ではなく、架空の人物に投影して、夢の中を動いていたようです。

身長はだいたい150-155cmでしょうか…(背が伸びたといっても小柄ですね)

ピンクのワンピースを着た長い髪のお嬢さん、という格好でした。いつもと勝手が違うので、少し戸惑っておりましたが…

※もしかしたら、夢の世界にも夢専用のレンタルボディがあって、たまたまその「お嬢さん」タイプのレンタルボディしか残っていなかったのかも知れません。ちなみに、結構かわいい顔つきのボディでしたので(かすかに少女版オードリー・ヘップバーン似の雰囲気)、夢の中でもレンタルボディとしては人気があるだろうし、何故残っていたのか、よく分かりません…(汗&笑)

チラホラと人通りがあり、ニュースを流す電光掲示板のようなものが奥の方にあります。

そして、その掲示板に「近くの町で殺人事件が発生し、犯人は逃走中」というような感じのメッセージが流れていました。物騒な時代ですし、その雰囲気が夢の中に持ち込まれていても、そんなに不思議では無いかも。

夢の中の掲示板を眺めていると、見覚えのあるような無いような、不思議な感じの2名の人物が接近してきました。何故かパッと気が付いたのですが、一方は警察官で、一方は探偵さん。

観察すると、警察官は北島三郎氏に似ていて、探偵さんは松田優作氏に似ていました。

※北島氏の方は大晦日の紅白歌合戦で知りました。松田氏の方は見た事が無かったので、最初は分からなかったのですが、巡回先の某サイトに松田氏の写真が出ていて、「この人に似ている」と思いました。驚いたのですが、松田氏はとても有名な人だったようなのですね。きっと夢の中では、有名人に似せたレンタルボディがいっぱいあるに違いありません(笑)

警察官と探偵さんは、「殺人事件の犯人を追っている」と話していました。更に「犯人の逃走経路にいた目撃者を洗い出すと、どうもお前が犯人の逃走先を見ているらしいので、不審な事が無かったかどうか、よく思い出して、つまびらかに証言して欲しい」と語りかけてきたので、非常に驚きました…

果たしてそんな記憶があるんだろうか?と、しばらくの間うんうんと悩んでいたのですが、どうやら本当に記憶があったみたいで、電車のプラットホームを思い出しました。

思い出すと共に、警察官と探偵さんと一緒に、そのプラットホームに瞬間移動したので、これまた「いかにも夢の世界の現象だ」とビックリ。プラットホームには若くてひょうきんな感じの駅員さんが居たのですが、警察官と探偵さんのいきなりの登場にも驚いていない様子でした(=それどころか、この珍事を喜んでいるらしい様子…)。

向かって左が進行方向…(心理学によれば、左は「無意識」の方角らしい)

プラットホームの左端に意識を集中すると、白いチョークで書いた印のようなものが…

「X」というサインに似ているのですが、完全な「X」では無く、砂時計の形のようなシンボル…(図を参照)、その次に浮かんできたのが、「4B」とも「48」とも読めるサインでした。どうも電車の座席番号らしく、駅員さんに案内されてその座席番号のところへ行くと、何故か電車の一番前のパノラマ席で、行く手の線路がよく見えました(=なので、本当は「AB」だったのかなあと、あれこれと真剣に悩んでしまいました…)

解釈に悩んでいるうちに電車は動き出し、やがて山間の不思議な村のような場所に到着。とは言え、普通の村では無く、中央部にこじんまりとしたハイテク研究所がありました。そこを訪れると、フラスコやら温度計やら成分分析の道具やらが色々置いてあって、薬学研究所とか化学研究所という雰囲気でした。

そこにベテランらしき女性研究員(メガネ女性)が居たので聞いてみると、「海外から手に入れた不思議な木の根から、世界で一番の猛毒を抽出する実験をしているのよ。詳しく分析しようと思って。それはDNAレベルで社会に効果を及ぼす猛毒なの。今のところ実験中だし、DNA毒という仮称だけど」…という説明が出てきて、夢の中ながら、ゾーッとしてしまいました…

透明な薬品に浸けられたその木の根は、『ハリー・ポッター』に出てきそうなマンドラゴラに似ていました。何処かの、薬用人参っぽい形でもありました。

心なしか、同行していた警察官も探偵さんも青ざめていたようです…「あの犯人は、謎の毒気を使って殺人をしていたぞ」とか、「吸っても微量なら大丈夫なのか?」とか。

どうも、エアロゾルのタイプらしい…(被害者が誰なのかは分からなかったのですが、2人の会話から察するに、どうも幻聴や幻覚で精神をおかしくする成分が入っていたらしい。それを殺人事件というのかどうかは、甚だ不明でしたが…夢の中だから、それなりに理論があるのかも知れません…^^;)

更にベテラン研究員の彼女が言う事には、自分も、以前はここの研究所に所属していた研究員だったという話で、これもまたビックリしました。錬金術師よろしく、何か妙な薬を合成しようとしていたとか…(どうも紫色の液体を合成するのに夢中だったらしい。毒かというとそうでも無く、光る薬とか、光る染料に近いものだったらしいですが…やっぱりオカルトですね・汗)

ベテラン研究員としばらく情報交換していたらしい警察官と探偵さんは、やがて犯人の目星が付いたらしく、犯人を捕まえるため、何処かへ行ってしまいました。

…そこで、目が覚めたのでありました

《追記》

夢占いで幾つかキーワードをさらってみたのですが、夢の中で「何らかの道の踏み外し(=殺人事件に象徴される=)」をやる寸前だったけれども、警察官と探偵さんに象徴される自制心が働いた…という風に解釈ができるようです。

夢の中でも脳は起きていますから、きっと何かあったのかも(苦笑)

「犯人は間違いなく捕まえる」という雰囲気でしたし、解決は近いように感じました。

「DNAレベルで社会に効果を及ぼす猛毒」というのは、意味が通らないながら、非常に印象深い科白でした。色々考えてみたのですが、以前に見かけた「疑惑のあるセクト」から感じた異様な魔術的な雰囲気が、記憶に残っていたのかも知れない…と、コジツケで納得しております。

※正直、それくらい「クラッ」とするような雰囲気はあったかも…

2010.6.25暁の夢

少し変わった夢を見たので、記録です…^^ゞ

夢占いサイトなどでチェックしてみると、ものすごくポジティブな夢だということになっていて、ちょっと意外でした。起床時は疲れて、ぐったりしておりましたので…

最初のシーンは、とても古い、大きな御殿から始まりました。平安時代の寝殿造りのお屋敷みたいな感じです。南側に、池つきの庭園が広がっておりました。これはどうも、京都御所を観光したときの記憶を元に、夢の中の建物を組み立てていたものらしい…

ただ、少し変わっていたのは、縁側を兼ねた回り廊下がぐるりと、建物の周囲を取り巻いていたことでした。これは西洋のお城の建築か、戦国時代のお城を合成したものらしいのですが、平べったい寝殿造り風の木造建築に翻訳されていたので、最初はちょっと分かりませんでした(笑)

その中に、不思議な老女が住んでいました。ものすごく年取ってる感じ。ボンヤリと、美月の先祖っぽいな…という感覚がありました。品が良く、足腰がしゃんとしています…銀鼠色と薄紫色の着物を着ている不思議な老女が、建物の中をうろうろしているわけです。

※ユング的夢占いによれば、この老女はどうも「グレートマザー」とか、そういう存在になるらしいです。そして、建物は今の自分の状況を暗示しているらしいので、図式的には、奥深いところに居るらしい「グレートマザー」が、自分のあちこちをチェックするために出てきたという意味になるのでしょうか…^^;;;

夢の中の或る日、老女の居る御殿に、平安時代風の格好をした男性訪問者が2、3人現われました。手に榊か椿の葉っぱらしきものが付いた枝を持っています(=丁寧に、役人風の冠をかぶり、黒い束帯っぽいものをまとっていたので、ビックリでした。これも京都御所を観光した時の記憶が元になっていると思いますが…)。彼らは「国家施設のためにこの御殿が必要なのだ」と言い、老女に「御殿を譲って欲しい」旨の話を持ちかけていました。

…夢の中ながら、これがどういう意味を持っているのか、甚だ不明です。国家施設といってもそんな大仰なものではなく、会議室とか集会所として使うため、リフォーム工事などもするので、本格的に譲って欲しいのだ…という話になっていました。

老女は快く同意して、御殿を譲っていました…^^;

…夢の中ながら、最近流行の「リフォーム工事」詐欺じゃなければいいけれど…

御殿のリフォームが始まり、破れ障子やら古い雨戸やらがいっぱい出てきたので、夢の中ながら、ビックリ。畳を返したりして、ホコリが舞い上がっていました。廊下の隅にホコリが大量に溜まっていて、掃除しなければ…と、ハタキでパタパタしつつも、リフォームなどの工事の方が忙しくて、それどころではありませんでした。

…この辺で、毎度のプロフィール風「管理人@小人バージョン」が出てきました。どうも夢の中で、老女の後を追いかけたり、掃除をしたり、リフォーム工事を手伝ったり、色々動いていたようです…^^;;;

ふとした事で、北側の廊下に出まして、そこは断崖絶壁になっていたのでビックリしました。御殿の北西の方角に、御殿に食い込んでいる大きな山があって、そこから崖になっていて、廊下から見ると、左から右に向かって急に落ち込んでいる地形になっていました。

山は豊かな森に覆われており、むき出しの断崖絶壁からは、穏やかな流れの滝が、岩をなめるような感じで流れ落ちています。光の加減で、御殿の影になって黒い水に見えるものの、時々はねて飛び散ってくる水しぶきを観察すると、冷たくて透明な水だと分かりました。

…この辺り、風水っぽい雰囲気。北は黒い色で、黒は水の象徴で…と、陰陽五行説で言われているので、ちょっと気になりました。岩の様子も、考えてみれば、巨大な亀(=玄武=)の甲羅という風に見えたかも。夢占いでは、北の方角は、運気の停滞を表すそうですが…微妙に「山があるのは北西(乾の方角)」って思っていたりしたので、微妙に気になりました…^^;

気が付いて足元の廊下を眺めると、細かい穴だらけなので、これはどうした事かと疑問に思った一幕もあり。そのまま老女の後を追いかけていって、間取りがどんどん変わっていく御殿の中をウロウロしていると、いつしか御殿の外に出ておりました(老女は消えていた…)。方角は分からないけど、多分、西か南。

…やがて、何故そんなことになったのかは分からないのですが、リフォームされたのか、それとも前からそうなっていたのか、現代風になっている御殿の屋上に上がり(=ビルの屋上みたい=)、大きな羽を両手に持って、空を飛ぶ練習をしていました。結構、大真面目に練習していました。練習の仕上がりの頃になると、近所一円を飛び回れるくらいには飛べていた…

微妙に、旧知の友人も傍に居まして、何だか変な感じがしました…^^;

※夢占いによれば、こういう知人は、もう一人の自分を投影したものらしい…

しばらくフワフワと飛び回り、やがて地上に降りて、少しの時間だけ歩きました。周囲は、駅前ターミナルとローマのコロシアムを合成したみたいな感じで、なおかつ近未来SFの気配もある…という光景でした。

やがて行く手に湖が見え、そこで、何故か湖を写真撮影していました。少しうねり、波立っています。岸辺に近寄って観察すると、オパールみたいに色合いが刻々変化する、不思議で透明な水で、なかなか神秘的でよさげな湖でした(=摩周湖っぽい印象です。曇天なのかなあ、湖面がボンヤリとしていて、封印されている感じ。もうちょっと太陽を出すとか、何とかすれば、キラキラとキレイに光るはずなのです…)。

しばらくすると、目の前に見知らぬ男性が座っておりまして、呆気にとられて眺めていました(彼は、湖の岸辺の石の上に座っていたらしい)。大学生っぽい印象の男性です。何となく、握手。彼は困ったような顔で、「自分の事を忘れてるだろう」と気さくに話しかけてきました。

いきなり現われたところは非常に怪しいものの、明朗で爽快な感じの青年で、悪くない印象。白に近い薄いグレーのTシャツと、濃いグレーのジーパンという、えらく簡素なファッションです。

※勿論、小人スタイルからすれば、これでも巨人に見えるのです。何で自分の夢だと、自分のイメージがプロフィール風の小人になるのかは、よく分かりません…が、夢占いで調べてみると、まだまだ未熟で、人生修行中、ということのようです…

じーっと観察していると、あちこち管理人と似通った要素があり(=髪型の雰囲気とか)、やがてパッと気が付いたのですが、「管理人@男バージョン」でした…(管理人@小人バージョンが、いかに驚きで吹っ飛んだかは、ご想像のほど…、つい、「あなたは私の見知らぬ双子の兄弟か?」と確かめていました…)^^;;;;;;

…あとで、ユング的夢占いで調べてビックリしたのですが、どうも自分の中の男性要素が、ああいうキャラクターになったらしいです。妙な青年です。夢の中でのイメージではありましたが、最初に握手したときの感触がリアルだったので、まだ驚きが抜けておりませんです。

ちょっと個人的な内容なので省略しますが、「現在の政治や、自分の性格の改善などの諸問題」について、深遠なお話、というより議論をしておりました…(管理人@小人バージョンも、この点については、何故か相当に頑固だったようです。自分が出した占いの判断とか)…^^;

…「湖の岸辺に立つ」という夢は、もともと、悩み事や懸案を解決しようとしたり、何かを改革しようとする時に見る夢なのだそうです(=非常にポジティブですね=)。無意識に、身の回りのことや、政治(今回の参院選)などの諸問題について、割と悩んでおったらしいです…^^;;