忍者ブログ

制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

手術入院の記録2023年11月末&ワンコ左肢腫瘍切除手術12月の記録

2023年12月15日(金曜日)ワンコ手術入院の記録

午前11:00~手術入院

・術後が順調であれば麻酔から覚醒した後、当日退院
・麻酔(1時間以内)※手術時間は1時間未満を見込む
・腫瘍切除(左肢)
・歯石除去
・必要に応じて抜歯、耳検査(オトスコープ:外耳炎、内耳炎、中耳炎チェック)
・病理検査(良性・悪性チェック)

前日>夕食タイム後~夜間:絶食、水分補給OK
当日>朝07:00~来院まで:絶食、水分補給NG

退院後、数日間、内服薬を処方※錠剤・粉末・シロップから選択:錠剤をセレクト
自宅での生活は普段どおりでOKだが、入浴や激しい運動は避ける
抜糸日は獣医師の指示に従う

ミッション・コンプリート!

コタツ布団で暖をとるワンコ

オネダリ「もっとゴハン」ワンコ

夕食の豆腐&缶ツナ突進ワンコ

寝床でウトウト落ち着くワンコ

おまけ色々



*****

絵日記2023.12.16

*****

子宮筋腫/腹式単純子宮全摘出術(全身麻酔&硬膜外麻酔)

■手術1ヶ月前

月経(生理)スタートと共にレルミナ錠を服用スタート。朝食前に1錠。

レルミナ錠は子宮筋腫の治療薬の一種。女性ホルモンの分泌を抑制、月経を止めて、結果的に子宮筋腫を小さくする作用を持つ(人工的に閉経した状況を作る)。ただし不正出血つづく事がある。

筆者の場合:生理終了タイミングの後も、レルミナ服用期間の全体にわたって断続的な不正出血がつづいた。特にアレルギー作用など不調は無し。

タイミングの関係で、レルミナ錠の服用は28日間となった。

(補足)病院では、院内でコロナ感染が発生しないよう、非常に気を付けている。医療関係者は全員、コロナワクチン接種済み。筆者も1カ月ほどの余裕を見て、入院前準備として、5回目のコロナワクチン接種を実施。タイミング良く、コロナワクチンの秋接種がスタートしていたため、地元でもスムーズに予約枠ゲット。

■手術前日

入院手続き。6人部屋に入る。部屋付トイレ設置タイプとなっているため、実際の患者数は5人。

ドアを入ってすぐの1人分ベッドスペースが、部屋付トイレのスペースに相当する。これは手術後のトイレ問題の解決も兼ねての設備らしい。

手術後、可能な限り早いタイミングで歩行を始める必要がある。部屋を出た廊下の先にある集団トイレにくらべて、部屋設置(個室)トイレは距離が近く、体力が戻りきらない間は重宝する。点滴スタンド等を脇に置くためのスペースが確保されており、通常の個室トイレの3倍くらいの広さ。

患者ベッド回りの個室空間はミニマム。カプセルホテル程のスペース。仕切りはカーテンのみ。

■手術当日

朝から絶食。

当初、手術タイムは13:00開始の予定だったが、それが急に繰り上がり、10:30開始に変更された。水分補給は、08:40で急遽ストップ。08:40水分摂取40~50mL程度。

術前診察あり。看護師の付き添いで、歩いて手術室へ向かい、手術台に横たわる。

硬膜外麻酔~全身麻酔。意識が有ったのは10分ほど?

※手術中の点滴:セファゾリンNa1g-100mL(術創感染の抑制)

手術が終わった後、クリアな意識が戻ったのは15:20~15:30頃。

推測だが、手術タイム11:00~14:00、その後の処理・麻酔からの覚醒14:00~15:00?

手術中の出血量は700mL程度=ペットボトル1本分+アルファ。輸血は無し。

取り出したブツは「宇宙人が作った、とてつもない物の怪の異形のおむすび」っぽいイメージ。多発性の子宮筋腫。大きさ30cm前後、重量1000g~1200gほど(事例としては、かなり大きい方)

脚部にフットマッサージ器(フットポンプ)がセットされていてビックリ。足先は冷たかったため、中程度~強めマッサージで血が巡り、快適な感覚あり。

事前に嘔吐を止める薬が処方されていたせいか、麻酔薬の副作用による吐き気は薄い(吐きそうだけど本当に吐くところまではいかない感じ)。

※なお筆者は、全身麻酔薬の副作用で嘔吐する体質である様子。前回の手術(初)の時は、手術後の覚醒初期に嘔吐している。

呼吸は正常にできるけど、痰が喉にからみがちで、快適な呼吸とはいかない。

夕刻ごろ、呼吸に不安を覚えたため痰の処理をお願いしてみたところ、特殊な管を喉の奥に通して吸い出す方法、うがいで出す方法、2種類があるとの説明。

必要な残存体力はあったため、うがいで痰を吐き出す方法を選択。

身体を横にしてペットボトル水をストローで吸い込み、その後、仰向けになって、うがい。水を呑み込まないように注意しつつ、痰をかき出す。うがいした後、嘔吐物を貯めるためのベッド脇の容器に吐き出し。

頭痛は無し。硬膜外麻酔が効いているが、術創のある腹部の痛みは、ウンウン呻く程度には、強く苦しい。筆者の場合、寝返りをすると痛みの状態が変わり、楽になるタイミングがあったため、覚醒の後から、頻繁に寝返り。

手術の後、夜間~翌日まで点滴つづく。

電解質輸液の点滴:ラクテック-500mL、パントール-500mg(整腸のため)

出血抑制薬の点滴:ソリューゲンG-500mL、アドナ-100mg

体温が上がってきたため、氷枕を依頼。

じわじわと強い腰痛が始まる。ウンウン呻きつつ、頻繁な寝返りを続行。

腰痛の痛みが限界を超えたため、三角クッションを依頼。角度をつけたまま身体の向きを固定させることが出来るタイプ。自力でベッド柵につかまって身体の傾きを維持していたところ、クッションの支えが加わって意外に楽になった。

■手術後1日目

朝食ナシ。採血あり。

1日かけて電解質輸液の点滴つづく。

電解質輸液の点滴:ラクテック-500mL、パントール-500mg(整腸のため)

出血抑制薬の点滴:ソリューゲンG-500mL、アドナ-100mg

電解質輸液の点滴:ソルデム3A-500mL、ソルデム3A-500mL、ソルデム3AG-500mL(水分・電解質)

術創からの新たな出血は無し。透明な保護テープで固定、傷痕に沿って(おそらく傷痕をふさぐため血小板が多い)黒っぽい血液と、白い膿が見えている状態。細菌汚染されると膿は黄色になるとの事で、無臭に近い白い膿は、清潔で良好な状態と判断して良いらしい。

歩行開始するとの事で、フットポンプ外れる。圧迫ストッキング装着。

(後に聞いた事だが)硬膜外麻酔の位置取りがおかしかった影響で、右足のしびれ感が続いた(左足は以前のような正常な感覚が戻っていた)。神経へのダメージを考慮して、硬膜外麻酔薬の注入ストップ。

点滴スタンドを補助杖の代用にして歩行。部屋付トイレの前まで到達可を確認した後、尿管が外される。

2時間ほど後、硬膜外麻酔が無くなった影響で、右足の感覚が戻り始める。同時に術創の痛みが増した。ロキソニン処方あり(6時間に1錠ペース服用)。

昼食あり。重湯(五分粥)。すまし汁。ジャガイモ&ニンジンのホワイトスープ。茹でブロッコリーの一品サラダ。胃腸が本調子では無く、全身グッタリしていたため、2割~3割ほど残して昼食を終了。ソフトな病人食だけど、食事に1時間ちかく掛かった(食事するにも体力が要る…)

点滴つづいているため尿量が増加している様子。頻繁にトイレ通い…トイレ詣で。2時間に1回ペース。お蔭で歩行可能数が増え、廊下の先の集団トイレまで到達OKな状況になる。

硬膜外麻酔が外れた頃から腰痛も収まって来た。やはり急に始まった腰痛の原因は、硬膜外麻酔かと思案(あるいは、腰回りの感覚が鈍くなっていたので、寝返りの際に不自然に腰をねじっていても気付きにくくなっていたか)

硬膜外麻酔の専門の担当が来て、位置取りがチェックされ、どうやら正しい位置にセットし直された模様。ロキソニンで痛み抑制しきれない場合は、麻酔薬を再注入する見込み。目下、ロキソニンで痛み軽減できているため、ひきつづき再注入は無し。

夕食あり。重湯(五分粥)。具ナシ味噌汁。煮豆腐、カニカマ類、漬物。胃腸の調子や体力が少し戻ったためか、食事が若干、楽になっている。この時点で、まだお通じ無し。ただし胃腸は割と元気で、子宮摘出後スペースをグルグルしているのが分かる感じ。

ロキソニンを6時間に1度ペースで2回、服用。

■手術後2日目

朝食あり。重湯(五分粥)。具ナシ味噌汁。豆腐の枝豆あんかけ、野菜スープ。

術創からの新たな出血は無し。膿の量が少し増加(小さじ一杯ほど)。問題ナシとのこと。

お通じアリ。軟便。朝に2回。腹痛が相当あるので不安に。

術創の痛みがつづく。耐えられる程度。この日はロキソニンを2回、服用。

昼食あり。全粥。粉吹き芋、煮野菜(根菜類)、豆腐、インゲン。白身魚(焼き、味噌たれ)。味噌汁に具(白菜)が入る。

1日かけて電解質輸液の点滴つづく。

電解質輸液の点滴:ラクテック-500mL、パントール-500mg(整腸のため)

電解質輸液の点滴:ソルデム3A-500mL(水分・電解質)

滴下ペースが遅いためペースを上げる。夕食前には点滴が終了した。その時点で点滴の管を抜くが、血中カリウム濃度が高い(腎臓が疲れている?)という事で、予期せぬリスクを考慮して点滴の管を残したままにしておく。

夕食あり。全粥。酢の物。みそ汁の具は竹輪とネギ。玉ネギと豚肉のたれ焼き。インゲン&ニンジン炒め。あんみつ。

点滴は終了したが、その影響つづき、トイレ回数は相変わらず多い。

■手術後3日目

術創からの新たな出血は無し。膿の増加が止まる。安定した様子。

朝食あり。全粥。白菜の具入りの味噌汁。ニンジンと春雨とシラスの炒り卵、小松菜のおひたし、牛乳。

お通じアリ。朝に1回、昼下がりに1回。いずれも軟便で、相当の腹痛あり。一応チェックして頂いたところ、胃腸の動きは通常範囲に収まるレベル。様子見とする。

医師チェックの結果、順調とのことで術創の保護テープ外れる。帝王切開サイズの傷痕になっているのでビックリ(2011年6月の手術の傷痕より大きくなった。へその下の位置、縦に15cmほどの手術痕)。シャワー可との判断をいただく。

痛みが収まった状態で安定しており、この日のロキソニン服用は0回となる。

予期せぬ急変に対応するスタッフ数が充分そろった&血中カリウム濃度の数値が安定とのことで、点滴の管が外れる。

昼食あり。通常の米飯。大学芋、ワカメ味噌汁、酢の物、キャベツ・ニンジン・玉ねぎ味噌炒め。

トイレ回数が1~2回ほど減る。

昼食後、シャワー挑戦。シャワー室の広さは個室トイレ程度。久し振りのシャンプー&リンス。術創を石鹸でそーっと洗ってみたところ、トラブル無し。乾燥すると、ピリピリ。保湿に念を入れる。

夕食あり。通常の米飯。生揚げ、茄子の煮びたし。竹輪の天ぷら、白身魚フリッター。季節の果物ミカン。

■手術後4日目

術創は、見てみるとギョッとするような「未成熟瘢痕」だが、出血ナシ、安定。

この日はロキソニン服用0回、清潔と保湿を兼ねてシャワー2回。

朝食あり。米飯、ソーセージ・インゲン・ニンジンの炒め物、ネギの味噌汁、牛乳。

09:00頃、医師の往診あり。次の術後診察の日程、および退院日について医師と相談。翌朝の採血検査で問題なければ翌日の午前のうちに退院OKとの判断をいただく。翌日の退院を決定。

昼食あり。米飯、麩すまし汁、白身魚(粕漬け・焼き)、インゲン、シメジ&さやいんげんの卵とじ、豆サラダ。豆は煮大豆で、付けあわせはキャベツの千切り。

13:30~14:00頃、病院受付の営業時間帯、入院手続き実施。決定済みの退院日を伝え、会計手続きへと進めてもらう。

15:00~16:00頃、医師に手術時の詳しい話を聞く。摘出した子宮の記録写真を見せて頂く。へそまで届くサイズの大型筋腫あり、多発。粘膜下筋腫も多数、これが過多月経・貧血の直接の原因とのこと。全体サイズおおむね20cm~30cm。正常な大きさの4倍~5倍サイズへ異常増殖していたと考えられる。重さ1kg~2kgほど?

夕食あり。米飯(牛丼)、漬物、杏仁豆腐オレンジソース掛け、油揚げ味噌汁。

■手術後5日目(退院)

早朝05:00頃、採血あり。若く不慣れな看護師さんで、相当の出血があったが、無事に採血ミッション・コンプリート。神経へのダメージはナシ。練習台になったのかしら…

朝食あり。米飯。白菜の味噌汁、漬物。インゲン、ツナ、ニンジン混合の炒り卵。牛乳。

早朝の採血検査の結果、問題ナシとの事で、無事に退院。

前回(2011年6月)の手術入院期間は10日間だったが、今回の手術入院期間は6日間。

術創管理、体調管理、薬剤管理などを含めて、明らかに手術関連の素晴らしい技術的進歩が見られる…

*****

《入院で重宝した小道具メモ》

■Sカン、2つ(100円ショップ雑貨屋で入手)

長さ文庫本サイズ程度、プラスチック製

小型バッグをベッド傍に吊る=電話を入れておくと手術後の連絡が楽。コロナ影響で面会など困難な為。他は眼鏡ケース、汗拭きシートでOK

浴室の横棒に引っ掛け、入浴セット籠を吊る=床に触れないので濡れなくて良き

■歯磨きセット用の小型バスケット(100円ショップ雑貨屋で入手)

コップ、歯ブラシ、歯磨き粉チューブ普通サイズ、歯間ブラシなどを詰め込み。マウスピースや入れ歯アリなら専用セットも入れておく


(実寸サイズ参考:手持ちの文庫本を入れた状態で撮影。この籠は長辺14cm程度)

フェイスタオルでまるっと包めるサイズ、最大長辺14cm~20cmがベター。使わない時はタオル等かぶせておけばプライバシー守りつつ埃かぶらず清潔

■下着の種類ごとの風呂敷/洗濯物まとめて詰める大判の風呂敷

退院後、分別の手間かからず、ひとまとめに洗える

■かかと踏んでスリッパも可能なスリッポン

上履き。歩行訓練、夜間トイレ通いが楽

■クリアファイル2つ、ボールペン、メモ用紙

書類が意外に出る。備忘録、日記など。体調が戻りきらない間はボーッとしている時間も多い。ハッキリ覚えているうちにメモを取っておくと、退院後に見直せるので良き

PR

時事の裏側メモ(2018年レーダー照射事件に関して)

■結論から言えば、2018年12月20日、韓国駆逐艦によるレーダー照射事件は戦略物資(高純度フッ化水素など)の「韓国→イラン」密輸が関わっていた

●(日比野庵本館さま2018.12.22)https://kotobukibune.at.webry.info/201812/article_22.html

●(世界経済評論IMPACTさま)http://www.world-economic-review.jp/impact/article1593.html

*****

2004年05月:北朝鮮、イラン核開発に加担、ウラン転換用フッ素ガス輸出※5/20、イランの特別機でフッ素ガスが北朝鮮から空輸されている。この後もフッ素ガス輸出つづく

2004年09月:イラン、ウラン転換実験を開始

2005年05月:日韓通貨スワップ協定、30億ドル、2007年7月まで(※2007/7/3付で期限延長2010年07月まで)

2006年02月:日韓通貨スワップ協定(第2次)、日本100億ドル、韓国50億ドル

2006年10月:北朝鮮、1回目の核実験

2008年12月:日韓通貨スワップ協定、一時増額、日本30億ドル、韓国200億ドル※リーマン・ショックの影響による通貨危機(2009年04月まで、2009/3/31付で延長2009年09月まで、2009/10/16付で延長2010年02月まで、2010/1/19付で延長2010年04月まで)

2009年05月:北朝鮮、2回目の核実験

2010年04月:日韓通貨スワップ協定、一時増額を終了

2010年06月:日韓通貨スワップ協定、期限延長、2013/07/03まで

2011年10月:日韓通貨スワップ協定、一時増額、日本30億ドル、韓国300億ドル(2012年10月まで)

2013年02月:北朝鮮、3回目の核実験

(ジェトロ、ビジネス短信2013.03.13)https://www.jetro.go.jp/biznews/2013/03/513ebf254d260.html
2012年の南北交易は20億ドル弱と過去最高に
韓国と北朝鮮の南北関係が冷え込んでいる中で、1989年に開始された南北交易は過去最高を記録したことが分かった。2010年3月の韓国哨戒艦「天安」沈没事件を受けて韓国政府が実施した5.24措置により、開城工業団地以外の経済交流が原則として禁止されている。それにもかかわらず、2012年の南北交易額は前年比15.0%増の19億7,110万ドルと過去最高を記録し、双方にとって開城工業団地の重要性が浮き彫りになった。
(ジェトロ、ビジネス短信2013.06.14)https://www.jetro.go.jp/biznews/2013/06/51b825a8f2300.html
サムスン電子がキエフ、ハルキフにR&Dセンター開設
サムスン電子が首都キエフとハルキフに研究開発(R&D)センターを開設した。5月17日、開所式に出席したミコラ・アザロフ首相は、イノベーションはウクライナ経済発展のカギとし、IT分野への投資を政府が支援していくと述べた。

2013年07月:日韓通貨スワップ協定、満期終了

2013年11月:米英露など6カ国、イランがウラン濃縮活動の制限などを履行する見返りに、経済制裁を一部解除することで暫定合意(2013/11/24付で合意)

(ロイター2014.02.12)
https://jp.reuters.com/article/l3n0lh3pw-korea-iran-oil-payment-idJPTYEA1B06W20140212
「韓国、来月イランに原油代金の送金開始=関係筋」
銀行関係者によると、イランの核開発問題をめぐり国外で凍結されていた原油代金のうち、韓国の金融機関に凍結されている代金が来月イラン側に支払われることになった。
米英ロなど6カ国は昨年11月、イランがウラン濃縮活動の制限などを履行する見返りに、経済制裁を一部解除することで暫定合意した。これに伴い、イラン国外で凍結されている同国産原油の売上金のうち、42億ドルが7月までにイラン側に分割で送金されることになっている。
関係筋が今月5日に明らかにしたところによると、日本がまず今月初め、イランに原油代金の送金を開始している。
韓国の送金額は不明だが、関係筋によると、イランは2013年末時点で、ウリィ銀行WOORIA.ULと韓国中小企業銀行024110.KSに合わせて最大56億ドルの資金があった。
別の関係筋によると、送金は3月の初旬と下旬の2回に分けて行われる。
ウリィ銀行と韓国中小企業銀行はコメントを拒否している。
韓国中銀と企画財政省の当局者は、イランへの送金についてはまだ何も決定していないと述べた。
(ジェトロ、ビジネス短信2013.11.20)https://www.jetro.go.jp/biznews/2013/11/5289c7b0ee868.html
韓国輸出入銀行がフランス3社と覚書を締結−韓国企業のアフリカ進出を支援−
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が欧州歴訪の最初の訪問地として11月2〜4日、フランスを訪れた。同行した韓国輸出入銀行の代表は、フランス開発公社(AFD)傘下の金融機関プロパルコ、石油元売り大手トタルおよびソシエテ・ジェネラル銀行と、開発途上国インフラ事業への進出協力支援などの覚書(MOU)を締結した。その狙いは、アフリカに海外拠点を多数有するフランス企業との協力体制を構築し、フランス語圏のアフリカ諸国でインフラ、石油分野に進出することだとみられる。
(ジェトロ、ビジネス短信2014.01.15)https://www.jetro.go.jp/biznews/2014/01/52d4ba9fbb800.html
韓国のウリィ銀行は1月3日、サウダラ銀行への出資がインドネシア銀行(中央銀行)から承認されたと発表した。出資比率は33%。ウリィ銀行は今後、同行の現地法人とサウダラ銀行を合併する計画だ。

★韓国、2016年1月~2019年3月までの間に142件の不正輸出あり(※公的に摘発された件数。イラン向けフッ化水素の密輸を含む)★

2016.01.06:北朝鮮、4回目の核実験(水爆)

2016.02.29:韓国とイラン、10年ぶりの経済協力会議 制裁解除を受け

(日本経済新聞2016.03.01)https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM01H6M_R00C16A3FF2000/
韓国、イラン両政府は2月29日、テヘランで両国の経済協力を話し合う経済共同委員会を10年ぶりに開催した。両政府は金融や貿易・投資、エネルギーなど6分野で協力拡大に向けた具体策を詰めることで合意した。これに合わせて開かれたビジネスフォーラムでは鉄鋼大手のポスコによるイランの製鉄企業への技術支援など3件の民間企業の協力案件をまとめた。
米欧などは1月、核開発を大幅に抑制したイランに対する経済制裁を解除した。原油や天然ガスが豊富で約7800万人の人口を持つイランに対しては欧州諸国などが強い関心を示しており、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領も訪問を検討している。韓国は経済協力協議を土台に、朴大統領の訪問を早期に実現する考えだとみられている。
今回は周亨煥(チュ・ヒョンファン)産業通商資源相が韓国の首席代表としてイランを訪問した。両国は韓国通貨ウォンだけでなく、ユーロや円など国際通貨を使った決済システムも構築して経済交流を進めることで合意。さらに鉄鋼、自動車をはじめとする戦略分野での協力強化に向けた貿易・投資協議会の定例化を目指す。水資源や港湾といったインフラ分野での協力の可能性を探ることでも一致した。
フォーラムには両国の政府・企業関係者ら500人余りが出席した。
イランには中国の習近平国家主席が制裁解除直後の1月下旬に訪れて最高指導者ハメネイ師らと会談。安倍晋三首相も訪問を検討している。

2016.06.xx:韓国の産業通商資源部、日本の経済産業省との政策対話を停止(以後3年半、「貿易当局局長級政策対話」やり取りナシ)

2016.08.27:日韓スワップ協定の再締結に向け協議開始~2016.12.30付で無期限中断(日本大使館前へ慰安婦像を設置=慰安婦問題日韓合意違反と見なす)

2016.09.09:北朝鮮、5回目の核実験

(ブルームバーグ2016.09.30)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-29/OE989E6JIJUT01
大き過ぎてつぶせないドイツ銀、メルケル氏救済望んでも選択肢に限り
2017年の総選挙で4選を目指すかどうか決断の時期を迎えるメルケル首相にとって、ドイツ銀を政府が救済するとの観測は、政治的に有害だ。住宅ローン担保証券(RMBS)に関する調査決着の条件として、米当局がドイツ銀に数十億ドルの支払いを求める中で、公的資金投入の観測には「根拠がない」と首相報道官が政府見解を明らかにした。
(産経新聞2016.09.30)https://www.sankei.com/article/20160930-ITMB2S5WY5PBJJD76HXQU3Y6UI/
恥も外聞も捨てて日本に泣きつく韓国 日本に通貨スワップ「5兆円」懇願か
日本との「通貨交換(スワップ)協定」再開を狙う韓国で、締結額が500億ドル(約5兆円)規模の巨額になるとの観測が浮上している。経済指標が、国際通貨基金(IMF)の管理下に入った1990年代の危機当時の水準まで悪化しており、日本のマネーをあてにするしかない韓国当局の願望も透けてみえる。

2017.01.19:イラン、ミサイル発射実験を実施。米国、イランへ制裁(ミサイル発射実験に関わる団体・組織を対象とする)

2017.09.03:北朝鮮、6回目の核実験

2018.01.12:イラン核合意について、米国「2017年10月~イランが合意を遵守しているとは認めない」と表明していたが当面、制裁解除の状態を継続することを決定

★瀬取り監視スタート2018年4月~★

2018.05.03:安倍首相夫妻、イスラエル訪問、晩餐会にて靴デザート事件
※日本⇒韓国⇒イランへ、フッ化水素など戦略物資の密輸ルート有りと非難したもの(モサド調査によれば、イラン軍事施設に日本語表記のフッ化水素タンクがあったらしい。あとで日本の調査機関が靴デザートの真意をモサドに確認してフッ化水素の件について情報提供してもらった?…確証は無いので注意)

(ブルームバーグ2018.05.04)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-03/P863PE6JIJV401
イスラエルとイラン、直接戦争のリスク-中東の火薬庫シリア舞台に
イスラエル国防相、「イランが設けようとする拠点すべて破壊する」/イラン革命防衛隊、イスラエルへ「10万発のミサイル発射の準備」

2018.05.08:米国、イラン核合意から離脱

2018.10.30:韓国大法院、徴用工判決(賠償金支払いを命ずる)

2018.11.05:米国、イラン制裁スタート(イラン核開発への制裁)

(ジェトロ・ビジネス短信2018.11.07)https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/11/e7954aecea52972b.html
米、原油取引含めイラン経済制裁を全面再開
米国政府は11月5日、イランの核開発に関する「共同包括行動計画(JCPOA)」に基づき解除していた対イラン経済制裁を全面的に再開した。トランプ大統領は5月8日にJCPOAからの離脱を表明し、90日後と180日後の2段階に分けて制裁を再開することを指示(2018年5月9日記事参照)。8月7日に第1弾の制裁を再開(2018年8月9日記事参照)しており、今回は180日間の執行猶予期間が終了したことを受けた第2弾の制裁再開に当たる。
2018.05.09記事https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/05/81f9d8c023c11e4b.html
2018.08.09記事https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/08/cc1597b6db8e5fe2.html

2018.12.01:イランと韓国、原油の「物々交換」取引で合意 制裁の回避図る

(AFP、2018.12.02)https://www.afpbb.com/articles/-/3200165
イランは1日、同国から輸出した原油の代金を物品で受け取る取引を行うことで、韓国と最終合意したことを明らかにした。米国がイラン産原油に対して再発動した禁輸措置の回避を図る。
イラン韓国商工会議所(Iran-South Korea chamber of commerce)の関係者は国営イラン通信(IRNA)に対し、「韓国からの原油輸出収入を回復させる仕組みが考案された。これでイランの原油輸出収入は輸入される物品と交換される」と語った。
米国は2015年に結ばれた画期的なイラン核合意を5月に離脱。先月には対イラン経済制裁の再開に伴い、イランに壊滅的打撃を与える原油の禁輸措置を一方的に再発動した。
ブルームバーグ(Bloomberg)のデータによると、外交面で米国と緊密な同盟関係にある韓国は、今年上半期に推計で日量28万5000バレルだったイラン産原油の輸入量をゼロにまで削減した。
米国の経済制裁はイランの金融業界などを標的にしているが、物々交換の余地は残っている。
先の関係者は具体的な仕組みについて明らかにしなかったものの、イランと韓国の中央銀行の間で「共同基金」を開設する可能性もあると述べた。
韓国はイランにとって、中国とアラブ首長国連邦(UAE)に次ぐ第3の貿易相手国。

2018.12.20:韓国駆逐艦、瀬取り監視中の自衛隊哨戒機へ、レーダー照射※日本の潔白が証明される

★2018年分のフッ化水素の行方不明分=3300トン★

2019.04.18:シリアでミサイル開発していた北朝鮮技術者、イスラエルから空襲を受ける

2019.05.08:イラン、核合意を停止し、ウラン濃縮をスタート※大量のフッ化水素が必須

2019.06.12:安倍首相、イラン訪問(~6/14まで)

(ジェトロ、ビジネス短信2019.06.17)https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/06/42c8cbf0e376b03e.html
安倍首相がイラン訪問、イラン国内メディアの反応
6月12~14日の日程で安倍晋三首相がイランを訪問し、最高指導者のハメネイ師とローハニ大統領との会談の様子がイラン国内でも大きく取り上げられた。(中略)
6月13日に行われたハメネイ師との会談では、現地報道によると、安倍首相が「トランプ米大統領のメッセージを伝えることを意図している」旨を伝え、それに対してハメネイ師から「安倍首相の善意と誠実さは疑わないが、トランプ大統領はメッセージを交換するに値する相手ではない。トランプ氏には返事もしない」旨の発言があったとしている。また、同師は「ここ数年間の米国との交渉における苦い経験を決して繰り返さない」「トランプ大統領はイランと対話の用意があると述べつつ、安倍首相と会談した後、石油化学分野に対する制裁を科しており誠意がない」など、反米感情を述べたという。また、国際世論が懸念している核問題については「イランは核兵器の製造も保有も使用もせず、その意図もない。これは既にファトワ(イスラム教の高位の宗教指導者によって出される宗教的な見解)で発表済み」と、従来からの方針に変更はなかった。会談の模様はハメネイ師の発言中心に、イラン国営放送などでも、いつもより長く繰り返し報道された。(後略)

2019.06.30:米大統領、北朝鮮を訪問、首脳会談

2019.07.01:日本、フッ化水素その他に関し包括的輸出許可から個別輸出許可へ切り替え

(ジェトロ、ビジネス短信2019.07.04)https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/07/76be05629342286c.html
貿易量で見る韓国半導体産業の日本依存度
2019年1~5月のレジスト、フッ化水素、フッ化ポリイミドの対日輸入依存度は、それぞれ91.9%、43.9%、93.7%

2019.07.07:イラン、ウラン濃縮レベルが核合意における制限3.67%を突破、20%も視野

(産経新聞、2019.07.11)https://www.sankei.com/article/20190711-AVAU62Q54JKDZCEHQLRCVJZIOQ/
「韓国企業がイラン、シリアへ不正輸出 大量破壊兵器関連物資 国際管理に抵触」韓国で貿易管理を担当する産業通商資源省の作成「戦略物資無許可輸出摘発現況」によれば、2016年1月~2019年3月までの間に142件の不正輸出摘発の記録がある

2019.07.15:イスラエル大統領、訪韓。黒塗りタルムード贈呈。言外メッセージ「あなたは有罪だ」

2019.08.02:日本、韓国をホワイト国から除外することを閣議決定

(経済産業省サイト、2019年8月2日・世耕経済産業大臣の閣議後記者会見の概要)https://www.meti.go.jp/speeches/kaiken/2019/20190802001.html

(ロイター2019.08.07)https://www.reuters.com/article/southkorea-bank-idJPKCN1UX01D
韓国、金融市場安定化へ政府と中銀が連携 追加利下げ排除せず
米中貿易摩擦の余波に加え、輸出規制を巡る日本との対立が国内経済を一段と圧迫する中、韓国中銀は7月、市場の予想に反して利下げに踏み切った。(中略)日本の輸出規制強化による打撃を最小限にとどめるため積極的に行動する

2019.08.23:韓国、日韓軍事情報包括保護協定GSOMIA破棄を通告

2019.08.24:北朝鮮、ミサイル発射

2019.08.28:日本、韓国をホワイト国から除外、輸出規制を強化※韓国へのフッ素輸出量、8月はゼロ

(ジェトロ、ビジネス短信2019.09.02)https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/09/633005ef664dca0b.html
韓国とイスラエルのFTA交渉が最終妥結(8/21付で妥結)
イスラエルからの輸入額1位である半導体製造装置(輸入金額の25.4%)の関税が3年以内に撤廃され、2位の電子応用機器(13.0%)も3年以内に撤廃される。これにより、半導体、電子、通信などの分野で装置関連の輸入先が多角化する見込み

2019.09.07:イラン、ウラン濃縮20%への引き上げを見送り※フッ化水素の流入が無くなったためか?

2019.09.11:韓国、日本を世界貿易機関WTOへ提訴「政治的な動機による差別措置」

2019.11.23:韓国、日韓軍事情報包括保護協定GSOMIA破棄の通告を停止(失効回避)※米国の圧力が大きい

2019.12.12:イラン、韓国に原油代金の支払いを要求(7兆ウォン)

2019.12.19:イラン大統領、来日

*****

補足・数字データ

(ブルームバーグ、フッ化水素の輸出量の推移グラフ)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-12/PUIT1KT0G1L501

(政治経済評論さま、フッ化水素の輸出量の推移グラフ詳細)
https://shinjukuacc.com/20200227-04/
2016年2万トン、2017年3万トン、2018年4万トン、2019年1.5万トン(ホワイト国から除外後、急減。2019年8月ゼロ)

聖なる時空間の観念と星観測、超新星爆発、チェコ上院議員「私は台湾人である」発言

聖なる時空間の観念と星観測

https://twitter.com/Prokoptas/status/1519770166254792704/TOMITA_Akio@Prokoptas
四方位を聖なる空間とし、これに中心点を置きたがるのが中国的発想、四方八方に上と下を加えて十方とし、これを天外から臨みたがるのがインド的発想、逆に、中心から等しい点の集合つまり「円」を聖なる空間としたがるのが西洋的である、ことは既述した。

※中国の宇宙観=天円四方、インド的宇宙観=八面体サイコロ、西洋的宇宙観=ドーム天蓋

https://twitter.com/Prokoptas/status/1519797994924965889/TOMITA_Akio@Prokoptas
その結果、星学においても、インドでは星座を裏から眺め、中国と西洋では表から眺める。地上における観測者を起点とし、太陽の方向を向く点で西方星学と中国星学は同じだが、子午線の考え方が違う。この違いが、(素人考えだが)歳差運動の発見に400年の差が出た原因か?。

https://twitter.com/Prokoptas/status/1519799956055683072/TOMITA_Akio@Prokoptas
中国の星学者が「注意を集中したのは、太陽と同時の出没でもなければ地平線でもなく、北極星と、決して出没することのない周極星であった。彼らの天文体系は、かくして子午線……の概念と密接に結びついていた」(ニーダム)。東西のこの違いは、観測位置の緯度の違いとみたい。

https://twitter.com/Prokoptas/status/1520134393708560384/TOMITA_Akio@Prokoptas
北極星の高度は、観測者の緯度に等しい(図)。中国星学はその北極星と天頂とを結んで子午線とし、西方星学は太陽の最高高度(つまり南中)点と天頂とを結んで子午線とする。星学の1日は南中から南中までの時間。これを改めたのは1925年である。

https://twitter.com/Prokoptas/status/1520135832644259841/TOMITA_Akio@Prokoptas
したがって、黄道座標系を採った西方星学が歳差運動の発見に特に有利だったわけではないが、赤道座標系を採った中国星学は子午線は不動だという先入観を植えつけたのではないかと思う(希臘星学は、むしろ、円運動へのこだわりが足枷になったことが、その歴史からわかろう)。

https://twitter.com/Prokoptas/status/1520137915346845696/TOMITA_Akio@Prokoptas
円形でも方形でも「聖なる空間は聖なる時間と不離の関係にある」。聖なる時間は分点と至点である。キリストは冬至の日に生まれた。その9ヶ月前つまり春分の日は、「天使ガブリエルの精液としての御言葉を介して、聖母マリアがキリストを宿した」(『ユーラシアの女性神話』)。

時間の節:春分点、夏至点、秋分点、冬至点
印度サイデリアル任意の恒星
西洋トロピカル春分
中国サイデリアル歳星(木星)冬至

空間の節
中国=北極星-天頂の子午線、赤道座標系
印欧=南中点-天頂の子午線、黄道座標系

昇交点=黄道に対し月が北上/羅睺星
降交点=黄道に対し月が南下/計都星


◆2022.01.07ニュースメモ:

星が死にゆく最後の瞬間、超新星爆発をリアルタイムで観測 天文史上初

https://www.cnn.co.jp/fringe/35181793.html

(CNN)死期を迎えた巨大な恒星が超新星爆発を起こす現象が初めてリアルタイムで観測されたとして、米カリフォルニア大学などの研究者が6日の天文学会誌に研究結果を発表した。

観測を行った赤色巨星は地球から約1億2000万光年離れた銀河「NGC 5731」に位置していた。爆発前の質量は太陽の10倍もあった。

恒星が最後の輝きに包まれる前には激しい爆発が起きたり高温のガスが噴出したりすることもある。しかし今回の現象が観測されるまで、赤色巨星は比較的静かな状態が続いた後に大爆発して超新星になったり、崩壊して高密度の中性子星になったりすると考えられていた。

ところが今回の赤色巨星は研究チームが見守る中で、劇的な自己崩壊を起こしてII型超新星になった。巨大な質量をもつ恒星は、中心核の水素やヘリウムなどを燃焼し尽くして急速に崩壊し、激しい爆発を起こして死を迎える。

後に残るのは鉄のみだが、鉄は融合できないことから、恒星のエネルギーは尽きる。そうなると鉄が崩壊して超新星爆発が発生する。

論文の筆頭筆者で米カリフォルニア大学バークリー校の研究員、ウィン・ジェイコブソンガラン氏は今回の研究について「巨大な恒星が死ぬ直前に何が起きるのかを解明するうえで画期的」と位置づけ、「赤色巨星が超新星になる前の活動は、普通のII型超新星においてはこれまで観測されたことがなかった。我々は初めて赤色巨星の爆発を目の当たりにした」と報告している。

この恒星の異常な活動は、超新星になる130日前に観測された。ハワイのマウイ島にあるハワイ大学の望遠鏡が2020年夏、明るい放射線を検出。研究チームはハワイのマウナケア山にある天文台で観測を続け、この超新星を「2020tlf」と命名した。

観測の結果、爆発が起きた時点で恒星を取り巻く物質が存在していたことが判明。夏の間にこの恒星から激しく放出された明るいガスだった。

「まるで時限爆弾を見守っているようだった」と同大のラファエラ・マーガッティ准教授は言う。「我々はこれまで、死にゆく赤色巨星のこれほど激しい活動を確認したことがなかった。我々はこれが輝きを放ち、それから崩壊して燃え上がるのを見ていた」

こうした巨星では、死を迎える前に内部で急激な変化が起きてガスが激しく噴出することがある。

今回の観測は、ジェイコブソンガラン、マーガッティの両氏がノースウェスタン大学在籍中に行った。研究チームはハワイにある望遠鏡に遠隔操作でアクセスし、「巨大恒星が超新星爆発に姿を変える直接的な証拠」を提示した。

ジェイコブソンガラン氏は、今回のような現象をもっと観測することができれば、巨星の命が尽きる最後の瞬間に関する謎を解く手がかりになるとの期待を示している。


◆成る程と考えさせられたツイッター連続メモ

https://twitter.com/ma_sa_o/status/1302941026915504128
河野(kouno)@ma_sa_o

台湾にチェコの上院議員が行って「私は台湾人である」と発言したんだけど、これは中国に対する凄い一手で天才かよって思わされる一手。日本人の大半は意味がわからないだろうから、ちょっと説明したいと思う。
午後9:05 · 2020年9月7日

冷戦時代ドイツが分断されている時に、ジョン・F・ケネディが西ベルリンで「私はベルリン市民だ(ベルリン市民はローマ市民と同じく誇り高い、共産主義に屈しない)」という演説をして大絶賛されたんだけど、チョコの上院議員はこれのリスペクト発言を台湾でした。
午後9:09 · 2020年9月7日

この発言で中国はもちろん激怒!「てめえ!チェコ!後でお前はぶっ殺す!」と抗議、チェコさん大丈夫なの?と日本人は思うだろうけど、実は「私は台湾人である」が布石となっていて、多くのEU諸国が中国に猛反発。最大の親中国であるドイツが、あのドイツさんが猛反発してる状態が現在です。
午後9:12 · 2020年9月7日

ドイツは内心、まだそこまで中国と喧嘩しなくないのです。しないで良いなら中国と喧嘩したくないのです。でも、ドイツ自身がJFKの「私はベルリン市民である」に救われた国であるため、「私は台湾人である」とかチェコに言われた日にゃあ、嫌でも中国への反発に同調しないと駄目になった。
午後9:14 · 2020年9月7日

ドイツだけでなく、EUの主要国が急にチェコの擁護に走り中国批判を痛烈に始めたのは、チェコの「EUの一体感を演出して、共産国家には屈しない」という政治的演出が凄く上手く行ったって事です。つまり「チェコは台湾を分断された時のドイツ」とEUに印象付ける事に成功したんです。これは凄い手です。
午後9:18 · 2020年9月7日

大半の日本人から見ると「なんでチェコが台湾行ってるの?あれ?なんかEUの国々が中国に怒ってね?」ぐらいのぼんやりした感覚しかないと思いますが、そういう事が今EUと台湾と中国の間で起こってます。大国ではないチェコがEUを巻き込んだ中国への反発。チェコの議員凄えよね。天才かよ。
午後9:22 · 2020年9月7日

ちなみに、チェコという国家がそう目論んだというより、チェコの上院議長たちのスタンドプレーというか、個人プレーに近い所があるんじゃないかな?チェコが正面から中国と喧嘩しても得がないよね。多分、チェコの議員たちが有能だったという話だと思う。
午後9:27 · 2020年9月7日

一つ補足説明すると、チェコの上院議員がEUに反中を作り出しのではなくすでにEUという鍋の中で煮えたぎっていた反中があり、その鍋の蓋を開けたのが今回のチェコの上院議員の策略という感じです。鍋の蓋が開いたので、いっきに煮えたぎった反中がEUにあふれ出てきたという事ですかね。
午前9:33 · 2020年9月9日

中国がEUを懐柔しようとEUを訪問した今、チェコの一手で中国のEUへの外交が完全に失敗するという事になってしまった。チェコが動いてなければ、ここまで中国がEUで外交的大失敗をする事はなかったはずです。成功はなかったでしょうが、ここまでの大失敗はなかったはず。
午前11:06 · 2020年9月9日

流石にチェコの上院議員も、「中国がチェコを恫喝したせいで余計にEUに反中意識が広がる」までは最初から予想してなかったでしょうし、そこは運が良かったのだと思われます。しかし、「私は台湾人である」は戦略的に考えて使われた神の一手だったのは、間違ってないでしょう。凄いですよね…
午前11:11 · 2020年9月9日

(コメント)中国の歴史意識と欧州の歴史意識の違いが、クッキリと浮き立つような事件だったように思います