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〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)
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大雨の後は夏日および真夏日ですね。季節が早いです…(^^;

《時事》

ソフトバンクとKDDI、華為技術スマホ発売延期 ドコモ予約停止

ソフトバンク(9434.T)とKDDI(au)(9433.T)は22日、5月下旬に予定していた中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]製スマートフォンの発売を延期すると発表した。NTTドコモ(9437.T)も夏に発売予定の「P30 Pro」の予約受付を停止した。米政府によるファーウェイ排除の動きが日本にも波及した格好で、今後、日本企業への影響がさらに広がる可能性がある。

ソフトバンクは格安ブランド「ワイモバイル」向け「P30 lite」の発売を延期した。KDDIもau向け「P30 lite Premium」とグループの格安スマホ会社UQコミュニケーションズ(東京都港区)向け「P30 lite」の発売をそれぞれ延期した。

発売延期の理由についてソフトバンクの広報担当者は「安心してお客さまに販売できる状況かどうか影響を確認中のため、発売の延期を決定した」と説明。

KDDI広報担当者も「(米政府による規制の)経緯や影響範囲など事実関係の確認を行っており、現時点で発売を判断するまでの確認には至っていないことから、総合的に判断して発売を延期した」とコメントした。

(コメント)前日の記事「焦点:米国のファーウェイ排除、世界IT供給網に混乱必至」で「オヤオヤ」とビックリしましたが、早速、部品調達&供給網に影響が出たようです。新しくファーウェイのスマホを買うと、後々、修理部品が無くなる、調達されなくなる、などのリスクが高いと言う事ですね(汗)

焦点:米国のファーウェイ排除、世界IT供給網に混乱必至

ハイテク業界のサプライチェーンは中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]と深く結びついており、米政府がファーウェイと関連会社を規制リストに正式追加したことで混乱が避けられそうもない。

米商務省は16日、ファーウェイと関連会社68社について、米政府の許可なく米企業から部品などを購入することを禁止する「エンティティ―リスト」への正式な追加を発表した。

ファーウェイより経営規模の小さい同業の中興通訊(ZTE)<000063.SZ>は昨年、一時的に米政府の制裁対象となり、経営危機に陥った。規制リストへの追加でファーウェイも経営が悪化するとみられるが、影響は同社だけにとどまらず、米国のサプライヤーも打撃を被りそうだとアナリストはみている。

ファーウェイの昨年の部品調達700億ドル分のうち、クアルコム<QCOM.O>やインテル<INTC.O>、マイクロン・テクノロジー<MU.O>など米企業が110億ドル前後を占めた。ファーウェイへの規制強化で米企業はこの売り上げを失う。

一方、アップル<AAPL.O>など米国の製品メーカーは、主要な市場である中国から手痛い報復措置を食らう恐れがある。

中国に進出している米ハイテク企業の関係者は「かなりひどいことになる」と述べた。ファーウェイはサプライヤーを米国企業から中国企業に切り替えるのが難しく、少なくとも数年以内の移行は無理なため、厳しい事態に直面するという。

スマートフォンメーカーとしても世界2位のファーウェイは、昨年の売上高が7210億元(1050億ドル)と、ZTEの8倍、韓国サムスン電子<005930.KS>の半分だ。米国はファーウェイ製品が中国政府のスパイ活動に使われていると主張。ファーウェイは国際的に厳しい視線にさらされ、事業が圧迫されている。

ファーウェイが生産を抑制せざるを得なくなれば、アジアと欧州で多くのサプライヤーの経営が影響を被る。また、各国が次世代通信規格「5G」のネットワーク構築にしのぎを削っているだけに、ファーウェイの製品に依存し、米国によるファーウェイ規制に反対している通信業界も混乱に見舞われるだろう。

ファーウェイに半導体を供給しているサプライヤーの幹部は「ファーウェイは米国製の主要部品が手に入らなければネットワーク用サーバーを製造することができず、米国以外の国からの部品調達も停止するだろう」と述べた。ファーウェイはスマホについては社内で部品をそろえることができるが、サーバーやネットワークの分野では事情が異なるという。

ジェフリーズは、米国によるファーウェイの規制リスト追加は中国の5Gにとっても「悪夢だ」と指摘。中国は来年中に5Gを全国展開する目標を掲げているが、ペースが遅くなりそうだとした。

ただ、業界関係者によると、ファーウェイは規制に備えて半導体などの部品在庫を増やしている。ジェフリーズによると、当初は6カ月ないし9カ月分の在庫を目指していたが、最近は目標が12カ月に延び、一部では24カ月になっている。

ファーウェイの規制リスト入りが伝わるとアジアではファーウェイのサプライヤーの株価が軒並み下落。ファーウェイは、米政府に協力する用意があり、製品のセキュリティー確保のために実効性のある手立てを講じると発表した。

ファーウェイの輪番会長である徐直軍氏は最近のロイターとのインタビューで、不測の事態に備えて緊急対応策を立てていると述べた。

ただ、米中貿易協議が中国のハイテク業界に水を差せば、ファーウェイのサプライチェーンの痛みは倍化する。

NHインベストメント&セキュリティーズのアナリスト、ドー・ヒュンウー氏は「最大の懸念は、ファーウェイ製品を使っていた米国の同盟国が、米国の顔色をうかがってファーウェイとの取引を打ち切ることだ」と述べた。

中国に進出している米ハイテク企業の関係者は「米国はファーウェイを徹底的に叩くと決めたようだ。問題は、当面は米中貿易協議で妥結の見通しが立たたないため、米国がファーウェイの抹殺を急いだ点だ」と話した。

(コメント)ファーウェイ製品には日系企業の部品が多く使用されている(年々増大中)…という指摘が有りました。日本にとっても影響は大きいかも…と思案(汗)。今もって少しハッキリしていない日本政府の姿勢。これがどうなるか、注目であります


和風ファンタジー漫画『八衢のアルス・マグナ』鋭意、制作中であります

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《ひとつの物語を編むとき》

書きたい事を絞り込む。例えば旅行記などでは、「見聞した事&感動した事を伝えたい」というポイントに絞られている。山場を、このポイントに持って来れるかどうかが、割と重要。

ヤマ場(クライマックス)を用意し「ストーリーを盛り上げる構成」を意識した作品づくり。ヤマ場があるという事は、「どういう主人公が何をしようとするストーリーなのか」が、自分でちゃんと把握できている…という事。

どういう主人公?⇒キャラクターの設定
何をしようとするのか?⇒行動の組み立て(動機など)

★善いとされる物語の五つの条件
[1]主人公のキャラクターが魅力的
[2]主人公の感情の変化が自然
[3]エピソードの一つひとつがきちんと絡み、つながっている
[4]展開の意外性と見せ場がある
[5]結末に納得できる

★演出ポイント

【冒頭】=登場人物を生死に関わる困難に遭遇させ、読者の興味や集中力を引き込む。

【起承転結】=困難のレベルを上げる。困難の事柄を伏線にする。伏線を転回させてクルッと山場につなげる。クライマックスに向かって特大の困難を仕込んで行き、それを「あっ」と驚くような解決でカタルシスへと持って行く。ハッピーエンドだと、なお良し。

【主人公】=基本的にヒーローだけど、「理由もなく無双である」という設定だと驚きが無いので、いろいろな弱点や個性をデザインしておく。ただ、あまりキャラ説明に行数を割いている余裕はないので、ストーリーの中で少しずつ「チラ見せ」していく方式が良い。

【世界観】=バックグラウンド背景はきっちり精密、正確に書く。ここが適当だと誰も読まない。背景効果の演出にも気を配ると、なお良し(上級テクニック)。

【障害】=「強敵」、「実現不可能に見える事象」、「タイムリミット」に大別される事が多い。これらの合わせ技もアリ。

【神話系の基本の流れ(行きて帰りし物語)】
1.天命を受ける
2.旅の始まり
3.境界を越える(イニシエーション儀礼)
4.仲間との出会い
5.悪魔が立ちふさがる
6.変容を遂げる
7.試練の達成
8.故郷への帰還

★その他★

映画や漫画でのテクニックだけど、「視線誘導」効果は割と小説でも使える。主人公の目線の動きに注意。

時間経過の計算のあるストーリー組み立て⇒臨場感が増す。アクションシーンなどでは、描写量の配分に注意。

創作の参考になるテキストがあったので、メモ:

★人物の演出に関して:出典不明――(何処かのテキストに書いてあった)

登場人物が「何をするか」ということによって、その人物は半ば明らかになる。
その人物が「なぜ、その行動を取るか」という理由によって、残りの半ばが明らかとなる。

★視点移動に関して:出典不明――(何処かのテキストに書いてあった)

英米文学における『視点』上の分類を、そのまま日本文学に使用できない理由のひとつは、それぞれの言語における文化的背景の違いがある。

日本では「主観」か「客観」か、といった分類には大して意味はなく、「一元」か「多元」か、つまり、地の文が誰に還元されるのか、といったことの方が重要になるわけである。

逆に、英米文学で「一元」「多元」が重要でないのは、英語自体が平気で無生物に「視点移動」してしまう言語だからだといえる。日本語でいうところの「視点移動」は、英語にとってはさほど重要ではないわけである。

★『シド・フィールドの脚本術』より――

脚本を書く前に考えることは、
(1)エンディング
(2)オープニング
(3)プロットポイントI
(4)プロットポイントII
――の4つで、しかもこの順番である。プロットポイントとは、ストーリーのアクションを加速させ別の方向へと行き先を変えるような事件、エピソード、出来事のことである。

★喜多野土竜――https://twitter.com/mogura2001/status/947372738418634752

テーマについて。

そもそも作品のテーマというのは、必要なのかという根本的な問いが一言で表現できるテーマが必要で、それを投稿者や作家に求めてくる編集者がいる。だが岡本太郎画伯は、作品は「なぜこんな作品を描いてしまったのだろう」と、本人が困惑するような作品が良いと喝破する。

黒澤明監督は、作品のテーマを一言でと求めてきた記者に、一言で言えるテーマなら映画なんか撮らずプラカードにでも書くよと返したとか。そもそも、作品はワンテーマであることが少なく、複合的なテーマを持つことが多い。また、作者自身も意図しなかったテーマを鑑賞者が見いだすことさえある。

岡本太郎画伯の意見に戻れば、多分に人間の無意識領域にある考えを引き出せということだろうか。人間の表層意識と無意識は異なっていることが多く、説明できるようなテーマというのは、表層意識にあるモノ。そうではなく、自分自身でさえ気付いていない心のもっと奥の部分を引き出す必要がある。

例えば萩尾望都先生は友人から、あなたの作品には母親が出てこないか出てきてもすぐ死ぬと指摘され、折り合いの悪かった母親を描くことを、無意識に避けてきた自分に気付いたわけで。母娘の和解を描く『イグアナの娘』や『残酷な神が支配する』など、親子関係を描く作品へと昇華された。

そもそも作品は、1コマ漫画ですら複数のテーマを込めることが可能。萩尾望都先生の『半神』は16ページの短編だが、多様なテーマを見いだせる。星野之宣先生の『冬の惑星』も30ページの中に人間の一生と家族愛や生き様を描く。多様な切り口や味わいがあるから、繰り返し鑑賞される名作たり得る。

誰かの受け売りの、俗流テーマ主義に対する疑問から『構図がわかる本』では、実相という考え方を紹介した。

描かれた素材そのものは同じでも、その配置や組み合わせで、鑑賞者が喚起される感情は異なる。その配置や組み合わせの中で一定の方向性を持つのが、構図。感情を喚起させるのが、実相。

テーマというのは、素材→構図→実相→感情 と巻き起こされる一連の縁起を生み出す作品の、制作者側を動かす情動であって、極論すれば鑑賞者には無関係。

ただ、そこがわかると、より感動が深まることもある。逆に言えば、深遠なテーマがあっても、感情を揺さぶる実相がない作品は、凡作。

ここら辺の認識は、仏教の瑜伽行唯識学派の論と重なる。

唯識学派では、人間が捉えた世界は表象=イメージに過ぎないと主張する。人間の視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という五感を、前五識と呼ぶ。前五識と意識を合わせて、表層意識と考えれば西洋の心理学とも似ている。この下に無意識領域が存在。

無意識には、潜在意識としての末那識があり、さらにその下に阿頼耶識があるとする。心理学のユング学派の、前意識と集合的無意識という区分にも似るが、唯識学派は4世紀に成立し、精緻な体系を持つ。玄奘三蔵が国禁を犯しても天竺に行ったのは、この唯識を学ぶため。

ここら辺の学説の正しさのジャッジは置くにしても。

こういう議論は、作品の認識論とも重なるので、編集者や指導する立場の人間は、学んでおいて損はない。構造主義も、こういう人間と世界の認識に迫る見識が多く見られる。だが現実には、素材や構図をテーマと勘違いした指導をする人間が多すぎる。

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