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〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)
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裏制作プロジェクト、ドラゴン異世界ファンタジー漫画にて第1章「竜王国と竜人たち」が完成しました。「画像一括版1」&「画像一括版2」として、《深森の帝國》ホームページにて公開しています。

⇒公開URL《物語ノ傍流》より画像一括版に飛べます

元々は、『花の影を慕いて』シリーズを発展させたストーリーをボンヤリと構想していましたが、占いロジックの意外な面白さに気付きました。占いの背景にある思想ロジックを考察し、抽出した物をナンチャッテ・オリジナル理論として、でっち上げてみています。

架空の占い思想ロジック要素から何を引き出せるかについては、登場キャラクターの活躍次第…という所があります。ちょっと頼りないですが…(笑)

「争乱の星」については、第2章で解説する予定です。Webコミックでは文字サイズの都合でルビがありませんが、「争乱の星」=「ノワーズ」とルビを振ります。古風なフランス語で「いさかい」という意味だそうです。

◆四大エーテル(火・風・水・地)のシンボルマークを考案(どこかで見たようなマークだな、というのは正しいですが、いずれも何となく3成分を持っているマークになっているのは、「この世は3次元」という意味があっての事です)

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2017/2/27付で第二部「タタシマ」・第六章「京街道」の完成版を公開

⇒《物語ノ本流》コーナーにコミック&字幕版へのリンク有

色々ありましたが、無事、完成の運びとなりました。

ハイライトは、道成寺近辺の市場で鏡さんが入手した謎の絵巻の読み解き…それに伴って、「欠き眉の豹」の背景が浮上して来る部分でしょうか。

無理矢理ねじ込んだ感じはありますが、こういう思わぬ『セレンディピティ』は、何かに一心に打ち込んでいたりすると、チラホラと生じて来ると思うのです。可能性の束と言いますか…量子論的・不確定的に。「幸運の神様は前髪しか生えていない」…だから、出会い頭に、すかさず、前髪をつかまなければならない…(通り過ぎてしまったら、もう遅すぎる状態)

「欠き眉の豹」と言う、若干アヤシクなってしまったネーミングのキャラクター、最初は、このような重要人物になる予定じゃ無かったので、自分でビックリしています。第三部~第四部のプロットにも、割と変化がありました。

「欠き眉の豹」は、道成寺エリアで発生した妖異事件で一旦、行方不明。そして欠き眉の弟「紫銅」が、まだ都に居る…という状況です。

紫銅は第一部にチラッと出て来ただけなので、覚えている人が居るかどうかは謎ですが(汗)…、今後、この紫銅にも、スポットライトが当たっていく予定です。今後、欠き眉と紫銅の本名(海外での名前)もチラリと出て来ます。

第六章の新しい登場キャラ、「奇天烈の宮」とも称される「常陸宮」と、クールビューティー「夕星御前」。印象は、如何なモノだっただろうかと、思案中です。

*****

鏡さんが持ち寄った謎の絵巻の内容は、既存の神話を大いに捻じ曲げて作成した物です。

元ネタはエジプト神話の亜流にあたる「セト神と豹が関わる物語」ですが、現実の我々の世界でも主流では無い内容なので、知っている人は余り居ないのでは無いかと思います。

元ネタのストーリーはこんな感じ:

起:邪神セトは主神オシリスを殺害し、その贓物を盗むことで王位を得る。

承:オシリスの妻イシスがセトに反撃、セトは豹の姿となって逃走した末、死神アヌビスに焼き殺される(ちなみに、アヌビスが拘束したセトに、豹柄の烙印を押したという説もある。この豹の毛皮の模様が夜空の星となり、豹柄は死者の国の象徴とされた。アヌビスは、豹柄のマントをまとう)。

転:セトが焼ける時の匂いが太陽神ラーの元にまで届き、ラーをはじめとする神界の神々は邪神セトの最期を歓迎したが、やがてセトは甦り、知識神トトの書物を私物化したり、イシスを襲撃したりするなど、世界中で様々な暴虐をおこなう。

結:セトの災厄のスタートと共にホルスが立ち上がり、ホルスは他の神々の協力を得てオシリスを再生するなど活躍した。その後、セトを砂漠へ追放し殺害および幽閉(封印?)することで、世界の混乱に終結をもたらした。その際、セト信仰も禁止した。

以上

セトを邪神とする(&オシリスを主神とする)民族グループによって編集された神話という事は明らかで、古代にも、至高の神を決めるための宗教戦争はあったのだろうと思います。これをセトの方から見ればどうなるのか…それだけでも、光景が大きく変わって見えるなと思ったモノです。

この物語は比較的新しいパピルス(プトレマイオス朝あたり)に記されていたそうで、正統派エジプト神話の絶頂期と完成の時代を彩った、異端の神話なのであろうと思案しています(古事記・日本書紀が完成した時に、別系統の民族神話が、「一書/異説」として退けられた…というような感じ)

他の元ネタ:

  • 知識神トートはセトの頭を割って誕生したという説がある(上の説では、邪神セトがトート神の書物を私物化した…となっている)
  • 錬金術では、ヘルメス神とトート神の習合が起きた⇒トート・ヘルメス(ヘルメス・トリスメギストス=「三重に偉大なヘルメス」という意味)

★詩歌鑑賞★某所で見かけて、心に残った短歌作品:片山廣子『翡翠』より

何を待つ今何を待つ山際のほのあかるみに笛遠く鳴る

時事ニュース◆VXの女たち・法廷編:正男暗殺 勘違いから表ざたに

(2017年)2月13日の殺害事件当日、クアラルンプール国際空港の出発フロアで突然、顔に液体を塗られた北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)が最初に助けを求めたのは、同じ階にある案内カウンターだった。職員は異様な雰囲気を察知し、空港詰めの警察官に通報した。2日の初公判では、この時対応した職員のジュリアナ・イドリス(37)と警察官、ズルカルナイン(31)が直後の様子を次のように証言している。

「見知らぬ女2人に顔に何かを塗られた」。正男は案内カウンターでイドリスにこう訴えた。駆けつけたズルカルナインは正男の目が「少し赤い」のが気になった。「顔はぬれている」ように見えたが、これが塗られた毒物なのか汗なのかはよく分からない。被害届を出すか診療所に行くかと尋ねると、正男は「先に診療所に行きたい」と答えた。

2人は2階下のクリニックまで一緒に歩いた。3~5分かかった。正男の足取りは重く、途中、「ゆっくり歩いてください。目がかすんで見えないんです」と英語で訴えた。

ズルカルナインは正男の身元を確認する際、事務的なミスを犯したと法廷で認めた。正男のパスポートの名義は「キム・チョル」という外交官。国名は英語で「朝鮮民主主義人民共和国」と書かれていたが、「Korea」を韓国と勘違いして報告書に記載してしまったという。

法廷ではこのミスがどう処理されたか、やりとりはなかった。ロイター通信は3月、マレーシア政府は事件直後、正男に関する書類を北朝鮮より先に、誤って韓国政府に照会。これを「金正男」と見抜いた韓国政府から情報が漏れ、事件は世界中に知れ渡ったと報じた。ズルカルナインの証言は、この報道を裏付けることになった。

誤記がなければ、マレーシア政府は「キム・チョル」が金正男だとは気付かず、北朝鮮が人知れず遺体を引き取っていたかもしれない。【クアラルンプールで平野光芳】(敬称・呼称略)

第二部「タタシマ」・第五章「熊野道・後篇」の完成版を公開しました

⇒《物語ノ本流》コーナーにコミック&字幕版へのリンク有

第五章「熊野道・後篇」は紆余曲折が多くなったパートです。後のパートに続く考察や伏線が相当に多く含まれている事もあり、ストーリー的に分かりやすかったかどうかについては、反省部分が残っています

此処で提示したストーリー上の設定は、ざっと以下のような物でしょうか:

★伊勢暴動に関わった新興カルト「熾天聖光神道」と、甲斐国から出て来たという噂のある新興カルト「金剛光連衆(欠き眉の弟である紫銅が居る謎の集団)」が、裏で手を結んでいるのでは?という「疑惑」

★東北アテルイ伝説にからむ「日ノ丸」の存在の提示。実際の歴史においても、紅白で彩られる「日ノ丸」は元々は東北由来、それも、ひとまとめに蝦夷と呼ばれた「まつろわぬ民」の物でした。京都文化圏では「紅白の日ノ丸」という発想はありませんでしたが、東北からシンボルが流入した結果、「日ノ丸」のモチーフが普及したという説があります

★「オオマガツヒ/ヤソマガツヒ」「アラハバキ」と「日ノ丸」とのつながりの提示。後のパートに関わる伏線です。平安時代から鎌倉時代にかけて再編集されたミクロ説話&神話群(神仏習合が多い)と関係があります。「禍」と「日ノ丸」が結びついていたのは、「まつろわぬ民」との抗争の歴史も影響していた筈です

★古語「ユツ/イオツ」の提示。これも後のパートの伏線となっています。今は「そういう古語が存在する」という知識だけでOK。考察は徐々に進行する予定です

★田辺の生首事件や道成寺の妖異事件で、欠き眉の性格や行動パターンを実際に提示。思いつく限りの「残虐」というのを表現してみましたが、「欠き眉の豹の残虐さ」というのがキチンと表現できたかどうか、ちょっと良く分かりません。この部分は、流石に他人任せになります

以上

道成寺の妖異事件は、複数の伏線が絡み合った物になりました。流石に、背景が分かりにくくなったかもという点で反省しています

この部分は、「壮大な呪術によって時空に不自然な歪みが入った事件」「不思議な勾玉が謎のパワーを発揮した事件」「欠き眉の行方不明&消失事件」という3つの要素を含んでいます。この3要素は、ストーリー上、多数のパートに関わる重要な要素です

・・・・・・《制作メモ》・・・・・・

斎つ「ユツ」=名詞の上に付き「神聖な」「清浄な」の意。一説「いほつ(五百箇/イオツ)」の音変化、数の多い意⇒「豊か(ユタカ)」は「ユツ/イオツ」から出たかも?/使用例=「―真椿」「―磐群(いわむら)」「―爪櫛(つまぐし)」「―御統(みすまる)」「―真賢木(まさかき)」

ヤヌス(両面の双頭神)=ローマ神話の出入口と扉の神。前後2つの顔を有し一年の終わりと始まりの境界に位置、1月を司る/オアネス(海洋性、人頭&魚頭の双頭神)=シュメール文明神/両面宿儺(双頭の人物?)⇒「スクナ」名を持つ事から文明伝達の神スクナヒコナと同一視する説もあり

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