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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2011.6.12暁の夢

手術入院期間中に見た夢の記録です。身体の事情で殆ど眠れない夜を過ごしましたが、それでも1時間か2時間くらい、ウトウトしていた時間があり、その間に見たもののようです

自分は毎度、プロフィールの小人の格好で、夢の中をウロウロしておりました

最初は、町を襲う大雨&大洪水の光景から始まりました。

人々が「上へ逃げろ」とか騒いでいて、自分はその中で、貴重品を上に運び上げる仕事をしておりました。貴重品の中に、当サイトのコミック制作データを記録したディスクが入っていたのは、少し笑ってしまいました

洪水から逃げ回っているうちに、光景が転換。

SF的な印象のある大都市の光景に変わりました。高層ビルやデパートや、大型ドーム、それに大きな煙突があちこちに見える光景です。『シムシティ』というパソコンゲームがあったと記憶しておりますが、その近未来的大都市バージョンのような光景。

自分は中層ビルの最上階から、そうした大都市の光景を見ていたようです。迫り来る夕闇の中、灰色の荒れ模様の天気…という条件だったせいか、少し荒廃したような印象。下層部分をじーっと見てみると、大洪水の影響で泥だらけだったり、割れたガラスがあちこち散乱していたり…というような部分が多く見られました。

町の人々は殆ど脱出済みだったようで、人の気配は殆どありませんでした。

自分は「不思議だ」と思いながら、記録写真を数枚ばかり撮影しておりました

・・・そして再び光景が転換し、次は断崖絶壁のシーンが出てきました。巨大な断崖絶壁の表面には、潅木など緑の植物が多く生えており、再生のイメージ。

街並みは既に無く、軍隊(=自衛隊?)が持っていそうな移動式テントの村がパラパラとあるのみでした。大都市の残骸は、「既に滅びた文明の遺物」として発掘されているような感じです。人々は、世紀末的サバイバルを迫られているような雰囲気でした。

断崖絶壁の高さは、地上から300メートルくらい。坂道で8合目まで上れる状態です。

中腹の辺りにはトンネルを改造して作った牢屋があり、8合目の辺りにはステージが整備されていました。そのステージは、崖の下のテント村の人々から良く見えるようになっていました。坂道は断崖絶壁の緑の茂みの中を走っており、何処か他の場所にも通じていた様子でしたが、夢の中では、そこまでは分かりませんでした。

ふと気が付くと、自分は何故か、十数人の人々と共に、中腹の牢屋の中に居ました。誰かに閉じ込められたのかと言うと、そうでも無いようです。夢の中だけに、自然に自分から入ってしまったのかも…理由は不明ですが

牢屋の鉄格子を透かして外を見てみると、崖上のステージも崖下のテント村も、その間をつなぐ坂道も良く見えました。ついでに坂道は、牢屋の前を通過していました。

牢屋の中では、十数人の人々が様々な内容を話し合っており、その中の誰かが、「今年の冬は飢える」というような事を予言っぽく話していたのでありました。妙に気になる科白だっただけに、ハッキリと記憶しております…(汗)

そして、次の日か数日後かは分かりませんが、次の真昼間、断崖絶壁に多少の変化が…

断崖絶壁の坂道をゾロゾロと歩いてくる大きな集団…50名か60名程度でしょうか。

珍しい光景だけに、牢屋の鉄格子を透かしてじーっと観察。お日様がまばゆく照っている光景なのに、行列のところだけ妙に空気が薄暗く、『不思議の国のアリス』を思わせるクレイジー・オカルト風な雰囲気でした。テント村の人々もテントから出てきて、行列を指差して口々に何か言っている様子。

行列の先頭に居る人物が何と「菅直人首相」…夢の中ながら、大変ビックリしました

「菅コーヒー」という検索用語で出てくる、菅首相の妙なパロディ写真がありますが、それをもっとクレイジーにしたような、虚ろな表情。糸繰り(マリオネット)人形のような「ギクシャク&フワフワ&カチャンカチャン」とした動きで、非常に変でした。

行列と見えたものは、菅首相を先頭にした従者(=取り巻き?)の集団でした。お揃いの黒いサングラスに黒いスーツというアニメみたいな格好。SPさんとか、護衛さんなのかも知れません。全員、菅首相のような、糸繰り(マリオネット)人形の如き「ギクシャク&フワフワ&カチャンカチャン」とした動きでした。

…この集団、ちゃんとしたスーツ姿だけに、余計に異次元的に、変…

※追記=後で調べてビックリしましたが、「菅グループ」は大体60名の集団だそうで…

牢屋の前の坂道を通過していたので、ジーッと観察すると、全員、足が無かったのでした。そこにあるべき足が無くて、ちゃんとした黒っぽい革靴だけが、ズボンの動きに引きずられているかように、ヒョコヒョコと上下しているのです。本当のマリオネット人形のように、見えない糸か何かで、姿勢を維持しているのかも…

(ちょっとホラーを感じました)

マリオネット人形のような虚ろな表情の菅直人首相は、これから8合目のステージへ行って、何か立派な内容を演説するのだ…と言う説明が何処かから入ってきましたが…、あの虚ろな状態で何を演説するのか、非常に疑問でした。

そうしているうち、牢屋の中の1人が、「あいつら(=菅直人首相&従者の集団=)はゾンビだ!このまま牢屋の中に居ると、オレたちが足を食われて従者の中に入れられてしまう!」と騒ぎ出しました。

(足って食われるものなのか…と思うと、ちょっと不気味。でも、「おあし」というように、収入のことを「アシ」というケースもあるので、もしかしたら、お金の関係で、菅直人首相が主導する利権ビジネス構造の中に組み入れられてしまうとか、そういう意味なのかも…)

牢屋の中では、牢屋から脱走するべきか否かで意見対立が起き、騒然となりました。

一方で、崖の下のテント村では、牢屋に入りたがっている人も居たので、何となく人員交換のような形になりました。自分が何していたのかは不明です。折衝みたいな事をしていたかも。事の成り行きを観察し、記憶に努めていたような…、夢の中の感触からすると、どうも脱出組に入っていたらしいのですが…夢の中だけに、よく覚えていないです。

牢屋のこうした人員交換は、非常に手間取る作業だったので、結構長い間続きました。そうこうしているうちに、再び大洪水がやって来ました…(=この辺、自分は「おっとりし過ぎている」のかも・汗)

空が灰色とピンク色の入り交ざった、荒れた天気模様に変化して、いっぺんに薄暗くなりました。

大洪水の中、テント村も牢屋もステージも流されてゆきました。とは言え、水の上に浮くものが結構あったので、自分はそれにつかまって、何とかしのぎました。自分の他にも多くの人々が、屋根みたいな浮上物体の上によじ登っており…結構大きな浮上物体で、牢屋の外郭部分だったような気もしますが

一方、大洪水の中を、頑張って泳いでいる人々も居ました。

菅直人首相とその従者たちは、自力で泳いでいる方のグループでした。どうやってこの大洪水の激流の中を泳げるのかは全く分かりませんでしたが、何かしらの有難いご加護があるのかも知れないです(ニガワライ)

そして菅直人首相とその従者たちは、同じように洪水の中を泳いでいる人々に襲い掛かって、その足を食べていました…

(この辺りのシーンは、流石にホラーかも知れません)

この辺りで、手術痕の痛みのため目が覚めたので、夢の結末は不明ですが

やっぱり、話題の人物が出てきただけに、何となく気になるのであります

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夢に出てくる老女

震災の後、間もなく見た夢の記録。

★《一つ目の夢》

何かがあって、大勢の人がザワザワしながら或る方向に向かって、焦っているように歩いていました。その日のTV報道で見た、津波からの避難の様子が印象深かったので、その場面を当てはめていたもののようです。周りは何となく薄暗く、夕暮れの気配。

一方の人々は乾いた道を辿って高台に向かっていたようですが、もう一方の人々は、じめじめと湿った湿地帯に到着していたようです。その湿地帯の中で、一人の青黒い肌をした異形の小人が、黄金の指輪をしきりにまさぐっており、「いとしいしと!」と言っていました。『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』の光景そのものでした。

何となく、「ああ、ここは二極化の風景なんだ」と納得していました。

そうこうしているうちに、乾いた大地と湿った大地は、永遠の断層で引き裂かれてゆきました。それと共に、湿地帯の方は、「蒼鉛色」といったような暗い空気に包まれてゆきました。時空が裂ける音って、すごく静かなんだなあと思ったものです。

自分は、全部を観察できる位置に居たようです…妙な感じでした…

★《二つ目の夢》

ここでは、政治家の小沢氏が出てきたので、超ビックリしました。

巨大な洞窟の中を何本もの列車が走っており、その中の一つの駅での出来事のようです。自分はどうも、壊れかけた駅の修理をしていたようです。それとも、お店を開いていて、その前準備だったのかどうか。スタッフの一人として、何らかの謎の作業をしていました。

小沢氏と何かしゃべっていたらしいのですが、内容をよく覚えていないです。「ホニャララを見たな」とか「見てない」とか、そんな感じです。どうも、政治献金というか、不正な札束の移動(?)を目撃していたらしいのですが…うーん…^^;

そうこうしている内に、何らかのショバ争いか、ヤクザの争いっぽいものがあったようで、自分が属しているグループが、小沢氏のグループと対立していると言う事態になってしまいました。

それで、洞窟の中を、小沢氏のグループの放った暗殺者が何処までも追いかけてくるので、夢の中ながら非常に緊迫感があったような。ちなみに暗殺者は、映画『マトリックス』に出てくるような、超能力サングラス男の群れでした(確か、お名前は、モーフィアスだったでしょうか…)。

一応、自分が属しているグループは、半分くらい怪我を負いながらも、逃げ切ったようです。「ダイナマイトを仕掛けて爆発させる」とか「爆殺する」とかいう場面があったのが気になったのですが、爆発したのがどちらだったのかは、謎です…

夢とは言え、流血テロの予兆とかだったら、さすがに心配だなあと思いつつ…

最近になって、少し考えさせられる不思議な夢をひとつ見ました。

ちょっと不思議な印象のある、妙に綺麗な感じの老女、というのが出てくるのです。

最初は、ひそかに尊敬している祖母(故人)なのかなあと思いましたが、どうも妙に異なっている印象です。祖母だったら、もうちょっとかっちりした感じの体格…(=武士の子孫だからでしょうか?)

今回は、夢の中で老女に、ちょっと叱られた&諭されたのであります(アセアセ)…;^^ゞ

(科白の内容は、さすがに恥ずかしいのでヒミツです)

…その後は、大きな病院の夢と、手術室の夢と、実際に手術をされる夢を見ました(=〝治療すべき病んだ内的態度がある〟というメッセージだそうです=)…ううむ。3.11の出来事の後の心理変化も大きかったですし、アレコレと心当たりがありすぎるだけに、何とも言えないような…

…ちょっとおかしかったのは、その病院に露天風呂(温泉)が併設されていた事ですね…^^;;;

…環境が落ち着いたら、何処かの温泉に旅行に行ってみようかなと思っています。

今回の夢では、そうしたコマゴマとした場面の後、夢の中の老女と再び、ちょっとしたお話になったので、こちらも老女をじっくりと観察してみまして…

髪の毛は真っ白で、後ろでキチンと束ね髪にしてまとめており、何故か和服…(ずっと前の夢でも、同じ風体の老女が出てきていたような…)。淡い藤色(ちょっと青みがある)の無地に、白い帯を締めておりました。どうもそれが定番らしいです。

で、不思議なのは、夢の中の老女が出てくる場面というのは、殆どの場合、真っ黒で、「無」って言って良いような背景なのです。あるいは、建物の奥の最も暗い場所とか。

ふと老女の年齢を聞くシーンがあり、「1万2千歳…云々」だというのでビックリしました。

(もうちょっと具体的に、一の位まで数字を言っていたと思いますが、そこまでは覚えてない…)

…「1万歳を超えてる」っていうのは、さすがに、冗談だろう☆と思いますが…^^;;;;;

あと、夢の中でもうひとつ、みっちりと諭された事がありまして…「自分の身体に感謝しなさい」という事でした。感謝しておくと、調子が良くなる…という事は、あるらしいです。確かに身体には、本能的に恒常性を保とうとするバランス感覚が備わっているという話を聞いた事がありまして、納得…と言う感じでした…^^;

★★あとは、本日の時事の感想。

9.11テロで一躍、超・有名になったビンラディン氏が、パキスタンの何処かで死体で出てきた…と言うニュースがトップニュースになっていて、とてもビックリしました。パキスタンの軍事的な一角が、崩れたという事でしょうか(謎)。歴史を調べると、頻繁に中央アジアの動乱の出発点になったところみたいですし、地政学的にも、何か影響はあるのかなと思いました。

以前、9.11テロのニュース映像にショックを受けて、「これからどうなるんだろう」と思ったものでしたが、今また、幾許かの不安と共に、「これから世界はどうなるんだろう」と思い始めております。

先日のアメリカ東部の、巨大竜巻のニュース映像にも驚かされましたし…

大きな出来事が相次いでいて、「破局の世紀」なのかなあと思いつつ。

他、気になるニュース:ビンラディン容疑者殺害:日本政府-報復テロ警戒呼び掛け(毎日新聞2011.5.2)

菅直人首相は2日、米同時多発テロの首謀者として手配されていたビンラディン容疑者の殺害について「テロ対策の顕著な前進を歓迎する。引き続き、国際社会の(テロへの)取り組みに貢献していく」と評価する一方、「テロの脅威は依然として深刻」として、テロ対策の強化を指示したとの談話を発表した。政府は国内外での報復テロを警戒し、全国の自衛隊や在日米軍基地、在外公館などの警備を強化。在外邦人や渡航者にも注意を呼びかける方針だ。
外務省などによると、ビンラディン容疑者の殺害は、日本時間2日昼のオバマ米大統領の発表と同時刻ごろ、米側から在米日本大使館を通じて連絡があった。政府は、テロなどの情報収集のため首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。外務省幹部は「短期的には報復テロの危険性は高まるが、中長期的にはアフガンの安定化につながっていくのではないか」との見方を示した。
日本政府は、01年9月の米同時テロ以降、インド洋での海上自衛隊による給油活動など、米国が主導する「テロとの戦い」に協力し続けてきた。09年秋の政権交代後は給油を終了し、代わりに5年間で最大50億ドル規模のアフガンへの民生支援を開始。警察官12万人の給与半額負担、道路や病院のインフラ整備など、これまでに約17億ドルを拠出した。
しかし、民生支援は、比較的治安の良いアフガン中部に限られ、政府や民主党内では「給油活動に比べると、国際社会へのインパクトに欠ける」との不満が上がる。政府は「顔が見える」人的貢献に向け、自衛隊医官ら約10人の派遣を検討しているが、現地の治安情勢などから実現の見通しは立っていない。

以上、記事の内容。国内外のテロに注意…というのも、何だか不気味です。ビンラディン氏の死というのは、イスラム教の文脈で見れば、宗教的殉死(=聖なる死=)という風に解釈される可能性があるそうで。イスラム教は非常に若い宗教で、まだまだ丸くなっていないようですし、戦闘的気分が高まっているだろうなあと想像しています。

2010.12.9暁の夢

8日の夜から9日の朝にかけて、久しぶりに変わった夢を見たので、記録です…^^;

夢は、急な勾配の、曲がりくねった林道の光景から始まりました。

毎度、プロフィール風の小人でした(夢の中では、そういう格好が定番らしい)

白いミニサイズのワゴン車で、何人かと一緒にその森に包まれた山道をドライブしていたのですが、一緒に乗り合わせている人が、何故かみんな自分に似た感じの小人たちでしたので、多分、見覚えの無い「自分の分身たち」かも知れないと思いつつ…

「シュレーディンガーの猫」状態と言いますか、何だか自分と分身とでイメージがぶれまくっているのですが、目的地に着くと何となく合体状態になったりして、不思議な気持ちでした。

その山の上が目的地だったのですが、何となく歪んでいて変なイメージでした。標高はそんなに高くなくて、ふもとの町が望遠鏡が無くてもバッチリ見えたりするので、多分標高200メートルか300メートルくらいの山だと思います。山の上の天守閣から城下町を見下ろしたら、ああいう感じかも。

お天気の良い山の上では、カラフルな見知らぬ人が大勢ワラワラと集まって歩いていたり、何となく観光地の雰囲気です。やけに整備が進んでいて、何処かの「なんちゃってヨーロッパ風」大邸宅の石造りの庭とか、公園っぽい感じ。何となくピンク系統の石畳が続いていて、派手だなあと思いました。

夢の中の光景をキョロキョロしているうちに、メインコースに移動していたらしく、順番待ちの行列に入りました。そうすると、右側に石造りの水路が見えました。その水路を見て、「とっても間違っている…」と思ってしまいました。

急な勾配に水路がしつらえてあるのですが、その水路を、なんと下から上に向かって、水が逆さまに流れているのです。あまりにも変な光景なので、ついマジマジと観察してしまいました。幾ら見直してみても、「下から上に向かって」水が流れ、山の最高地点まで登っていたので、逆流の魔法みたいだと思いました。

他の行列の人たちは、この超常現象を不思議に思っていない様子…

行列に並んだまま水路と平行してメインコースを辿っていくと、行く手に巨大な灰色の岸壁が見え、その岸壁から滝が流れていました。岸壁の高いところに3つの大小の神秘的な洞窟が横に並んでうがたれていて、そこから滝が出ているのです(=この滝は、ちゃんと重力の法則にしたがっていた)。

「ははあ、あの妙な水路は、この滝の水源でもあったのか」と納得してみたものの、やっぱり重力の法則に逆らっている水路の存在は、落ち着かないものでした。

ガイドさんかどうか知らなかったのですが、キンキラキンの金色のパーカーを着ている訳知りの人が、「この滝は〝龍底の滝〟って言うんです」と何度も熱っぽく説明していました。「リューテイ」という発音を聞いて、すぐに漢字のイメージがパッと浮かぶのも変な気持ちですが、夢の中なので、それもありかも知れません…^^;;

それで、「あ、この山は中国なんだ」と何故か確信していました(理由は不明)^^;;;

滝と滝つぼの周りは何故か神聖な雰囲気で(=水が綺麗だったからかも知れない=)、脇に正体不明の神秘的な祠が立っていたので、思わず手を合わせてしまいました…^^;

※あとでイメージをつらつらと思い出してみると、どうもお稲荷さんや道祖神の祠みたいなのですね。何だか場違いだと思ったものの、その時は不思議に思わなかったです。お稲荷さんにしてはおキツネさまの像が無いし、道祖神にしては相当する像が無いし…というスタイルで、元は名前が彫刻されてあったみたいなのですが、その部分も乱暴に削り取られているし、妙にカラッポな感じでした…^^;;;;

滝の前を散策していると、キンキラキンのガイドさんに次の建物に入るように促され、通路を左側へ折れました。すると、階段状になった段々の花壇に囲まれている庭園の中に入りました。ツツジか何かの低い潅木が等間隔に植えられているのですが、葉っぱが赤っぽくなっていて花が咲いておらず、人工物なのか天然なのか、ちょっと分かりませんでした。

次の建物は高層建築で、「なんちゃってヨーロッパ風の石造りの円塔」っぽい感じでした。中に入ると、黄土色の土壁がしつらえてある、吹き抜けのとても高い塔になっていました。「つま先しかかからないなあ」というような細い板が、塔の中をグルリと螺旋階段のようにセットされていて、右旋回で、遥かな屋上まで上がれるようになっていました。

何だか不吉な感じがして、「何だろう?」と思って螺旋階段を見ていると、螺旋階段をぞろぞろと歩いているみすぼらしい雰囲気の人々の行列が見えてきました。青と赤の布をまとった役人のような人に鞭打たれながら歩く、奴隷のような大勢の人々。

奴隷のような大勢の人々は、腰回りの布しか着けていないという、一見、古代エジプトの奴隷のようなスタイルで(=古代エジプトには奴隷は居なかったらしいですが=)、黙々と、何か重たそうな球状のものを肩に抱えて、螺旋階段を続々と登っていったのです。

何とも意味不明な光景で、「球状のもの」って何だろうと焦点を合わせてみて、それが思いがけない物体だったので、ギョッとしました。

何とも気味悪いことに、奴隷が運んでいた「球状のもの」は、切断された人間の生首でした。

まさか…と思って、土壁の塔内部のずっとずっと上の方を双眼鏡で見てみると、無数の穴がうがたれていて、その中に、白骨化した頭蓋骨や、白骨化途中の生首や、まだ生々しく血が滴っている生首がずらりと並べてあって、まるで「首だけのカタコンベ状態」で、夢の中ながら、気分が悪くなりました…orz

その「なんちゃってヨーロッパ風の石造りの塔」の中身って、首塚だったというか、時代錯誤の古代的な呪術的な首棚というか、犠牲祭祀のための塔だったらしいのですね(…何故、こんな光景を夢に見たのか、とても不思議です)。

そして、横の方で、「お土産がある、買っていかないか?」と陽気に行列に呼びかけている土産物屋の主人がおり、行列に居た何人かは塔の中の土産物店ではしゃいでいましたが、自分は、塔の中の生首をはっきりと認識したショックが強すぎて、塔を飛び出したのでありました…orz

更に左側へ折れて、少し暗い廊下を通り、やがて大きなホールのような建物の中に入りました。その中は開けっぴろげな大広間でありました。夢の中では真昼の時間帯で明るい筈なのに、大広間の中は分厚くて暗いカーテンで締め切られていて、夜のように暗い状態でした。

唖然とするほど高い天井に巨大なシャンデリアの群れ、しかし全部灯りがついていないという妙な大広間でした。北側の舞台ステージの周りだけやたらにギラギラと明るいので、不思議に思って観察すると、スポットライトのような極端に明るすぎる照明を持ってきて、間近で当ててるのですね。あれだと舞台の人も暑いと思いますが…

舞台ステージの周りに7つか8つくらいの、食事用の中華風円卓がありました(=洋風円卓かも。ターンテーブルかどうかは分からなかった=)。その円卓の上には白い贅沢な布が掛けられていて、とりどりのキラキラした食器や高級そうな料理が並べられていました。とは言え、広い広い大広間に、目立つ物と言えばそれだけの設備しか無かったので、がらんとした感じ。

最後の部屋らしい巨大な大広間の中身が、以上のような感じだったので、ものすごく不審に思ったのは、言うまでも無く。

7つか8つの円卓にはすでに見知らぬ人々が着席していて、食事をしていました。顔はあまりよく見えなかったですが、本当に食事を楽しんでいるのかどうかというと、ちょっと怪しい雰囲気。食事よりも会話(か、打ち合わせ)の方に夢中な感じでした。

やがて、ギラギラと明るすぎるステージの上に、首周りとお腹周りのふっくらしたシルエットの人物が出てきて、何か演説をしていました。あのシルエットからして、現在、次の主席だと名指しされている人物かなあと思ってしまいました。向かって右隣に女性らしきシルエットが来てるのですが、誰だかよく分かりませんでした(何だか変な疑問かも知れませんが、あの人は結婚していたのだろうか…)。

その次に賛美歌みたいな滔々とした音楽が流れてきたのですが、演奏テープが逆回しにでもなっているのか、妙にチグハグな感じのメロディーでした。

自分の横にやって来た、半分白髪頭のアナウンサー(語り部)のような人物が1人、「素晴らしいステージではないか」と歌うように、謎のアナウンス。自分はそれに対し、何故か「みんな頭のてっぺんから足のつま先まで間違っている!」と抗議していました。

夢の中が少し朦朧としてきたので、あまりよく覚えてないのですが、どうもプンプン怒っていたようで…

長いこと、半分白髪頭のアナウンサーのような人物と「間違っている」/「間違っていない」で議論していて、なかなか決着がつかず、自分は終いには、「あなたの〝白髪三千丈の頭〟がとっても間違っている証拠に、この大ホールの端から端まで走ってみせる」と宣言し、本当に走り回ったので、夢の中ながら、さすがにえらく疲れたのでありました。

※何故、端から端まで走り回ることが、反論になるのかは不明でした(ニガワライ)…

夢の中で朦朧として、次に気が付いた時は、行きの時に乗っていた白いミニワゴン車に揺られて山を下りるところでしたので、どうやって山の上の不思議な建物から出てきたのかは覚えていないです。

説明がつかない夢ですが、こんな感じの、非常に疲れる夢でありました…^^;