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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

オマジナイの和歌「まつとし聞かば」

こういう「再会のオマジナイの歌」が有る事は知りませんでした

百人一首・第16番

たち別れ-いなばの山の-峰に生ふる-まつとし聞かば-今帰り来む

この歌を短冊に書いて、行方不明になった人や猫、ペットが普段から使っていた品に添えて置いておく⇒何故か、その人や猫、ペットが戻って来るそうです。

【現代語訳】
…「私は此処で別れて因幡の国へ行ってしまいますが、因幡の稲羽山の峰に生えている松の木のように、私の帰りを待っていると聞いた時には、すぐにも戻ってまいりましょう」

【掛詞】
…「いなば」≒「往なば(行ってしまったならの意味)」。ここに歌われている山は、因幡の国庁近くにある稲羽山のこと。歌枕になっている。
…「待つ」≒「松」。定番の掛詞。

《猫2匹イラストと組み合わせて・その1》

《猫2匹イラストと組み合わせて・その2》

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