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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2017.08.24ホームページ更新

裏制作プロジェクト:小説版『天球のアストラルシア―暁闇剣舞姫―』脱稿しました。

⇒公開URL《物語ノ傍流》より小説版・目次に飛べます。

★『小説家になろう』でも公開済(2017/8/25付,完結)=http://ncode.syosetu.com/n7707ec/

コミック編『宿命の人,運命の人』の、ひとつ前の世代の人々のストーリーとなっています。

コミック編の主人公「風のローズマリー」の母親「風のリリフィーヌ(旧名:風のエメラルド)」に、焦点を当てた物になっています。また、この小説ストーリーを仕上げる段階で、幾つかキャラクター設定(人間関係)などの変更点が生じたので、それに沿って、コミック編の方もセリフなどを変更しました。

※変更点が生じたのはコミック編の第2パート、数ページだけなので、そんなに大きな変更では無いです。

ちょっと意外だったのは、《風の盾》キャラが、案外に自己主張して来たという事でした。ほとんど沈黙&大人しいタイプの箱入り娘みたいなキャラだったのですが、どうも青筋立てて来て、鬼の角…じゃない、竜の角も生やして来たと言う雰囲気がありまして、コミック本編でも意外に主張して来そうだな…と言う感じです。ただコミック本編では既に「故人」なので、遺言とか、そんな形。

登場キャラを並べてみると、作者としては随分たくさんのキャラクターを殺害してるので、申し訳ない気持ちになったり(汗)。季節柄、成仏してくれ…と、アロマ線香代わりに蚊取り線香を焚いておくのです。

それから、此処はちょっと「SF的☆ぶっ飛び」な裏設定なのですけど:

テキスト版では曖昧になってますが、元の転移魔法陣の爆発&誤作動による事故は、時間のズレも含んでいます。つまり、タイムスリップが起きています。

婆神官の言う「カオス問題を解くのと同じで、誤作動を起こした転移ルートを割り出すのは不可能」というのは、そういう事です。

正確に言うと、エメラルド=リリフィーヌは3倍増しで、過酷な目に遭っております(ゴメンよ…)。

『元の転移魔法陣の爆発によって、未知の転移ルートに放り込まれた』&『そこに、別の転移魔法陣での雷攻撃魔法が加わって、感電事故に巻き込まれた』&『転移ルートに飲み込まれたまま、7年ほどタイムスリップしてる』…三重の事故に遭っています。

空白の7年ほどの間に、竜王国も竜王都も、エメラルド隊士が活躍していた時代とは随分、情勢が変わりました。…と言う風になっています。

エメラルド=リリフィーヌ本人は、記憶喪失のため、年代のズレには気が付いていません。

敢えて「気が付くポイント」があったとすれば、「新しい竜王が即位した」という事実と、「天球儀もどき」に遠隔通信ニュース機能という新技術が加わっていると言う事実ですが、「まぁ普通は気付かないよな」と思ったので、ポンと書いておくだけにしています。パピとパメラの時事雑談シリーズにも注目すれば、「おや?」という感じで気付くかと思います。

★小説イメージボード(表紙絵っぽいのを想定して…)★

★2017/10/22付で、最終確定版のキャライラスト作成,過去記事スペースに追加&公開★

http://mimoronoteikoku.blog.shinobi.jp/Entry/654/

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