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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

カラーイラスト「緑の髪」

まずは緑の髪シリーズ、2点。

昔読んでいたSF小説に『グリーン・レクイエム』(新井素子・著)がありまして、そのヒロインを想像して描いたもの…となります。

異形かつ異質なヒロインの設定に含まれている「どうしようも無い孤独感」、寂寥感、浮遊感や、望郷の念に彩られた音楽の呪い…といった、不吉で異質な気配が出ている…と、自分では思っていますが…

1枚目は完全なるアナログ(猛暑のため、パソコンは完全にNGだったのです)。画用紙にシャープペンで淡くササッと「あたり」を取って、色鉛筆で塗り塗りしたものです。

緑色の色鉛筆を中心に、こげ茶、紫、青。背景だけ黒です。緑の髪のハイライト部分は、黄緑色の色鉛筆をうすーく伸ばしました。ヒロインは信じがたいほどの色白で華奢で…という設定だったので、こんな風だろうか…と想像しつつ…

何だか不健康な肌色に見えるという事もあって、雪女みたいになってしまったかも知れませんが…ヒロインの体内を流れる「異質な血」の気配は、十分に出せたのでは無かろうか…と自画自賛です(色鉛筆イラストの下の方の文字っぽいものは、単純に「Made in Japan」となっています。スキャンサイズの都合で、一部切れてますが…)

2枚目は、台風通過後に気温が急激に低下してパソコン作業が可能になったので、急遽、色鉛筆作業をパソコン作業に差し替えたものです。カラー塗り塗りがパソコンの部分となっています。半分アナログ、半分デジタルです。

画用紙に普通の鉛筆でラインをクッキリと取った後、スキャン。

淡く、ミュシャ風になったかも…

その次に、カラー塗り塗りをパソコンでやってみました。カラー塗り塗りは、フォトショップです(ペンタブレットに添付されてきたもので、マスキングレイヤーが使えない簡易バージョンですが、その分、手を一生懸命動かしたので、結構見られるのではないかと…)

パソコン体力との調整で、いつものように小さな作品になっていますが、詩情とか抒情といったものは、キレイに入っているのでは無かろうか…と、思っています。

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