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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2013.6.14ホームページ更新

◆制作中の物語・第一部-ヤツマタ/第九章-妖霊星(後篇)のページ分割が終わりました。

★こちらのアドレスから正式公開版に飛べます(ホームページ版・物語の本流)
http://mimoronoteikoku.tudura.com/astrolabe/content.html

第九章-妖霊星(後篇)は割とスムーズに内容がまとまった章で、下書きから完成までのブレや迷いは少ない方でした。第六章-門前町や第七章-斎ノ宮で示していた伏線は半分くらい回収しており、ある意味では「折り返し点」とも言えます

今回の章では、ワンクッションおいた複雑な形の、けれども確かな愛情というものを、それなりに提示する事が出来たかなという感じです。

瀬都とカモさん夫妻は直接の家族では無く、更に貴族/平民という公的な身分差もあるため、互いに一線を引いた注意深い関係を築いています

この世には、密着するばかりが親しさではなく、「互いに適切な距離を置いた親しさ」という形もある。

もちろん瀬都はまだ子供なので、「自分は縁あって女童として雇われていて、小間使いをしている」という以上の細かい社会関係は余り理解しておらず、気取りの無い話しかけをしています

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コミック物語制作に関する設定の覚書

覚書:第一部「ヤツマタ」で提示した謎&要素の整理

★呪術理論(当サイトの物語における設計であり、全て架空の内容)

  • ホシの定義=一般的に強い呪術作用力を持つ【何か(物&人物)】を、「ホシ」という。呪術師はその「ホシ」を操るのである(封印を施す、封印を解く、等)
  • シキボシの定義=最強レベルの支配の星。金属でできた凶暴な呪物(ホシ)。土地を押さえる=土地を敷く=領土支配を保証する星。ただしその呪力は、触れた者を即死に至らせる猛毒性を持ち、その中毒作用&腐敗作用によって王朝を衰亡させる事も多い
  • ミカボシの定義=最強レベルの反逆の星。各々の王朝の血縁関係者に宿る(ホシ人物=王朝内部からの反乱者という位置づけになる)。あらゆる土地呪術を破壊する=現在の支配をくつがえす。よって、王朝を滅ぼす星。ミカボシを持つ人物はシキボシに触れても死なないため、外国の領土を呪術的に侵略・奪取する時にも使えるのである(理屈で言えば、そうなる)
  • 守護星の定義=ミカボシはその反逆的呪力のため、あらゆる護符(御守り)が役立たない。ミカボシは、普通の人間としては、より無防備である。ミカボシ・パワーの制御は一般的な呪術師の扱うレベルを超えており、「100%封印&殺害処分」か「100%解放(際限なき破壊)」のいずれかしか無い。しかし、稀に「守護星」が出現する。守護星は、ミカボシ出力を細かく調整できる「ホシ」である

★国内事情の設定&花洛朝廷の政治事情

  • 地震活動期の暗示(最近、やたらと地震が多い。冒頭で、地震発生と同時の「天ツ狐(ミケツ)」の出現あり)
  • 御影王と輝弥王の存在
  • 不破縄幕府&摂関家大貴族・鳩屋敷家、綾敷太政大臣の名前など
  • 若干の事件(名門の姫君・明日香姫の失踪事件、伊勢国司と伊勢暴動)
  • ヤツマタと忍者のアヤシイ関係(笑)
  • 宗教団体&新興カルトなどの呪術的活動
    • 都の天与大尊教=国家公認の公的な宗教団体で、鏡さんや戈郎(=亮)さんも此処の信徒名簿に入っている
    • 甲斐の金剛光連衆=甲斐の黄金王国を経営。黄金密輸の疑惑と関係する新興カルト団体
    • 伊勢の熾天聖光神道&亜光組&ザワザワ連=伊勢国司スキャンダル、伊勢暴動に関与した各種の暴力団と呪術カルト
    • 謎の凶暴男の欠き眉の豹&謎の女装呪術師の喜美=国家公認の陰陽師&忍者ではない、謎の呪術師&殺害のプロ。闇の呪術結社の存在を提示

★外国事情の設定

  • 亡命王国・聖麻の事情
  • 大陸の大乾帝国、聖麻王国の後釜に座った朱元王国の存在
  • 雨竜島貿易(国際貿易)、及び、国境をまたぐ黄金密輸の疑い

★まだ解決されていない重要な謎の提示

  • 亡命・聖麻王国の闇事情=闇の黄金密輸との関係は?
  • 雪森郷事件(越の謎の山賊)=カモさんが保護している少女・玉村瀬都の事情(瀬都は越の国の奥地山系の小集落・雪森郷の出身。雪森郷事件で集落が壊滅した後、物憑きの病≒うつ病を発して上京)
  • 越の海賊お化け=坂崎柚羅の言及(柚羅は越の国の海岸エリアの出身。父親の栄転&転勤に伴って伊勢に来ている)
  • 闇の黄金の行方(裏金の動き)=カルト呪術師や「花洛の黒幕」が関与してるらしい
  • 朝熊山の鬼=全くの謎ではあるが、今のところ、ラスボス的な感じ
  • 都における昔の大逆事件(大獄事件)=御影王と御影王の父・菊理宮治仁の政治的立場にも関わっている
  • ヤツマタの杖(何故この形なのか?)&桜照君(オウショウクン)

windows8導入顛末記

windows8モデルのデスクトップパソコンを購入しました。windowsXPモデルを長いこと使っていたのですが、XPモデルのサポートが翌年の4月に切れるという事で、いずれにせよ諸々のセキュリティリスクを考慮するなら入替が必要である、という状況でした。

が、ここで、深刻な問題が持ち上がりました。

XPパソコンの機器寿命…

(インターネットで調べてみる限りでは、当方のデスクトップパソコンは、夏場の暑熱&冬場の低温を避けて慎重に使用していたこともあって、かなり長生きしている方らしいのです。平均的・確率的に見てみれば、数年前のタイミングで何処かのパーツが壊れているところのようです。なおかつ、型が古すぎるため、何処かのパーツが壊れても交換部品の供給が期待できないようです・汗)

windows8と共に、新しいマシン導入も考慮。…故に、予算を積み増し…

マイクロソフトによるwindows8販促キャンペーンが2013年1月まであって、破格的にお得な価格でOSソフトを購入できた…というのは知っていましたが、民主党政権の間に続いた円高不景気の影響がまだまだ強烈な状態で、個人的には、用意できるお金にちょっと不安があったという状況…(=新しいマシン購入のための予算も考えなければならなかったので)

そこへ思わぬ事態が発生。いわゆる「黒田バズーカ砲」で新たに発生した、急激な円安株高…

円安株高という現象によって、株で見る資産価値が急激に上昇…それなりに色々あって、有り難いタイミングで有り難いおすそわけを頂きました…(※年金も株で運用されている部分があるそうなので、その部分で、資産価値が急激に上昇していると思います)

m(_ _)m<経済政策批判の噂を色々聞きますが、当座の購入資金の確保では感謝でございます

次は、32bit/64bitの間で暫く迷って、「絵を描くのだから」と言うことで、64bitを選択…

予算と相談しながら、インターネット検索で色々調べて…将来、コミックデータと種々更新データの増加でXPパソコン並みに動作が重くなるかも知れないという事も考えて、「64bit、Core-i5、メモリ8GB/ハードディスク1TB」を選択。

最近のwindowsパソコンについては、「core-i3」、「core-i5」、「core-i7」という種類が出ています。これはCPU(マシン心臓部)の処理能力の高低に応じてラベリングしたもの…と考えて良いようです。「core-i7」が一番のハイスペックで、なおかつ一番高価なモデル…(これは予算から言っても、流石に手が出せない価格です。幸い、2次元画像処理に必要な能力は、それより下のスペックで十分でした・汗)

以前は「core-i9」というラスボス級(?)もある…という話でしたが、「core-i7」の中で整理された(らしい)とか…今の時点では、基本的に「core-i3」、「core-i5」、「core-i7」の3種類と考えて良いらしいです。実際は、「core-i9」が「core-i7」に吸収整理された過程など、専門的な部分で細かい区分方法があるようです。この辺りは、機器テクノロジーの進歩の結果でしょうか。

自分の頭で理解できた内容によると、「core-i3」になって、2次元映像を快適に扱えるようになる(YouTubeなど)。「core-i5」は更に高速で扱えるようになり(精細アニメーションなど)、なおかつ3次元映像の快適な扱いにも手が届く。「core-i7」は3次元映像を素晴らしく快適に扱える。…という事です。

一般的に、膨大なデータを高速処理する高精細な3次元ゲームをバリバリやりたい、という場合は「core-i7」を選択すると後悔しないという話。勿論、ゲームの如何によって体感速度は様々であると思われます。

閑話休題

XPパソコンのモニターはスクエア・スタイル。横長スタイルでは無いので、絵を描く時に画面が狭い(描画ツールパレットにかなりの面積を占領されてしまう)と言う問題があり、「いつかは横長スタイルのモニターにしたい」という希望がありました。と言うわけで、実はモニター購入の予算も計上していました(それで、最近の経済動向には改めて感謝)

新しい横長モニターは、古い方のスクエア・モニターより高さは無いものの画素が細かく、見た目は特に違和感は無かったです。横長に広がった分だけ重心が安定するので、地震活動期という地学環境を考慮すると、その辺りは安全かも。

(経済動向の恩恵は受けたけれど、手持ち予算の関係で、そんなに大きなモニターを買えないのです。ノートパソコンに付いているモニターサイズでも上等と考えていたので、意外に画面が大きくて満足でした)

「windows8モデルは初心者に優しくない」など、色々よろしくない評判も聞くところでありますが…、ひとつずつポイントを押さえてゆけば、実際の操作はそんなに難しくないかも…という感じです。とはいえ、流石に、アプリケーションの探し方が分からなかったり・シャットダウンの方法が分からなかったりしたのは、焦りました…(苦笑)

そして、windows8パソコンに早速、クリップスタジオをインストールしてみる…本格的な使用は次の機会になりますが、触ったところでは、なかなか良い感じでした。次世代のコミックスタジオだという話で…カラーイラストの描き方も研究してみたいところです。

コミックスタジオのwindows8への移植も含め、おっとりペースの移行になるかと…(アマチュアなので、某所で騒がれている縦書き問題は、将来のセキュリティリスクに比べると重要な問題では無かったりする)

他にもつらつらと書くことがあったような気がしますが…、windows8導入で非常に緊張して疲れたので、この辺りでおしまい