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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

都議選2009年09月12日の感想

まだちょっと他の作業が残っているので、今回、短いエントリです^^;

2009年7月12日(日曜日)に行なわれた都議選について、政局勢力図の大きな転換が起こる可能性は低い…という予想を立ててみたのでありましたが、あにはからんや、テレビによれば、「都議選は、民主党大勝に終わった」という事だそうで…

麻生総理がついに解散総選挙を行なう(2009年8月30日に選挙するらしい)、と公表したそうで、アレアレ…という間に事態が流動化して、現実が予想のはるか上を行き始めたようで、びっくりしています^^;;

一応、だいたい1ヶ月ぐらい前にやっていたタロットカード占いが、割といい線で今回の事態を予想していたようです。最終結果に出てきたカードが「隠者(正)」で、これは「第一線から引退する」とか、そういう意味。

自公政権の運命を占う]・・・(2009.6.23エントリ)

そんなつもりは無かったので(正直言って懐疑を抱いていた)、複雑な気持ち。

さすがに、自民党の支持基盤に、ヒビが入りまくりの状態だったのかも…と思いました。自民党そのものも、いい感じで派閥にヒビが入りまくっているようですし…(鳩山元総務相とか、そのまんま東さんの騒動とか…やっぱりああいう騒動は、「いい加減にしろ」と言いたくなるような類なのかも知れません)

ともあれ、国内の政局は第2ステージに入ったのだ…と言う風に、改めて解釈してみました。吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、ともあれ考える時間は残っているので、衆院選に向けて、よくよく考えてみたいと思います(情報錯綜が大きいので、すごく悩ましいですが…)^^;;

全体を見渡して、麻生総理の決断タイミングには謎が多いです。衆院選に向けて微妙に注目を集める…と言う点では、おっかなびっくりで、良いタイミングなのかも知れないけれども…

「解散総選挙を決心した」と、これも猛スピードと言っていい、都議選直後の即断&公表なので、もっと何か壮大な理由がありそうな気もしますが…そのあたりは全然分からないので、平凡に「体力切れとか、気力落ちかな…」と推し量ってみるのみ。

(占星術的には、日食を挟んでいるタイミングなのが興味深いです)

ともあれ、シロウトなりに、見たまま記録してみました…^^

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写真感想とブログ感想

◆◆アムゼルくんの世界(エキサイト版)が復活されていて、またビックリしました(笑)

ゆっくりしているところだったので、風流な気持ちになって鑑賞いたしました。

[暮れない夏の夜]2009.7.4
http://amselchen.exblog.jp/11426338/

  • 夏草に夕べの陽差し斜めなり影にも知らむ地球(ほし)のめぐりを
  • 白壁の色も幽(かそ)けき夕葉影しずかに笑みしいにしへ思ほゆ

特に感じ入った写真に対して…感想代わりに、短歌を詠んでみました。やっぱり、微妙に理系が入っているので、多少理屈っぽいかもです(アセアセ)。

(追記)アムゼルさまが、上の私製和歌2首をエキサイト版ページに載せてくださいました。(実は会心の作品だったので、とても嬉しかったです。)ここに御礼申し上げます

◆◆未完成な写真論

『悪魔のいない文学』中野美代子・著を読了

西洋思想を彩るパースぺクティブ思考のコアがよく分かりました。西洋絵画から感じていた内容は、こちらの思い違いでは無かったのだ…と、ちょっと自信がつきました(ルネサンス以降の近代西洋絵画には、必ず額縁が付く…という現象に、いわくいいがたい不思議さを感じていました)。

老荘思想と山水画の関連は興味深く読みました。この分野に関する知識不足が大きいので、これというような感想はまだ出来ていませんが…これはこれで、かなりラディカルな現象だな、という風に考えております。人間の思考の振れ幅の大きさが、何とも面白い…やっぱり大陸という風土が強烈に効いてくるのでしょうか

・・・読書感想文はここまで・・・

最近、「数学は魂の音楽であり、音楽は魂の数学である」という面白い言葉を見つけました。誰が言った言葉なのか分からない(作者不詳)…という事ですが、深い箴言だと思います。

これをもじって、「写真はエネルギー相の残像であり、残像はエネルギー相の記憶である」、これをもって写真論となす…というのも面白そうです。

写真は…〝その場の「相」が転写されているもの〟ではないか。

写真の本質は、残像です。すでにこの場には存在しないもの。それが映像として残っている…

その意味で…写真は絵画では無い。何か一種異様な、「別のもの」なのです…

以上、未完成な写真論を述べてみたのであります

2019年冬至12.22イラスト制作

アースティック・イラスト風に彼岸花(曼珠沙華)赤・白バージョン描画

曼珠沙華=サンスクリット語 manjusaka の音写

学名 Lycoris radiata =リコリス・ラジアータ。

花弁構造が良く分からず、大型写真本を借りて来てジッと観察

1.地上茎から、5本~6本~7本ほどの花茎が放射状に展開

2.花茎1本あたり、ひとつの花をつける(したがって花冠の部分には5花~7花が並んでいる)

3.花弁6枚、開花した後の反り返りは大きい

4.花芯6本、クルリと巻いて上に延びる

赤バージョン彼岸花(曼珠沙華)&揚羽蝶

白バージョン彼岸花(曼珠沙華)&揚羽蝶

*****

学名の属名 Lycoris(リコリス)は、ギリシャ神話の女神・海の精であるネレイドの一人 Lycorias からとられ、種小名 radiata は「放射状」の意味。

曼珠沙華=意味は「天上に咲く花」。「おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天から降ってくる」という、仏教の経典による。

「路(みち)の辺(へ)の-壱師(いちし)の花の-灼(いちしろ)く-人皆知りぬ-わが恋ふる妻」
※壱師の花=彼岸花
※『万葉集』巻11-2480、柿本人麻呂

北原白秋『曼珠沙華(ひがんばな)』

GONSHAN.(ゴンシャン)GONSHAN. 何処へゆく
赤い御墓の曼珠沙華(ひがんばな)、
曼珠沙華、
けふも手折りに来たわいな。

GONSHAN. GONSHAN. 何本か。
地には七本、血のやうに、
血のやうに、
ちやうど、あの児の年の数(かず)。

GONSHAN. GONSHAN.気をつけな。
ひとつ摘んでも、日は真昼、
日は真昼、
ひとつあとからまたひらく。

GONSHAN. GONSHAN. 何故(なし)泣くろ。
何時(いつ)まで取っても、曼珠沙華、
曼珠沙華、
恐(こは)しや赤しや、まだ七つ。