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〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)
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第二部「タタシマ」・第五章「熊野道・後篇」の完成版を公開しました

⇒《物語ノ本流》コーナーにコミック&字幕版へのリンク有

第五章「熊野道・後篇」は紆余曲折が多くなったパートです。後のパートに続く考察や伏線が相当に多く含まれている事もあり、ストーリー的に分かりやすかったかどうかについては、反省部分が残っています

此処で提示したストーリー上の設定は、ざっと以下のような物でしょうか:

★伊勢暴動に関わった新興カルト「熾天聖光神道」と、甲斐国から出て来たという噂のある新興カルト「金剛光連衆(欠き眉の弟である紫銅が居る謎の集団)」が、裏で手を結んでいるのでは?という「疑惑」

★東北アテルイ伝説にからむ「日ノ丸」の存在の提示。実際の歴史においても、紅白で彩られる「日ノ丸」は元々は東北由来、それも、ひとまとめに蝦夷と呼ばれた「まつろわぬ民」の物でした。京都文化圏では「紅白の日ノ丸」という発想はありませんでしたが、東北からシンボルが流入した結果、「日ノ丸」のモチーフが普及したという説があります

★「オオマガツヒ/ヤソマガツヒ」「アラハバキ」と「日ノ丸」とのつながりの提示。後のパートに関わる伏線です。平安時代から鎌倉時代にかけて再編集されたミクロ説話&神話群(神仏習合が多い)と関係があります。「禍」と「日ノ丸」が結びついていたのは、「まつろわぬ民」との抗争の歴史も影響していた筈です

★古語「ユツ/イオツ」の提示。これも後のパートの伏線となっています。今は「そういう古語が存在する」という知識だけでOK。考察は徐々に進行する予定です

★田辺の生首事件や道成寺の妖異事件で、欠き眉の性格や行動パターンを実際に提示。思いつく限りの「残虐」というのを表現してみましたが、「欠き眉の豹の残虐さ」というのがキチンと表現できたかどうか、ちょっと良く分かりません。この部分は、流石に他人任せになります

以上

道成寺の妖異事件は、複数の伏線が絡み合った物になりました。流石に、背景が分かりにくくなったかもという点で反省しています

この部分は、「壮大な呪術によって時空に不自然な歪みが入った事件」「不思議な勾玉が謎のパワーを発揮した事件」「欠き眉の行方不明&消失事件」という3つの要素を含んでいます。この3要素は、ストーリー上、多数のパートに関わる重要な要素です

・・・・・・《制作メモ》・・・・・・

斎つ「ユツ」=名詞の上に付き「神聖な」「清浄な」の意。一説「いほつ(五百箇/イオツ)」の音変化、数の多い意⇒「豊か(ユタカ)」は「ユツ/イオツ」から出たかも?/使用例=「―真椿」「―磐群(いわむら)」「―爪櫛(つまぐし)」「―御統(みすまる)」「―真賢木(まさかき)」

ヤヌス(両面の双頭神)=ローマ神話の出入口と扉の神。前後2つの顔を有し一年の終わりと始まりの境界に位置、1月を司る/オアネス(海洋性、人頭&魚頭の双頭神)=シュメール文明神/両面宿儺(双頭の人物?)⇒「スクナ」名を持つ事から文明伝達の神スクナヒコナと同一視する説もあり

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