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〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)
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◆異世界「大陸公路」の民◆

獣人=レオ族、ネコ族、ウルフ族、イヌ族、クマ族、パンダ族、ウサギ族

竜人=貴族クラス(本体が大型)、平民クラス(本体が中型&小型、または矮小種)

鳥人=渡り型(渡り鳥)、定住型(鳥人の王国を維持)

魚人=回遊型(回遊魚)、定住型(魚人の王国を維持)


◆異世界の世界観◆

▼世界はある意味「アカシャ(虚空蔵)」的な感じで、エーテルで満たされている。エーテルは魔力の源泉でもあり、モヤモヤした塊になったり、星みたいに輝いたりできる「何か」である。魔法は、こうしたエーテルを、アカシャ(高次元空間っぽい?)から、ちまちまとダウンロードして使うテクノロジーである

▼四大エーテル「火」「風」「水」「地」によって、我々が見る実際の世界が成り立つとする。四大エーテルをそれぞれ神格化/イメージ化したのが、神、霊、魔、エレメント(元素)などとして認識される「精霊王」である=「火の精霊王」、「風の精霊王」、「水の精霊王」、「地の精霊王」

四大エーテル「火」「風」「水」「地」をシンボル化した図は、大陸公路共通のマークにもなっており、個人認証マーク図案の一部や、各種の護符や魔法陣の基本的な「オマジナイ文様(呪文パターン)」に使われる

※共通シンボル考案

▼火魔法、風魔法、水魔法、地魔法は、それぞれ得意とする作用が異なる

(この辺は、一般的な異世界ファンタジーと同じような設定なので、イメージしやすいと思います。例えば「火で物を燃やす」、「癒しは水の領域」、「風の力で転移する」「風(かまいたち)の刃で敵を切り裂く」、「土の防壁」「土人形(ゴーレム)魔法」など)

一般的な護符や魔法陣は、各エーテルのシンボル図を呪文パターンと共に組み合わせたデザインであり、そこに術者が、「エーテルの塊」をダウンロードし注ぎ込む事で、意図する魔法作用を発動する。脳内イメージ化やエーテル変容が優秀な術者であれば、魔法陣は特に無くてもOK。魔法使いとしての素質の有無は、その人の「器」で決まる

▼大陸公路の民は、みな「宿命」を持つ。「宿命」とは、「エーテルを生命エネルギーに変え続けている神秘的構造」である。「宿命」は、個人の特性、寿命、健康運、恋愛運、金運、その他、様々な要素を決定している(ただし隅々まで確定している訳では無い。未来は常に不確定性の幅を持っており、どのような現象で現れるかは誰にも分からない。変化の余裕は想像以上に広がっている)

死ぬと、その時点で個人の「宿命」構造が解け、エーテルが散逸するため実体を維持し続ける事が出来ず、存在そのものが消滅する(=死体は残らない。ただし、「地」の凝縮した部分は分解しにくく、暫くの間は形を保っている。こうした残留物の代表的なのが、獣の爪や牙の一部、竜の鱗の一部、魚の骨の一部、鳥の羽の一部)

「宿命図」は、個人を構成する四大エーテルの分布や結合、相関状態「相」を示す図。イメージ的に一番近いのは、ホロスコープ(設定上、専門的な魔法学問として成立する程に込み入ったロジックになるが、大体こういう理解でOK)


◆「亜人類」における変身魔法、変身事情◆

各種の本体に戻ったり、人体へ変身したりするのは、全「亜人類」が生まれながらに出来る(その訳は、後で作品中で説明する)。一般に本体が野生モード、人体が人類社会モード

本体と人体が入り交ざる「混合変身/混合体」がある。最も理想的なバランスの取れた「混合体」は、言わば最強の「アスリート・モード(強化改造型人類のようなもの)」であり、その際立つ身体能力と戦闘能力のゆえに、様々な場面で重用される

獣人の場合だけ、獣体と人体の差が余り無いので(毛皮の有無くらいしか違いが無い)、混合変身が自然に出来る。実際に大陸公路では、獣人が最も頑丈で、最も生息範囲が広く、繁栄している

竜人・鳥人・魚人の場合は、本体と人体との体格差や体内構造の違いが非常に大きいので、最適バランスの取れた「アスリート・モード混合体」への混合変身は困難である。獣人に比べると、軍事部門が専門職として独立しており、そこで、理想的な「混合体」を達成するべく、ブート・キャンプ型の強化訓練をする


◆魔法使いと魔法(大陸共通)◆

正式には「神祇魔法占術」。普通は「魔法」で通じる(=俗語っぽい感じ)。単に、魔法体系を実現する術者(=魔法使い)が、その魔法レベルに応じて、「神祇官」「魔法官」「占術官/占術師」で区別されているから、「神祇・魔法・占術」という訳

▼初歩レベル魔法=各種の護符を作成できるレベル。初等~中等教育レベルで学習する魔法。護符は、単純な魔法陣でもある

代表的な護符は、署名サインに添付する個人認証マーク陣、家庭刺繍や染めのパターンデザインなど。「玄関戸締りの護符」や「養生(睡眠休養)の護符」も一般的である

▼中等度~高度レベル魔法=ギルド職人レベル、及び、アカデミー修了生レベル(占術師&大学卒業レベル)の魔法

初歩レベル魔法(家庭レベル魔法)より効果が高く、マーケットに出される魔法商品になる。例えば「防火魔法陣」「防塵魔法陣」「パラパラソル(空飛ぶ傘)」など

セレブ御用達の各種商品に施される凝った護符や、公共交通で使われる「転移魔法陣」、倉庫で使われる各種の収納保存系の魔法陣(冷蔵庫とか、危険物保管とか、牢屋とか)など、公共機関の魔法は、このレベルがメイン

「占術師/占術官」レベルになると、神祇魔法の初歩でもある「宿命図における四大エーテル相の判定」が出来るため、大陸公路の各種ギルドで重用される。特に役所や各種ギルドにおける「署名サインに添付する個人認証マーク陣」の判定の仕事は多い

魔法官が使う「対バーサーク攻撃型/防御型魔法陣」も、武門コースで専門的に学ぶ高度レベル魔法である。武官が専門的に学ぶ「アスリート・モード混合体」も同様

▼神祇魔法=プロの魔法使いレベルの魔法。占術師より上のレベル(副神祇官&神祇官)で、一般に見かける初等度~高度レベル魔法に対して、明らかに別格である。いわゆる魔法の「奥義」レベルは此処から始まる。高度医療レベルの治癒魔法陣などが代表的(これが出来る人は高度治療師の資格を取れる)

「宿命図の解読&干渉魔法」も、神祇魔法レベルの物である。「死兆星の解析」「未来予知」「運勢への干渉(健康運、恋愛運、金運における未来の改善)」も神祇魔法の一種で、昔は神殿権力の独占物だった


◆人材教育のスタイル(大陸公路共通)◆

少年少女は、仕事見習い(初等~中等教育レベル)が終わった段階で、学生ギルドに所属してアカデミー学生として遊学に出たり、公的機関(政府&役所)スタッフとして出仕(公務)したり、或いは各種ギルドに所属して本格的に働き出したりする

▼学術コース…「占術官(下級官僚レベル、初等~中等教育の先生)」→「副神祇官(上級官僚レベル、大学教育の先生、武門コースで魔法官を指導する師レベル)」→「神祇官(専門家、博士教授レベル、副神祇官を指導する師レベル)」

大陸公路アカデミーは、学生ギルドが運営する。異国経験&実地研修(修行)を含む、遊学スタイル。アカデミーを修了すると、神祇魔法の初歩レベル&大学卒業レベル「占術師/占術官」の資格を取れる。その後は、大陸公路の各種ギルドに所属して働いたり、起業したり、出身国に帰国して下級役人になったり

アカデミー遊学を終えた後、出身国の高等特殊教育機関に入って「副神祇官」「神祇官」まで資格を取ると、弟子に魔法を教えるレベルの魔法使い先生や、最高位の魔法使い教授になれる(※副神祇官レベルの魔法使いは、武門コース魔法官の教官)。出身国の上級役人になるのも可

ちなみに神祇官まで行くのは、とっても少ない(時間とお金が掛かるし、元々の「器」、つまり素質の有無で決まってしまう)

▼武門コース…「隊士(一般兵レベル)」→「士官(隊士の中小部隊を統率するレベル)」→「武官/魔法官(エリート兵レベル、近衛兵)」→「下級将官」→「上級将官」

ちなみに、エリート兵レベルから、叙爵される人の割合が多くなる(士爵)。「さすらいの英雄戦士(?)」を志望する場合、傭兵ギルドなどを通じて、武者修行に出るパターンもある


◆竜王国の現在事情◆

権力闘争の余波で、今も国情は若干、揺れ動いている(巨大暴走化した竜人=バーサークによる各種暴動の一部が、余波に相当する)。昔は神殿を中心とする宗教(?)権力と、王室や政府を中心とする世俗権力があった。権力闘争により神殿が敗北、大崩壊しており、神殿権力を支えていた魔法使い(神祇官など)&魔法知識、魔法使いの教育システムや組織構造は、王都政府に新設された「神祇占術省」が引き継いだ

かような次第で、「神祇占術省」は、高等特殊教育ステージをつかさどると共に、権力闘争の残党や有力者たちを探る魔法忍者部隊をひそかに率いる「魔法スパイ機関」でもある、という特殊事情を抱えている(かつての神殿も、魔法を駆使する諜報機関を運営していた。それが神殿の絶対権力の源でもあった)


◆異世界の日常(大陸公路共通)◆

公共機関の営業日=「平日」と、月半ばの休日(?)に当たる「雷電日」がある

(1週間に1度は流石にキツイかも…なので、1か月に1度ペースにしてみる)

「雷電日」は諸王国における狩猟解禁日でもあり、多くの戦士やハンターが野外に繰り出す。ほとんどの種族の民が、野生モードで狩りをする

竜王国では、高地平原の土地(荘園)を守る主だった貴族メンバーが、この日に各々の土地に戻り、雷天と共に大量発生する「雷属性の獲物」を狩る

この「雷属性の獲物」は、滋養に富む食材を提供し、貴族クラスの週末の食事を彩ったり、次の日に王都や近所のジビエ市場に卸されて、平民クラスの食卓に上がったりする

雷電日は、規則的な日程で生じる。世界の規則的な振動(=天と地の間の距離が伸びたり縮んだりする)が原因である。この世界振動はエーテルの乱流を生み出し、これが天と地の間に激しい雷を巻き起こす。その雷の衝撃で、世界に裂け目が生じ、「雷電界」ともいうべき、もう一つの高次元エネルギー界が剥き出しになる。そこから「雷属性の獲物」が大量発生する

「雷属性の獲物」は数種類あるが、何故か体表面に「☆」マークがあり、強烈な雷撃を発生してハンターに害をなすので、狩りには意外に高度な技術が必要。そのため戦士が多く採用される


「雷属性の獲物」(大陸公路共通、考案中)

▼甲羅バット=球形で、質の良いアーマー(輸出品にもなる)の材料となる装甲をまとい、コウモリに似た翼で素早く飛び回る。雷攻撃、スピード共に別格で、熟練ハンター向け。エーテルの濃い地域の特産品であり、高級肉を提供する

▼甲羅ハブ=パッと見た目、巨大ムカデに似る。陶磁器(輸出品にもなる)の材料となる装甲をまとい、無数のトゲで空中をかき回しながら飛ぶ。エーテルの薄い地域でも見かけるが、大抵は小物であり、骨っぽく、肉は余り無い。漁網などの罠を仕掛けておけば、トゲで引っ掛かって動けなくなるので、技術のない一般人でも、やろうとすれば狩れる。エーテルの濃い地域になると、大型で肉付きも良いのが多い。保存がきく普段使いの肉を提供する

▼星イカ=空中における高速移動能力のあるイカ。パワフルな獲物で、威力の大小はあれ雷攻撃の能力はシッカリとある。目くらましの墨吹きの魔法を使う。四大エーテル属性(赤・白・青・黒)カラーの大物を含め、小物もカラフルである。中級~熟練ハンター向けの獲物。食材としては穀類の系統で、身を細く切って、パスタみたいにして食べると絶品だったりする

▼星クラゲ=空中を浮遊するクラゲ。四大エーテル属性(赤・白・青・黒)カラーの大物はパワフルで猛毒なので上級~熟練ハンター向けの獲物になるが、その他のカラフルな小物は、雷攻撃の能力は弱くスピードも緩いので、初心者~中級ハンター向けの獲物になる。食材としては野菜の系統になる

★その他、「雷電日」が過ぎた後の早朝(夜明け前)、雷電パワーの置き土産である「星エルモ」の採集ができる。枝の先や草葉の先端など、尖った部分でパチパチとはぜる種々雑多なカラフルな火花(ちょうど、セントエルモの火のような物)である。簡単な魔法加工をした輪に閉じ込めて採集する。これはたいてい、子供の仕事である。食材としては香辛料や調味料、ナッツ、油脂、豆類の系統。エーテルの薄い地域の方が、強大な「雷属性の獲物」が少ない分、割と多く採集できる


◆衣服生産の事情(大陸公路共通、考案中)◆

成長の早い植物から繊維を取り、糸を紡いで布に織る。だいたい1ヶ月に1度のペースで繊維が収穫できる(流石に冬季は成長速度が落ちる)

原料となる植物「ヴァーユ」はパッと見た目、背の高いガマの巨大な物に似ており、干潟、氾濫原、河岸、湿地、遠浅の海など、日当たりと風当たりの良い水辺であれば何処でも育つ

やはり四大エーテルに応じて、赤、白、青、黒の「ヴァーユ」がある

ガマの穂に当たる部分からは、シルクや木綿のような最上級の繊維が取れる。茎や葉からは麻や葛布に近い丈夫な繊維が取れる。根からは紙の原料となるパルプみたいな繊維が取れる。うすーく加工すれば、薬包紙になったりする

ガマの穂に当たる部分には、種に相当するカラフルな粒々が詰まっており、これが色とりどりの中間色の染料の材料になる

※ちなみに基本の赤、白、青、黒の「ヴァーユ」からは、各々、赤、白、青、黒の糸が取れる(原色糸っぽい?)ので、基本色には不足していない

白い「ヴァーユ」の繊維は、淡い中間色が綺麗に染まる

いずれの「ヴァーユ」繊維も、ある種の脱色魔法を掛けた水に一定時間以上さらしておけば、淡いベージュ系からグレー系の色合いになって、柔軟性も吸水性も増す(白いヴァーユ繊維は色は変わらないが、柔軟性と吸水性が同じように増す)。基本的なシャツや肌着、シーツ、包帯などは、これを使っている。陰影のある淡い中間色に染めたりする場合も同様

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