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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

タロット20審判

タロット20審判

カード・メッセージ=「復活」

主な意味=決断、確定、表面化、打ち明ける、暴露、到来、よみがえり、変容、道が開ける、変革期、ターニングポイント、ジャンクション、覚醒、悟り、復権、再出発、再開

時代を画するようなターニングポイントの到来、自分が変容する瞬間…大きな変革期の到来を暗示するカードです。「悟り」の意味も持ち、精神的なカードであると申せましょう

闇の中を予感に満ちて漂う人物…その人物に一条の光が差し、目覚めをうながす…というイメージで描画

タロットは西洋的な世界観の中で育ってきたものであるだけに、「審判」カードの解釈はとりわけ難しいところがあります。伝統的な絵柄では、終末にあたって、墓から起き上がってきた人々の上で天使がトランペットを吹く…という構成が代表的であり、最もキリスト教的な解釈を感じるものでありました

「審判」カードは、正位置/逆位置の落差は大きい方です。逆位置になると、機会を失う、行き詰まりになる、報復、曖昧な状況がじりじりと続く…などという意味となります。この辺りは「審判」という名づけもあってか、極めてハッキリとしたものであります

「審判」…変革期が到来するという状況に至るまでには、長い長い助走があります。深い思索を経ていない、単なる復活や再生では全く意味が無い…無駄に時を重ね、悟りを得ていない状態では、いつまでも同じ過ちを繰り返す…

「人生修行」という観点から見て、なかなかに含蓄の深いカードだと思うのであります

☆タロット連作&解釈の一覧を作成=〔ホームページ更新2013.6.14

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