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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

習作イラスト「太夫」

いろいろ、赤面する部分が。反省して、今後に生かすと言う事で。

花街の「太夫」/「太夫」というのは遊女・芸妓の中で最高位の位階(身分格差は厳しかったらしい…)

採用した髪型=「吉野髷」。定番の豪華な髪型「横兵庫」よりシンプルですが、その分、スッキリ粋な感じ


【メモ】

キャラ視線が左上(自分から見て右上):過去の光景を想起中。

キャラ視線が左横(自分から見て右側):過去に喋った内容を想起中。

キャラ視線が左下(自分から見て右下):ロジックを思案中。推理&分析の目線。左手を頬や顎に当てる仕草も。

キャラ視線が右上(自分から見て左上):未知または未来の光景を想起中。または構想&想像中。

キャラ視線が右横(自分から見て左側):ウソをつく時。妄想する時。創造の目線。

キャラ視線が右下(自分から見て左下):言葉で表現しづらい感覚、感情。または鬱屈。

※左利きの場合は反転するケースが多いので注意

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カラーイラスト:ディードリット

今回は、ディードリットのカラーイラストを公開。

当サイト・バージョンのディードリットは、神秘的な、深い淵のような翡翠の瞳というイメージです(アニメ版では、もう少し明るい緑の瞳でした。小説のイラスト設定では青い瞳という事になっていてバラバラですが、様々なディードリット像があって、面白いのではないかと思います…)

『ロードス島戦記』は、元々はゲームから派生したアドベンチャー物語でしたが、我々の世代にとっては、ハイ・ファンタジーのイメージを一変させた、特別な存在という感じです。『ロードス島』のアニメ版も、今までのアニメに比べると信じられないくらい場面描写のクオリティが高くて、キャラデザインも斬新だったのです。

ロードスという名の島がある。
アレクラスト大陸の南に浮かぶ辺境の島だ。
大陸の住人の中には「呪われた島」と呼ぶ者もいる。

…この冒頭の演出には、本当に衝撃を受けました…

だから、映画版『ロード・オブ・ザ・リング』を見たときは、エルフのミステリアスなイメージが壊れてしまって、ちょっとガックリしてしまいました(ちょっとだけです…苦笑い。リアルの人間の髪って、結構「ずっしり」しているものですね)。映画『ロード・オブ・ザ・リング』は、素晴らしい内容だと思っています。

『ロードス島戦記』の頃のキャラデザインが、最近のアニメーションの、顔かたちの描写の源流かも知れないです。頬からあごにかけてのラインが急峻な感じで、特徴的。

イラスト:姫君と女官

◆カラーイラスト:明日香姫と峰

明日香姫は、やんごとなき血筋を引く都の大貴族・京極大納言家の姫君と言う設定です。由緒正しい、本物の姫君です。斎王として斎宮に勤めている内親王・朝ノ君の血縁(=詳しく言うと、朝ノ君の姉の孫に当たる。この辺りは血縁関係が入り組んでくるので、設定を覚えていられるかどうか、ちょっと自信ナシ・汗)

明日香姫は、朝ノ君の系統の面差しを受け継いでおり、なおかつ「目の覚めるような絶世の美人」という設定です(=今の花洛帝の系統の顔立ちに比べると、ずっと繊細で華やかな顔立ちになります…、という設定になります。ちなみに明日香姫の父親も、若い頃は、華のある美青年だったのです=ずっと後で出てくる予定)

峰さんは明日香姫の侍女。生まれた時から明日香姫と一緒に育っています。峰さんの父親は、京極大納言家に勤める中流貴族であります(多分、お屋敷の家司か、京極大納言の秘書の一人として勤めている。家司というのは、今で言う執事に当たります…、だそうです)

明日香姫は目下、父親の決めた縁談に反発して、都のお屋敷を家出しています。峰さんは、明日香姫の意思と行動力に驚き呆れつつも、勢いに引きずられて一緒についていった…という感じになります。明日香姫の誘拐未遂事件では、声音に騙されて誘拐犯を手引きするなどウッカリした面がありましたが、物慣れない環境でも上手に適応して、柚羅と瀬都を女童として使いこなしつつ明日香姫をフォローしている辺り、優秀な女官としての片鱗を見せています

(明日香姫と比べると大人しいですが、峰さんも、なかなかの美人なのです)

縁談を持ち込まれるような年齢…というところから分かるように、彼女たちは十代の女の子です。今の高校生(或いは大学受験生)くらい。現代バージョンで遊ぶ時に、それっぽい洋服など着せてみても良いかも知れません(笑)