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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2021年07月イラスト記録

2021.03.31写真撮影、ジャーマンアイリス

2021.04.17いろいろ考案して絵描き、竜人の姿かたちのデザイン。色々考えてみたけど、「人類の耳」を長くして、ミニサイズ竜角(細いタイプのドラゴンの角、あまりゴリゴリしてない方)みたいな細長いタイプのエルフ風なのが一番、単純そう

2021.04.25、4月イラストテーマ「悪」、欠き眉の豹、初カラー化

2021.05.25、5月イラストテーマ「ゴリラ」、コミカルポップな印象の宣伝ポスターイメージで描画。コピーライト設定「ゴリラ印ジューンブライド/シアワセ、ゴリラ級」

2021.07.04、描画感覚を取り戻すためトライ描画、白黒絵、オリジナル小説の女主人公ルシール・ライト嬢

制作日は不明、かなり古い

※共通シンボル考案

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読書感想:ライトノベル風「異世界の彼女が―」

日比野庵さまの小説・処女作「異世界の彼女が僕の心を覗き込む」を最終話まで拝読しました。

URL(小説家になろう)=http://ncode.syosetu.com/n1803dd/

レビューという形で全体の感想を述べますと:

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淡い学園恋愛モノをベースに、SFや神話的世界観といった要素を含みつつ語られる、事件解決系の物語。若干、推理小説系のミステリー要素あり。

前半部のパートは、冒頭部に対してストーリー展開が緩やかで盛り上がりに欠けるが、中盤から後半部に至るパートでは、格闘アクションを含む対決シーンが加わったこともあって、緊迫感やスピード感において見るべきものがある。

語り口は基本的に三人称であり、地の文も硬めである。心理劇と劇場劇の構成パターンが安定しておらず、作品世界への吸引力は弱い方である。これは、この作品が処女作であるということも、関係していると思われる。

随所にみられる場面描写の確かさや、エピローグにおける伏線処理や全ストーリーの畳み方には、すぐれて個性的な感性と才能とを感じた。将来の伸びしろを期待したいと思う。

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…以上です。

シャレという観点では、各種ハイテク観測機器のネーミングに関する仕掛けが笑えました。

仕込まれたSF要素とストーリー展開との絡み合いについては、一部分では過剰を感じ、また別の一部分では、やはり物足りなさを感じましたが、物語設定上のハッタリというか、リアルな説得力は、十分にありました。読んでいて思わず「ほほう、こんな風につなげたのか」と感心させられました。

印象に残ったキャラは、ミローナです。

唯一といってよい強烈な色彩の組み合わせ、豪胆さと繊細さが入り交ざった、強烈なパラドックスを含む性格なのに、何故か一つの人格として、矛盾なくストーリーの中で展開している…、非常に興味深いキャラクターでした。

個人的な感触ですが、この作品を象徴する裏のキャラは、ミローナだな…と思っています。

あと、後になって急に気付いた点ですが、もしかして悪役ラスボスとの対決のくだりは、往年の名作『天空の城ラピュタ』へのオマージュだったりするのかなと、チラリと思いました(笑)。

悪役ラスボスの立ち居振る舞いや手持ちの武器、言い回し、それに舞台を取り巻く設定(大道具)や、各種ガジェット(小道具)の有り様が、特に(笑)。

読者としては、「一読してちょっと物足りなさを感じたが、相応に面白かった」という感じです。時間をおいて読み直すと、また別の気付きや味わいがあり、これはこれで、再読のたびに考えさせられる深い作品だと思いました。

イラスト・ペルシア&アラビア風

2016.02.13明け方、奇妙な夢を見ました

何と言うことの無い逃避行ストーリーの夢だったのですが、珍しく自分(例によって小人スタイル)が引率者という、有り得ない状況でした。舞台は、砂漠の広がる外国で、どうも中東地域の何処か。IS支配地域??

しかも引率対象は、親を亡くした2匹の子狐(人間に化ける種族)と、何処かから焼け出されてきたらしい古い女神(?)の成れの果てでした(身の上話によると、元々博物館のような所に居たらしい)。名乗りが「イフリータ」だったので、多分、本物の女魔神?褐色の肌の、なかなか行動的な美女でした

夢ストーリーは砂漠の戦闘の中から始まりました。夢という事で、大いにイメージ劣化処理っぽいものがされていたみたいですが、それでも血が飛び散るのがやけにリアルで、ゲームさながらの仮想現実といったところです

逃げに逃げ、廃棄されたロケットランチャー砲の陰に隠れて戦闘が収まるまで待っていると、いつのまにか自分の周りに、上に述べた奇妙なメンバーが居ました(2匹の子狐と褐色肌の美女)。子狐は、手に乗るくらいのサイズ。褐色の美女は人外だけあって身の大きさを変えられるらしく、リカちゃん人形くらいのサイズ(自分は小人だったので、ちょっと見上げる感じになりました)

いずれのメンバーも「戦闘が収まらない"この土地"から逃走する」事を希望している…という事で、何故か自分が引率者になりました。でも任務を与えられただけあって、その場に来ると、有り得ない記憶や作戦がパッと思い浮かぶ感じでした(割とイケる?)

とりあえず移動ポイントを見付けないことにはどうにもならないので、撤収部隊の荷物の中に潜り込んで、ドキドキ移動

やがて、中東風御殿(ホテル)みたいなところに到着。何かの特権で戦闘に巻き込まれないのか、町も人も贅沢な感じ。こそこそと食料を調達したり、資金をくすねたり、ちょっとしたコソ泥をやりました

やがて用意が出来たところで、次は空港に移動。ちょっとした事ですが、中東風御殿の外観が見事で、アーケード回廊の細工など、まじまじと観察してしまいました。アルハンブラ宮殿よろしく西洋中世建築と折衷している部分もあり、なかなか多彩でした

何故か空港まで鉄道が通っており、駅員を幻術でだまくらかして、無賃乗車!

空港に到着してみると、流石に戦闘地域だけあって、軍人がゾロゾロ居ました。警備は厳重。ですが、テロリスト=人間に注意しているらしく、子狐とリカちゃん人形は気づかれず、夢の中ながら、何故かホッとしてみたり

お腹を空かせた2匹の子狐が、人間の男の子に化けて、空港のお店でアイスクリームを注文したときは、流石に焦りましたが…(身分証を持ってないので)

そんなこんなで、裏技で飛行機の貨物室に忍び込み、そこは人間環境じゃないので飛行機の乗務員を幻術で惑わして客席の物陰でコソコソしてみたり(サイズの都合でシートベルトが出来なかったので、割とスリル)、色々と忙しい夢でした。逃走先は、どうやらアメリカらしいです

此処で、夢は終わりました


『鳥使い姫と魔法の鍵』イメージイラスト(2022年3月制作、9月制作)

2022年3月制作、構想段階のイメージのイラスト

2022年9月制作、看板イラストのイメージで制作

御曹司イメージ

脇役キャラ

ファンアート2種(トルコ系、アラブ系)

トルコ系

アラブ系(ダンサーのイメージ)

2019.7.14イラスト制作「銀色花妖」

制作中のストーリーに出て来る絶世の美青年、その二つ名「銀色花妖」という設定で、イメージ描画。銀色の髪と薄紅色の目(この薄紅色はダマスクローズの花の色に由来)。

キャラ設定イメージが元々、「傾国の魔性」「災厄の流星」「三国一の色事師」なので、こんな格好になりました。色気が出たかどうかは不明ですが…

歴史上、傾国の女、王をたぶらかした悪女、というのは色々ありますが(中国古代の伝説で有名な妲己とか、我が国にやって来た九尾のキツネ玉藻の前とか…)、それなら、傾国の男だって居たのではないか?と思うのであります

でも、どちらかというと、やはり「国を滅ぼした王」というような意味での歴史上の人物の方が、注目されるのかも知れません。