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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

プチ雑記:ユリ根を食す

興味深い体験だったので、絵日記風に記録です(2016/1/11作成)

ユリ根に関する知識

カリウム含有量は野菜類の中ではトップクラス。100gあたり740mg

球根(ユリ根)を食用とするのは中国と日本のみ

漢方「百合(ビャクゴウ)」:滋養強壮・鎮咳・去痰・利尿・イライラ解消

※中国では古来よりイライラなどの症状に百合をよく処方したことから、ヒステリーを「百合病」と呼びならわしていたらしい

藤原京時代=祭事に用いる。ハレの日の特別メニュー的な扱いだったらしい

江戸時代=栽培食物(商品作物)として普及し、苦味が少なく食べやすい「オニユリ」も広がる。これは現在のユリ根につながる品種

日本のユリはむしろ食用のために栽培されていた物が多いが、医師シーボルトや植物学者ツンベルクらの欧米への紹介を通じて、その鑑賞価値が見い出された。以来、観賞用としてのユリ栽培も増加した

北海道でのユリ栽培が始まったのは大正時代(冷涼な気候がユリ栽培に適していた)。現在のユリ根の国内生産は、95%が北海道

栽培・・・種球から始めて6年掛かる。畑に植え付けするまでに3年、畑に植え付けてから更に3年経過して、やっと収穫できる。畑を毎年のように植え替えなければならず、一度植えた畑は最低でも7年は休ませる必要がある

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