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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

ファンアート色彩絵コレクション2017年版

★秋月忍さま執筆作品『星蒼玉http://ncode.syosetu.com/n4406ch/』(小説家になろう)主人公、赤羽晃志郎&朱雀。異色の和風ファンタジーという感じ。魔法を使う武士(浪人)…という設定が興味深い物でした。南総里見八犬伝とか、その辺りの空気感も感じました

『星蒼玉』ヒロイン

『星蒼玉』主人公の姉

『星蒼玉』二次創作『呪詛喰いhttps://ncode.syosetu.com/n6631dw/』女主人公ホツマ


★片平久さま執筆作品『よろず歌詠む~http://ncode.syosetu.com/n5168dn/』(小説家になろう)人ならざる者、イチシ。イメージの難しさに長く迷走し…迷いつつも印象は起こせたと思案。着物文化などの描写が印象的な作品です。登場人物の行く末が気になる小説です


★津月あおいさま執筆作品『明晰夢の天使http://ncode.syosetu.com/n8456eb/』(小説家になろう)登場人物、年の差カップルとされてます2人。夢と現実が入り交ざる終末世界的な光景の中、ヒロインキャラが持つ、熾天使を思わせる不思議な赤い翼の描写が印象的です

★津月あおいさま執筆作品『魔法猫ファンネーデル~http://ncode.syosetu.com/n1553dv/』(小説家になろう)キャラ、ファンネーデル君をイメージ。不可思議な経緯にビックリさせられながらも、青い目の色の描写と共に、少年らしい繊細さが印象に残りました


★成宮りんさま執筆作品『ファザコン中年刑事とシスコン男子高校生の~(現時点の連載=)http://ncode.syosetu.com/n6655ed/』(小説家になろう)藤江周&メイ&プリン。最近お目立ちの不思議なエビキャラのギャグ&ユーモアが面白くて、追加してみました♪

★成宮りんさま執筆作品『火曜(更新とは限らない)サスペンス~http://ncode.syosetu.com/n5809dv/』(小説家になろう)の登場キャラクター、藤江美咲さんをイメージ。小説に出て来る旅館『御柳亭』の仲居さんだったという事で、そういう感じで描写してみました


2017/09/30付、編集

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華夏の時空を読む

《青銅文明の出現》

いわゆる中華文明、殷で有名な青銅文明の年代を調べてみると、前1600年~前1100年頃、という事です(二里頭文化の青銅器は前2000年までさかのぼる)。これは西アジア・オリエント地域に栄えた青銅の諸文明に比べると、いささか歴史が浅いのです。オリエントに栄えた青銅の諸文明の年代は、前3000年頃なのです。

…何故に、この時期に中原の青銅文明が登場?という疑問が、湧いて来ました。

あれだけ入墨装飾に凝った人々が、青銅の造形に凝らない筈は無く、青銅技術を昔から知っていたのなら、青銅文化も西アジアより早くから進んだ筈だ…という意見(ちなみに三星堆文化の方は、曖昧な直感ですが、はるかに原住民の血に近いものを感じました)

という訳で、立ててみた仮説。

中原の青銅文明、それは西アジア由来で、ある時期に、到来したものである。到来ルートは不明である。インド洋を航海しての南方ルートの方が早かったかも知れない。その場合は、「中原」は、「北部辺境」として考えなければならない。華夏における青銅文化の先進地帯の位置については不明という事で、いずれにせよ、「文明&民族&物品」一式で到来し、それに刺激されて、中原の文明が開花した…という可能性が濃い。

一方で、殷を構成した混成民族は、間違い無く華夏の原住民と同様に、文身習俗も、華夏の大地の神話も、受け継いでいた…華夏の原住民の血が色濃く混入した部族。

この食い違いは、華夏の大地の銅山開発にかかった数百年…が、生み出したものかも知れません。その間に、異なる系統の青銅文化を担っていた民族がパラパラと到来した、或いは、長江流域の原住民の間で様々な青銅文化が生まれて、黄河流域へ北上していった、という事も考えられます。

実際、長江流域のほうが、優秀な銅山が多いようです。調べてみると、古代の巨大銅山というのは、4エリア程度が稼動していたようです。甘肅省地区。中條山(よく分からなかったけど、河北省らしいです)地区。長江中下流域地区。川?(?=シ+眞)地区。

川?の部分の、?に相当する漢字は読めませんでした/目測だと、どうも貴州省か四川省か、その辺りらしいです。

※チベットのほうも、20世紀の資源調査か何かで、新たな銅山、金鉱床、そういったものが発見されて、チベット青蔵鉄道…資源運搬用の鉄道だという噂があるのですが、何とも複雑な気持ちになります。上古の長江でやった事を、チベットで繰り返しているのだろうか?という感じです。

中原エリアの青銅文明は、そもそもの初めから、資源奪取ウォーズの気配の濃い、獰猛な文明だったのかも知れません…そういう事を暗示する古代の伝説群も見つかっています。

色彩イメージ絵:熊野道

《熊野道のイメージ画像》2016/01/09制作

モデルとなったのは「熊野古道」です

熊野古道は、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産(文化遺産における「遺跡および文化的景観」)として登録されているそうです。このような「道」が世界遺産として登録された他の例には、「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」(文化遺産、スペイン)があり、道が世界遺産として登録されること自体は珍しいという話です