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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2026年5月の時事情勢メモ

■水やり忘れていたら…「節水」で生き延びる小麦発見 神戸大など(2026.05.30毎日新聞yahoo)

神戸大などの研究チームは、英国産の代表的な小麦品種の変異体が、一般的な小麦とは異なる仕組みで乾燥への強い耐性を持っていることを突き止めたと国際専門誌に発表した。 神戸大の妻鹿(めが)良亮准教授(植物遺伝学)らのチームは、実験に使ったあと廃棄する予定で放置していた複数の小麦の中に、一つだけ枯れずに元気な葉を茂らせている株を発見し、「WS1」と名付けた。
乾燥に強い理由を探ろうと、WS1と通常の小麦にそれぞれ20日間水を与えず、その後水やりを再開する実験をした。その結果、WS1は水やり再開後の生存率が他の小麦に比べて高かった。通常の小麦に比べて葉の表面の気孔の開き方が小さく、水を「節約」して生き延びていたことも判明したという。
植物は乾燥などのストレスを受けると、植物ホルモンの一つ「アブシシン酸(ABA)」を合成し、気孔を閉じて水分が失われるのを防ぐ。植物が乾燥に耐える一般的な仕組みだ。
ところが、WS1はABAの働きが特別強いわけではなかった。そこで、遺伝子やたんぱく質を詳しく調べたところ、WS1は、環境ストレスに反応して合成されるアミノ酸の一種「プロリン」を通常の小麦の2倍近く持っていた。
また、乾燥していない時でも、たんぱく質の働きを調整するリン酸化や代謝のパターンが他の小麦と異なっていた。平常時からあらかじめ乾燥ストレスに備えた状態になっている可能性が考えられるという。
◇干ばつに強い品種期待
豪州やアフリカなど小麦の主要な産地では、気候変動による干ばつや異常気象で不作が起きており、乾燥に強い小麦の開発が喫緊の課題となっている。妻鹿准教授は「WS1は乾燥に直面してから反応するのではなく、普段から『生き延びることを優先するモード』になっているとみられる。この機能を利用し、環境変化に強く、収量も多い品種が実現できるのでは」と期待を込める。論文は「プラント、セル&エンバイロメント」に掲載された。

(コメント)国の基本方針として、どの宗教にも思想勢力にも「国民教育の権能」をゆだねない、という暗黙の了解があるのかも知れない/大日本帝国が、やむをえず戦争に走り…数千万人の血を流して、無数の焼夷弾や原爆を落とされて、学徒動員とか、国を滅ぼしかけて、そして得た重い学びはあったと思う

■辺野古沖転覆、文科省が同志社を指導「政治的中立性」違反を初認定(2026.05.22日本経済新聞)

沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、研修旅行中だった同志社国際高校(京都府)の生徒ら2人が死亡した事故で、文部科学省は22日、同校の安全管理が「著しく不適切」で教育内容にも偏りがあるとする調査結果をまとめた。改善を求め、学校を運営する学校法人同志社を指導した。
米軍普天間基地の移設工事に反対する「抗議船」として使われていた船に乗るなどした教育内容は、政治的中立性を求める教育基本法第14条に違反していると認定して指導した。同省によると、現行の同法となった2006年以降で、政治的中立性を巡り違反を認定するのは初めて。生徒が校外活動中に死亡した事態を重く見て、異例の措置に踏み切った。22日の閣議後記者会見で松本洋平文科相が明らかにした。同校を所管する京都府に対しても、同校への指導について通知を発出した。
同志社国際高は同日、同省指導について「真摯に受け止めている」とコメントした。
同省の調査では、生徒が乗る船の下見をしておらず、引率教員が同行していなかったことが判明した。
当日は波浪注意報が出ていたが気象情報を把握しておらず、悪天候時の中止や代案となる活動について想定をしていないなど、安全管理や安全確保の取り組みが著しく不適切だったと批判した。
同校の多くの教員が生徒たちが乗る船が「抗議船」として使われていたことを認識していた。生徒の考えが深まるような多様な見解を十分に提示せず、同省は「特定の見方・考え方に偏った取り扱いだったと考えられる」と指摘した。
同省は学校側の対応を直接確認するため、学校法人同志社を4月に現地調査していた。今後は校外活動時の安全の確保や適切な教育活動の実施などについて、全国の学校や設置者の対応状況を調査する。
事故は2026年3月16日に発生。「平和学習」の一環として普天間基地の移設工事が進む辺野古を海上から見学する際、小型船2隻が相次ぎ転覆した。2年生の武石知華さん17と金井創船長71が死亡した。

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■【ミャンマー】オンライン詐欺関与の外国人、1.3万人送還(Yahoo-NNA2026.05.20)

ミャンマー親軍政権は、タイ国境に位置する東部カイン(カレン)州ミャワディでオンライン詐欺・賭博拠点の取り締まりを強化している。2025年1月末以降、不法入国した外国人1万3,000人超を各国へ送還した。情報省が19日に伝えた。
当局によると、2025年1月30日から26年5月18日までに、ミャワディ郡区に不法入国した外国人1万4,658人を拘束し、このうち1万3,422人は法的手続きを経てタイ経由で各国に送還した。
残る1,236人のうち766人はミャンマーの入国管理法(緊急措置条項)や麻薬および向精神薬法に基づいて起訴しており、470人は送還待機中で、適切に収容・管理しているという。
親軍政権は周辺国や国際機関と連携し、オンライン詐欺拠点と外国人首謀者を含む関係者の摘発、人身売買被害者を含む外国人の送還を進めている。

■英、次期戦闘機に1.3兆円 共同開発で日本が圧力-英紙(時事通信2026.05.19)

英紙フィナンシャル・タイムズFTは18日、日本と英国、イタリアによる次期戦闘機の共同開発を巡り、英政府が60億ポンド=約1兆2800億円規模の資金を拠出する方向だと報じた。英国の財政難で計画の遅れが懸念される中、日本政府が英国に対し、速やかに資金を確保するよう圧力を強めたという。日英伊は2035年の配備を目指し、3カ国の防衛企業が設立した合弁会社と25年末に長期契約を結ぶ予定だった。しかし、財政難に直面する英国では長期の防衛拠出額を盛り込んだ「防衛投資計画」の策定のめどが立たず、今年4月に結んだ契約は6月末までの3カ月となっている。

(コメント)大西洋ルート(※主に西欧諸国が胴元)を注目していて、サハラ・インドのルート(※多民族が関与とくにイスラム圏)は故意に無視されている。イラン辺りから工作があったのかも知れない。サハラ・インドのルートは、アラブ商人とユダヤ商人が主な担い手。現地住民がカネに執着して娘を売り飛ばしたというケースも多数あり。ドッチもドッチな部分はある筈。日本の主張「議論が不十分」は納得できるものと思案。

■「奴隷貿易は人道に対する罪」国連総会「歴史的決議」日本棄権(共同通信2026.05.16)

国連総会が3月、過去の大西洋経由のアフリカ人奴隷貿易を「人道に対する最も重大な罪」と認定する決議を賛成多数で採択した。賠償や謝罪に向け国連加盟国に対話を求める内容で、アフリカ側は「歴史的」だと評価。日本は「議論が尽くされていない」として棄権した。専門家は賠償について「ハードルが高い」と指摘する。15~19世紀の奴隷貿易でアフリカ大陸から米州大陸に多くの黒人が労働力として連行され、アフリカに現在まで続く深刻な影響を残した。決議はガーナが提出し中国やロシア、韓国を含む123カ国の賛成で3月25日に採択。ガーナのマハマ大統領は国連で「忘却を防ぐものになる」と意義を強調した。

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■TSMC熊本工場、初の最終黒字2026年1〜3月期(日本経済新聞2026.05.16)

台湾積体電路製造TSMCの熊本工場を運営する子会社、JASMの2026年1〜3月期の最終損益が9億5138万台湾ドル=約47億円の黒字になったことが分かった。熊本工場が量産を始めて以来、四半期ベースで最終黒字を確保するのは初めて。TSMCが16日までに発表した決算報告内で公表した。JASMはこれまで最終赤字が続いており、25年12月期の最終損益は97億台湾ドルの赤字だった。米国子会社であるTSMCアリゾナの26年1〜3月期の純利益は188億763万台湾ドルだった。25年12月期の純利益である161億4112万台湾ドルを四半期で上回った。

(コメント)沖縄・ヘリ基地反対協議会の目的は、日本の高校生を危険な船に乗せて肉の盾=目くらまし道具として使って、その隙に、中国スパイに辺野古基地を探らせること?だとしたら外患誘致罪が適用される案件かも?目下、世界情勢が不穏なので気になるところ

■辺野古転覆、海保が全生徒を聴取(共同通信2026.05.15)

沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、同志社国際高の女子生徒ら2人が亡くなった事故で、第11管区海上保安本部が、2隻に乗船し生き残った全生徒を聴取したことが15日、関係者への取材で分かった。

(コメント)日本の金融犯罪対策は発展途上という感じでしょうか。悩ましいところ

■アジア最大級の詐欺組織幹部、複数回出入国(共同通信2026.05.11)

米英政府がアジア最大級の犯罪集団として経済制裁したカンボジアの中国系組織「プリンス・グループ」の幹部がその後、日本に出入国を繰り返していたとみられることが11日、分かった。プリンスは国際的な特殊詐欺や人身売買に関与したとされ、幹部らも制裁対象。犯罪収益の没収関連の法整備が進まない日本で、身の安全確保と資産保全を図った可能性がある。

(コメント)ゴールデンウィーク外遊の仕事量はスゴイ事になっている様子。これくらい動き回らないといけないくらい世界的に不透明な状況というのが恐ろしい。赤沢氏という人材が存在したことも、赤沢氏が表舞台へ登場した経緯も、考えれば考えるほど不思議。運命というものを感じる。

■経済的威圧に「行動の用意」中国念頭 G7貿易相声明(yahoo時事通信2026.05.07)

先進7カ国G7は6日、今年の議長国フランスの首都パリで貿易相会合を開き、重要鉱物のサプライチェーン(供給網)強靱化について議論した。採択された閣僚声明は、レアアース希土類で圧倒的シェアを誇る中国の輸出規制を念頭に、経済的威圧への「重大な懸念」を表明。威圧に対抗するため「必要なら行動を起こす用意がある」と強調した。日本からは赤沢亮正経済産業相が出席。G7は中国の名指しを避けたが、フォリシエ仏対外貿易担当相は記者団に「レアアースの採掘・精錬で市場を支配する特定の国に脅かされない」ことが喫緊の課題だと主張した。声明は、強固な供給網が「経済安全保障に不可欠」と指摘。G7が信頼できるパートナー国と協力し、「経済的依存(に対する優位な立場)を武器として利用する試み・脅しを失敗に終わらせる」とした。具体策では、鉱物の共同調達や、適正価値を踏まえた最低価格制度の実現可能性について検討していく。

■日・トルコ、防衛協力加速を確認 将来的なドローン共同開発など視野(yahoo朝日新聞2026.05.07)

日本とトルコは6日、両国間の防衛装備品分野での協力を加速させることを確認する文書を交わした。北大西洋条約機構NATOで2番目に大きな地上戦力を有するトルコは近年、防衛産業が急速に成長しており、両国は将来的にはドローン(無人機)の共同開発などを視野に、協議を進める構えだ。この日は日本の防衛装備庁と、トルコの国防産業庁の双方の代表者がイスタンブールで「意図表明文書」に調印した。防衛装備庁の府川秀樹・長官官房参事官は報道陣に「無人機は様々な要素で成り立っている。両国が得意な分野で協力することで、より良い製品をつくれるのではないか」と述べた。昨年8月、中谷元防衛相(当時)が日本の防衛相として初めてトルコを訪問し、両国間の防衛協力を進めることで合意していた。トルコは「バイラクタルTB2」など費用対効果に優れた無人機を各国に輸出しており、アゼルバイジャンやウクライナが戦場で使用した。日本も沿岸防衛の強化のために無人機能力の拡充を急いでおり、トルコ製の導入も検討している。

■原油安定調達へ協力強化 日本、サウジと作業部会(yahoo共同通信2026.05.07)

赤沢亮正経済産業相は7日、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相とオンラインで会談した。中東情勢の悪化に伴う原油の供給混乱を踏まえ、安定調達に向けて協力を強化することで一致。両国で作業部会を7日付で立ち上げ、具体策を検討する。サウジ産の原油は日本の全輸入量の約4割を占める。赤沢氏はブリュッセルで開いた記者会見で「安定的なエネルギー市場を望む中東とアジアを日本がつなぐ。エネルギーの生産国と消費国が協力し、新たな供給網を構築する」と述べた。

■赤沢経産相、UAEに原油供給の拡大要請…国内タンクを貸し出して貯蔵する共同備蓄で「供給の約束得た」(yahoo読売新聞2026.05.06)

赤沢経済産業相は5日、アラブ首長国連邦UAEのジャーベル産業・先端技術相とアブダビで会談した。中東情勢の悪化で原油調達に懸念が強まる中、UAE側からの原油供給の拡大を要請した。赤沢氏が5日夜、訪問先のパリで記者団に明らかにした。日本国内のタンクをUAEの石油会社に貸し出して貯蔵する「産油国共同備蓄」についても大幅な原油補充を要請し、「供給の約束を得た」と述べた。UAEは5月1日付でOPEC石油輸出国機構を脱退し、増産する意向を示している。UAEはイランの攻撃によってエネルギー施設などに被害が生じており、赤沢氏は原油生産や輸送ルートの確保に向けて日本が金融支援を行うことも提案したという。赤沢氏は4日、サウジアラビアも訪問。7日に同国側とオンライン会談し、原油の供給拡大を要請する予定だ。

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(コメント:フジャイラは、ホルムズ海峡を通らない重要な石油物流ルート。日本にも大きな影響が憂慮されるとの話。イラン国内では、過激派と穏健派に分裂している様子。表明がぶれている。「イランにはUAE攻撃の意図は無い」、「イランは攻撃の権利がある」という表明が同時並行している状況。フジャイラ拠点への爆撃に関し、イラン上層部でどのようなやり取りがあったのか謎。なおかつ、周辺のアラブ諸国への爆撃は、四面楚歌の状況を招いている筈。イランには勝算があるのだろうかと首をかしげるところ)

■UAE、イランのミサイル迎撃 東部フジャイラ石油施設で火災(ロイター2026.05.05)
https://jp.reuters.com/world/security/LIW5VZO4PVOU5IEOJJDJRVOYEM-2026-05-04/

アラブ首長国連邦UAE国防省は4日、イランから発射されたミサイル4発のうち3発を自​国の領海上空で迎撃したと明らかにした。UAEの東部フ‌ジャイラではイランが発射したとみられるドローン小型無人機による攻撃があり、石油工業地帯で火災が発生。UAE外​務省はこうした攻撃は深刻なエスカレーションに​当たると非難し、対応する権利を留保すると表明した。国防省によると、4発目のミサイルは海上に落下​した。イラン国営メディアは軍高官の話として、イラ​ンにはUAEを標的にする意図はないと報道。ただ、UAE外務省は声明で、国家の安全に対する直接的な脅威と非難し、UAEには対応する「全面的​かつ正当な権利」が留保されていると表明した。航​空機追跡サービスのフライトレーダー24によると、ミサイル迎撃‌の情報を受け、UAEに向かっていた複数の航空便がオマーン首都マスカットに目的地を変更したほか、サウジアラビア上空で旋回を強いられる航空機が出るなど、中東の航空交​通が広範に混​乱した。フジャイラ石油工業地帯で発生した火災では、インド国籍の3人が負傷し、病院に搬送​された。フジャイラは内陸部の油田から原​油をオマーン湾岸へ運ぶアブダビ・パイプラインの終点に位置しており、UAEの原油輸出に極めて重要な拠点。フジャイラのエネルギー​関連インフラが標的になるのは​今回が初めてではなく、3月14日にはフジャイラ港がドローンによる攻撃を受​け、火災が発生し、一部の原油積み出しが停止された。

(フジャイラの重要性に関する先行の解説記事)

【新着記事】日本の原油調達、複数ルート運用へ急旋回LOGISTICS TODAY@logi_today■日本の原油調達で3つの動きが連続した。・コスモ石油千葉製油所に米国産原油が到着(4/26)・出光丸がホルムズ海峡を東向き通過した模様(4/28)・UAEがOPEC・OPECプラスからの脱退を発表(4/28、5/1発効)■5月1日には国家備蓄原油第2弾(580万kl/20日分)の放出も始まる。非中東調達、ホルムズ迂回、選別通航、備蓄放出を組み合わせる複線運用の現状をサプライチェーンの切り口で解説。(2026.04.29_https://logi-today.com/946047)

(要点抜粋)4月下旬時点で日本の原油調達には、米国産を含む非中東ルート、ヤンブーやフジャイラを起点とする中東産原油のホルムズ迂回ルート、出光丸のような選別通航によるホルムズ通過という3つの経路が、いずれも実際の船積み、航行、到着を伴って動き始めている。これらの経路は性格が異なる。米国産は調達先の分散、ヤンブー・フジャイラは中東産原油の輸送経路の迂回、出光丸はホルムズ通過の選別運用、後述する備蓄放出は到着までの時間差を埋める政策手段である。性格の異なる手段を重ね始めたことに、今回の変化がある。恒常的な調達網の組み替えとは別の動きであり、危機下で複数の手段を同時に動かす、応急的な複線化である。
UAEのOPEC脱退:UAEは4月28日、国営通信を通じて、OPECとOPECプラスから5月1日付で脱退すると発表。●UAEがOPECプラスの減産制約から外れることで、原油生産・輸出を独自判断で増やせる立場になる。●UAEの輸出ルートは、ホルムズ海峡を通る通常ルートと、UAE北部のフジャイラ港を起点とする迂回ルートに分かれる。日本にとって選別調達路になり得る。●ADNOC(アブダビ国営石油会社)は国営石油会社でありながら、近年は海外の生産・販売網を広げ、国際石油会社に近い動きを強めている。海外通信社の報道によれば、UAE側はADNOCを世界のバリューチェーンに関与する供給者と位置づけている。OPECの量規律から離れたADNOCの対日供給余力が、5月以降の焦点となる。

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2026.04.25ホームページ更新

■2026.04.25ホームページを更新しました。

《深森の帝國》ホームページ
《https://mimoronoteikoku.tudura.com/index.html》

物語の本流>第三部「マレヒト」>第九章「高千穂」全42ページ分を追加

物語ノ画廊>過去お題イラストを数点ほど追加。一部はxfolioへも投稿

2026.05.22イラスト2点を制作:練習絵。
1点目=ツーブロック髪型の男。2点目=自作小説キャラのレディ・オリヴィア。

2026.05.25お題「バンド(楽団)」に寄せて制作。獣人ファンタジー小説の楽団シーンをイメージ。ギター:イヌ族。ボーカル:ウサギ族。ドラム:クマ族。思い思いに、ワルっぽいヘビメタ派手ファッションに身を包んでいる設定。

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(リン国産化は夢のある話。本当に実現しそうなのがすごい。江戸時代のエコ循環を令和のハイテクが大規模に再現するのも、不思議な偶然と必然を感じるところ。いったん取っ掛かりをつかめば早い感じ)

■肥料原料のリン「国産化」下水汚泥から回収、自治体で拡大(時事通信2026.05.04)

下水処理の過程で汚泥からリンの成分を取り出し、肥料化する取り組みが自治体で広がっている。肥料原料の輸入依存脱却に向けた試みで、全国で8都県市が再生リンの生産施設を整備。中東情勢の緊迫化などで肥料価格が国際的に上昇する中、「国産化」の動きが加速している。
リンは農産物の育成に不可欠な資源だが、ほぼ全量を輸入に頼っている。2022年のロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに輸入が滞り、政府は食料安全保障を強化する観点から、下水汚泥の肥料化を進める方針を打ち出した。
東京都は2024年1月、「砂町水再生センター」(江東区)の回収設備の稼働を開始。生産したリンを用いた肥料で野菜を試験栽培したところ「効果は既存肥料と遜色ない」とのデータが得られた。2026年度からは全国流通が始まる見込みで、全国農業協同組合連合会(JA全農)と連携して広域出荷を目指す計画だ。
国土交通省によると、2025年度末時点で、都を含め8自治体が計11のリン回収施設を整備。福岡市の「西部水処理センター」では2026年4月、国内最大規模となる年間300トンを生産できる設備が稼働を始めた。リンの含有率が高い汚泥から効率的に集める技術を使い、従来の半分の設備規模で同程度の回収量を見込む。
国内のリンの年間需要量は30万トン。一方、全国で毎年発生する下水汚泥には5万トンが含まれているとされ、肥料化の期待は大きい。ただ、生産能力は追い付いていないのが現状で、砂町水再生センターも約70トンにとどまる。都担当者は「再生リンの製造コストは高く、輸入価格と比べると大きな差がある」と語り、コスト削減に向けた技術開発や公的な支援が課題になるとの見方を示す。

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■能登津波の原因地質か 半島沖海底で発見-東大など(時事通信2026.05.11)

2024年1月の能登半島地震(マグニチュードM7.6)で起きた津波について、同半島北東沖の海底下で見つかった複数の断層や地層の変形が集中する「大規模変形帯」が原因となった可能性が高いと、東京大と海洋研究開発機構などの研究チームが発表した。論文は11日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。能登地震は半島北西部から北東沖にかけて延びる長さ約150キロの断層が震源と考えられている。一方で、津波の発生に直接関与した断層はよく分かっていなかった。東大大気海洋研究所の朴進午准教授らは、地震発生後に学術研究船「白鳳丸」で海底地形を音波などで調査。その結果、津波を起こしやすい「逆断層」の周囲に複雑な断層や地層の変形などが幅約3~4キロ、長さ約30キロの帯状に広がる構造があることが分かり、大規模変形帯と名付けた。一部は、地震後に隆起が確認された海底域とも一致していた。

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2026.04.20三陸沖で大地震が発生。去年11月から「微動」と呼ばれる小さな揺れが頻繁に観測され、地震のあと、その「微動」の場所が徐々に移動していることが専門家の分析で判明。プレート境界がゆっくりずれ動く「スロースリップ」が場所を変えながら続いている可能性があり、専門家は周辺の地震の起き方に影響しないか注視。

気象庁:2026.04.20、16:53、三陸沖の地震、第6報
検知時刻(最初に地震を検知した時刻)4月20日16時53分
発生時刻(地震が発生した時刻)4月20日16時52分
マグニチュード 7.7(暫定値=速報値の7.5から更新)
発生場所 三陸沖(宮古の東100km付近)深さ 19km(暫定値=速報値 深さ約 10kmから更新)
発震機構 西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、プレート境界で発生した地震
震度 【最大震度5強】青森県の階上町(はしかみちょう)で震度5強を観測したほか、北海道から近畿地方にかけて震度5弱~1を観測。長周期地震動の観測状況>宮城県北部、秋田県内陸南部で長周期地震動階級3を観測

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割と神学・哲学ジャンルの話。「原罪」という概念。日本人は「原罪」という概念をついに理解しなかった=割と世界史ミステリーなのかなと感じる所があり。個人的には少し違う意見となる。

日本史で見る限り「原罪」に近い概念は、大災害の後に生き残った人々の「なぜ私だけが生き残ったのだ」という具体的な悔しさや罪悪感だと思う。類推だけど:おそらく『聖書』大洪水の後に生き残った人類の祖が抱いた感情が、「原罪」概念にまとまったのでは…と想像。

その前提のもと更に延長して考える。日本列島は神話レベルの大災害が繰り返す土地であり、ゆえに「原罪」概念は、列島各地で、数百回・数千回と繰り返し再生された筈。ゆえに別次元の概念へと変容・昇華したというのが個人的な推論。

「原罪」は仏教的「無常観」へと進化する前の、初歩的な概念だと思う。『聖書』を読んでも、なんとなく初歩的な語りが目につく。無常観を体得するには「戦国乱世」「輪廻」「業」という考え方を通過する必要があるので、それはそれで。

じゃあ「無常観」の先に何があるのか。いまの日本列島はそれを展望し構成しつつある(その気配はある)けど、まだその概念に充当すべき「言葉」を生み出せていない。(まだ個人的に無学でそれを知らないだけかも知れない)

個人的には、一神教は「原罪」袋小路にハマりこんでしまっているように見える。神学的・哲学的にも、そこから先への展望が見えてないというような(あるいは「原罪」から進化したくないのかもしれない。無常観は、原罪を超えて絶望を直視する代物だから普通にキツイと思う)

2026年4月の時事情勢メモ

【新着記事】日本の原油調達、複数ルート運用へ急旋回LOGISTICS TODAY@logi_today■日本の原油調達で3つの動きが連続した。・コスモ石油千葉製油所に米国産原油が到着(4/26)・出光丸がホルムズ海峡を東向き通過した模様(4/28)・UAEがOPEC・OPECプラスからの脱退を発表(4/28、5/1発効)■5月1日には国家備蓄原油第2弾(580万kl/20日分)の放出も始まる。非中東調達、ホルムズ迂回、選別通航、備蓄放出を組み合わせる複線運用の現状をサプライチェーンの切り口で解説。(2026.04.29_https://logi-today.com/946047)

(要点抜粋)4月下旬時点で日本の原油調達には、米国産を含む非中東ルート、ヤンブーやフジャイラを起点とする中東産原油のホルムズ迂回ルート、出光丸のような選別通航によるホルムズ通過という3つの経路が、いずれも実際の船積み、航行、到着を伴って動き始めている。これらの経路は性格が異なる。米国産は調達先の分散、ヤンブー・フジャイラは中東産原油の輸送経路の迂回、出光丸はホルムズ通過の選別運用、後述する備蓄放出は到着までの時間差を埋める政策手段である。性格の異なる手段を重ね始めたことに、今回の変化がある。恒常的な調達網の組み替えとは別の動きであり、危機下で複数の手段を同時に動かす、応急的な複線化である。
UAEのOPEC脱退:UAEは4月28日、国営通信を通じて、OPECとOPECプラスから5月1日付で脱退すると発表。●UAEがOPECプラスの減産制約から外れることで、原油生産・輸出を独自判断で増やせる立場になる。●UAEの輸出ルートは、ホルムズ海峡を通る通常ルートと、UAE北部のフジャイラ港を起点とする迂回ルートに分かれる。日本にとって選別調達路になり得る。●ADNOC(アブダビ国営石油会社)は国営石油会社でありながら、近年は海外の生産・販売網を広げ、国際石油会社に近い動きを強めている。海外通信社の報道によれば、UAE側はADNOCを世界のバリューチェーンに関与する供給者と位置づけている。OPECの量規律から離れたADNOCの対日供給余力が、5月以降の焦点となる。

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(コメント)気象崩壊2040-2050頃?日本の四季が持ちこたえられるのは残り10年も無さそう?超寒冷化or小氷河期によるEU疲弊の恐れ。草原の砂漠化、水源の喪失、モンスーン弱体化。民族大移動レベル気象難民や新型疫病の発生の恐れ。日本は雨季乾季?=豪雨-旱魃-寒波-熱波-食費高騰-土砂災害の対策が重要かも…

■大西洋の重要な海流循環システム、想定よりも崩壊に近い恐れ 新研究(CNN2026.04.17)

大西洋を循環する重要な海流システムが弱まっており、これまで考えられていたよりもはるかに崩壊に近い状態にある可能性があると、二つの新たな研究が示している。崩壊すれば、地球の天気と気候に壊滅的な影響を及ぼすことになる。
「大西洋子午面循環AMOC_Atlantic Meridional Overturning Circulation」は巨大なベルトコンベアのように機能し、海洋を通じて熱・塩分・淡水を運ぶことで、地球全体の気候や天気、海面水位に影響を与えている。
約1万2000年前に起きたAMOCの崩壊が再び発生すれば、大混乱をもたらすだろう。欧州の冬は極寒となり、米東海岸の海面上昇は加速し、アフリカの広い地域で干ばつが長期化することになる。
今回の二つの研究は、一方がAMOCの将来、もう一方が現状に焦点を当てており、AMOCの衰退に関する憂慮すべき新たな証拠を提示している。
最新の研究は16日に学術誌「サイエンス・アドバンシズ」に掲載された。科学者らは気候モデルと海水温や塩分濃度などの実世界のデータを組み合わせ、今後数十年間のAMOCの変化を予測した。
その結果、ほとんどの気候モデルはAMOCの衰退を過小評価していることが判明した。同研究によれば、AMOCは今世紀末までに50%以上弱まる見通しで、これはすべての気候モデルの平均が推計する値より60%強い「大幅な弱体化」に相当する。この結果は、AMOCが今世紀半ばにも転換点を超える懸念を高めるものであり、その点を超えればもはや崩壊を「食い止められなくなる」と、ポツダム大学の海洋学者ステファン・ラムシュトルフ氏は指摘する。同氏はこの研究に関わっていない。
この研究に先立ち、先週にはマイアミ大学の科学者らがAMOCの現状を調査した研究が発表された。同チームは、2004年から北大西洋西岸の4カ所の係留観測点で計測されてきた水温・塩分・海流速度のデータを分析。その結果、過去20年間にわたって四つの異なる緯度でAMOCが弱まっていることが明らかになった。
重要なのは4カ所すべてで弱体化が確認されたことだと、マイアミ大学の海洋物理学者で研究著者のシェーン・エリポ氏は指摘する。分析対象は大西洋の西岸に限られているが、この地域はAMOCに何が起きているかを示す「炭鉱のカナリア」だと同氏は語った。

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(コメント)医療はもっとも肉体的プライバシーに介入する行為でもあるので、微妙なところかと思案。アンケート回答された事例は「どのように見ても明らかである」事例であるし、グレーゾーンが切り捨てられた後の数字と考えると、やはり慄然とするものはある。いっそう難しくしているのが、子供ごとに感じ方や個性が違うというところだろうと思われる。

■診療巡る「性的トラブル」、医療機関の15%で こども家庭庁調査(日本経済新聞2026.04.28)

こども家庭庁は28日、病院などの医療機関における性被害の実態調査を初めて公表した。医師や看護師ら医療従事者による診療を巡る「性的トラブル」が15%の施設で発生していたことが分かった。2025年12月〜26年1月に病院や診療所などを対象にアンケートを実施した。患者が診療を性的な意図のある行為として疑う「性的トラブル」が起きたことがあると答えた医療機関は903の有効回答のうち15.5%(140施設)に上った。発生場所は入院先の病室が36.2%で最多だった。トラブルの内容は性的部位を除く身体への接触が44.2%とトップで、性的部位への接触が37.2%、性的な発言が21.2%で続いた。患者の年齢層については140施設のうち109施設から有効な回答を得た。13〜18歳の中高生が6.4%、6〜12歳の小学生が3.7%だった。18歳以下が計1割を占める。性的トラブルとされた事例のうち、34%が医療機関の調査によって「性的な被害につながる行為」と認定されていた。調査や聞き取りを行っていないケースも2.8%あった。被害認定された30件のうち1件は13〜18歳の中高生だった。6〜12歳の小学生の被害はなかった。発生要因について複数回答でたずねたところ、「患者と職員が1対1になっていた」が59.6%で最も多かった。次いで「患者の病状、認知機能などが影響」(35.4%)、「密室や目の届かない空間での対応」(27.3%)の順で多かった。99施設が回答した。性被害者の支援団体への聞き取り調査も実施した。医療機関で被害を受けた場合でも、本人や保護者の希望で警察への相談ができなかったり、病院に相談しても十分な対応が得られなかったりしたといった声が上がった。支援団体は性被害防止に向けて医療従事者への研修を制度化することや、医療機関内部や外部に相談窓口を設置するよう求めた。こども家庭庁の担当者は「医療機関で被害が起きない環境を整備する対策を検討したい」と話す。こども性暴力防止法が12月に施行すると、子どもと接する仕事に就く人の性犯罪歴を雇用主が確認する「日本版DBS」が始まる。医療機関はこの仕組みの対象から外れており、国会での付帯決議は対象に含めるかどうか検討するよう求めている。

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(コメント)一連の流れを見ると考えさせられる。軍事ジャンルにおいても少子高齢化による人手不足が進んでいるということで、省人化技術が高く評価されている。どこでも人件費の高騰に悩む事情がうかがえる。一定以上の熟練の人材を得るには、やはり訓練教育の努力と時間が要る。こうしてみると共産党やキリスト左翼は、教育を台無しにしたり有望な学生を殺したりすることで、地球人類すべての命を左右するマフィア帝国貴族になりたいだけである、というのが良く分かる。人権を叫ぶ集団ほど、人権を無視している。

■出産、保険適用で無償化へ 医療改革法案が衆院通過(共同通信2026.04.28)

医療保険制度改革に向けた健康保険法などの改正案は28日午後の衆院本会議で、与党などの賛成多数により可決され、衆院を通過した。出産費用を無償化するため、正常分娩に全国一律の単価を設け、全額を公的医療保険で賄う制度を新設する。市販薬と効能や成分が似た「OTC類似薬」に薬剤費の25%を上乗せするなど、患者の負担増となる制度も盛り込んだ。現在、正常分娩は保険適用されず、医療機関ごとに自己負担額が異なる。政府は、無償化で少子化対策につなげたい考えだ。一律の単価は今後検討し、2028年6月ごろまでに始める。準備ができた医療機関から移行する。お祝い膳などのサービスは無償化の対象外。帝王切開などの出産は従来通り保険適用した上で原則3割の自己負担が生じる。全ての妊婦に現金を定額給付し、持ち出しを抑える。医療機関の判断で、出産育児一時金50万円を支給する現在の仕組みを当面続けることも認める。OTC類似薬の追加負担は27年3月の開始を目指す。解熱鎮痛剤ロキソニン錠など77成分、約1100品目を想定する。

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■「日本ほど戦略的に整合する国ない」と豪(2026.04.18共同通信)
オーストラリアのマールズ国防相は「日本ほど戦略的に整合し信頼し合える国はない」と語り、新型艦の共同開発を通して両国の防衛産業の関わりが進むことに期待した。

■日立、豪州の次期フリゲート艦向けシステムを受注 海中の危険探知で安全航行支援(2026.04.19電波新聞)

日立製作所は18日、オーストラリア(豪州)の次期汎用フリゲート艦に搭載される艦艇装備型ソーナーシステムと水中装備品を受注したと発表した。受注したシステムは、音波を利用して海中の危険物を探知・捜索するセンサーであるソーナーと、水中のさまざまな活動で必要となる状況の把握・監視や各種装置の運用を支える情報処理機能を備えた「統合型ソーナーシステム」。海中の危険を早期に把握し、艦艇の安全な航行や被害の未然防止を支援する。
豪州政府は次期汎用フリゲートプログラムで、日本の「もがみ」型護衛艦の能力向上型「令和6年度型護衛艦」を2025年8月に選定した。同艦に日立の艦艇装備型ソーナーシステムが採用されており、要求要件を満たすことから、今回の受注に至った。
日立は「培ってきた技術力を生かして、日本政府や関係企業と連携を取りながらプログラムの推進に取り組むとともに、防衛事業を通じて安全・安心な社会の実現に貢献していく」としている。日立グループは長年にわたり、海上自衛隊の艦艇に搭載するソーナーシステムを開発・製造してきた実績を持つ。
また、小泉進次郎防衛相は同日、メルボルンでマールズ国防相と会談した。双方は、もがみ型護衛艦の能力向上型をベースにした豪州海軍の新型艦を共同開発する契約が締結されたことを確認。事業を着実に前進させるため、緊密な協力を継続するための覚書に署名した。

■【事実上の防衛装備輸出へ】日豪、豪海軍の新型護衛艦の開発・建造で合意(2026.04.19ビジネスIT)

オーストラリア海軍の次期汎用フリゲート艦11隻の調達において、日本の三菱重工業が提案する「もがみ型」能力向上型が選定された。プロジェクト総額は今後10年間で最大2兆円に上り、日本の戦後防衛装備移転において過去最大の契約となる。事実上の防衛装備となる護衛艦種出とも言えるこの大型契約について、なぜ日本がパートナー選ばれたのか?今後日本の造船・製造業にどのようなインパクトをもたらすのか?解説する。
日豪「護衛艦」共同開発・生産の契約締結
日本とオーストラリアの両政府は2026年4月18日、新型護衛艦の共同開発・生産に向けた正式な契約を締結した。対象となるのはオーストラリア海軍の次期汎用フリゲート艦11隻である。このプロジェクトは、最初の3隻を日本の三菱重工業の造船所で早期に建造し、残りの8隻を日本の技術支援を受けながらオーストラリア国内で建造するという「ハイブリッド方式」を採用している。1番艦の引き渡しは2029年を予定しており、極めて迅速な配備計画となっている。この歴史的な合意の背景には、日本の防衛政策における劇的な転換がある。契約締結直前の2026年4月、日本政府は「防衛装備移転三原則」の運用指針を改定した。これにより、共同開発・生産を目的とする場合に限り、殺傷能力を持つ艦艇の実質的な輸出が事実上可能となった。長年、「自衛隊向けの限定生産」という特殊な環境下で維持されてきた日本の防衛産業は、ついに世界の競合他社と同じ土俵で「規模の経済」を追求できるグローバル市場へと足を踏み入れたのである。さらに、この選定の根底には、台頭する中国を念頭に置いた安全保障戦略の合致がある。オーストラリア政府は近年、日本を「準同盟国」と位置付け、インド太平洋地域の安定に向けた協力関係を急速に強化している。米国との同盟を補完し、日米豪の多国間枠組みを支える「網の目状の抑止力」を構築する上で、自衛隊と高い相互運用性を維持できる日本の最新鋭艦を採用することは、豪州にとって極めて合理的な戦略的判断であった。しかし、武器輸出の経験が乏しい日本が、なぜドイツのTKMS(ティッセンクルップ・マリン・システムズ)社や韓国といった実績豊富な世界の強豪を打ち破ることができたのか。実は、オーストラリア側が最終的に日本を選んだ決定打は、戦略的な合致だけではない。そこには、現在のオーストラリアが直面している「ある深刻な社会問題」を解決できる、日本ならではの「意外な強み」が秘められていたのである。<br/ > 日豪で護衛艦建造、なぜ日本が選ばれたのか?
日本がこの大型受注を勝ち取った最大の要因は、対中を念頭においた日本とオーストラリアの安全保障上の戦略が合致していた点に加え、オーストラリア海軍が抱える「慢性的な人員不足」という課題に対し、日本の「省人化技術」が完璧な回答となった点にある。競合のドイツ製フリゲートが運用に約120名を必要とし、オーストラリアが現行運用するアンザック級が約180名を要するのに対し、高度な自動化システムを備えた「もがみ型」は、わずか90名程度での運用を可能にしている。深刻な人手不足に悩むオーストラリアにとって、必要な乗組員数を劇的に削減できる日本の設計は、何物にも代えがたい魅力となった。また、2029年に1番艦を確実に納入できる日本の建造スピードと納期遵守への信頼も、選定を強力に後押しした。今回の合意の意義は、船体の受注だけではない。艦艇の寿命とされる約40年間にわたり、維持整備MROやシステムのアップデート、共通予備部品の供給といった「防衛ライフサイクル」が継続的に発生する点だ。この長期的な収益基盤は、主契約者の三菱重工業だけでなく、レーダーを手掛ける三菱電機やセンサー類を担当するNEC、日立製作所、富士通といった数百社の国内サプライヤーに広範な恩恵をもたらす。防衛産業が「一過性の特需」ではなく、長期安定的な高付加価値ビジネスへと脱皮する好機と言える。今回の事例は、「少子高齢化・人手不足」という日本社会の構造的弱みを克服するために磨かれた省人化技術が、グローバル市場において最強の競争力に転化したことを示している。日本の課題解決型技術が、防衛という最先端の分野で国際的なスタンダードを勝ち取った意義は大きい。この成功体験は、製造業やサービス業を含むあらゆる産業界に対し、国内の制約を逆手に取った「日本流の勝ち筋」が存在するという強力な示唆を与えている。

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(コメント)納得できる外交施策。結構スケールの大きな話なので、外交については、視野を広く持ってウォッチする必要あり。意外に、アジア全体の「国土強靭化対策」につながる結果が得られるかもしれない(モンスーンアジア気候の特性ゆえ、台風災害は避けられない)

■高市首相、アジア太平洋諸国に100億ドルの金融協力 原油などの調達支援(ロイター2026.04.15)

高市早苗首相は15日、中東情勢の影響を受けるアジア太平洋諸国のエネルギー調達を支援するため、100億ドル=約1兆6000億円の金融協力を実施すると明らかにした。同諸国とエネルギー問題について協議する「アジア​・ゼロエミッション共同体」の関連会合「AZECプラス」後、記者団の取材に応じた。アジア諸国が調達する原油や石‌油製品に換算して最大12億バレル、東南アジア諸国連合ASEANの原油輸入量の約1年分に相当するという。
会合にはフィリピン、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムなどの首脳が出席した。高市氏は「わが国はアジア諸国とサプライチェーンなどを通じて密接に結びついており、相互に依存する関係にある」と説​明。人工透析用の器具や、手術に必要な廃液容器などを例に挙げ、「医療物資はアジアの国々からの供給に頼っている」​とし、各国が原油の調達に必要な巨額の資金力や信用不足を補うため、総額約100億ドルを金融支援する⁠と表明した。「こうした協力を通じ、アジア各国のサプライチェーンを支えることが、そのまま日本経済の強化にもつながる」と​も強調した。
また、アジア域内のサプライチェーン強靭化を目的とした「アジア・エネルギー・資源供給力強靭化パ​ートナーシップ」、通称「パワー・アジア」の形成で各国と合意したことも明らかにした。AZECに経済・エネルギー強靭化の視点を加え「AZEC2.0」として進化させるという。
緊急的な金融支援として、現地企業に対する国際協力銀行JBICの貸付、国際協力機構JICAの海外投融資、日本貿易保険NEXIの保険提供を想定。JICAによる各国政府へ​の緊急円借款により、日本とのサプライチェーン構築のための対応費用を支援することなども盛り込んだ。構造的なアジア経済、​エネルギー強靭化に向け、原油備蓄や放出システムの構築なども支援する。
医療関連物資や食品包装用容器など幅広い化学製品の材料となる石油製‌品のナフ⁠サについては、各国とも調達不足への懸念が広がっている。高市氏はこれまで、国内向けには「少なくとも国内需要4カ月分を確保している」と表明してきた。ただ、実際にナフサを使って医療関連物資などを製造する東南アジア諸国への供給を維持できなければ、最終的には川下の製品が供給不足に陥る可能性もある。こうした事情から、高市氏は今回の金融支援に乗り出したとみられる。
一方、中東​以外からの原油やナフサの確保​は、各国共通の課題でもある。⁠日本政府関係者は「各国ともカネがあってもモノがない状況だ」と説明。日本に備蓄されている石油を貸してほしい、というのが各国の本音だと述べる一方、「経済活動を優先して国民を安心させるた​めには、日本が他国に石油を譲るわけにはいかないというのが政権の判断だ」と語った。
AZECプ​ラス後、記者団が日本⁠の原油の融通について各国から要望があったか問うと、高市氏は「外交上のやり取りについては、お答えを控えさせていただく」と述べた。今回の会合での合意は「日本の備蓄を融通するものではなく、国内の需給への悪影響は一切ない」とした上で、「日本とアジア諸国が協調し⁠て原油な​どの確保を行うものだ」とも説明した。
資源エネルギー庁の資料によると、ホ​ルムズ海峡を通過する原油の約9割はアジア向けとされる。AZECのパートナー国のうち、フィリピンは原油と石油製品の備蓄量が45日分、ベトナムは同30日分、タイは同60日分となっている。​いずれも原油輸入の60-90%をホルムズ海峡に依存しており、2月末以降の中東情勢悪化に深刻な影響を受けている。

■ホルムズ海峡で機雷、行方不明か 米紙報道、イラン無計画に敷設(共同通信2026.04.11)

米紙ニューヨーク・タイムズは10日、イランがホルムズ海峡に敷設した機雷に関し、一部の行方を特定できていないため、トランプ大統領が求める海峡の開放が進んでいないと伝えた。米当局者の話としている。イランが無計画に機雷を敷設したのが主な原因。場所を記録していたとしても、漂流しかねない状態で設置していたという。機雷の行方が分からなければ船舶の安全が確保できず、通航が滞り続ける恐れがある。同紙によると、イランのアラグチ外相は8日、「技術的制約」を十分に考慮した上で開放されると発言。米側は、イランが機雷を迅速に発見し除去できない状況を指したものだとみている。

(コメント)世界じゅうに災厄をばらまく「ナニカ」になり果ててしまった様子(汗)

■日本のアニメグッズ、米国で製造 DNPが「正規流通」基盤(日本経済新聞2026.04.10)

大日本印刷(DNP)は8日、米国で漫画やアニメなど日本発コンテンツの製造、販売体制を築くと発表した。同社が企画する「正規」の商品を現地で製造委託し、北米にあるアニメ発信拠点「東京アニメセンター」で扱う。知的財産(IP)関連グッズの流通基盤を現地につくることで、日本の版元やクリエーターの海外展開を支援する。第1弾として「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」(東京・渋谷)で開いたVチューバー(バーチャルユーチューバー)のイベントを4月から5月にかけて米サンフランシスコの拠点でも展開し、現地生産のグッズも販売する。東京アニメセンターは日本動画協会(同・文京)との共同運営で、2024年に海外初の店舗を米国に開いた。26年度までに10拠点への拡大を目指す。日本発の知的財産(IP)の海外展開に関する事業で年間20億円の売上高を目指す。

(コメント)海賊版が堂々とまかり通っているとの話を多々聞くところ。正規ルート基盤が整備されるだけでも随分と違ってくるだろうなと思案。

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■興福寺の国宝・五重塔 解体の「相輪」から 経筒や杮経(2026.04.16産経新聞)

約120年ぶりの大規模修理が進む興福寺(奈良市)の国宝・五重塔で解体作業が報道公開された頂部の金属製飾り「相輪(そうりん)」(高さ約15メートル)。解体に伴い部材内部から経筒や杮(こけら)経など納入品も見つかっており、同寺で詳しく調査される。
相輪は宝珠(ほうじゅ)や水煙(すいえん)、九輪(くりん)、伏鉢(ふくばち)などの部材から成る重要な部分。塔は舎利(しゃり)(釈迦の遺骨)を納め、土を盛ったインドのストゥーパが起源とされる信仰の象徴で、心柱、相輪には舎利や経巻が納められることがある。
興福寺五重塔の相輪は明治時代の修理の際にも解体し修繕した記録が残る。今回の解体では、先端にある球体の宝珠(直径62センチ)の内部から経筒2点などが見つかった。さらに、その下の竜車(りゅうしゃ)(同)には薄板に経文を書いた杮経などが納められていた。
また、文様が透かし彫りされた水煙4枚のうちの1枚には制作者名とみられる文字が刻まれていた。
一方、各屋根から下ろされた瓦の一部には現在の塔が建てられた室町時代の「応永」や「永享」の年号を確認した。瓦の調査を進めていく中でさらに銘文が見つかる可能性がある。
県文化財保存事務所によると、本体の修理については今後、初重(1階)の軒を支える部材を取り替えるためにジャッキアップ工事も予定している。