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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2010.6.25暁の夢

少し変わった夢を見たので、記録です…^^ゞ

夢占いサイトなどでチェックしてみると、ものすごくポジティブな夢だということになっていて、ちょっと意外でした。起床時は疲れて、ぐったりしておりましたので…

最初のシーンは、とても古い、大きな御殿から始まりました。平安時代の寝殿造りのお屋敷みたいな感じです。南側に、池つきの庭園が広がっておりました。これはどうも、京都御所を観光したときの記憶を元に、夢の中の建物を組み立てていたものらしい…

ただ、少し変わっていたのは、縁側を兼ねた回り廊下がぐるりと、建物の周囲を取り巻いていたことでした。これは西洋のお城の建築か、戦国時代のお城を合成したものらしいのですが、平べったい寝殿造り風の木造建築に翻訳されていたので、最初はちょっと分かりませんでした(笑)

その中に、不思議な老女が住んでいました。ものすごく年取ってる感じ。ボンヤリと、美月の先祖っぽいな…という感覚がありました。品が良く、足腰がしゃんとしています…銀鼠色と薄紫色の着物を着ている不思議な老女が、建物の中をうろうろしているわけです。

※ユング的夢占いによれば、この老女はどうも「グレートマザー」とか、そういう存在になるらしいです。そして、建物は今の自分の状況を暗示しているらしいので、図式的には、奥深いところに居るらしい「グレートマザー」が、自分のあちこちをチェックするために出てきたという意味になるのでしょうか…^^;;;

夢の中の或る日、老女の居る御殿に、平安時代風の格好をした男性訪問者が2、3人現われました。手に榊か椿の葉っぱらしきものが付いた枝を持っています(=丁寧に、役人風の冠をかぶり、黒い束帯っぽいものをまとっていたので、ビックリでした。これも京都御所を観光した時の記憶が元になっていると思いますが…)。彼らは「国家施設のためにこの御殿が必要なのだ」と言い、老女に「御殿を譲って欲しい」旨の話を持ちかけていました。

…夢の中ながら、これがどういう意味を持っているのか、甚だ不明です。国家施設といってもそんな大仰なものではなく、会議室とか集会所として使うため、リフォーム工事などもするので、本格的に譲って欲しいのだ…という話になっていました。

老女は快く同意して、御殿を譲っていました…^^;

…夢の中ながら、最近流行の「リフォーム工事」詐欺じゃなければいいけれど…

御殿のリフォームが始まり、破れ障子やら古い雨戸やらがいっぱい出てきたので、夢の中ながら、ビックリ。畳を返したりして、ホコリが舞い上がっていました。廊下の隅にホコリが大量に溜まっていて、掃除しなければ…と、ハタキでパタパタしつつも、リフォームなどの工事の方が忙しくて、それどころではありませんでした。

…この辺で、毎度のプロフィール風「管理人@小人バージョン」が出てきました。どうも夢の中で、老女の後を追いかけたり、掃除をしたり、リフォーム工事を手伝ったり、色々動いていたようです…^^;;;

ふとした事で、北側の廊下に出まして、そこは断崖絶壁になっていたのでビックリしました。御殿の北西の方角に、御殿に食い込んでいる大きな山があって、そこから崖になっていて、廊下から見ると、左から右に向かって急に落ち込んでいる地形になっていました。

山は豊かな森に覆われており、むき出しの断崖絶壁からは、穏やかな流れの滝が、岩をなめるような感じで流れ落ちています。光の加減で、御殿の影になって黒い水に見えるものの、時々はねて飛び散ってくる水しぶきを観察すると、冷たくて透明な水だと分かりました。

…この辺り、風水っぽい雰囲気。北は黒い色で、黒は水の象徴で…と、陰陽五行説で言われているので、ちょっと気になりました。岩の様子も、考えてみれば、巨大な亀(=玄武=)の甲羅という風に見えたかも。夢占いでは、北の方角は、運気の停滞を表すそうですが…微妙に「山があるのは北西(乾の方角)」って思っていたりしたので、微妙に気になりました…^^;

気が付いて足元の廊下を眺めると、細かい穴だらけなので、これはどうした事かと疑問に思った一幕もあり。そのまま老女の後を追いかけていって、間取りがどんどん変わっていく御殿の中をウロウロしていると、いつしか御殿の外に出ておりました(老女は消えていた…)。方角は分からないけど、多分、西か南。

…やがて、何故そんなことになったのかは分からないのですが、リフォームされたのか、それとも前からそうなっていたのか、現代風になっている御殿の屋上に上がり(=ビルの屋上みたい=)、大きな羽を両手に持って、空を飛ぶ練習をしていました。結構、大真面目に練習していました。練習の仕上がりの頃になると、近所一円を飛び回れるくらいには飛べていた…

微妙に、旧知の友人も傍に居まして、何だか変な感じがしました…^^;

※夢占いによれば、こういう知人は、もう一人の自分を投影したものらしい…

しばらくフワフワと飛び回り、やがて地上に降りて、少しの時間だけ歩きました。周囲は、駅前ターミナルとローマのコロシアムを合成したみたいな感じで、なおかつ近未来SFの気配もある…という光景でした。

やがて行く手に湖が見え、そこで、何故か湖を写真撮影していました。少しうねり、波立っています。岸辺に近寄って観察すると、オパールみたいに色合いが刻々変化する、不思議で透明な水で、なかなか神秘的でよさげな湖でした(=摩周湖っぽい印象です。曇天なのかなあ、湖面がボンヤリとしていて、封印されている感じ。もうちょっと太陽を出すとか、何とかすれば、キラキラとキレイに光るはずなのです…)。

しばらくすると、目の前に見知らぬ男性が座っておりまして、呆気にとられて眺めていました(彼は、湖の岸辺の石の上に座っていたらしい)。大学生っぽい印象の男性です。何となく、握手。彼は困ったような顔で、「自分の事を忘れてるだろう」と気さくに話しかけてきました。

いきなり現われたところは非常に怪しいものの、明朗で爽快な感じの青年で、悪くない印象。白に近い薄いグレーのTシャツと、濃いグレーのジーパンという、えらく簡素なファッションです。

※勿論、小人スタイルからすれば、これでも巨人に見えるのです。何で自分の夢だと、自分のイメージがプロフィール風の小人になるのかは、よく分かりません…が、夢占いで調べてみると、まだまだ未熟で、人生修行中、ということのようです…

じーっと観察していると、あちこち管理人と似通った要素があり(=髪型の雰囲気とか)、やがてパッと気が付いたのですが、「管理人@男バージョン」でした…(管理人@小人バージョンが、いかに驚きで吹っ飛んだかは、ご想像のほど…、つい、「あなたは私の見知らぬ双子の兄弟か?」と確かめていました…)^^;;;;;;

…あとで、ユング的夢占いで調べてビックリしたのですが、どうも自分の中の男性要素が、ああいうキャラクターになったらしいです。妙な青年です。夢の中でのイメージではありましたが、最初に握手したときの感触がリアルだったので、まだ驚きが抜けておりませんです。

ちょっと個人的な内容なので省略しますが、「現在の政治や、自分の性格の改善などの諸問題」について、深遠なお話、というより議論をしておりました…(管理人@小人バージョンも、この点については、何故か相当に頑固だったようです。自分が出した占いの判断とか)…^^;

…「湖の岸辺に立つ」という夢は、もともと、悩み事や懸案を解決しようとしたり、何かを改革しようとする時に見る夢なのだそうです(=非常にポジティブですね=)。無意識に、身の回りのことや、政治(今回の参院選)などの諸問題について、割と悩んでおったらしいです…^^;;

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2010.6.23ホームページ更新

以前にお知らせしていました通り、ブログに今まで掲載していた一点もののイラストを並べて公開しているページ〈深森ノ画廊〉を作りました^^

直通アドレス=[http://mimoronoteikoku.tudura.com/astrolabe/gallery.html

さすがに、「一生懸命描いたけど、アマチュアでシロウトな所が抜けてないから気恥ずかしい」という事で、こそこそ…と、リンクを作ってあるので、すぐには見つかりにくいかも知れませんが…(イラスト系という事で、「物語ノ本流」に付けた「説明書(画風の説明)」の部分に、「深森ノ画廊」へのリンクを付けてあります)…^^;

…お知らせだけじゃ内容が薄いので(笑)、現在、気になっている箴言など…^^

岡潔(おか・きよし)の箴言・・・

人の情緒は固有のメロディーで、その中に流れと彩りと輝きがある。メロディーがいきいきしていると、生命の緑の芽も青々としている。そんな人には、何を見ても深い彩りや輝きの中に見えるだろう。
ところが、この芽が色あせてきたり、枯れてしまったりしている人がある。そんな人には何を見ても枯野のようにしか見えないだろう。これが物質主義者とよばれる人たちである。
生命の緑の芽の青々とした人なら、冬枯れの野に大根畑を見れば、あそこに生命があるとすぐわかる。生命が生命を認識するのである。こうした人にはまた、真善美の実在することも分かる。しかし、物質主義者には決してわからない。
物質主義とは何であるかといえば、「初めに時間・空間というものがあって、その中に自然というものがある。その自然の一部が自分や人の肉体即ち自分や人である。自然は物質である。だからすべては物質によって説明がつく」というので、ここまでならば物質思想であるが、そうとしか思えないということが加わっているから物質主義である。これが今のたいていの日本人には仏教でいう先入観としてはいっている。
その結果、今たいていの日本人は自分が死ねばそれきりだし、生まれぬ前の自分などというものはないと思っている。これが仏教でいう偏見である。これが実に困るのである。

ヒュパティアの箴言・・・

生きると言うことは、世界が広がっていくことである。人生を旅すれば旅するほど、より多くの真実を理解できるようになっていく。戸口にあるものを理解することは、その先にあるものを理解するための最善の準備になる。

カラーイラスト:ディードリット

今回は、ディードリットのカラーイラストを公開。

当サイト・バージョンのディードリットは、神秘的な、深い淵のような翡翠の瞳というイメージです(アニメ版では、もう少し明るい緑の瞳でした。小説のイラスト設定では青い瞳という事になっていてバラバラですが、様々なディードリット像があって、面白いのではないかと思います…)

『ロードス島戦記』は、元々はゲームから派生したアドベンチャー物語でしたが、我々の世代にとっては、ハイ・ファンタジーのイメージを一変させた、特別な存在という感じです。『ロードス島』のアニメ版も、今までのアニメに比べると信じられないくらい場面描写のクオリティが高くて、キャラデザインも斬新だったのです。

ロードスという名の島がある。
アレクラスト大陸の南に浮かぶ辺境の島だ。
大陸の住人の中には「呪われた島」と呼ぶ者もいる。

…この冒頭の演出には、本当に衝撃を受けました…

だから、映画版『ロード・オブ・ザ・リング』を見たときは、エルフのミステリアスなイメージが壊れてしまって、ちょっとガックリしてしまいました(ちょっとだけです…苦笑い。リアルの人間の髪って、結構「ずっしり」しているものですね)。映画『ロード・オブ・ザ・リング』は、素晴らしい内容だと思っています。

『ロードス島戦記』の頃のキャラデザインが、最近のアニメーションの、顔かたちの描写の源流かも知れないです。頬からあごにかけてのラインが急峻な感じで、特徴的。