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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

業務連絡:通院とか

9月18日、貧血の検査のため、病院に行ってまいりました。

その結果、淡い疑惑が確信の疑惑に変わって、精密検査の必要が出てきたという事で、「1週間後(9月25日)に再検査」&「CT・MRT検査の必要もあり」という風になってしまいました。

調べてみたら、重傷を受けて大出血した場合と同じレベルの貧血だったそうで(=いわく普通の60-70%ぐらいしか無かった)、貧血の手当が最優先と言う事で、即日で鉄剤注射を打たれました。

鉄剤注射というのは初めてでした。点滴のようにチューブ付きの針を使って静脈に注入するものでした。血のように濃い赤い色で、殆ど輸血みたいな感じですね…

…正直言いまして、驚愕と緊張で疲れました(注射は苦手です)…orz

更に、この鉄剤注射は1週間続ける必要があるそうで、当分、忙しい見込みです…orz

診断された症状についてインターネットで調べてみて、最善のコースの場合は薬物治療、最悪のコースの場合は手術治療(=身体にメスを入れる方の本格的な手術=)になるらしいと分かりました。いずれにせよ、精密検査の結果を確認してから、と言う事になりますが…

ちょっとショックだったのか、眩暈&頭痛がありました(今は大丈夫です)…

(追記)21日のニュースを見ていたら、「特捜検事が逮捕された」というテロップが出ていてビックリしました。「証拠品として押収したフロッピーディスクのデータ改竄を行なって、検事側に都合の良いように仕立て直してしまった」という疑いなのだそうです。これは非常に大きな問題になるなあと、直感しました。

それにしても、フロッピーディスクが今でも現役であるという事に、ビックリです…(汗)

《追記》・・・21日は午後にお休みを取って、静脈注射のため通院してまいりました^^;お休みが多い週で飛び飛びですが、まあ適当におっとりペースで、良いのではなかろうかと(汗)

効果は1週間後とか2週間後から出始めるそうなので、その頃には、普通の人並みに、調子よくアクティブに動けるのだろうかと、今から妙な期待をしております。体格は痩せ気味の方で、体重も標準未満だったので、貧血でも結構動けていたみたいです(立ちくらみとか、多少だるかったですが…)

《2010.9.28治療覚書》・・・再び、病院に通院してまいりました。鉄剤注射じゃなくて、経口薬の方の鉄剤に変わりました。2週間分を処方されました。少し気が楽になったとは言え、ネットで鉄剤の副作用(便秘とか)を見てしまったので、正直ちょっと不安ではありますが、致し方ないです。

ヘモグロビン量が減ってしまっていて、1500m級の高山で暮らしているようなものだと説明され、何となく、インカ帝国の人々を連想してしまいました。

目指せヘモグロビン10レベル☆という事で、とりあえず頑張ってみます(手術する場合にも貧血のままだと、失血リスクが高すぎて、手術できないらしい)…

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詩歌鑑賞:薄田泣菫「ああ大和にしあらましかば」

ああ、大和にしあらましかば、
いま神無月、
うは葉散り透く神無備[かみなび]の森の小路を、
あかつき露に髮ぬれて、往きこそかよへ、
斑鳩[いかるが]へ。平群[へぐり]のおほ野高草の
黄金の海とゆらゆる日、
塵居[ちりゐ]の窓のうは白[じら]み日ざしの淡[あは]に、
いにし代の珍[うづ]の御經[みきやう]の黄金文字、
百濟緒琴[くだらをごと]に、齋[いはひ]瓮[べ]に、彩畫[だみゑ]の壁に
見ぞ恍[ほ]くる柱がくれのたたずまひ。
常花[とこはな]かざす藝の宮、齋殿[いみどの]深く
焚きくゆる香ぞ、さながらの八鹽折[やしほをり]
美酒[うまき]の甕[みか]のまよはしに、
さこそは醉はめ。

新墾[にひばり]路の切畑[きりばた]に、
赤ら橘葉がくれにほのめく日なか、
そことも知らぬ靜歌[しづうた]の美[うま]し音色に、
目移しの、ふとこそ見まし、黄鶲の
あり樹の枝に矮人[ちいさご]の樂人[あそびを]めきし
戲[ざ]ればみを。尾羽[をば]身[み]がろさのともすれば、
葉の漂ひとひるがへり、
籬[ませ]に、木の間に、――これやまた野の法子兒[ほふしご]の
化[け]のものか、夕寺深く聲[こわ]ぶりの
讀經[どきやう]や、――今か、靜こころ
そぞろありきの在[あ]り人の
魂[たましひ]にしも沁み入らめ。

日は木がくれて、諸とびら
ゆるにきしめく夢殿の夕庭寒く、
そそ走りゆく乾反葉[ひそりば]の
白膠木[ぬるで]、榎[え]、楝[あふち]、名こそあれ、葉廣[はびろ]菩提樹[ぼだいじゆ]、
道ゆきのさざめき、諳[そら]に聞きほくる
石廻廊[いしわたどの]のたたずまひ、振りさけ見れば、
高塔[あららぎ]や九輪の錆に入日かげ、
花に照り添ふ夕ながめ、
さながら、緇衣[しえ]の裾ながに地に曳きはへし
そのかみの學生[がくじやう]めきし浮歩[うけあゆ]み、――
ああ大和にしあらましかば、
今日神無月日のゆふべ、
聖[ひじり]ごころの暫しをも、
知らましを身に。

**************

「白羊宮」より(明治三十九年)

2010.9.5暁の夢

暑さで睡眠が中断されつつも根気良く見た夢みたいで、かなり印象深かったものです。夢そのものは単純で、目立った科白とかは無しでしたが、延々と続く息詰まるような作業が、心理学的にも意味深でした…^^;

最初は、とても高い塔のシーンから始まりました。

その塔は、五重塔みたいな和風の、信じがたいほど高い、黒い色の塔でした。無限の屋根が積み重なっていて、百重の塔かな?という感じもありました…^^;

最上階の部屋は、ふすまで3つくらいに仕切られていましたが、だいたい24畳敷くらいの広さです。仕切りは、6畳、6畳、12畳でしょうか…

最上階の部屋に居たのですが、窓や障子が雨戸が締め切られていて薄暗く、倉庫みたいに陰気で、古そうな品物が、埃が溜まるままに置いてありました。

※この辺り、夢占いで診断してみると、どうも過去のコンプレックスとかトラウマとか、陰気な記憶とかが表層意識(=建物の最上階=)に出てきたものを見ていたらしい…という結果になり、何とも落ち着かなかったです。「お化けの抜け殻」というような訳の分からない物体もありましたし。あんなにいっぱい、変なものを溜め込んでいたのかな?とか…(アセアセ)

しばらくすると地震が来たらしく、塔がぐらぐら揺れだし、崩壊の危機に陥ったので、地上へ避難しなければならなくなりました。

地上へ避難する経路は壊れてしまっており、最上階から地上へ逃れるには、中央にある中空の柱しか無いという状況に置かれていました。その柱は、人一人が通れるほどのサイズの、最上階と地上とを連結するパイプになっていたのです(何故そうなっていたのかは謎)。

そこで、部屋の中から使えそうな大工道具を取り出してきて、柱の入り口を封印している鉄扉を分解することにしました。マンホールの鉄のふたみたいな感じで、持ち上げても重いし、あっという間に汗だくに。

3サイクル分、その作業をやってみて、塔を貫いている中空の柱は、一階ごとに鉄扉で封印されているという構造になっている事が分かりましたので、たった一人で、何回もその作業を繰り返しながら地上に降りるのだなあと思い、道のりの遠さに一瞬、目がくらみました。

階と階の間には様々な廃棄物や汚物がびっしりと詰まっており、徹底掃除しての避難作業となりました。長い時間そうして繰り返し作業をし、体中泥だらけになって、ようやくにして地上階に下りられました。

※この辺りは、おそらく自己の意識構造に関係があるのでは無いかという感じがありました^^;

…ショッキングなことに、ようやく到着したその地上階には、ドアがありませんでした。同じような、今度は地下階に通じる中央のマンホールのふたのような鉄扉があったのです…^^;

最後の鉄扉の下には、黒い色の激しい流れがあり、飛び込むのをためらうものでありましたが、勇気を出して飛び込みました。しばらく流されていると、砂利だらけの地下の岸辺に乗り上げることが出来て、ホッとしました。

その先には地下迷宮があり、十字路や三叉路など、判断に迷う構造になっておりまして。

何だかウヤムヤのうちに、地上へ出る通路を見つけたらしく、そこで目が覚めました(印象からすると、その先も難問だらけのルート、という感じでしたが・汗)…^^;

全体を夢占いで調べてみると、『スターウォーズ』の修行よろしく自分の暗黒面と向き合う夢だったようで、尋常ならざる恐怖感と緊迫感が続いていたのも納得できるかな、と思いました(=夢にうなされていたかも知れない)…^^;

起床したとき頭痛がありましたし、悪夢に分類される夢かも知れないです…^^;;;;;