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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2023.10.14付ホームページ更新

2023.10.14付でホームページ更新
>https://mimoronoteikoku.tudura.com/index.html

「物語の本流」コーナー>第三部マレヒト、第四章「宮島厳島」(全28頁)

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厳島神社(伊都岐島神社)、創建593年=推古元年

旧石器時代、縄文、弥生時代の遺物が出土している。創建当時は簡素な神社だったが、現在の大規模な社殿は1168年頃、平清盛が造営してからのもの

主祭神は宗像三女神/長女・田心姫命(たごりひめのみこと)、次女・湍津姫命(たきつひめのみこと)、三女・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)

宮島の大願寺と厳島神社の関係(神仏習合)・・・806年に空海が厳島弥山を開基。大願寺の秘仏〈厳島弁財天〉=空海が「唐からの帰途に厳島に奉持まつり賜う」と伝えられる。

1868年に神仏分離令が出され廃仏運動が起こるまでは、秘仏〈厳島弁財天〉は厳島神社の本殿に祀られていた。平清盛、足利義満、毛利元就、豊臣秀吉、伊藤博文などが弁財天を崇敬

※日本三大弁財天…江ノ島、竹生島、厳島/※大願寺…各所の寺社の修理造営を手掛けている

(和歌作品)

入り海の二十浦(はたうら)かけて十島(としま)なる中に香深き島は七浦(小野篁)

恩賀島(たぐいなきしま)の姿は自ずから蓬の山も此処にありけり(在原業平)

みやしろにかくる光もくもりなき鏡の池にすめる月影(宣阿・周防国武士1647-1735)

ききしより眺めにあかぬ厳島見せばやと思う雲の上人(豊臣秀吉)

春ごとの頃しもたえぬ山桜よも霧島の心ちこそすれ(石田光成)

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【興味深いニュース】

■斎宮跡で最大規模の遺構、三重 聖武天皇の娘が居住した宮殿か(共同通信2023.10.13)

伊勢神宮に仕える皇女「斎王」が過ごした斎宮跡(三重県明和町)で、8世紀ごろの奈良時代に建てられた宮殿の一部とみられる建物遺構が見つかり、斎宮歴史博物館が13日、発表した。斎宮跡で奈良時代の宮殿の一部が見つかるのは初めてで、発見された建物としては最大規模。博物館によると、柱を立てたとみられる直径約35センチの穴計48個のほか、土器が複数発見された。二つの建物をつないで大きな建物にする双堂とよばれる特異な構造で、建物の外側を囲むひさしを併せ持っている。博物館は「天皇がどれだけ斎宮を重要視していたかが推察できる」としている。聖武天皇の娘、井上内親王らが住んでいた正殿の可能性が高い。

■アイヌ「貝送り」江戸期の遺構か アワビの魂、神の国に返す儀式(共同通信2023.10.14)

北海道・礼文島でアイヌ民族がアワビの魂を神の国に返す「貝送り」の儀式を行ったとみられる江戸時代の遺構が見つかった。貝送りに関する具体的な証拠が確認されたのは初めてで、調査団を率いる北海道大アイヌ・先住民研究センター長の加藤博文教授は「アワビは重要な交易品として特別な存在だったのではないか」と話す。アイヌ民族には自然の恵みを神からの贈り物と考え、神の国に魂を送り返して再訪を願う儀式「イオマンテ」がある。地域によって儀式の対象に違いがあり「クマ送り」が広く知られている。加藤教授によると、遺構は8月、礼文島北部の砂丘にある遺跡で発掘。大量のアワビの殻が集中していた。

■世界最古のチャバネゴキブリか 古墳時代の遺跡から発見 奈良女子大など(時事通信2023.10.14)

奈良女子大と大阪市立自然史博物館の研究チームは14日までに、邪馬台国の有力候補地とされる纒向遺跡(奈良県桜井市)で採取した古墳時代前期(3世紀後半)の土から、チャバネゴキブリの一部を発見したと発表した。発見例としては世界最古の可能性があるという。研究チームは、2018年の遺跡調査で採取され、祭祀で使われた道具などを埋めた土坑(穴)の層を分析。下層部からゴキブリの一部とみられる長さ約4ミリの破片を発見し、黒い縦じま模様の特徴などからチャバネゴキブリの「前胸背板」と呼ばれる部分と特定した。チャバネゴキブリは体長1~1.5センチで、成虫は淡い黄褐色。全国に分布し、主にビル内や飲食店に生息する。日本には江戸時代末期ごろ、貿易を通じて侵入したと考えられていたが、同チームは国内の他の遺跡の検出例も調べ、池上曽根遺跡(大阪府和泉市、泉大津市)の古墳時代中期(5世紀後半)とみられる土層から見つかったゴキブリもチャバネゴキブリと特定。このため古墳時代から日本で生息していたと考えられるという。チームで鑑定を担当した同博物館外来研究員の初宿成彦さんは「チャバネゴキブリは以前はアフリカ北東部が原産とされてきたが、近年は東アジアの可能性もあると指摘されている。今回の研究で起源の解明が進むかもしれない」と話した。研究成果は、奈良県天理市で22日に開催される日本文化財科学会第40回記念大会で発表される。

■国産2号の次世代量子計算機開発 富士通と理研、企業に利用提供(共同通信2023.10.05)

富士通と理化学研究所は5日、国産2号機となる次世代計算機「量子コンピューター」を共同開発したと発表した。埼玉県和光市にある両者の連携センターに設置しており、企業や研究機関に利用機会を提供して、創薬や金融分野などでの活用を促す。(中略)2号機は、国産1号機と同様、極めて低温で電気が流れやすくなる「超電導」という現象を利用した。

■磁気嵐に地球のプラズマが影響 正確な予測に期待、名古屋大(共同通信2023.10.30)

人工衛星や送電網に悪影響を及ぼすことのある「磁気嵐(宇宙嵐)」の発達に、地球起源のプラズマが影響していることを名古屋大などのチームが突き止め、30日付英科学誌に発表した。これまでは、太陽のプラズマが主要因と考えられてきた。磁気嵐の正確な予測につながる成果としている。チームは太陽から出るプラズマ流(太陽風)と地球周辺のプラズマに含まれる水素イオンなどに注目。17年9月7~10日に発生した磁気嵐で、日本のジオスペース探査衛星「あらせ」や海外の科学衛星計4機により観測したデータを解析した。その結果、磁気嵐を起こすプラズマは、地球起源の水素イオンが主成分であることが判明した。

■宇宙戦略に1兆円支援、経済対策 減税規模、3兆円台半ば(共同通信2023.10.30)

政府が宇宙航空研究開発機構JAXAに10年間の「宇宙戦略基金」を設け、速やかに総額1兆円規模の支援を行う方針を固めたことが30日、分かった。企業や大学などによる複数年度にわたる宇宙分野の技術開発、商業化を支援する狙い。政府が来年6月の実施を想定する定額減税の規模は、所得税と住民税を合わせて計3兆円台半ばとなる。11月2日の閣議決定を目指す経済対策に明記する。経済対策には「GIGAスクール構想」として全ての小中学生に配った学習端末の更新に関し、各都道府県に基金を設置して支援を5年間継続する方針を盛り込むことも判明した。JAXAに設ける基金については、関連法案の早期国会提出を目指す。防衛省などの宇宙分野の取り組みとも連携し、政府全体として支援する。経済対策の財源として、23年度当初予算に計上した予備費の一部を取り崩して活用する。対象は「新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰対策」の4兆円と「ウクライナ情勢経済緊急対応」の1兆円。ともに全額が残っており、活用額を今後詰める。

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タイで起きた流血死亡の事件について覚書
@寺院で覚醒剤を使用し暴れ回った男 仏像が刺さり死亡に「バチが当たった」
https://news.nicovideo.jp/watch/nw14567942(ニコニコニュース2024/03/18)

起:男2人(片方は僧侶)が覚醒剤を寺院で使用。薬の作用で暴力的になり、僧侶のほうが暴力に耐えかねて逃げ、通報。
承:警察が到着した時、暴力男は寺院に立て籠もっていた。警察は投降を呼びかけたが、暴力男からの反応が無くなった。
転:警察、現場突入。本堂には暴力男の死体があった。しかも崩れた仏像が直撃していて、現場は血まみれだった。
結:覚醒剤の使用が発覚した僧侶は寺院から追放された。世間の人々は「天罰(仏罰)って本当にあるんだ」と騒いだ。

……凄まじいオカルト事件である…と感じるところ多々であります。

血まみれで死亡していた男、いったい……という部分の正確なプロセスは、それなりにミステリーのままなのだろうな、と思います。

(司法解剖によれば死因は失血死。崩れ落ちた仏像の欠片が、心臓と肺を直撃し、破壊したためとのこと)

似たような感じのオカルト・ミステリ事件を、過去の小説作品で創作していたので、それが連想され。

@『妖怪探偵・猫天狗が光る!~密室の窓を金魚と泳ごう』
(1)金魚よ金魚、大暴走して消失か(https://ncode.syosetu.com/n8688ek/26/)
(2)そこは怪異な密室だった(https://ncode.syosetu.com/n8688ek/27/)
(3)新たな疑惑ジャジャジャジャーン(https://ncode.syosetu.com/n8688ek/28/)
(4)カバンのアレの秘密はね(https://ncode.syosetu.com/n8688ek/29/)
(5)密室の窓を金魚と泳ごう(https://ncode.syosetu.com/n8688ek/30/)
(6)一件落着とするのだニャン(https://ncode.syosetu.com/n8688ek/31/)

今回の、上記のリアル事件、強い印象を受けました。

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