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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

聖なる時空間の観念と星観測、超新星爆発、チェコ上院議員「私は台湾人である」発言

聖なる時空間の観念と星観測

https://twitter.com/Prokoptas/status/1519770166254792704/TOMITA_Akio@Prokoptas
四方位を聖なる空間とし、これに中心点を置きたがるのが中国的発想、四方八方に上と下を加えて十方とし、これを天外から臨みたがるのがインド的発想、逆に、中心から等しい点の集合つまり「円」を聖なる空間としたがるのが西洋的である、ことは既述した。

※中国の宇宙観=天円四方、インド的宇宙観=八面体サイコロ、西洋的宇宙観=ドーム天蓋

https://twitter.com/Prokoptas/status/1519797994924965889/TOMITA_Akio@Prokoptas
その結果、星学においても、インドでは星座を裏から眺め、中国と西洋では表から眺める。地上における観測者を起点とし、太陽の方向を向く点で西方星学と中国星学は同じだが、子午線の考え方が違う。この違いが、(素人考えだが)歳差運動の発見に400年の差が出た原因か?。

https://twitter.com/Prokoptas/status/1519799956055683072/TOMITA_Akio@Prokoptas
中国の星学者が「注意を集中したのは、太陽と同時の出没でもなければ地平線でもなく、北極星と、決して出没することのない周極星であった。彼らの天文体系は、かくして子午線……の概念と密接に結びついていた」(ニーダム)。東西のこの違いは、観測位置の緯度の違いとみたい。

https://twitter.com/Prokoptas/status/1520134393708560384/TOMITA_Akio@Prokoptas
北極星の高度は、観測者の緯度に等しい(図)。中国星学はその北極星と天頂とを結んで子午線とし、西方星学は太陽の最高高度(つまり南中)点と天頂とを結んで子午線とする。星学の1日は南中から南中までの時間。これを改めたのは1925年である。

https://twitter.com/Prokoptas/status/1520135832644259841/TOMITA_Akio@Prokoptas
したがって、黄道座標系を採った西方星学が歳差運動の発見に特に有利だったわけではないが、赤道座標系を採った中国星学は子午線は不動だという先入観を植えつけたのではないかと思う(希臘星学は、むしろ、円運動へのこだわりが足枷になったことが、その歴史からわかろう)。

https://twitter.com/Prokoptas/status/1520137915346845696/TOMITA_Akio@Prokoptas
円形でも方形でも「聖なる空間は聖なる時間と不離の関係にある」。聖なる時間は分点と至点である。キリストは冬至の日に生まれた。その9ヶ月前つまり春分の日は、「天使ガブリエルの精液としての御言葉を介して、聖母マリアがキリストを宿した」(『ユーラシアの女性神話』)。

時間の節:春分点、夏至点、秋分点、冬至点
印度サイデリアル任意の恒星
西洋トロピカル春分
中国サイデリアル歳星(木星)冬至

空間の節
中国=北極星-天頂の子午線、赤道座標系
印欧=南中点-天頂の子午線、黄道座標系

昇交点=黄道に対し月が北上/羅睺星
降交点=黄道に対し月が南下/計都星


◆2022.01.07ニュースメモ:

星が死にゆく最後の瞬間、超新星爆発をリアルタイムで観測 天文史上初

https://www.cnn.co.jp/fringe/35181793.html

(CNN)死期を迎えた巨大な恒星が超新星爆発を起こす現象が初めてリアルタイムで観測されたとして、米カリフォルニア大学などの研究者が6日の天文学会誌に研究結果を発表した。

観測を行った赤色巨星は地球から約1億2000万光年離れた銀河「NGC 5731」に位置していた。爆発前の質量は太陽の10倍もあった。

恒星が最後の輝きに包まれる前には激しい爆発が起きたり高温のガスが噴出したりすることもある。しかし今回の現象が観測されるまで、赤色巨星は比較的静かな状態が続いた後に大爆発して超新星になったり、崩壊して高密度の中性子星になったりすると考えられていた。

ところが今回の赤色巨星は研究チームが見守る中で、劇的な自己崩壊を起こしてII型超新星になった。巨大な質量をもつ恒星は、中心核の水素やヘリウムなどを燃焼し尽くして急速に崩壊し、激しい爆発を起こして死を迎える。

後に残るのは鉄のみだが、鉄は融合できないことから、恒星のエネルギーは尽きる。そうなると鉄が崩壊して超新星爆発が発生する。

論文の筆頭筆者で米カリフォルニア大学バークリー校の研究員、ウィン・ジェイコブソンガラン氏は今回の研究について「巨大な恒星が死ぬ直前に何が起きるのかを解明するうえで画期的」と位置づけ、「赤色巨星が超新星になる前の活動は、普通のII型超新星においてはこれまで観測されたことがなかった。我々は初めて赤色巨星の爆発を目の当たりにした」と報告している。

この恒星の異常な活動は、超新星になる130日前に観測された。ハワイのマウイ島にあるハワイ大学の望遠鏡が2020年夏、明るい放射線を検出。研究チームはハワイのマウナケア山にある天文台で観測を続け、この超新星を「2020tlf」と命名した。

観測の結果、爆発が起きた時点で恒星を取り巻く物質が存在していたことが判明。夏の間にこの恒星から激しく放出された明るいガスだった。

「まるで時限爆弾を見守っているようだった」と同大のラファエラ・マーガッティ准教授は言う。「我々はこれまで、死にゆく赤色巨星のこれほど激しい活動を確認したことがなかった。我々はこれが輝きを放ち、それから崩壊して燃え上がるのを見ていた」

こうした巨星では、死を迎える前に内部で急激な変化が起きてガスが激しく噴出することがある。

今回の観測は、ジェイコブソンガラン、マーガッティの両氏がノースウェスタン大学在籍中に行った。研究チームはハワイにある望遠鏡に遠隔操作でアクセスし、「巨大恒星が超新星爆発に姿を変える直接的な証拠」を提示した。

ジェイコブソンガラン氏は、今回のような現象をもっと観測することができれば、巨星の命が尽きる最後の瞬間に関する謎を解く手がかりになるとの期待を示している。


◆成る程と考えさせられたツイッター連続メモ

https://twitter.com/ma_sa_o/status/1302941026915504128
河野(kouno)@ma_sa_o

台湾にチェコの上院議員が行って「私は台湾人である」と発言したんだけど、これは中国に対する凄い一手で天才かよって思わされる一手。日本人の大半は意味がわからないだろうから、ちょっと説明したいと思う。
午後9:05 · 2020年9月7日

冷戦時代ドイツが分断されている時に、ジョン・F・ケネディが西ベルリンで「私はベルリン市民だ(ベルリン市民はローマ市民と同じく誇り高い、共産主義に屈しない)」という演説をして大絶賛されたんだけど、チョコの上院議員はこれのリスペクト発言を台湾でした。
午後9:09 · 2020年9月7日

この発言で中国はもちろん激怒!「てめえ!チェコ!後でお前はぶっ殺す!」と抗議、チェコさん大丈夫なの?と日本人は思うだろうけど、実は「私は台湾人である」が布石となっていて、多くのEU諸国が中国に猛反発。最大の親中国であるドイツが、あのドイツさんが猛反発してる状態が現在です。
午後9:12 · 2020年9月7日

ドイツは内心、まだそこまで中国と喧嘩しなくないのです。しないで良いなら中国と喧嘩したくないのです。でも、ドイツ自身がJFKの「私はベルリン市民である」に救われた国であるため、「私は台湾人である」とかチェコに言われた日にゃあ、嫌でも中国への反発に同調しないと駄目になった。
午後9:14 · 2020年9月7日

ドイツだけでなく、EUの主要国が急にチェコの擁護に走り中国批判を痛烈に始めたのは、チェコの「EUの一体感を演出して、共産国家には屈しない」という政治的演出が凄く上手く行ったって事です。つまり「チェコは台湾を分断された時のドイツ」とEUに印象付ける事に成功したんです。これは凄い手です。
午後9:18 · 2020年9月7日

大半の日本人から見ると「なんでチェコが台湾行ってるの?あれ?なんかEUの国々が中国に怒ってね?」ぐらいのぼんやりした感覚しかないと思いますが、そういう事が今EUと台湾と中国の間で起こってます。大国ではないチェコがEUを巻き込んだ中国への反発。チェコの議員凄えよね。天才かよ。
午後9:22 · 2020年9月7日

ちなみに、チェコという国家がそう目論んだというより、チェコの上院議長たちのスタンドプレーというか、個人プレーに近い所があるんじゃないかな?チェコが正面から中国と喧嘩しても得がないよね。多分、チェコの議員たちが有能だったという話だと思う。
午後9:27 · 2020年9月7日

一つ補足説明すると、チェコの上院議員がEUに反中を作り出しのではなくすでにEUという鍋の中で煮えたぎっていた反中があり、その鍋の蓋を開けたのが今回のチェコの上院議員の策略という感じです。鍋の蓋が開いたので、いっきに煮えたぎった反中がEUにあふれ出てきたという事ですかね。
午前9:33 · 2020年9月9日

中国がEUを懐柔しようとEUを訪問した今、チェコの一手で中国のEUへの外交が完全に失敗するという事になってしまった。チェコが動いてなければ、ここまで中国がEUで外交的大失敗をする事はなかったはずです。成功はなかったでしょうが、ここまでの大失敗はなかったはず。
午前11:06 · 2020年9月9日

流石にチェコの上院議員も、「中国がチェコを恫喝したせいで余計にEUに反中意識が広がる」までは最初から予想してなかったでしょうし、そこは運が良かったのだと思われます。しかし、「私は台湾人である」は戦略的に考えて使われた神の一手だったのは、間違ってないでしょう。凄いですよね…
午前11:11 · 2020年9月9日

(コメント)中国の歴史意識と欧州の歴史意識の違いが、クッキリと浮き立つような事件だったように思います

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