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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

異世界ファンタジー小説作品(第二部)の感想&ファンアート

★『ロシアンルーレットで異世界へ行ったら最強の魔法使いになってしまった件【第二部:レーベの秘宝編】http://ncode.syosetu.com/n5935dl/』感想

第一部より長さを感じましたが、その分、中身は充実していたと思いました

冒険者ギルドを取り巻く出来事がメインだけあって、第一部より華やかさを感じました(直近の大きな事件として「三人組に起きた出来事」と「仮面の魔法使い事件」があった…と言う風に感じています)。第一部で出て来た舞台の再利用とか、話に出て来ただけの舞台に実際に入ってみたりとか、色々な所でニヤリとさせられました

アマチュア漫画を制作している者の一人として、ストーリー演出の点で少し気になった箇所=冒頭の古代エピソードに向かって、ストーリーの流れがギュッとスパイラル集中していない雰囲気(散漫な感じ)が感じられた…と言う部分でしょうか

レーベ王の息子たちをいっぺんに覚えるのは割と難しいですし、いっそのこと、ストレートに「レーベ王の秘宝」エピソードに絞った方が、第二部パートの焦点がハッキリしたかな?と思いました。何だか10枚くらいベールを挟んで、読者の方が圧倒的に不利な謎かけをされているような、そういうモヤモヤした落ち着かなさ…のようなモノを感じました

それ以外の部分では、「ベリー・グッド!」でした。最終盤のクライマックスはハラハラ☆ドキドキでしたし、エンディングのスタイルもカッコ良かったと思います

余談として…「これは絵で描くと、どういう風になるんだろう」と、今でも気になっている謎の建築物があります

ウオバルにあると言うリーファ神殿が、まさに「それ」ですね(笑)。アヤ・ソフィアのような細長い三角塔が四隅にスッと立っていて、その真ん中にドームを持った巨大パルテノン神殿のような荘厳な建築物があって…

パルテノン神殿風の屋根の上にドームがポコッと出ているのか、それともパルテノン神殿風の建物の中にドーム型建築がすっぽり収まっているのか…テキストだけでは読み取れない構造ミステリーが、今でも気になっています♪

最後になりましたが、ファンアートです:黒フード姿のエルテ女史

「艶っぽい」というような印象がテキストから感じられたので、カッチリした描線で「艶っぽさ」にチャレンジ。ローブ姿というか、フード姿は余り描いた事が無かったので、誤魔化しの多い不慣れな格好になってしまいました(これは、もっとたくさんの写真を観察して、キッチリ練習しておきませんと…・汗)

※実は、「白いサークレットって…?」と、割と困惑していました。とりあえず「それ」っぽいのをインターネット画像でチェックして、「それ」っぽく描いてみました。意外にサマになったと思っています

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