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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2013.6.14ホームページ更新

◆制作中の物語・第一部-ヤツマタ/第九章-妖霊星(後篇)のページ分割が終わりました。

★こちらのアドレスから正式公開版に飛べます(ホームページ版・物語の本流)
http://mimoronoteikoku.tudura.com/astrolabe/content.html

第九章-妖霊星(後篇)は割とスムーズに内容がまとまった章で、下書きから完成までのブレや迷いは少ない方でした。第六章-門前町や第七章-斎ノ宮で示していた伏線は半分くらい回収しており、ある意味では「折り返し点」とも言えます

今回の章では、ワンクッションおいた複雑な形の、けれども確かな愛情というものを、それなりに提示する事が出来たかなという感じです。

瀬都とカモさん夫妻は直接の家族では無く、更に貴族/平民という公的な身分差もあるため、互いに一線を引いた注意深い関係を築いています

この世には、密着するばかりが親しさではなく、「互いに適切な距離を置いた親しさ」という形もある。

もちろん瀬都はまだ子供なので、「自分は縁あって女童として雇われていて、小間使いをしている」という以上の細かい社会関係は余り理解しておらず、気取りの無い話しかけをしています

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