夢に出てくる老女
震災の後、間もなく見た夢の記録。
★《一つ目の夢》
何かがあって、大勢の人がザワザワしながら或る方向に向かって、焦っているように歩いていました。その日のTV報道で見た、津波からの避難の様子が印象深かったので、その場面を当てはめていたもののようです。周りは何となく薄暗く、夕暮れの気配。
一方の人々は乾いた道を辿って高台に向かっていたようですが、もう一方の人々は、じめじめと湿った湿地帯に到着していたようです。その湿地帯の中で、一人の青黒い肌をした異形の小人が、黄金の指輪をしきりにまさぐっており、「いとしいしと!」と言っていました。『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』の光景そのものでした。
何となく、「ああ、ここは二極化の風景なんだ」と納得していました。
そうこうしているうちに、乾いた大地と湿った大地は、永遠の断層で引き裂かれてゆきました。それと共に、湿地帯の方は、「蒼鉛色」といったような暗い空気に包まれてゆきました。時空が裂ける音って、すごく静かなんだなあと思ったものです。
自分は、全部を観察できる位置に居たようです…妙な感じでした…
★《二つ目の夢》
ここでは、政治家の小沢氏が出てきたので、超ビックリしました。
巨大な洞窟の中を何本もの列車が走っており、その中の一つの駅での出来事のようです。自分はどうも、壊れかけた駅の修理をしていたようです。それとも、お店を開いていて、その前準備だったのかどうか。スタッフの一人として、何らかの謎の作業をしていました。
小沢氏と何かしゃべっていたらしいのですが、内容をよく覚えていないです。「ホニャララを見たな」とか「見てない」とか、そんな感じです。どうも、政治献金というか、不正な札束の移動(?)を目撃していたらしいのですが…うーん…^^;
そうこうしている内に、何らかのショバ争いか、ヤクザの争いっぽいものがあったようで、自分が属しているグループが、小沢氏のグループと対立していると言う事態になってしまいました。
それで、洞窟の中を、小沢氏のグループの放った暗殺者が何処までも追いかけてくるので、夢の中ながら非常に緊迫感があったような。ちなみに暗殺者は、映画『マトリックス』に出てくるような、超能力サングラス男の群れでした(確か、お名前は、モーフィアスだったでしょうか…)。
一応、自分が属しているグループは、半分くらい怪我を負いながらも、逃げ切ったようです。「ダイナマイトを仕掛けて爆発させる」とか「爆殺する」とかいう場面があったのが気になったのですが、爆発したのがどちらだったのかは、謎です…
夢とは言え、流血テロの予兆とかだったら、さすがに心配だなあと思いつつ…
最近になって、少し考えさせられる不思議な夢をひとつ見ました。
ちょっと不思議な印象のある、妙に綺麗な感じの老女、というのが出てくるのです。
最初は、ひそかに尊敬している祖母(故人)なのかなあと思いましたが、どうも妙に異なっている印象です。祖母だったら、もうちょっとかっちりした感じの体格…(=武士の子孫だからでしょうか?)
今回は、夢の中で老女に、ちょっと叱られた&諭されたのであります(アセアセ)…;^^ゞ
(科白の内容は、さすがに恥ずかしいのでヒミツです)
…その後は、大きな病院の夢と、手術室の夢と、実際に手術をされる夢を見ました(=〝治療すべき病んだ内的態度がある〟というメッセージだそうです=)…ううむ。3.11の出来事の後の心理変化も大きかったですし、アレコレと心当たりがありすぎるだけに、何とも言えないような…
…ちょっとおかしかったのは、その病院に露天風呂(温泉)が併設されていた事ですね…^^;;;
…環境が落ち着いたら、何処かの温泉に旅行に行ってみようかなと思っています。
今回の夢では、そうしたコマゴマとした場面の後、夢の中の老女と再び、ちょっとしたお話になったので、こちらも老女をじっくりと観察してみまして…
髪の毛は真っ白で、後ろでキチンと束ね髪にしてまとめており、何故か和服…(ずっと前の夢でも、同じ風体の老女が出てきていたような…)。淡い藤色(ちょっと青みがある)の無地に、白い帯を締めておりました。どうもそれが定番らしいです。
で、不思議なのは、夢の中の老女が出てくる場面というのは、殆どの場合、真っ黒で、「無」って言って良いような背景なのです。あるいは、建物の奥の最も暗い場所とか。
ふと老女の年齢を聞くシーンがあり、「1万2千歳…云々」だというのでビックリしました。
(もうちょっと具体的に、一の位まで数字を言っていたと思いますが、そこまでは覚えてない…)
…「1万歳を超えてる」っていうのは、さすがに、冗談だろう☆と思いますが…^^;;;;;
あと、夢の中でもうひとつ、みっちりと諭された事がありまして…「自分の身体に感謝しなさい」という事でした。感謝しておくと、調子が良くなる…という事は、あるらしいです。確かに身体には、本能的に恒常性を保とうとするバランス感覚が備わっているという話を聞いた事がありまして、納得…と言う感じでした…^^;
★★あとは、本日の時事の感想。
9.11テロで一躍、超・有名になったビンラディン氏が、パキスタンの何処かで死体で出てきた…と言うニュースがトップニュースになっていて、とてもビックリしました。パキスタンの軍事的な一角が、崩れたという事でしょうか(謎)。歴史を調べると、頻繁に中央アジアの動乱の出発点になったところみたいですし、地政学的にも、何か影響はあるのかなと思いました。
以前、9.11テロのニュース映像にショックを受けて、「これからどうなるんだろう」と思ったものでしたが、今また、幾許かの不安と共に、「これから世界はどうなるんだろう」と思い始めております。
先日のアメリカ東部の、巨大竜巻のニュース映像にも驚かされましたし…
大きな出来事が相次いでいて、「破局の世紀」なのかなあと思いつつ。
他、気になるニュース:ビンラディン容疑者殺害:日本政府-報復テロ警戒呼び掛け(毎日新聞2011.5.2)
菅直人首相は2日、米同時多発テロの首謀者として手配されていたビンラディン容疑者の殺害について「テロ対策の顕著な前進を歓迎する。引き続き、国際社会の(テロへの)取り組みに貢献していく」と評価する一方、「テロの脅威は依然として深刻」として、テロ対策の強化を指示したとの談話を発表した。政府は国内外での報復テロを警戒し、全国の自衛隊や在日米軍基地、在外公館などの警備を強化。在外邦人や渡航者にも注意を呼びかける方針だ。
外務省などによると、ビンラディン容疑者の殺害は、日本時間2日昼のオバマ米大統領の発表と同時刻ごろ、米側から在米日本大使館を通じて連絡があった。政府は、テロなどの情報収集のため首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。外務省幹部は「短期的には報復テロの危険性は高まるが、中長期的にはアフガンの安定化につながっていくのではないか」との見方を示した。
日本政府は、01年9月の米同時テロ以降、インド洋での海上自衛隊による給油活動など、米国が主導する「テロとの戦い」に協力し続けてきた。09年秋の政権交代後は給油を終了し、代わりに5年間で最大50億ドル規模のアフガンへの民生支援を開始。警察官12万人の給与半額負担、道路や病院のインフラ整備など、これまでに約17億ドルを拠出した。
しかし、民生支援は、比較的治安の良いアフガン中部に限られ、政府や民主党内では「給油活動に比べると、国際社会へのインパクトに欠ける」との不満が上がる。政府は「顔が見える」人的貢献に向け、自衛隊医官ら約10人の派遣を検討しているが、現地の治安情勢などから実現の見通しは立っていない。
以上、記事の内容。国内外のテロに注意…というのも、何だか不気味です。ビンラディン氏の死というのは、イスラム教の文脈で見れば、宗教的殉死(=聖なる死=)という風に解釈される可能性があるそうで。イスラム教は非常に若い宗教で、まだまだ丸くなっていないようですし、戦闘的気分が高まっているだろうなあと想像しています。