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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

伊勢参詣の記録・後篇

伊勢2日目は、分厚い雲の下でした…(しかも寒かった☆)^^;

団体バスに揺られて、志摩パールロードなる道路を通過し、真珠専門店にて真珠製作工程など見学。いろいろな色や形の真珠があって面白かったです。バロック真珠とか。

…殆どの真珠製品が数万から数十万というお値段で、圧倒されました…^^;;;

※頑張って、フォーマル用に国産真珠の首飾り(小)を購入しました。フォーマルとは言っても、そういう場面には殆ど縁が無い生活ですし、死ぬまでに何回身につけられるかは分かりませんが…、とりあえず一生のお付き合いという事で…^^

後で英虞湾を撮影した観光パンフレットを入手して見てみると、複雑な多島海という感じで、なんとも海賊向きのエリアだ…と感心。そういえば、鳥羽エリアは昔、本当に海賊の王国だったようです。伊勢海賊とか。この辺は興味を惹かれたので、もうちょっと歴史資料を探して、調べてみようと思います。

海産物土産店で、生きた伊勢海老や大きなアワビにビックリした後、内宮を参拝…ガイドさんの説明を一通り覚えた後、ここでもやはり制限時間に追われて、境内を走り回りました。

火除橋(工事中)

宇治橋は架け替えられたばかりという事もあって、白木がきれいでした。写真は、火除橋と呼ばれている部分の小さな橋ですが、工事中のもの。工事中の橋には、何故か惹かれるものを感じます。

五十鈴川と菊御紋の御殿

五十鈴川を拝み、折り返して順コースを行くと、紫地に白い菊の御紋の幕を張っている、御殿(?)のような建物に出会いました。御紋が御紋なので…、もしかしたら、皇族がお使いになる建物…でしょうか。参拝が終わって引き返す時に、もう一度「そーっ」と見てみたら、胸に赤いリボンをつけた大勢の年配の男性が集まって、何か待っているらしいところでした。これも大変、不思議に思いました…^^;

内宮のご本体までは、かなり距離があったように感じました。勢い余って、途中で逆コースを辿ってしまいましたが(汗)、何とかTV放送でおなじみの場所に辿り着きまして…なかなか感慨深いものがありました。歴代総理の伊勢参拝の報道シーンで、幾度となく見ておりましたので、ちょっとボーッとしまして…^^;

…内宮の写真を撮影するのを忘れてしまいました…^^;;;;;;;;

次の遷宮は平成25年だそうで、案内柱が塀の前に立っていました。今の日本はまさに亡国の危機にありますが、次の遷宮の時にも、「日本」が残っていたら良いなと思います(…頑張るしか無いですね)…^^;;

荒祭宮が、少し離れた分かりにくい場所にあったのは、意外と言うべきか…こちらの方は撮影のチャンスがあり、撮影にトライしましたが、またしても「何だかぼんやりした輪郭の画像」しか撮影できず、諦めました…(絶対に何か、訳の分からない妙なモノが関与している??…としか思えなかったです)…^^;;;

もうひとつ印象に残ったのは「滝祭宮」という小さなお宮です。拝殿に向かうと、左側に五十鈴川が流れているのが見えるのですが、それがナニゲに良さげな感じでした。

時間が無かった事もあって、全体的に(全速力で走り回ると言う)あわただしい参拝になりましたが、なかなか面白い探検でした。普通は、工事の人は、グレーやベージュのつなぎを着ていますが、伊勢神宮の敷地内では、工事の人も白装束というか…白いつなぎを着ている…というのが興味深く、面白かったです(何と、ヘルメットも白だったのでした。工事用コーンや工事用車両は、さすがに色々な色でしたが)…^^;;

当日は雨の天気予報が出ていて、雲も分厚くなって急に気温が下がっていましたが、伊勢神宮の神域探検の間は雨にたたられなかったので、何だかついていたような…(宇治橋を引き返す頃にパラパラ降り始めましたが、傘を差すほどの降りでは無かったです)

おかげ町の猫の彫刻

その次に「おかげ横丁」を色々歩き回り、赤福(=これはオハギですね=)を買って町並みを見学。「おかげ町」の中心部(?)の建物の梁に乗っていた猫の木造細工が面白かったので、パシャリ。誰がこの猫の彫刻を作ったのかは分かりませんでしたが、作った人は、かなりユーモアがあると思いました。

五十鈴川郵便局が、時代劇風で面白かったです。郵便ポストも、明治初期の頃の目安箱スタイルで、なかなか気分が出ておりました。さらに通りかかった酒屋の杉玉に感心して、パシャリ。

郵便局のポストと酒屋の杉玉

…で、結構ビックリした件:

スピリチュアル・カリスマおじさん(?)のE原氏(紋付袴ファッション)が、報道カメラを構えたTV局の方の数名と一緒に「おかげ横丁」に来て、何かをしゃべっているのを目撃しました。E原氏は、何やら両手を天に向けて、神がかり風の陶酔した感じ(?)でしゃべっていました。パワースポットの魔法とか、スピリチュアル予言とか…でしょうか…、思わず口をあんぐりしてしまいました(紋付袴の金髪おじさんが、いきなり道端で神がかりになるのだから、すごく変というか…正直、怖かったです)…^^;;;

おかげ町で昼食(=名古屋飯とかいう、お刺身を載せた炊き込みご飯でした。美味しかったです=)を済ませ、団体旅行バスに飛び乗って、今度は夫婦岩を訪問。バスに乗った後、雨が本降りという感じになったので、ちょっと心配しましたが…。夫婦岩に到着するころには小降りから降り止みになっていて、神域と海岸を走り回れたので、助かりました…*^^*

夫婦岩とシャコガイ

上は「夫婦岩」を撮影したもの。下は「シャコガイ」です。

シャコガイの写真で、貝の形をした看板に何が書かれてあるかと言うと:

オオシャコガイ(沖縄産) Tridacna gigas (dinne)
〝此の貝は世界最大種で最長1.5M 重量230kg
1萬年の年齢のものがある これは推定150年〟

1万年も生存する貝なんて、鶴1千年・亀1万年もビックリの長寿貝だと思いました。永遠の命を約束する物質とか、長寿薬(仙薬)が採れるのでは無いでしょうか…^^;

二見浦からの太平洋

そして最後に、二見浦からの太平洋を撮影して、〆としたのであります。砂浜に下りてみると、打ち上げられた貝殻がいっぱいでした。貝殻を踏みつつ砂浜を歩き、はるか彼方の水平線を眺めていると、何ともいえない不思議な気持ちになりまして…^^ゞ

潮騒を聞きつつ、帰宅の途についたのでありました…^^

(関東地方に帰ってくると、首都圏内でケーブルが切れて電車ストップとかいう騒ぎがあって、そんな変な事になっているとは露とも思わなくて、超ビックリしました・汗)

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