詩歌鑑賞:古代ギリシア
古代ギリシア(スパルタ)詩人アルクマン(断片のみ/呉茂一・訳)
眠るは山の嶺、かひの峡間(はざま)
またつづく尾根、たぎつ瀬々、
また地を爬(は)ふものは
か黒の土の育(はぐく)む限り、
山に臥すけだもの、蜜蜂の族、
また紫の潮の奥処(おくど)にひそむ 異形のたぐひ、
眠るは翅ながの 鳥のうから。
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〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)
古代ギリシア(スパルタ)詩人アルクマン(断片のみ/呉茂一・訳)
眠るは山の嶺、かひの峡間(はざま)
またつづく尾根、たぎつ瀬々、
また地を爬(は)ふものは
か黒の土の育(はぐく)む限り、
山に臥すけだもの、蜜蜂の族、
また紫の潮の奥処(おくど)にひそむ 異形のたぐひ、
眠るは翅ながの 鳥のうから。