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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

日本の近現代史の闇?

(独り言)北朝鮮のミサイル、4月5日お昼の11時30分頃に発射されたようです^^;;
タロットの読み(4.4は計画倒れ、4.5発射)は当たった?わけですが、微妙な気持ちです。

知人から見せていただいた、本日の朝日新聞(2009年4月5日版)のテレビ番組紹介欄に、「うーん」と考え込んでしまったコラムがあったので、後々のために、写真を撮って保存…(携帯カメラで写したので、画質は悪いです・汗)

テレビ番組の紹介コラム

写真にあるのが、「うーん」と考え込んでしまった内容です。以下引用:

[試写室]・・・何に倣い、何をしたのか・・・
JAPANデビュー「アジアの〝一等国〟」★NHK夜9:00

日本の近現代150年をたどる企画「プロジェクトJAPAN」内のNHKスペシャル1回目。

1895年、日本は日清戦争に勝利し、台湾が割譲された。日本は初の植民地統治を成功させ、列強に〝一等国〟として認められようともくろんだ。番組は2万6千冊に上る「台湾総督府文書」=写真=や欧州に残る史料などに基づき、半世紀の統治の実情に迫る。

1910年の日英博覧会で、日本は台湾の少数民族を「展示」した。列強が植民地の人たちを見せ物にした人間動物園に倣ったものだ。旧制台北一中の台湾人OBは昔を振り返り「嫌だな。差別。馬鹿にしおって!」と涙する。

あの半世紀に日本が台湾で何をしたのか。
知った上で、「親日的」と言われるかの地と付き合っていきたいものだ。(大室一也)

(感想)
素直に考えれば、日本は過去、台湾にひどい扱いをしたのだなという感じです。

台湾に住んでいる人の事はあまり知らないですし、「台湾から来たよ」という人とまだ会った事が無い(一応、お仕事先では、国際化が進んでいる場所では台湾出身の方も割といらっしゃるようです)ので、今でも「馬鹿にしおって!」と恨まれているのなら、本当に彼らに会った時に、どう振舞えばいいのか、ちょっと考えてしまいました。

歴史上の良心の呵責を抱えながら付き合う、と言うのは、ハードかも…歴史事情の上でこちらを恨んでいる人と、如何にして付き合えばいいのか…というのは、思いもつかない分野なので、考えるだけでも、付き合う前から、げっそりと疲れてしまいます^^;;

いつか台湾に旅行してみたいな…という思いはすこーしあるのですが(台湾に行った事は無いです)、うーん、ちょっと行き辛いかも…なんだか、複雑です…;^^ゞ

(※台湾には豊かな山岳地帯が連なっていると言われており、その中でも最高峰と言われている玉山というのに、なにげに興味があります。登山のほうではなくて、玉山を含む山脈の風景を回って見たいなという方ではあります。玉山ツツジとか…自然観察系ですね^^)

歴史上の事情とか、恨みの感情が今でも色濃く溜まっているのが現実であれば、台湾との友好関係というのは、本当は難しいのかも知れません(ため息)^^;;;;

このコラムを書いた大室一也氏は、きっと「歴史事情を踏まえての適切な付き合い方」というものに関して、普通の人よりもずっと、深く深く考えている筈なので、大室氏なりに、適切な付き合いという事に関して、紙面を割いて、思うところをもっと書いて欲しかったなと思いました(「新聞」と言う媒体である以上、それは難しかったかも知れませんが…)。

ともあれ、コラムを読んだ美月は、上のような感想を抱いたのでありました…^^ゞ

コラムだけでは実際の全体像は分かりませんし、くだんのテレビ番組は、いちおう見てみようと思います(他の用事と重なっている時間帯なので、パラパラと拾い読み…という感じになるかも)。

(追記)
テレビをパラパラと拾い読み…といった感じですが、台湾の方は本当に苦労されてたのだな…と思いました。

世界中の植民地はいろいろありましたが、台湾くらい、時代の波に激しく振り回されていた所は、ちょっと見つからないかも知れないです(その時代の波の元に日本があったというのが、何とも複雑…1人の日本人として、やっぱり責任を感じるところです。台湾の聖所とか、古来の神々の世界をかき乱してしまった部分については、やっぱり問題ありすぎだったと思います…orz)。

台湾が経験してきた近現代史から、学ぶところ、学ばなければならないところは、いっぱいあるように思いました。多分、台湾の歴史的経験と、その経験から来る思索は、日本にとっても貴重なものとなる筈です…、と思います。

テレビだけでは、「今後、台湾とどのように付き合うか」という件に関しては、回答が出ない状態ではありますが…これはやっぱり、現実に台湾の人々と会って、現実の付き合いを重ねてゆく中で、少しずつ探っていくというのが、一番誠実で確実な方法かな…と考えております…;^^ゞ

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