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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

タロット01魔術師

タロット01魔術師

カード・メッセージ=「創造」

主な意味=無から有を生じる。無限の創造への挑戦。探究。新生。独創。ここから始まる。時間&空間における両面からの開始。創世記。序章

いっさいの闇の中で精神を集中し、創造に乗り出すイメージで描画。スパークの光が双子になっているのは、人間が新しい何かを創造する時の道具、すなわち「頭脳」と「手腕」を指し示すという意図があります。その他にも、「無限」の記号が「∞」であることを考慮して、「何となくそれっぽい形に見えるかも…」という効果を狙いました

幾つかの解説書には、「リーダーシップ」「指導・指導者」などの意味もあるという風に書かれていましたが、タロットカード「魔術師」と付き合ってみて感じるのは、実際に先頭に立つような統率者ではなく、「発案者」「企画立案者」というようなイメージです

新しい何かを発想する、イメージする…モヤモヤとした何か、境界の知れない「何か」を、絵図にするなり文章にするなりして、ちゃんとした形として現象化する…それはやはり、人間に備わった大変な能力と申せましょうか

想念の凝縮…それが「魔術」の、真に魔術なる部分…

逆位置の場合…「スランプ」「後退」などと言ったオーソドックスな解説に従って考えてみると、「人間の発想には限界があり、その限界をありありと感じる」&「自らの新奇な発想に拘る余り、そこに囚われてしまう」というイメージが浮かび上がってまいります

発想における自由と不自由との、微妙な関係。容易に入れ替わってしまうその不安定さもまた、この現世の興味深い部分であると思うのであります

☆タロット連作&解釈の一覧を作成=〔ホームページ更新2013.6.14

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