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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

イラスト:戦う女官

◆カラーイラスト:女官・善美(ヨシミ)

物語登場キャラクター、善美さんの華麗なターン!

「欠き眉の豹」とはまた違った意味で、この人もえらく優秀な忍者にして工作員という感じです。カモさんを捕縛すると言うのは、並みのリーダーに出来る所業では無いという設定なので…

この善美さんは、典型的なパワハラ上司(しかも「本人が有能」&「暴力」つき)

五輪柔道での体罰的な指導や、学校での暴力教師や体罰教師という存在が話題になった時、その行動がどんなものだったのか、というのを各種メディアで確認し。「暴力が多いという事実にも関わらず、優秀な指導者として慕われる教師」など。半分は想像ですが、「ザ・パワハラ・善美さん」というキャラクターを練り上げてみました

善美さんの過去の所業の中には、カモさんやハイタカの過去と絡む内容もありますが、物語のメインストリームでは無いので、大いに省略(善美さんとカモさんとが直接に相対するのは、これが初めてという事もある/将来、何かの足しにチラリと言及する事はあるかと思います)

戦う女官・ヨシミさんを再び描画

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習作:民族衣装あれこれ(色彩絵&白黒絵)

『千一夜物語』に出て来る「シェエラザード」をイメージ


アジア民族衣装のひとつ「アオザイ」

ベトナム民族衣装アオザイ「Áo dài,襖」正装として着用される。「アオザイ」はベトナム北部の発音であり、南部では「アオヤイ」と発音する。アオ(Áo)は上衣の一種を意味する中古音、ザイ(dài)は「長い」を意味する形容詞。下衣は直線仕立て長ズボン型「クワン,quần」


チャンバラ時代劇の剣豪をイメージ


《添付:ナニゲに感動したのでケータイ写真》

台風一過の夕空

☆撮影日=2010.9.25-17:00頃|☆タイトル=台風一過の夕空
☆サイズ=幅800*高480ピクセル53KB
☆コメント的和歌=《西の果て,戦(いくさ)ありけり波高し,はるかに仰ぐ天(あめ)の夕凪》

目下、尖閣諸島の関連の出来事が気になっていましたが、曖昧でウヤムヤで落ち着かない結末になったのは、正直ビックリしました。和歌の文字数の都合で「戦(いくさ)」を入れてあります。

カラーイラスト「緑の髪」

まずは緑の髪シリーズ、2点。

昔読んでいたSF小説に『グリーン・レクイエム』(新井素子・著)がありまして、そのヒロインを想像して描いたもの…となります。

異形かつ異質なヒロインの設定に含まれている「どうしようも無い孤独感」、寂寥感、浮遊感や、望郷の念に彩られた音楽の呪い…といった、不吉で異質な気配が出ている…と、自分では思っていますが…

1枚目は完全なるアナログ(猛暑のため、パソコンは完全にNGだったのです)。画用紙にシャープペンで淡くササッと「あたり」を取って、色鉛筆で塗り塗りしたものです。

緑色の色鉛筆を中心に、こげ茶、紫、青。背景だけ黒です。緑の髪のハイライト部分は、黄緑色の色鉛筆をうすーく伸ばしました。ヒロインは信じがたいほどの色白で華奢で…という設定だったので、こんな風だろうか…と想像しつつ…

何だか不健康な肌色に見えるという事もあって、雪女みたいになってしまったかも知れませんが…ヒロインの体内を流れる「異質な血」の気配は、十分に出せたのでは無かろうか…と自画自賛です(色鉛筆イラストの下の方の文字っぽいものは、単純に「Made in Japan」となっています。スキャンサイズの都合で、一部切れてますが…)

2枚目は、台風通過後に気温が急激に低下してパソコン作業が可能になったので、急遽、色鉛筆作業をパソコン作業に差し替えたものです。カラー塗り塗りがパソコンの部分となっています。半分アナログ、半分デジタルです。

画用紙に普通の鉛筆でラインをクッキリと取った後、スキャン。

淡く、ミュシャ風になったかも…

その次に、カラー塗り塗りをパソコンでやってみました。カラー塗り塗りは、フォトショップです(ペンタブレットに添付されてきたもので、マスキングレイヤーが使えない簡易バージョンですが、その分、手を一生懸命動かしたので、結構見られるのではないかと…)

パソコン体力との調整で、いつものように小さな作品になっていますが、詩情とか抒情といったものは、キレイに入っているのでは無かろうか…と、思っています。