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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2023年7月の時事情勢メモ

■フラッシュ干ばつ、世界の農業に影響 インドの研究者ら予測(科学技術振興機構2023.07.18)
https://spap.jst.go.jp/india/news/230703/topic_ni_01.html

インド工科大学ガンディナガール校(IIT-G)の研究者を含む国際研究チームは、土地の乾燥が異常に早く進み、深刻な水不足が生じるフラッシュ干ばつによる農業へのリスクが2100年までにインドも含む世界中で著しく高まることが予測されると報告した。科学誌nature indiaが6月2日に伝えた。
IIT-Gの研究者を含む国際研究チームは、さまざまな気候モデルのもとで世界のフラッシュ干ばつリスクを推定し、1850年から2014年までの歴史的なフラッシュ干ばつについてシミュレーションを行った。その結果、今世紀末までにフラッシュ干ばつの発生率が6.0~9.5%上昇することを予測した。
今後、2100年にかけて、フラッシュ干ばつの発生リスクは北米とヨーロッパで最大になり、アジア、アフリカ、南米においても顕著な増加が予測された。研究チームは温暖化する機構の中で、干ばつによる農作物への影響は食料システムに大きな圧力を与える可能性があるとしている。
また、インドの研究チームによる別の研究では、大規模なフラッシュ干ばつを土壌の水分や蒸気圧不足と関連付けている。この関連性はフラッシュ干ばつの発生から発達の段階で高くなることが分かっている。さらに、インドで発生したフラッシュ干ばつを引き起こしたモンスーン時の異常高温・異常乾燥の発生と温室効果ガス排出量の直接的な関係を指摘している。
21世紀末には、インドにおいて高温・乾燥の極端な現象が約5倍に増加し、深刻なフラッシュ干ばつが約7倍に増加する可能性があるとも言われている。
/サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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(コメント:水道の維持の問題。人口減少にともなう変化。自動運転技術が発達すれば、自動運転のタンク車で給水するのがスタンダードになるかも)

■過疎地への配水はタンク車で…老朽化した水道管の維持難しく厚労省が指針(読売新聞2023.07.29)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230729-OYT1T50255/

人口減が続く過疎地への新たな配水手法として、厚生労働省がタンク車で運ぶ「運搬送水」の指針をとりまとめたことがわかった。運搬送水は水道管や施設の維持、改修が不要で費用が安くすむ。2029年までに全国で400超の小規模集落が消滅する可能性があり、厚労省はこうした地域での導入を想定している。
全国の上水道事業は、自治体など約1300事業者が運営している。人口減少の影響で、20年の全国の水道料収入は2兆2000億円と、ピークだった01年から1割減った。給水人口が5000人以下の小規模な簡易水道事業者は、人口の減少率が高く、さらに厳しい経営を強いられている。
一方、高度経済成長期に整備された水道管や施設は老朽化が進む。改修費には年間1兆3000億円が投じられ、上水道事業者の4割超が赤字だ。小規模な自治体ほど水道料収入は少なく、改修費の負担は重い。
日本水道協会(東京)によると、タンク車での運搬にかかる費用や住民が使用する水量を考慮すると、運搬送水は数十人規模の集落に適しているという。すでに宮崎県や静岡県の小規模集落で導入されている。
総務省が19年に行った全国の自治体への調査では、過疎地域のうち「10年以内に消滅する可能性がある」のは454集落に上り、ほとんどは住民が25人に満たない。地域別で最多は四国の162か所。東北、中国、九州でも50か所を超える。
人が住み続けるか見通せない集落の水道設備については対応に悩む自治体が多く、厚労省には、数年前から運搬送水に関する相談が寄せられていた。
厚労省が近く公表する指針では、運搬送水は地中の水道管に比べて気温の影響を受けやすく、タンク車や一時的に保管する配水池で水が長期間滞留することがあることから、塩素濃度の管理を徹底する必要があるとしている。
確実に水を届けるため、事故や故障を想定した代替車両の確保のほか、積雪や凍結のリスクが少ないルートを選定しておくことを推奨。配水池で漏水が起きた場合に備え、リモートで水量を把握できるシステムの導入が望ましいとした。
◆運搬送水=水道施設から遠距離にある集落に、タンク車などで定期的に生活用水を運ぶ。水は配水池やタンクで保管し、水道管などを通じて各戸に届ける。施設からの長い距離を管路でつなぐ必要がなく、設備投資費用が安くなる。

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■厚労省、新型コロナワクチン追加購入でファイザー・モデルナと合意(ロイター2023.07.28)
https://jp.reuters.com/article/covid19-vaccine-japan-idJPKBN2Z804P

厚生労働省は28日、新型コロナワクチンの追加購入で、米製薬大手ファイザーとモデルナの両社と合意したと発表した。購入するのはオミクロンXBB対応1価ワクチン。ファイザーから2000万回分、モデルナから500万回分を購入する。また、必要に応じて、さらに追加購入が可能であることも合意したという。

■武器輸出拡大に向けた与党協議、首相が再開指示 米大統領にも説明か(朝日新聞2023.07.25)
https://www.asahi.com/articles/ASR7T655KR7TULFA026.html

武器輸出を制限している政府の「防衛装備移転三原則」の運用指針見直しをめぐり、岸田文雄首相は25日、自民、公明の与党実務者協議のメンバーと官邸で面会し、中断している議論の再開を指示した。武器輸出の拡大に向けた具体的な議論は秋以降の予定だったが、8月にも再開される見通しだ。

(コメント:岸田政権は安全保障・防衛政策を過去最高レベルで回転しているところ。半導体のホワイト国再指定・輸出規制に関しても、台湾有事リスクを見据えて外交カード切っていて、中国から反応を引き出すところまでやっている。外交バトル論理が分からないと理解できない動きなので、ほとんどのメディアは「岸田政権は、中国を怒らせるような良くないことをやっている」と騒ぐだけで、適切な解説できていないかも知れない)

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■中国、日本の半導体輸出規制に反発 「深い遺憾と不満」(日本経済新聞2023.07.24)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM247ER0U3A720C2000000/

中国外務省は24日、日本政府が半導体関連の輸出規制を強化したことに「深い遺憾と不満」を表明した。毛寧副報道局長は記者会見で「日本に対し様々なレベルで厳正な申し入れをした」と説明した。

■先端半導体装置、23日から輸出規制 中国の反発必至(日本経済新聞2023.07.23)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA19AP10Z10C23A7000000/

政府は23日、先端半導体の製造装置など23品目を輸出管理の規制対象に加えた。米国が2022年10月に中国への輸出規制を強化したことに事実上足並みをそろえた。先端半導体の製造に必要な洗浄、露光、検査装置などの輸入が難しくなる中国側の反発は必至だ。日本から規制対象品を輸出する場合、友好国の米国や台湾といった42カ国・地域向け以外は経済産業相の個別の許可が必要となる。

■韓国側、日本政府による韓国向け輸出の優遇措置再指定を歓迎(ジェトロ2023.06.30)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/06/86ac684fddc3d0f2.html

日本の経済産業省は6月30日、外国為替および外国貿易法に基づく輸出貿易管理令の別表第3に韓国を追加することとする改正を行い、これを公布した。同改正・公布に伴い、包括許可取扱要領などの関連通達の改正も行い、韓国向けの輸出について、一般包括許可が適用可能となるとともに、キャッチオール規制(注)の対象からも外れることになった。同改正は7月21日から施行される。(注)リスト規制品以外でも、大量破壊兵器などや通常兵器の開発などに用いられる恐れがある場合に輸出許可申請が必要となる制度。

※日本の経済産業省・6月30日公布>https://www.meti.go.jp/policy/anpo/law09-2.html#230630
(コメント:岸田政権の経済安全保障政策のひとつ。外交カードを切っているところ)

■中国「失われた10年」 日本化の恐れ/投資家は既に10年以上を失っており、コロナ後の経済再開で再び急成長するとの期待も崩れた(ウォール・ストリート・ジャーナル2023.07.24)
https://jp.wsj.com/articles/chinas-lost-decade-for-investors-has-already-happened-dce18dc8

デフレの影が忍び寄り、労働力は縮小と高齢化に直面している。不動産ブームは不動産不況に転じ、多額の負債という遺産レガシーが残された。豊富な現金を持つ消費者は財布のひもを緩めようとしない。足踏みする現在の中国経済と、「失われた10年」が始まった当時の日本には多くの類似点がある。 中国に投資する人々は既に10年またはそれ以上の年月を失っている。株価は2007年の水準を下回り、1株当たり利益EPSは2013年と同水準にある。中国株が世界でも割安なのは不思議ではない。問題は、最近の経済統計の弱さによって浮き彫りになった現在の停滞が行き過ぎかどうかだ。

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■「離島防衛の切札」自衛隊12式地対艦誘導弾 豪州で初のミサイル実射 友好国にも公開
https://trafficnews.jp/post/127118(乗りものニュース2023.07.25)

オーストラリア国防省は2023年7月22日、オーストラリア東海岸沖で陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾の実弾射撃を実施したと発表しました。オーストラリアでは現在、米豪主催の多国間共同訓練「タリスマン・セイバー2023」が開催されています。(中略)12式地対艦誘導弾は、ニューサウスウェールズ州ビークロフト射撃場に展開。そこから同州南東部の端にあるジャービス湾(ジャービスベイ特別地域)に浮かべられた無人標的に向けて発射されたといいます。

■宮古島に住民避難用のシェルター整備へ、台湾有事念頭に政府方針…与那国島や石垣島にも
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230722-OYT1T50297/(読売新聞2023.07.23)

政府は台湾有事を念頭に、沖縄県の宮古島(宮古島市)に住民が避難するシェルターを整備する方針を固めた。来年度予算に関連費用を盛り込む方向だ。シェルターの性能に関する指針を年内に策定するため、夏にも有識者から意見聴取を始める。

■台湾船、EEZ内で海洋調査か 沖縄(時事通信2023.07.20)

第11管区海上保安本部(那覇市)は20日、沖縄県・与那国島の南約62キロにある日本の排他的経済水域EEZ内で、台湾の海洋調査船がワイヤのような物を海中へ下ろしているのを確認したと発表した。

(コメント:かつて「満州は日本の生命線」言い回しのように、「台湾は上海閥の生命線」現況。上海閥と手を組む台湾は「中南海の敵(朝敵レベル)」という位置づけになる。中国北京・中南海サイドは、台湾を討伐し上海閥を完全に潰す必要がある。ただし上海閥も必死で抵抗する見込みで、台湾有事、即、中国内部の南北戦争のような内戦になる可能性がある。台湾が狙っているのはこれ。上海閥と手を組みながら、安全保障的には、ちゃっかり日米の保護下に入るという戦略。全方位「八方美人」「瀬戸際外交」で、日本に対しても全力で「日本好き」「何かの時は日本に助けてもらいたい=日本を全力で好きな台湾のために、日本側は命を捨てて弱体化して欲しい」アピールをして来ている。日本弱体化は、台湾=上海閥にとっては都合が良い)

(上海閥は麻薬など不法・反社ビジネスが多く、台湾新幹線技術を経由して、日本新幹線技術を盗んだ実績あり。日本技術を盗む時、台湾と上海閥は協力関係の模様。上海閥は、戦前日本を日中戦争へ巻き込んだ実績あり。台湾防衛に協力することは、上海閥の存続に協力することと同等、日本としても注意して立ち回る必要がある)

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【日本が食糧の安全保障・アフリカ支援に力を入れている理由】

世界の食料分断の危機アフリカで飢餓リスク 農中総研フォーラム(農業協同組合新聞2022.11.15)
https://www.jacom.or.jp/noukyo/news/2022/11/221115-62841.php

ロシアのウクライナ侵攻で高騰した世界の穀物価格は7月初めには侵攻前の水準に戻った。しかし、輸出再開後のウクライナ産穀物の輸出先は欧州が63%でアフリカは13%、さらに後発途上国向けは5.7%にとどまっている。理由は欧州の干ばつ。欧州が買い付けることによって価格が高止まりし途上国が買えず、食料危機は継続している。
ロシアからの小麦輸出も前年同期比(7月、8月)22%減少した。理由は買い手がロシア産を避けたり、ドル決済ができないこと、貨物船の保険契約が困難なことなどが考えられるという。そのためロシア国内の小麦価格は下落し、農家の収入が減少、「来年の生産が問題になる」と指摘した。
※要約:小麦は1950年代から供給過剰となり欧米はアフリカ市場に安値で輸出し、アフリカ各国の農業に打撃。1980年代以降は穀物供給力が弱まり都市ではさらに食料を輸入に依存。現在はドル高で貧困者は食料を買えず飢餓の発生
※要約:「世界は食料の供給過剰の時代は終わり、食料争奪の時代となってきた」対策=米、小麦などの備蓄体制の強化、大豆、トウモロコシなど国産生産支援、化学肥料の備蓄と有機肥料システムの構築など。倉庫や加工など収穫後サプライチェーン整備、品種改良などへの支援

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■ロシア軍のオデーサ攻撃で小麦価格が前日比8%超の急騰、侵略以降最大の上昇幅(読売新聞2023.07.20)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230720-OYT1T50120/

19日のシカゴ穀物先物市場で、小麦の9月渡し価格は前日比8%超急騰し、終値は1ブッシェル=7.27ドル台だった。ロシア軍がウクライナ産穀物の主要積み出し港があるオデーサを攻撃し、輸出が停滞するとの懸念が強まったため。(※先物価格の上昇幅は、ロシアのウクライナ侵攻2022年2月以降で最大。シカゴ市場の小麦先物価格は1週間で15%超上昇)

■英 不法入国者の難民申請認めない法律成立へ 人権団体は批判(NHK-2023.07.19)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230719/k10014135231000.html

イギリスでフランスとの間のドーバー海峡をボートで渡るなどして不法に入国した人たちの難民申請を認めないとする法律が成立することになりました。政府は一時的な受け入れ費用が財政を圧迫しているとしていますが、人権団体などは難民保護を定めた国際条約に違反していると批判しています。(※イギリス入国のためドーバー海峡をボートで渡ろうとした人は去年4万5000人超、5年前に統計をとり始めて以来最多。ルワンダへ不法入国者を移送する英政府計画あり、裁判中)

■ロシア、黒海沿岸の港湾を空爆 6万トンの穀物失われる(ロイター2023.07.19)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-attack-port-idJPKBN2YZ17Z

ウクライナのソルスキー農業政策・食料相は19日、黒海沿岸にある南部オデーサ州のチョルノモルスク港が夜間にロシアの攻撃を受け、穀物輸出施設が大きな被害を受けたほか、貯蔵されていた大量の穀物が失われたと明らかにした(※60日前には輸送されていた筈の穀物。インフラ修復は1年ほど)。ロシアは17日、トルコと国連が仲介した黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)を延長せず、履行を停止すると表明。ウクライナは、ロシアによる港湾施設への空爆は意図的で計画的なものだと非難している。

(コメント:グローバル戦場、と考えると、黒海の輸送路ストップ、小麦価格上昇、英国の不法移民に関する法律成立は、陰に陽に連動していると理解することも出来そうです。あくまでもひとつの見方に過ぎませんが。その戦略的アタックが向かう国のひとつは中国。インド太平洋戦略=シーパワー戦略ラインで考えると、中国の首を、背後から真綿でグイグイ絞めている感じ。台湾有事を起こすだけの余力を失う可能性はあり。日本・岸田政権も目下グローバル戦に参戦してる形…それなりに色々。主要マスコミ戦線は、倒閣運動キャンペーン中らしい。新しく成立した入管改正法をグダグダにさせる&法律の抜け穴を宣伝するという方向で活発?)

■日サウジ、次世代エネ協力推進 首相、原油安定供給に謝意(共同通信2023.07.17)

岸田文雄首相は16日午後(日本時間17日未明)、訪問先のサウジアラビア西部ジッダで、同国のムハンマド皇太子と会談した。脱炭素社会の実現を後押しするため、次世代エネルギーの協力推進で一致する見通し。首相は原油の安定供給に謝意を伝達。2国間関係強化のため、外相級の「戦略対話」創設で合意する方向だ。サウジは石油依存からの脱却を図っており、燃焼時にCO2を出さない水素やアンモニアの精製技術への関心が高いとされる。首相の中東訪問には日本企業数十社が同行しており、技術協力を通じて関係を底上げし、原油の安定確保につなげる狙いだ。首相は会談で、経済多角化を柱とするサウジの国家成長戦略への支持を表明。医療や宇宙、太陽光発電などの分野で協力を進めたいと伝える見込み。ビジネス交流の活性化に向け、ビザ発給要件の緩和についても話し合う。国際情勢を巡り、首相はロシアのウクライナ侵攻を念頭に、力による一方的な現状変更の試みは許されないと強調する。

(コメント:日本のエネルギー事情がシッカリしていられるのは、サウジのお蔭も大きく。エネルギー安保戦略の上で重要なトピック。2国間関係強化、ビジネス交流がスムーズに進展すると色々メリット大きいですし、踏ん張りどころかと思案)

■英TPP加盟を承認 発効後初の拡大、12カ国に(共同通信2023.07.16)

環太平洋連携協定TPPに加盟する日本やオーストラリアなど11カ国は16日、ニュージーランド・オークランドでの閣僚級会合で、英国の新規加盟を正式に承認した。12カ国体制となる。協定が2018年に発効して以来、加盟国が増えるのは初めて。今後は同じく新規加盟を申請している中国や台湾、ウクライナなどの取り扱いが焦点となる。

(コメント:英国のTPP加盟は、インド太平洋戦略の重要ターニングポイントであるかと思案。ほとんどの一般人には旧来と変わりなく見えるかも知れないけど、グローバル勢力図は大きく書き換わっていて、英国サイドでゴーサイン状態。かつての大英帝国としての知識経験が入るのは大きい※参考例=2023.07.13付EU正式公表=日本産食品の輸入規制8月めど撤廃)

■ドイツ、中国依存低減に向けた戦略公開「中国は変わった」(CNN,2023.07.14)
https://www.cnn.co.jp/world/35206580.html

ドイツは13日、医薬品や電気自動車EVに使用されるリチウム電池、半導体製造に不可欠な要素などの「重要分野」で中国依存を低減する方針を明らかにした。ドイツ政府は今回、政府初となる「中国戦略」を公開。文書は40ページで、中国の人権状況や国際法への姿勢を巡る批判が高まる中、中国依存の管理に微妙なかじ取りが必要となる状況を浮き彫りにしている「中国は変わった。この点と中国の政治的判断を踏まえ、我々は中国へのアプローチを変える必要がある」中国との貿易や投資の関係は維持する一方、サプライチェーン多角化により重要分野での依存を低減したい方針=「デリスキング」リスク軽減。ショルツ首相ツイッター「我々の目的は(中国からの)デカップリング(切り離し)ではない」

■6月工作機械受注は前年比21.7%減、6カ月連続マイナス=工作機械工業会(ロイター2023.07.11)
https://jp.reuters.com/article/jpn-machine-tool-oroders-idJPKBN2YR0CP

日本工作機械工業会が11日に発表した6月の工作機械受注(速報値)は前年同月比21.7%減の1211億5800万円と6カ月連続で前年を下回った。前月比では1.4%増だった。内需は前年比29.9%減(前月比8.7%増)の410億9600万円。外需は同16.7%減(同2.0%減)の800億6200万円だった。

(コメント:外国勢、コロナ禍による感染者増加=労働力減少のダメージから回復できず、文明を維持するための工業生産力がボロボロの様子?他、予算不足のため米空軍では今年度中の転勤や賞与を停止とのこと。2023.07.12時点、円相場において、1ドル=139円台前半まで値上がり、約1か月ぶり円高水準。日銀の金融政策決定会合7月27日-28日。長短金利操作イールドカーブ・コントロールを中心とした現在の大規模な金融緩和策を見直すとの警戒感から円買いドル売りが増加とみられる)

■JICA、地雷除去でウクライナ支援 国土の3分の1が危険地帯(時事通信2023.07.10)

ロシアの侵攻を受けるウクライナは「国土の3分の1以上」(ウクライナ政府)が地雷や不発弾の眠る危険地帯と化した。ロシア軍から解放した土地の復興を進める上で欠かせない地雷の除去に、日本政府と国際協力機構JICAの供与した探知機が一役買おうとしている。ポーランドのワルシャワ近郊で行われた研修の様子が7日、報道陣に公開された。

(コメント:2023.07.07時点、アメリカ政府はウクライナを支援するため、クラスター弾を供与すると発表。砲弾不足のウクライナは、数カ月前からクラスター爆弾の提供を要請。なおアメリカは、クラスター爆弾の使用を全面禁止するクラスター爆弾禁止条約「オスロ条約」を骨抜き案にしようとした過去あり。将来の変化としては、ウクライナ内部にクラスター爆弾・地雷除去のための寄付金に群がる利権マネロンが構築される可能性あり)

■クリミア橋爆破の実行示唆 ウクライナ国防省高官、初の言及(共同通信2023.07.09)

ウクライナのマリャル国防次官は9日までに、昨年10月のクリミア橋の爆破について、通信アプリに「ロシアの物流を破壊するため、最初の攻撃が行われた」と投稿し、ウクライナ側が実行したことを示唆した。ウクライナ保安局SBUのマリュク長官が5月、ウクライナの関与を認める発言をしたが、国防省高官が公式に言及するのは初めて。マリャル氏は8日、ロシアによるウクライナ侵攻500日に合わせた声明を投稿。ウクライナ軍の反転攻勢の経過を振り返る中で、クリミア橋の爆破に言及した。橋は、ロシアが2014年に併合したクリミア半島とロシア本土を結んでいる。

■オランダ連立政権が崩壊、内閣総辞職へ 移民政策めぐる相違埋められず(BBC,2023.07.08)
https://www.bbc.com/japanese/66130459

オランダのマルク・ルッテ首相(56)は7日、移民政策をめぐる与党間の対立により、連立政権が崩壊したと述べた。8日に、ウィレム=アレクサンダー国王に内閣総辞職の意向を伝えるという。

■スウェーデン加盟で「決断」トルコ大統領、NATO首脳会議控え(時事通信2023.07.07)

トルコのエルドアン大統領は7日、イスタンブールで演説し、スウェーデンの北大西洋条約機構NATO加盟を巡り「どのような内容であれ、国家や国民にとって最良の決断を下す」と強調した。リトアニアでは11、12両日にNATO首脳会議が予定されており、この機会にトルコがスウェーデンの加盟について従来の反対姿勢を変えるかが焦点になっている。

(コメント:先立つ2023.06.28スウェーデン首都ストックホルムのモスク前でコーラン焼却デモあり。当局がデモを許可しておりトルコが態度硬化。スウェーデンのNATO加盟は絶望的かとの見方あり。スウェーデンは元々クルド組織に融和的で、トルコの反発あり。クルド裏社会は麻薬ビジネスで資金豊富なため、米・EU各国は裏サイドで手を結んでいると言われている。米EUの麻薬問題の深刻化と関係あり。日本でも左翼貴族の裏社会が活動資金調達のためクルド資金をアテにして手を結ぶ?ただし2023.02.06トルコ・シリア大地震でクルド網の被害が大きく出ている。EU裏の貴族が困窮するくらい、クルド資金断絶がある模様)

■「法の支配」推進へ連携強化=日ASEANが初の法相会合(時事通信2023.07.06)

日本と東南アジア諸国連合ASEANの特別法相会合が6日午前、東京都内のホテルで開かれた。地域の「法の支配」推進に向け、基本法令や専門人材といった「司法インフラ」を整備する重要性を確認。双方の連携強化を盛り込んだ共同声明を採択した。日本とASEANが法相会合を開くのは初めて。友好協力50周年に合わせ、法務分野での協力を深める狙いがある。会合では、法令の起草支援や人材育成などを通じた連携で一致。共同声明は「法制度整備支援の取り組みを強化する」と明記し、法務分野の実務者による定期協議の実現や、専門能力構築のためのセミナー開催などを打ち出した。7日は、ASEANと先進7カ国G7の法相が一堂に会する「特別対話」を初開催。その後、G7法相会合が開かれる。

■菅前首相、インドへ100人訪問団 ビジネス環境を整備/モディ首相と会談へ 金融・インフラ54社が同行(日本経済新聞2023.07.05)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA30CZK0Q3A630C2000000/

インド訪問中の菅義偉前首相は6日、モディ首相と会談する。ビジネス環境の改善を直接訴え、グローバルサウスの代表格として発展するインドへの企業進出を後押しする。金融やインフラなど54社101人の経済人が同行する異例の訪問団となる。菅氏は5日、アーメダバードで日本が事業を支援する高速鉄道の建設現場を視察した。

(コメント:新しい時代の冷戦、ますますホットになっている様子。日本は「インド太平洋戦略」でもって挑んでいるところ。迎え撃つは上海協力機構の黒幕。上海協力機構そのものではない事に注意。このルートは意外なことに…2000年の地理と歴史を考えると意外ではないけど、ウクライナを含んでいるルート。海洋シーパワー戦略と大陸ランドパワー戦略の激突、というところ)

■イラン、上海協力機構に加盟,オンラインで首脳会議開催(ブルームバーグ2023.07.04)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-04/RX9KH3DWRGG001

中国主導で創設された地域協力の枠組み、上海協力機構SCOにイランが加盟した。4日にオンライン開催されたSCO首脳会議の議長を務めるインドのモディ首相が発表した。「新規の加盟国はこのグループの重要性を浮き彫りにしている」と同首相は会議冒頭で発言し、地域の安全保障や経済、食料安全保障、気候変動、アフガニスタン情勢が議題だとも述べた。イランは外交的孤立から徐々に脱しつつあり、サウジアラビアとの外交関係を正常化したほか、ロシアとの軍事協力を進めている。中国の習近平国家主席はこの日の首脳会議でビデオリンクを通じスピーチし、中国はデカップリング(切り離し)やサプライチェーンの分断、一方的な制裁、保護主義に反対し、対話を通じ国家間の相違を解決することを求めると述べた。国営の新華社通信が報じた。習主席はまた、SCO加盟国に対し、経済の回復を加速させるため「実務的な協力」を重視するよう促した。

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「帝国の衰亡史」現象が進行中かと思案してみる。

植民地支配の拡大期、身分階層社会を維持したまま、下層にも富(おこぼれ)が回る。人口ボーナスが始まる。労働者人口が増大し、社会から生み出される富が増加する。例えば、「世界の工場」中国の状況などが挙げられる。富裕層は巨富を蓄えて運用し、身分階層社会の絶頂・繁栄期。

次に円熟期。富の分配が安定し低成長の経済がつづく。人口が増えて富(おこぼれ)が以前のように回らなくなった下層が「衰退」し始める。給料が減り、労働意欲を失う。あるいは人口削減。富裕層は、足元の崩れに気づかない(元々、気付きにくい)。

下層から中間層へ「衰退」の気配が上昇すると、マイナス成長が始まる。労働者人口は更に減少する。インフラなど社会運営がカツカツになり、富裕層も気付き始める。本格的に状況改善へ取り組む。政策としては、領土・経済圏の拡大(中国の場合)。移民政策(欧州の場合)。

衰亡期。スペインの場合は領土拡張のための軍事費増大により国内疲弊して縮小。ローマの場合は東西分裂。

21世紀現代のフランス。身分階層社会。コロナ禍による経済悪化が進行。移民増加と中間層の縮小(下層への転落)。国内下層の労働意欲が高くなかったため移民を入れて補っていた形だが、コロナ禍・露宇戦争インフレの影響が更に拡大し、下層へ回せる富(おこぼれ)が消失している様子。

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■フランス暴動で2300人超逮捕 マクロン氏ドイツ訪問中止(日本経済新聞2023.07.02)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB013MT0R00C23A7000000/

フランスの首都パリ郊外で北アフリカ系の少年(17)が警官に射殺された事件で、市民らの抗議行動は6月30日夜も続いた。南部マルセイユや中部リヨン、東部ストラスブールでは放火、商店の略奪、建物の破壊といった違法行為が相次ぎ、内務省によると1311人が拘束された。27日の事件発生から4夜連続の暴動で、1日までに計2300人以上が逮捕された。(中略)今回の暴動は29日から急拡大した。暴徒らはショーウインドーをたたき壊して商店に侵入し、商品を奪うなどして逃走。AFP通信によると、ストラスブールでは30日、米アップル直営店「アップルストア」などが狙われた。マクロン大統領は「少年の死を(略奪の口実に)利用するのは容認できない」と述べ、蛮行を非難した。30日夜から1日未明にかけては路上で2500件超の放火があり、車両1350台に火が放たれた。パリ北郊ペルサンでは市庁舎が炎上。マルセイユも被害が大きく、住民らはテレビで「この国は混乱に陥っている」「内戦だ」などと惨状を訴えた。各地でバス・路面電車の運行が午後9時までに短縮され、パリ周辺の自治体は夜間外出を禁止。警察は暴動対応を4万5000人態勢に増強したが、事態の沈静化には至っていない。ダルマナン内相によれば、逮捕された者の平均年齢は、射殺された少年と同じ17歳。少年の葬儀は1日、パリ郊外で営まれた。マクロン氏は1日、国内情勢を踏まえ、2日から予定していた仏大統領としては約23年ぶりとなるドイツ公式訪問を延期した。独大統領府が発表した。

■オランダ国王が奴隷制謝罪「人道犯罪」の許し請う(共同通信2023.07.01)

オランダのウィレムアレクサンダー国王は1日、同国の過去の奴隷制について謝罪した。奴隷制廃止から150年を記念して、アムステルダムで開かれた式典で演説した。王室が発表した。国王は「奴隷制や奴隷貿易は人道に対する犯罪」だとして「皆さんの王として謝罪する」と述べた。当時の歴代国王が「人道犯罪に直面しながら何ら行動しなかったことを許してほしい」と訴えた。オランダの奴隷制を巡っては、同国の奴隷商人によって60万人以上のアフリカ人が主に植民地だった南米スリナムに運ばれたとされる。ルッテ首相が昨年12月の演説で「醜く、恥ずべきものだ」と謝罪していた。欧州各国では近年「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」運動などを受け、奴隷制や植民地主義などに対する元首や首脳らの謝罪が相次いでいた。
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2023年6月の時事情勢メモ

■提案型ODA導入へ政府、8年ぶり基本方針を改定-島しょ国など関与強化(日本経済新聞2023.06.09)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA088B00Y3A600C2000000/

政府は9日、政府開発援助ODAの基本方針にあたる開発協力大綱の改定案を閣議決定した。相手国の要請を待たずに提案する「オファー型」のODAを導入する。改定は2015年以来8年ぶりとなる。巨額の投資で影響力を強める中国を念頭に、日本は強みを生かした戦略的な支援で東南アジアや島しょ国への関与を深める狙いがある。
大綱には中国とロシアを念頭に「自由で開かれた国際秩序への挑戦の分断リスクの深刻化」が進んでいると指摘した。「開発途上国への関与強化が必要」と強調した。南半球を中心とした新興・途上国「グローバルサウス」などの取り込みを進める。
「様々な形でODAを拡充する」と明記した。ODA予算は1997年度の1兆1687億円がピークで、2023年度は5709億円とほぼ半減している。民間投資を呼び込みつつ、規模を膨らませていく。日本が得意とする質の高い社会インフラ整備や医療、教育分野などに力を入れる。
中国は途上国にインフラ整備をはじめとする巨額の支援をする一方で、過剰な債務を負わせ、返済が滞ればインフラの使用権を得る「債務のワナ」の問題で批判を受けている。
大綱は「開発途上国の自立性・持続性を損なわない協力を実現していく」と言及した。援助対象の途上国を対等なパートナーと位置づけ、社会的価値を「共創」すると掲げた。

《改定した開発協力大綱のポイント》・相手国の要請を待たない「オファー型協力」を強化・非軍事的協力を堅持・相手国についてサインの持続可能性に十分配慮・相手国と対等なパートナーシップで社会的価値を「共創」・民間企業など様々な支援主体との連帯を強化・国民総所得GNI比0.7%の国際目標を念頭にODAを拡充

(コメント:地味だけど、今後の日本の運命を左右する重要な分岐点であるかと思案)

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■ベラルーシ、露と核で齟齬 ワグネル調停で強気か(産経新聞2023.06.29)
https://www.sankei.com/article/20230629-FVAKNAN4NFLYFIOXLCNDPSMHQM/

ロシアがベラルーシに配備するとした戦術核兵器について、ルカシェンコ・ベラルーシ大統領が「わが国はロシアの同意なく核兵器を使用できる」との認識を示した。ロシアは核兵器の使用権が自国にあるとしており、齟齬が浮かび上がっている形だ。ルカシェンコ氏は露民間軍事会社「ワグネル」の武装反乱を調停したことで強気の姿勢に出ている可能性があり、両国の確執に発展することも考えられる。

(※コメント:ベラルーシの仮想敵国はポーランド、リトアニア。いずれもNATO武力が見込まれ、ベラルーシは戦術核で牽制することを意図か。ポーランドはウクライナ向けのNATO武器が運び込まれ、目に見えて武器が豊富。中近世ポーランドは中欧の大国だった実績あり、ベラルーシが警戒するほどに、その圧倒的な立場の復活を目指している様子。ハプスブルク騎士団がポーランドに『前線事務所』を設置済み。神聖ローマ帝国時代ポーランドにまで及ぶ広大な土地を支配した実績あり、その復活を目論んでいる?)

■東西教会が協力して平和実現を、ロシア正教会トップがローマ教皇特使に(ロイター2023.06.30)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-vatican-idJPKBN2YG03R

ロシア正教会最高位のキリル総主教は29日、ローマ教皇フランシスコがウクライナの戦争終結に向け特使に任命したズッピ枢機卿に対し、両協会が協力して好ましくない政治的展開を避け、平和と正義実現の原動力となっていくべきとの見解を伝えた。ズッピ枢機卿は、前日からモスクワを訪問している。キリル総主教はプーチン大統領のウクライナ侵攻を強く支持。一方、フランシスコ教皇は紛争終結を繰り返し呼びかけている。キリル総主教は「この困難な時期に東西のキリスト教会が和解に役割を果たすことが極めて重要」と述べた。

(コメント・メモ:ローマ教皇庁バチカン教皇フランシスコは2022年2月の侵攻開始後、ウクライナとロシアの停戦の仲介に意欲を示していた。ズッピ枢機卿は2023年6月上旬、ウクライナの首都キエフを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談している)

■ワグネル存続不透明に 武装反乱、ロシア軍中枢波及か(共同通信2023.06.30)

ロシアの民間軍事会社ワグネルの軍事反乱から1日で1週間。反乱を主導したワグネル創設者プリゴジン氏は隣国ベラルーシに事実上亡命、プーチン大統領は同氏の企業グループの資金使途を捜査すると述べ、国内での存続は不透明さを増す。欧米メディアは、ワグネルに近いとされウクライナ侵攻の副司令官を務めるスロビキン航空宇宙軍総司令官の拘束情報を相次ぎ伝え、事件は軍中枢のスキャンダルに発展する可能性も出てきた。プリゴジン氏は撤収表明の声明で、部隊がモスクワまで200キロの地点に迫ったと明かした。ソ連末期1991年8月のクーデター未遂以来の体制危機が現実となった。

(コメント:欧米メディアは、繰り返しロシア体制危機を報道している様子。ロシアの実際の内情は?というと、意外に落ち着いている様子。認識の違いは大きくなっていると思案)

■自公、衆院選協力で合意 東京以外で相互推薦(共同通信2023.06.27)

自民、公明両党は27日、次期衆院選の選挙協力に関し正式合意した。自民幹部が明らかにした。自民は東京29区(荒川区、足立区西部)を除く計10小選挙区で公明候補を、公明は東京都以外の選挙区で自民候補を相互推薦する内容。(中略)自民の茂木敏充、公明の石井啓一両幹事長と、自民の森山裕、公明の西田実仁両選対委員長が持ち回りで文書に署名した。

(コメント:1カ月ほど前、自民都連の方で、東京の選挙区において公明党との選挙協力を行わない方針である、と公表していたので、必然の結果であるかと…)

■欧州天然ガス価格が急伸、ロシアのワグネル反乱未遂で供給懸念強まる(ブルームバーグ2023.06.26)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-26/RWUKPAT1UM0W01

欧州の天然ガス価格が26日に急伸。ロシアでの民間軍事会社ワグネルによる週末の短期的反乱を巡り、供給懸念が強まった。指標の天然ガス先物は26日に一時8.4%上昇。供給懸念などを巡る警戒感から市場が動揺し、今月に入って約30%上昇している。

(コメント:闇市場が拡大する傾向になって来たのかなと思案。一般人の生活ますます大変になりそう。欧州各国で進んでいる政情不安、いっそう加速することになるでしょうか)

■ツイッターメモ■https://twitter.com/luigi_jpn/status/1672788253135753216
ワグネルはアフリカや中東で軍事作戦に参加しているので、ワグネルがモスクワに戦いを挑んだ瞬間にロシアは広大な両地域で戦力を失ってしまったという恐ろしい話。/まさにコレですね。アフリカの資源国&政情が不安定な国に派遣されている(地図あり)

■米、ワグネル反乱を事前把握 核兵器管理への影響懸念―報道(時事通信2023.06.25)

米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は24日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が武装反乱を起こす準備をしていることを、米政府が事前に把握していたと報じた。米政府はプリゴジン氏の反乱がロシアの核兵器管理に及ぼす影響を懸念していたという。報道によると、米情報機関が最初にプリゴジン氏の反乱準備を察知したのがいつかは不明だが、21日には政府・軍高官に詳細な説明をした。22日には米議会幹部にも報告した。

■ワグネルの武装蜂起は国家への「反逆」、プーチン大統領が緊急演説(ロイター2023.06.24)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-prigozhin-putin-idJPKBN2YA05T

ロシアのプーチン大統領は24日、緊急のテレビ演説を行い、民間軍事会社ワグネル部隊による「武装蜂起」は国家への反逆に当たると表明。ロシア軍に武力で立ち向かう者は誰であろうと処罰すると述べた。プーチン氏は、ロシアを守るためにできることを全て行うとした上で、ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏が、市内の全ロシア軍拠点を同社部隊が占拠したと主張している南部ロストフ・ナ・ドヌの情勢安定に向けて、「決定的な行動を取る」と述べた。

■ロシア政府、雇い兵組織「ワグネル」が武装蜂起呼びかけと ワグネル部隊の動きに注目集まる
https://www.bbc.com/japanese/66006394(BBC,2023.06.24)

ウクライナへの軍事侵攻をめぐり、ロシア国防省と、ロシア軍に協力していた雇い兵組織ワグネルとの確執が高まる中、ロシア当局は23日夜、ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏を武装蜂起呼びかけの疑いで捜査していると明らかにした。これに先駆けプリゴジン氏は、ロシア軍がワグネル部隊をミサイル攻撃したと非難。指導部にいる「悪」を阻止しなくてはならないとして、「正義のために行進する」と表明していた。プリゴジン氏がロシア南西部ロストフ・ナ・ドヌで、ロシア軍の南部軍管区司令部に入った様子とされる動画が拡散している。

■安倍元首相の慰霊碑設置へ 奈良市の私有地に自民有志(共同通信2023.06.22)

安倍晋三元首相銃撃事件を受け、奈良県の自民党国会議員や関係者らでつくる有志団体が、奈良市内の私有地に安倍氏の慰霊碑設置を検討していることが22日、関係者への取材で分かった。市が事件現場での設置を一時検討したが反対意見もあり、見送りになっていた。団体は事件から1年となる来月8日までの完成を目指しているという。関係者によると、碑の設置費用は有志団体として拠出。来月8日には事件現場に献花台を設けることも検討している。慰霊碑を巡っては、現場となった大和西大寺駅前一帯で進んでいた整備事業に合わせ、安倍氏が倒れた場所付近に建てる案もあった。

■日米中印などウクライナ巡り協議へ 広島サミット踏まえ(日本経済新聞2023.06.23)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA22D7L0S3A620C2000000/

日本と米国、ウクライナ、中国、インドなどの安全保障を担当する政府高官が近くデンマークのコペンハーゲンでウクライナ情勢を巡り協議する。5月の主要7カ国首脳会議G7広島サミットでゼレンスキー大統領から開催の要請を受けた。日本の秋葉剛男国家安全保障局長やサリバン米大統領補佐官らが出席する。日米印のほか中国、サウジアラビア、南アフリカ、ブラジル、トルコなどの高官が参加を調整している。対ロシア制裁に加わっていない国を含めた枠組みで侵攻終結への道筋を探る。広島サミットはG7各国に加えインド、ブラジルなどの首脳も参加した。この際、ゼレンスキー氏がウクライナ侵攻に関し中立的な立場をとる国と協議する場を設けてほしいと訴えた。広島サミットで採択した首脳宣言は法の支配に基づく国際秩序を維持するため、新興・途上国との協力を深める方針を確認した。中国にもロシアがウクライナから撤兵するよう圧力をかけることを求めると明記した。

■岸田首相、中央アジア5カ国と首脳会談調整(時事通信2023.06.22)

岸田文雄首相は22日、ウズベキスタンなど中央アジア5カ国との首脳会談を2024年に開催するよう、外務省に調整を指示する考えを示した。自民党の「日本・中央アジア諸国友好議員連盟」会長の麻生太郎副総裁らと首相官邸で面会し、開催を求める提言を受け取った際に語った。提言は、中国が5カ国との関係強化を図るなど「野心をあらわにしている」と指摘。その上で、日本も「自由で開かれた持続可能な発展に向け、関係を抜本的に強化すべきだ」と強調した。

■姉妹公園協定を締結へ 広島平和公園とパールハーバー公園(時事通信2023.06.22)

広島市は22日、同市中区の平和記念公園と米ハワイ州のパールハーバー国立記念公園が姉妹公園協定を締結すると発表した。協定調印式は29日に東京都内の米大使館で行われる。広島市によると、5月の先進7カ国首脳会議G7広島サミット開催を前に、両公園間で姉妹公園協定を締結したいと米国側から打診があった。旧日本軍による真珠湾攻撃の記憶を伝えるパールハーバー国立記念公園について、米国側は「太平洋戦争の当事者間の相互理解と平和の推進を目的としており、平和記念公園と目指すところは共通している」という見解を示しているという。

(コメント:単なる姉妹公園協定の締結なのか、裏に何かあるのか、妙にジワジワ来る…)

■石垣―基隆定期航路開設へ/検討委立ち上げ、実現性探る(八重山毎日新聞社2023.06.21)
https://www.y-mainichi.co.jp/news/39601

石垣市は石垣と基隆(台湾)を結ぶフェリー定期航路の開設に向け検討委員会を立ち上げる。外国からの航空路線やクルーズ船寄港以外に新規航路開拓へ関係者等の意見を聴取し、課題を抽出して航路開設の実現性を探る。定期化すれば、インバウンドの入域だけでなく、八重山から人の往来や物流の活性化にも期待が高まる。市によると、早ければ7月に検討委を発足し、年内で報告書をまとめる計画。

(コメント:妙にジワジワ来る…万が一の、台湾有事の可能性も見据えて避難経路を準備?)

■李強総理、ドイツ大統領と会談(AFP-2023.06.20)
https://www.afpbb.com/articles/-/3468979

(要約)ドイツ訪問中の中国の李強国務院総理は19日午前、ベルリンの大統領官邸(ベルビュー宮殿)でシュタインマイヤー大統領と会談。
李強氏「中国は中独関係を常に高く重視している」「中独の全方位的戦略パートナーシップの内容を充実させ、両国の発展と世界経済の回復を後押ししたい」「中国の発展は世界に対する前向きな貢献であり、各国にとって重要なチャンスである」
シュタインマイヤー氏「ドイツは中国の信頼できる協力パートナーになり、貿易の自由化を共に守り、気候変動などの課題に対応していきたい。ドイツはデカップリング(切り離し)に反対し、いかなる形の陣営対抗にも反対する。中国と意思疎通を強化し、共に世界の平和と発展の促進のために努力していきたい」

(コメント:中国の李強氏は、ドイツ・フランスを歴訪=米国と対立する中国は、欧州との関係強化を図っているところ)

■衆院の重複立候補問題視 河野元議長、与野党検証で(時事通信2023.06.19)

与野党6党による衆院選挙制度協議会(座長・逢沢一郎自民党選挙制度調査会長)は19日の会合で、現行の小選挙区比例代表並立制の検証のため、導入を決めた時に自民党総裁だった河野洋平元衆院議長から意見聴取した。河野氏は選挙区と比例で重複立候補できることを問題視し、「国民に支持されているか、もう一度世論に向き合う必要がある」と主張した。

■細川元首相「政権交代経験し機能している」衆院選挙制度巡り(毎日新聞2023.06.26)
https://mainichi.jp/articles/20230626/k00/00m/010/114000c

細川護熙元首相は26日、衆院選挙制度の在り方に関する協議会で、1994年に導入を決めた現行の小選挙区比例代表並立制について「政権交代を経験し、穏健な多党制の中で機能している」と評価した。細川氏は非自民8党派による連立政権の首相として、野党党首だった河野洋平・自民党総裁と制度導入で合意した当事者。先週のヒアリングで制度の問題点を指摘した河野氏とは見解が分かれた。

(コメント:重要なニュース!選挙制度の変革。もしかしたら幅広く政党や政局が百家争鳴、揺れ動くことになるかも。メモ)

■半導体「中工程」で日本浮上へ チップレットが呼び水(日本経済新聞2023.06.16)
https://www.nikkei.com/prime/tech-foresight/article/DGXZQOUC16BA70W3A610C2000000

半導体の製造が大きく変わろうとしている。微細化によるムーアの法則が限界を迎える中で、異なるチップを集積する「チップレット」など微細化以外の技術が注目され始めた。このチップレットを巡り、半導体製造に新たに「中工程」と呼ばれる概念が生まれつつある。中工程は、日本の半導体産業が再び飛躍するためのきっかけとなる可能性を秘めている。

■国内最後のトロリーバス「廃止」検討…立山黒部アルペンルート、部品調達難しく
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230617-OYT1T50100/(2023.06.17読売新聞)

富山県と長野県を結ぶ立山黒部アルペンルートを管理する立山黒部貫光(富山市)は、立山トンネル(全長3.7キロ)で運行しているトロリーバスを2025年度以降に廃止し、電気バスなどへの切り替えを検討している。更新が必要な部品の調達が難しくなったことが原因という。廃止されれば、かつて各地で活躍したトロリーバスが国内から姿を消すことになる。トロリーバスは、架線からの電気で走るバスで、法的には「無軌条電車」に分類される。路面電車より整備費が安いことなどから、戦後、東京や大阪などの都市部で公営車両が相次いで導入された。マイカーの普及や地下鉄網の整備に伴い、1972年に横浜市で廃業したのを最後に都市部では見られなくなった。一方、立山黒部アルペンルートでは、排ガスを出さない環境負荷の小ささが注目された。64年に扇沢駅(長野県大町市)と黒部ダム駅(富山県立山町)を結ぶ関電トンネルで導入され、96年には立山町の室堂駅と大観峰駅を結ぶ立山トンネルでもディーゼルバスから切り替わった。関電トンネルでは2019年、老朽化で電気バスに移行。現在は立山トンネルでのみ、全8台が片道10分をかけて運行している。立山黒部貫光の見角要社長は先月末の記者会見で、「すぐに運行できなくなるほど状態が悪いわけではないが、次世代にふさわしい乗り物を探したい」と話した。

(コメント:時代の移り変わりの光景のひとつ。どのような乗り物になるかは分かりませんが、スムーズに移行できると良いなと思います)

■2023.06.16、参議院本会議で成立:防衛財源法(「防衛力強化資金」を新設)・LGBT理解増進法(すべての国民が安心して生活できるよう留意)・改正刑法(「強制性交罪」を「不同意性交罪」に名称変更)

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(2023年6月半ばの米中経済戦争の様相…インドが相当に大きな分け前をゲットの模様)

■米アプライド、中国系企業を提訴-社員引き抜きと機密不正移転と主張(2023.06.15ブルームバーグ)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-15/RWA9YAT0G1KW01

米最大の半導体製造装置メーカー、アプライドマテリアルズは、従業員の組織的な引き抜きと半導体装置設計の不正移転を通じて貴重な企業秘密の窃取を図ったとして中国資本の企業を提訴している。アプライドに訴えられているのは、カリフォルニア州フリーモントに本社を置くマットソン。同社は2016年に中国の北京屹唐盛竜半導体産業投資中心に買収された。北京屹唐盛竜は北京市政府が出資し運営している。

■中国スマホ制覇の時代終焉か。インド当局、シャオミの凍結資産約940億円を没収に
https://36kr.jp/236680/(2023.06.16-36Kr Japan)

インド政府の金融犯罪対策機関である執行局EDは6月9日、同国の外国為替管理法FEMAに違反して不正な海外送金をした疑いで、中国スマートフォン大手の小米科技(シャオミ)のインド法人とその幹部3人のほか、シティバンクを含む3銀行に対し、理由の説明を求める通知を出したと明らかにした。(中略)インドは20年以降、中国製アプリを次々と使用禁止リストに追加しており、その数は現在220以上に達している。2023年6月14日のレート(1ルピー=約1.7円)で計算

■マイクロン、インドの半導体パッケージング工場投資で合意近い-関係者(2023.06.16ブルームバーグ)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-16/RWC07ZT0AFB401

少なくとも10億ドル投資へ-20億ドルに上る可能性も/米政府は中国以外のサプライチェーン強化に意欲/米マイクロン・テクノロジーは、インドに半導体パッケージング工場を設立するために少なくとも10億ドル(約1400億円)を投じることで合意に近づいていると、事情に詳しい関係者が明らかにした。

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■中国企業に情報漏えい疑い 産総研の中国籍男逮捕―警視庁(時事通信2023.06.15)

国立研究開発法人「産業技術総合研究所」(茨城県つくば市)の研究情報を中国企業に漏えいしたとして、警視庁公安部は15日、不正競争防止法違反(営業秘密の開示)容疑で、所属研究員で中国籍の権恒道容疑者59=つくば市=を逮捕した。公安部は認否を明らかにしていない。逮捕容疑は2018年4月13日午後4時半ごろ、営業秘密に当たるフッ素化合物の合成技術情報の研究データをメールで中国企業に送信した疑い。公安部によると、フッ素化合物の合成技術は先端技術に当たり、権容疑者は研究に関わっていた。同部は15日、同容疑者の自宅など関係先を家宅捜索し、流出先企業との関係やほかにも被害がないかなど全容解明に向けて捜査を進めている。

(コメント:経済安保の方だったでしょうか?早速、法律が仕事をしている模様)

■アングル:中国でスト頻発 世界需要低迷で工場閉鎖、労働者反発(ロイター2023.06.15)
https://jp.reuters.com/article/china-economy-idJPKBN2Y105Y

中国の工場でストライキが頻発し、7年ぶりの水準に達している。世界的な需要低迷のあおりで、輸出企業が賃金引き下げや工場の閉鎖を余儀なくされているためだ。欧米では景気悪化の懸念から企業が中国製品の注文を減らしており、中国の輸出および工業生産は5月に大きく落ち込んだ。(中略)ストが集中するのは工場地帯の広東省と長江デルタで、衣類、靴、プリント基板などの輸出企業が含まれる。

(コメント:中国側は、台湾へ軍隊を動かす余裕があるのかどうか。当分の間、中南海は地方を抑えるのに大変な努力が必要で、台湾有事リスクは低いとは思うけれど…大恐慌リスクなど警戒しつつ様子見でしょうか)

■中国、地方政府の「隠れ債務」1100兆円 深まる財政難(日本経済新聞2023.06.14)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM059Q10V00C23A6000000/

中国の地方財政が厳しさを増している。地方政府傘下の投資会社、融資平台が抱える「隠れ債務」の残高は2022年末に1100兆円を超えた。新型コロナウイルス流行前の19年から5割増えた。過剰な借金でインフラ開発などを進めてきたことが要因となる。金融不安への飛び火を防ぐには債務圧縮が不可欠だ。ただ地方経済の発展モデルが崩れ、中国景気の重荷になるリスクも高まる。

■トヨタ、27年にも全固体電池EV投入 充電10分1200キロ(日本経済新聞2023.06.13)

投入する全固体電池を搭載したEVは航続距離が2.4倍/実用化はEV市場のゲームチェンジャーとなりうる/全固体電池の市場規模は3兆8600億円…開発競争は激化/トヨタ自動車は2027年にも次世代電池の本命とされる「全固体電池」を搭載した電気自動車EVを投入する。10分以下の充電で約1200キロメートルを走行でき、航続距離は現在のEVの2.4倍に伸びる。

(コメント:電気自動車の時代が目の前に。中国のリチウムイオン電池デファクトスタンダード化に一矢報いるか。別のニュースで、トヨタがアルゼンチンに70億円投資、2024年から現地でハイエース生産との話。アルゼンチンにはリチウム鉱床あり、資源戦略の関連も考えられる)

■リチウム生産会社、供給がEV向け需要を満たせない恐れと警告(ロイター2023.06.23)
https://jp.reuters.com/article/mining-lithium-idJPKBN2Y902X

ラスベガスで今週開かれたリチウムに関する会議では、生産会社の間から、電気自動車EVへの積極的な移行に伴うリチウム需要を満たすのに十分な供給を確保できない恐れが強まっていると懸念する声が聞かれた。鉱山開発の許可の遅れや人員不足、インフレといった要因により、十分な供給を確保する取り組みが妨げられるかもしれないという。重要なのは、EVが内燃エンジン車に取って代わる動きがどの程度速いペースで進むかだ(中略)ファストマーケッツによると、世界では昨年時点で45カ所のリチウム鉱山が操業。今年は11カ所、来年は7カ所で新たに操業を開始する見通しだ。だが操業開始のペースは、コンサルタント会社が世界的に十分なリチウム供給を確保するのに必要と推計しているペースを大きく下回っている。

【2023.06.11、惑星移動。冥王星が宝瓶宮から磨羯宮へ一時的に戻る形。半年ぐらいしたら宝瓶宮へ本格的に移動し、磨羯宮へは二度と戻らない。現在は、最後のチェック、揺り戻しの情勢、といった期間と考えられる】

■2023.06.11、北海道で震度5弱の地震。ブラックアウトのリスクが改めて見直される。アメリカ・フィラデルフィア高速道路の事故。北朝鮮ミサイル「予告期間」終了。青木幹雄・元自民党参院議員会長が死去。日にちはズレるが、ウクライナのダム崩壊。LGBT法案の成立。

■米高速道路が一部崩壊、東海岸を縦断 タンクローリー炎上で(ロイター2023.06.12)
https://jp.reuters.com/article/philadelphia-highway-idJPL6N38302P

米ペンシルベニア州フィラデルフィアでガソリンを積んだタンクローリーが州間高速道路の高架下で炎上し、東海岸を南北に縦断する同道路の一部が崩壊した。当局が11日、明らかにした。死傷者は報告されていないが、事故現場の調査がまだ進行しているという。崩落したのは州間高速道路「I-95」の北方面へ向かう車線で、1日当たりの交通量は約16万台。高架上を走る南方面の車線も火災の影響で閉鎖された。ペンシルベニアのシャピロ知事は記者会見で、崩壊部の完全な再建には「何カ月も要する」との見方を示した。タンクローリーには「石油製品」が積まれていたとしたが、詳細には触れなかった。 米運輸安全委員会NTSBはタンクローリーがガソリンを運搬していたとした。ブティジェッジ運輸長官はI-95の閉鎖は周辺地域とフィラデルフィアに「重大な影響」を与えると指摘した。

(コメント:アメリカの物流網にとっては大きな痛手。ただでさえ財政がきつくなっているところに、なおさらに響くのは確実か…と思案。再建に数カ月単位を見込まなければならない程の事態に、物理的な人手不足が陰に陽に影響するとなると、苦しそうです)

■中国、キューバにスパイ拠点 19年から米情報収集か―報道(時事通信2023.06.11)

米ホワイトハウスは10日、中国が遅くとも2019年からキューバにスパイ拠点を置いていたと明らかにした。米本土の情報収集が狙いとみられ、米政府は「現在も進行中の問題」として警戒している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルWSJ電子版が報じた。それによると、21年1月のバイデン政権発足後、高官らが「軍事・情報面における地球規模での活動拡大」に向けた中国政府の取り組みに関する説明を情報機関から受けた。キューバの「情報収集施設」についても含まれ、19年に改修されたことが機密として記録されていた。ホワイトハウスは「中国政府はキューバでの活動拡大を図っているが、われわれは妨害し続ける」と強調。諜報活動は「中国が望んでいたような水準には達していない」と指摘し、米側の妨害が功を奏していると主張している。米政府は外交などを通じ、中国の取り組みを遅らせているという。

(コメント:キューバ危機の状況が再来したような感じ。アメリカ側が気付いた時には、既にキューバに大規模な中国スパイ拠点が出来ていた訳で…昔のキューバ危機=ソ連が核ミサイルやミサイル基地を準備済みで、既に核ミサイルを運び込んだ後だったそうですが…)

■キューバの対中密約、まるで冷戦時代(ウォールストリートジャーナル2023.06.09)

米キューバ関係の新たな火種に/キューバが中国の対米諜報施設の設置を認め、その見返りとして多額の現金を受け取る密約を結んだことは、数十年にわたる米国との緊張関係において大きな節目となる。キューバはソビエト連邦崩壊以降で最悪の経済危機に苦しんでいる。今回の中国との合意は冷戦時代の緊張を思わせるものだ。キューバは1962年、米フロリダ海岸からわずか約140キロの同国内にソ連の核ミサイル配備を認め、二大超大国の核戦争を引き起こしそうになった。ソ連は長年にわたりハバナ近郊のルルデス基地で大規模な盗聴施設を運営していたが、この施設はソ連崩壊後に閉鎖された。
AFP2023.06.11>キューバのカルロス・フェルナンデス・デコシオ外務次官「悪質な憶測」。中国外務省の汪文斌報道官「米国はキューバの内部事情に介入している。憶測を広めたり中傷したりするのは米国の常套手段」

■ダム決壊で地雷が大量漂流、がれきにぶつかり爆発の危険…除去に数十年か
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230610-OYT1T50165/(読売新聞2023.06.10)

ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダムが決壊したことによる洪水で、地雷が流出して住民に危険をもたらしている。地雷はドニプロ川を下って黒海に達したとの情報もあり、当局は注意を呼びかけている。専門家は、地雷の除去活動が数十年に及ぶ可能性もあると指摘する。

(コメント:アフガニスタンの地雷原よりも解決の困難な地雷原が広がったという事で…長期戦を強いられそうな。最悪、土地を捨てて…となると、農耕の民には辛いところかと思案)

■ウクライナのダムは決壊の前から損壊していた…衛星写真で明らかに
https://www.businessinsider.jp/post-271057(2023.06.08ビジネスインサイダー)

ウクライナ南部のカホフカ・ダムが6月6日に決壊したが、その前にすでに損傷していたことが確認されたとBBCとCNNが報じている。BBCが公開した衛星写真では、6月1日にはなかった車道の損傷が、6月2日に見られる。誰が損傷を与えたのか、またそれが最終的な決壊に影響したのかは不明だ。2023年6月6日にウクライナ南部のカホフカ・ダムが決壊した。衛星画像を見ると、少なくともその4日前に、ダム上の橋の一部がすでに構造的なダメージを受けていたことを示している。

■ウクライナ南部ヘルソンのダム破壊、住民避難 ウクライナはロシアを非難
https://www.bbc.com/japanese/65817856(BBC-2023.06.06)

ウクライナ軍は6日、南部ヘルソン州でドニプロ川に設置されているカホフカ水力発電所のダムがロシア軍によって破壊されたと発表した。この地域は現在ロシア軍の占領下にあるが、ダムが被害を受けたことで下流の住宅数千棟が浸水。水は同日午後、ヘルソン市内にも達した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はメッセージアプリ「テレグラム」で同日午後、政府と公共サービスは「人を救うために最大限の努力をしている」と書いた。80以上の町村が被害にあう恐れがあると明らかにすると共に「危険地域」に暮らす人たちには緊急避難命令が出たことを確認した。大統領府はさらに、ダム破壊によってドニプロ川は150トン分の工業用潤滑剤で汚染されたと明らかにした。ウクライナ外務省は、国連安全保障理事会の緊急会合招集を要求。欧州委員会のペテル・スタノ報道官は「これは新しいエスカレーションを示すものでロシアのウクライナ侵略の恐ろしく野蛮な性質はかつてないレベルに達した」と非難した。欧州理事会のシャルル・ミシェル議長はツイッターで、ダム破壊は戦争犯罪にあたると書いた。他方でロシアは、ダム破壊はウクライナによる「意図的な破壊工作」だとしている。

■改正入管法が成立 難民申請中の送還可能に(時事通信2023.06.09)

外国人の収容・送還ルールを見直す改正入管難民法は9日の参院本会議で、自民、公明、日本維新の会、国民民主各党などの賛成多数で可決、成立した。立憲民主、共産両党は反対した。難民認定手続き中は強制送還を停止する規定に例外を設け、3回目以降の申請者は送還可能とすることが柱。公布から1年以内に施行する。

(コメント:この改正案は、某・民族特権や北朝鮮への送金ルートをほぼ壊滅させると同時に、代々続いていた暗黙の利権構造を断絶させる性質を持っているので、各方面の抵抗が激しかった模様。芸能工作員やマスコミ利権、法匪利権にも切り込む内容で、マイナンバーカード政策への妨害を上回る抵抗だった様子。左派からの抵抗ばかりでなく、右派からも倒閣運動が起きるレベルの、強烈かつ大掛かりな情報工作が見られましたが、故・安倍元総理の「戦後レジームからの脱却」が、またひとつ現実のものとなった、という驚きと感慨…)

■岸田首相、EUと首脳協議 来月のNATO出席後(時事通信2023.06.08)

岸田文雄首相が7月中旬にベルギーの首都ブリュッセルを訪問し、欧州連合EUのミシェル大統領、フォンデアライエン欧州委員長との定期首脳協議を行う調整に入ったことが8日、分かった。首脳協議は昨年5月に東京で開催して以来。首相は7月11、12両日にリトアニアの首都ビリニュスで開かれる北大西洋条約機構NATO首脳会議への出席を検討している。日EU首脳協議は13日に行う方向だ。

(コメント:そろそろ露宇戦争の後始末の話が出る頃合いだと思いますが、宇は徹底抗戦の方針なので、なかなか難しく。泥沼化が最適解な気配、困難な時代になりそうです)

■防衛産業「国有化」可能に 生産基盤強化法が成立(時事通信2023.06.07)

防衛産業を支援し、装備品の開発・生産の基盤を強化するための法律が7日の参院本会議で、与党と立憲民主党、日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。国内製造拠点の維持に向け、事業継続が困難になった企業の生産ラインを国有化し、別の企業に委託する仕組みも盛り込んだ。政府が防衛産業の支援に取り組むのは、利益率が低く、撤退する企業が相次いでいるため。昨年末に改定した国家安全保障戦略に「防衛生産・技術基盤は防衛力そのもの」と明記し、強化していく方針を打ち出した。(中略)支援の一方で、情報保全を強化する。防衛省が提供する関連情報を「装備品等秘密」に指定。企業の社員らが漏えいした場合、「1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金」とする罰則を設けた。サプライチェーンを把握するため、防衛省の調査に回答する努力義務を企業に課した。

■中国共産党指導部の情報発信が減少-市場は政策の方向性読み切れず(ブルームバーグ2023.06.07)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-07/RVUWDST0G1KW01

政治局会議の声明、不可解なほど少なく-習氏3期目入り後に顕著/全く新しい権力行使の方法を反映か、より多くの証拠必要との指摘も/中国当局による情報統制強化を巡り、投資家の懸念が広がる中、指導部である共産党中央政治局の会議後に発表される声明が不可解なほど少なくなっている。共産党の習近平総書記(国家主席)が慣例破りの党トップ3期目入りした2022年10月以降、政治局は昨年11月と今年1月、5月に声明を公表しなかった。習総書記2期目でも声明の発表見送りが3回あったが、3回目まで5年近くかかっており、3期目でのペースの速さが際立っている。(中略)米当局が中国のテクノロジー業界やロシアとの経済的な関与に対する監視を強めていることを受け、中国はセンシティブな情報を巡ってブラックボックスを構築するようになっている。ここ数カ月は企業データや裁判所の文書、学術誌へのアクセスを制限したり、投資家や企業に有益な情報を提供していた専門家ネットワークへの締め付けを強めたりしており、投資家らは中国経済を評価することが難しくなっている。

■四国新幹線、整備計画への格上げ要請/期成会、岸田首相と面談(電氣新聞2023.06.06)
https://www.denkishimbun.com/archives/289337

四国経済連合会が代表事務局を務める四国新幹線整備促進期成会の佐伯勇人会長(四国電力会長)は5月31日、岸田文雄首相と面談し、四国新幹線の整備計画への格上げと、早期実現への理解・支援を要望した。期成会会長が首相に直接面談するのは今回が初めて。岸田首相は「四国の新幹線計画は、盛り上げる必要性を地元が強く感じていることは理解した」と応えた。

(コメント:本州と四国との、物流のグレードアップ。隔世の感…)

■韓国「在外同胞庁」発足 支援強化、被爆者招待も(共同通信2023.06.05)

韓国政府は5日、在外コリアンへの支援を強化するため「在外同胞庁」を新たに発足させた。同庁が置かれる仁川市で開かれた発足式で、尹錫悦大統領は在日韓国人被爆者を早期に祖国へ招待したいと改めて強調した。韓国政府は、外国に永住する韓国人や、韓国籍ではないが民族の血統を受け継いでいるとみなされる人を「在外同胞」と規定。全世界で730万~750万人ほどおり、日本には約80万人いるとしている。尹氏は発足式で「世界の同胞がつながり情報や経験を共有すれば、在外同胞と韓国が共に発展できる」と訴えた。外務省や他の機関に分散していた在外コリアン政策を1カ所で行うことになった。

(コメント:意味深な動き。日本のマイナンバーカード政策と連動しているのも、情勢の面から見て、いっそう味わい深いところかも。かねてから真偽不明の噂としてささやかれていた、韓国政府によるコリアン回収プロジェクト・在日資産も込み込み…が、動き出した気配。陰謀論的な見方になるけれど、以前に日韓対談が行われていた日程のところで、岸田総理と尹大統領が2人だけで料亭で秘密会談したという話があり。この件に関する情報も提示されていたのかも知れない…と、想像されるところ。韓国の財政、割と動きそうな気もします…)

■日米豪、協力計画策定へ 反撃能力導入でも密接連携(共同通信2023.06.03)

日本と米国、オーストラリアの3カ国防衛相は3日、シンガポールで会談し、協力の深化と相互運用性の拡大に向け、今後1年間にオーストラリアで実施する共同訓練など3カ国協力の計画を作成する方針で一致した。日本の反撃能力(敵基地攻撃能力)導入に関し、米国を交えてオーストラリアとも密接に連携していくと確認した。浜田靖一防衛相とオースティン米国防長官、オーストラリアのマールズ国防相が参加。会談後、合意内容を盛り込んだ共同声明を発表した。声明では、東シナ海の安全保障環境に深刻な懸念を表明し、威圧的行動に反対すると強調した。

■ミサイル情報即時共有、年内開始 日米韓3カ国の防衛相、声明発表(共同通信2023.06.03)

日米韓3カ国の防衛相は3日、シンガポールで会談し、北朝鮮の弾道ミサイル情報について、即時共有を年内に開始する方針で合意した。日韓が米国経由で情報を共有する3カ国の取り決めを活用し、数カ月中に初期的運用を始める。北朝鮮を抑止するため、対潜水艦やミサイル防衛の3カ国共同訓練を定例化することも申し合わせた。会談後、合意内容を盛り込んだ共同声明を発表した。

■変異に強い新型コロナ抗体を発見 重症患者の体内で偶然発生(共同通信2023.06.03)

新型コロナウイルスが変異をしても感染を防ぐ可能性のある中和抗体を見つけたと、広島大などのチームが国際専門誌「コミュニケーションズ・バイオロジー」に発表した。変異に強い抗体は、これまでもいくつか見つかっているが、今回のものは効果のある変異株の種類が特に多いという。重症化し約2カ月間入院した患者の体内で偶然できていた。無症状や軽症で済んだ人では自然に作られる見込みがほぼないが、少しずつ異なるワクチンを複数回打つなどして、体内で免疫反応が長く続くようにすれば、同様の抗体を獲得できる可能性がある。広島大の保田朋波流教授(免疫学)は「新たな変異株が登場しても追加接種をしなくていいような方法を開発したい」と話している。チームは、流行初期に欧州から流入して広がったウイルスに感染した18人の血液を分析。重症化した高齢者2人から見つかった抗体が、アルファ株やデルタ株、オミクロン株の派生型など幅広いタイプに効果があった。

■東京ガス、国内の再エネ開発に1000億円 浮体式も実用化(日本経済新聞2023.06.02)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC23BH60T20C23A5000000/

東京ガスは2025年度までの3カ年で国内での再生可能エネルギーの開発に1000億円弱を投じる。脱炭素の切り札とされる浮体式の洋上風力の実用化も目指し、30年までに自社開発だけで発電容量を新たに100万キロワット程度増やす。洋上風力を中心に再生エネを拡大し、成長を加速させる。

惑星メモ
◎2023/03/07:土⇒双魚in*オカルト問題の決算

(宗教問題~某統一、某証人へ問いただし・手入れ拡大。新しくできた法の網で捕捉が進む。オカルト関連は炎上し始めているが、中の人はまだ気づいていない模様。従来の抗議活動を繰り返している)

>アレフに初の再発防止処分 施設使用、布施を半年禁止(共同通信2023.03.13)
>「休眠宗教法人」解散を迅速化 文化庁(産経新聞2023.04.05)

●2023/03/24:冥⇒宝瓶in*動揺の波的な何か

(グローバル金融システムの動揺が止まらず。「安全の面」と「破局の面」を、極端な振り子のように揺れつづけている。ゴリゴリ経済力が削られる、良くない兆候。惑星の動きを信じるとしたら、底を打つ、あるいは大恐慌の様相を見せるのは2023年6月ごろか?そこから長い長い衰退期が続きそう。2030年まで大変かも知れない。その後は分からない。データ不足が大きくて見通しがつかない)

>米中小銀行、預金15兆円流出 週間、SVB破綻で(共同通信2023.03.25)
>中東情勢の大きな動揺が始まった。国際関係、金融関係
>イスラエル政権窮地,司法改革に世論反発,パレスチナに極右閣僚暴言(毎日新聞2023.03.27)
(コメント:分かりやすい)https://twitter.com/Ml0TEYamodioEne/status/1640317310912315392
イスラエルの連立6つの極右政党問題は日本国内複数の財団研究所、他世界各国の機関や研究所、メディアも警戒していて連立が成立した去年から既に全世界主要国でイスラエルの暴挙抑え込みに協力してる。中米サウジ日ですら協力してるレベル/親イスラエルのエジプトやヨルダンも

※サウジアラビア・イラン国交正常化、イスラエルのネタニヤフ政権に逆風(ジェトロ2023.03.22)
※サウジ、イラン核開発容認 中国仲介、5項目合意(共同通信2023.03.27)
※サウジアラビアが上海協力機構への参加を閣議承認(ジェトロ2023.03.31)

●2023/06/11:冥⇒磨羯in*地に足つけ見直し

(5月~6月は、「安定」が何処にあるのか必死で探し回る状況…と推測してみる。いったん混乱が始まると、長引く傾向がある様子。広島サミット2023.05.19~2023.05.21で何が話し合われるか、要注目と思われる)

>債務上限問題、米国デフォルトXデーが近づく(2023年5月時点の予測では、X=6月1日とされる)米国政府債務31兆4000億ドル法定上限に到達
⇒バイデン米大統領が債務上限停止法案に署名、デフォルトを回避(ジェトロ2023.06.05)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/06/13db7bab241a099c.html
米国のジョー・バイデン大統領は6月3日、連邦債務の上限を停止する「財政責任法案」に署名した。これにより同法は正式に発効し、タイムリミットとされていた6月5日を目前に、米国債などの債務不履行(デフォルト)は回避された

北海道にて震度5弱の地震。惑星移動に伴うシンクロ現象か。

●2024/01/21:冥⇒宝瓶in*流通の渦巻き?供給網?
●2024/09/02:冥⇒磨羯in*地場連携っぽい
●2024/11/20:冥⇒宝瓶in*~2043年まで
◎2025/03/30:海⇒白羊in*災害?ゆるふわ系は微妙、エネルギー・ガテン系が来そう
◎2025/10/22:海⇒双魚in*戦火、極東有事、第3WWなどの心配
○2026/04/26:天⇒双児in*通信技術の世代交代?
◎2026/05/23:海⇒白羊in*~2039年まで
○2032/08/04:天⇒巨蟹in*新型コロナ・流行病の関連の発明か何か
○2032/12/12:天⇒双児in*バイオ、宇宙、核融合など新技術、新発見、変革

2023年5月の時事情勢メモ

■保険証廃止「マイナ」一本化=番号の利用範囲拡大―改正法成立(時事通信2023.06.02)

個人に割り振られた12桁のマイナンバーやマイナンバーカードの利用促進策を盛り込んだ改正関連法が、2日の参院本会議で可決、成立した。2024年秋に現行の保険証を廃止し、カードと一体化した「マイナ保険証」に切り替えるのを踏まえた対応などが柱。(中略)カードを巡っては、マイナ保険証に別人の情報がひも付けられていたほか、公金受取口座の誤登録、カード取得者への特典「マイナポイント」が他人に付与されるなどトラブルも続発。参院の委員会審議がずれ込んだ経緯がある。マイナ保険証については、本人の意思確認が難しい認知症高齢者らがカードや資格確認書を取得できず、保険診療が受けられないのではないかといった懸念も関係者から示されている。
<法改正のポイント>
・マイナンバーカードと健康保険証の一体化に伴い、カードを持たない人が保険診療を受けられるよう、「資格確認書」を発行
・1歳未満の乳児に発行するカードは顔写真を不要に
・美容師や建築士など各種資格の取得・更新の手続きでマイナンバーを利用可能に
・既に法律で認められた事務に「準ずる事務」については、省令改正でマイナンバーの利用が可能に
・マイナンバーとひも付けた「公金受取口座」の登録で新制度を導入

■マイナ法改正案可決 2日にも成立―参院特別委(時事通信2023.05.31)
参院地方創生・デジタル特別委員会は31日、マイナンバー法などの関連法改正案を与党などの賛成多数で可決

■北朝鮮、「衛星打ち上げ」失敗 事実上の弾道ミサイル―「早期に2回目」表明(時事通信2023.05.31)

北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、国家宇宙開発局が同日午前6時27分(日本時間同)ごろに北西部・東倉里の「西海衛星発射場」から軍事偵察衛星「万里鏡1号」を新型ロケット「千里馬1型」で打ち上げたと伝えた。エンジン異常により黄海に墜落したと失敗を認め、「できるだけ早期に2回目の発射を断行する」と表明した。金正恩朝鮮労働党総書記は軍事力強化に向けて、再度の発射を図る構えだ。日本政府は、北朝鮮が「弾道ミサイルの可能性のあるもの」を南方向に発射し、7分後に消失したと発表した。全国瞬時警報システムJアラートで沖縄県に避難を呼び掛けた後、日本上空には飛来しないと判断し解除した。排他的経済水域EEZへの飛来も確認されていない。

■(世論を扇動して再2.26事件とか起こそうとしている?)@daitojimari-2023年5月30日-午前09:37
https://twitter.com/daitojimari/status/1663343839820804096
岸田さんの奥方様 G7で禁じ手使ったのですよね。上田宗箇流の茶会を世界に紹介 他のお茶の流派からすれば、許されない行為なんですね。茶道は怖いよ、何故、無用な敵を作るんだという話

(コメント:岸田総理夫妻は裏千家・淡交会の会員で役員クラスで根回し済「無用な敵を作る」可能性はゼロ。逆に評論家サイドに疑惑の眼差しが向く発言…歴史知識、大丈夫?と疑われるレベル。世論を扇動するタイプの自称保守・日本破壊サイドの工作員と見なされても不思議では無い)

■自民・公明党首会談「連立しっかり保つ」 衆院選の候補者調整を巡り
https://mainichi.jp/articles/20230530/k00/00m/010/110000c(毎日新聞2023.05.30)

岸田文雄首相は30日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談した。衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う候補者調整を巡り、公明が東京の各小選挙区の自民党候補に推薦を出さないと決めたことを踏まえ、山口氏は「自公の連立政権はしっかり保って、政治を揺るがすことがないように継続していこうとお互いに確認し合った」と述べた。会談後、記者団に語った。首相は会談で、候補者調整も念頭に「幹事長たちに丁寧に対応するように言ってある」と山口氏に伝えた。山口氏は記者団に「自公の結束と連立政権の意義を踏まえて、絆をしっかり保っていこうというのが私の考えだ」と強調した。

(コメント:自民党の候補者たちの質の劣化が激しく、政務能力は公明党に負けているところなので致し方なしと思案。「愛国心=実務能力」ではないのは当然として。これまで愛国主張の大きさなど劇場ネット型選挙で何とかなっていた形。都市圏の活動家となり果てた自民議員が、切り捨てられつつあるのかも知れません)

■米、日本にアジアとの橋渡し期待 IPEF合意(産経新聞2023.05.28)
https://www.sankei.com/article/20230528-3Q56ADQ3YRJHRG74IWBXS4QBZA/

インド太平洋経済枠組みIPEFが、昨年5月の発足から1年で大きく前進した。米デトロイトで27日に開いた閣僚会合で、サプライチェーン(供給網)の強化を図る協定について合意。主要製造業の拠点が集積するタイなどアジア諸国と関係が深い日本には、米国とそれらの国の橋渡しをして、IPEFの結束を強める役割が期待されている。協定は、重要鉱物など中国への依存度が高い物資を有志国の間で融通できる仕組みを構築することで、中国の経済的威圧に対抗する狙いがある。例えば重要鉱物の輸入が突然遮断され供給不足に陥ったある国が、IPEFが新たに立ち上げるネットワークを通じて支援を要請。それに対し、他の参加国が具体的な協力を検討するといった流れを想定している。
日本貿易振興機構ジェトロ米州課の赤平大寿課長代理は「ワシントンでは現在、通商政策で一番信頼されているのは日本だといわれている」と語る。環太平洋戦略的経済連携協定TPP、地域的な包括的経済連携RCEPと、次々に巨大な自由貿易圏をまとめ上げた実績が買われているという。

(コメント:アメリカは各国との調整を日本に丸投げ。構想をぶち上げたけど、アメリカ自身には、真面目にリーダーシップを取って政策を推し進めるだけの気概はなく、日本などの協力を仰いで、ラッキー棚ぼたを待つ姿勢か。デフォルト寸前で資金が無いのも「意気消沈」に大きく関わると思われるが、「死ぬ気で生き残る」という情熱をなかなか燃やせないのは、大麻経済などがもたらす怠惰な貴族的な気分も影響しているのかも知れない)

■ガソリン補助金上限、6月から引き下げ9月末に終了=経産省(ロイター2023.05.26)
https://jp.reuters.com/article/gasoline-subsidy-limit-idJPKBN2XH0DO
経済産業省は26日、このところの原油価格の安定的な推移を受け、ガソリン補助金の上限を6月から段階的に縮小し、9月末までには終了すると発表

コメント
>原油相場が下げ拡大、WTIはバレル70ドル割れ-需要懸念が加速(ブルームバーグ2023.05.03)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-03/RU2Q5QT1UM0X01(原油安の動き)
>米金利先物、6・7月利上げ停止と9月利下げ織り込む FOMC受け(ロイター2023.05.03)
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-futures-idJPKBN2WU1LX
(連邦公開市場委員会FOMCによる利上げ休止示唆を受け、9月以降、円高へ向かう予想)

■欧州経済のエンジン、ドイツがリセッション入り-危機乗り越えれるか(ブルームバーグ2023.05.26)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-26/RV8QL5DWX2PS01

われわれは社会として鈍感になっている-BASFのCEO/ショルツ首相は1月、今年のリセッションは回避できると話していた/ドイツは何十年もの間、欧州経済のエンジンとして次々と起こる危機を乗り越えてきた。しかし、その回復力が失われつつあり、欧州大陸全体でリスクが高まっている。エネルギー政策の欠陥や内燃機関を動力とする自動車時代の終焉、新しいテクノロジーへの移行の遅れなどが重なり、ドイツの繁栄は1990年の東西ドイツ統一後で最も根本的に脅かされている。しかし、90年当時とは異なり、国の競争力の根幹を揺るがす構造問題に取り組む政治家のリーダーシップは感じられない。

■日本エネルギー経済研究所 中東研究センター@JIMECenter
https://twitter.com/JIMECenter/status/1661862648760115200
5月25日、日本の外務省は、日本と #UAE 両国政府が、2国間で防衛装備品の輸出入を可能にする防衛装備品・技術移転協定に署名したと発表した。日本が中東諸国と防衛装備に関わる協定に署名するのははじめて。
日・アラブ首長国連邦(UAE)防衛装備品・技術移転協定の署名(日本外務省サイト)
https://mofa.go.jp/mofaj/press/release/press7_000016.html

(コメント:インド太平洋戦略の世界へ、また大きな前進であると思案です)

■闇サルベージ業者の話:https://twitter.com/yuukyuunotaigi/status/1660972500413747201

マラッカ海峡を荒らす海賊は多く、反社会的勢力が入り乱れるのでシーレーン各国の頭痛の種の模様。たとえば、イスラム諸国を荒らしまわるISIS団のようなものが複数入り込んでいると考えるとイメージしやすいかも。どうやって取り締まるか。ここにインド太平洋戦略の目的も関与しているとのこと。闇サルベージ業者は華僑が多いとのことだが、いまの中国とのつながりを見誤ると、対応次第ではかえって反社会的勢力を繫栄させる羽目になりかねないので、冷静かつ緊密な連携と情報交換が重要。世論の沸騰はかえって害悪との意見あり。

■マレーシア、中国船を拿捕 沈没戦艦から遺物あさる(時事通信2023.05.29)

マレーシア海上法令執行庁MMEAは29日、マレー半島南部にあるジョホール州東岸沖の領海内で、無許可で停泊していた中国船籍の貨物船を拿捕したと発表した。貨物船は、太平洋戦争開戦直後に日本軍により撃沈された英海軍の戦艦プリンス・オブ・ウェールズの残骸から、遺物を不法に回収していた疑いがある。MMEAは、貨物船を捜索した結果、沈没船から回収したとみられる金属片や砲弾を発見した。金属スクラップとして販売することが目的だった可能性がある。プリンス・オブ・ウェールズは当時の英海軍新鋭艦で、1941年12月10日、マレー半島東部沖の南シナ海で日本軍に撃沈された。ただ、中国船が拿捕された海域は、中国が主張する同国領海の外とみられる。

(コメント:くだんの闇サルベージ業者の一部、逮捕された様子であります)

■中国・習指導部に不吉な前兆、地方財政悪化進む恐れ-住民の不満噴出(ブルームバーグ2023.05.22)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-22/RV180WT1UM0W01
東北部の黒竜江省鶴崗市、前例のない財政再建を強いられる/政府債務総額は3170兆円、地方の資金調達事業体含め/「多数の都市が数年後には鶴崗のようになるだろう」人口の高齢化・減少で中国の多くの都市には経済成長加速と税収を維持するための労働力がない「中央政府は銀行に地方政府の債務借り換えを促すことで、短期的には事態を安定させられるかもしれない」が、融資が延長されなければ「実際に3分の2以上の地方政府が期限内に債務を返済することができなくなる」

■G7広島サミット:2023.05.19~2023.05.21
https://www.kantei.go.jp/g7hiroshima_summit2023/index.html(首相官邸サイト、特設ページ)

(コメント:次につなげられる、たいへん有意義なサミットであったと思います)

■尹氏、広島で被爆者に謝罪 韓国大統領が初面会(時事通信2023.05.19)
韓国の尹錫悦大統領は19日、先進7カ国首脳会議G7広島サミットに招待国首脳として出席するため来日し、広島市で在日韓国人被爆者の朴南珠さんら約20人と面会した。これまでの支援の不足を謝罪した。戦後78年、韓国大統領が広島の被爆者と会うのは初めて。尹氏は21日までの日本滞在中、岸田文雄首相と共に広島市にある韓国人原爆犠牲者の慰霊碑も訪問。

■中国が「サミット」開催,中央アジア5カ国に金融支援5100億円(ブルームバーグ2023.05.19)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-19/RUW1OAT1UM0W01

習主席、5カ国の「主権」を強調-中国の駐仏大使発言火消しか/日本では「G7広島サミット」開催-世界の多極化示す/国営新華社通信によると、対面での開催となった初の「中国・中央アジアサミット」で習主席は基調演説を行い、中国は中央アジアの「法執行、安全保障、防衛能力構築」の向上を手助けできると述べた。5カ国に計260億元(約5100億円)の金融支援と「無償援助」を提供することも約束した。習主席はカザフスタンとキルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの首脳と18日から2日間、防衛や金融、貿易、エネルギーなど多岐にわたる関係の強化に向け協議した。ロシアが2022年2月にウクライナで戦争を始め、安保を巡り新たな問題が浮上する中で、中国は米国が主導する世界秩序に挑もうとしている。ウクライナのゼレンスキー大統領はG7サミットに参加するため来日する予定だ。開催時期が重なる2つのサミットは世界の多極化が進んでいることを如実に示している。

■豊後水道でM4.4の地震,愛媛県南予で震度4,津波の心配なし
2023.05.19(金)6時56分頃、愛媛県で最大震度4。震源地は豊後水道、震源の深さ約50km、地震の規模マグニチュード4.4推定。津波なし。

■日英、「広島協定」で半導体パートナーシップ,対英投資3兆円も(ブルームバーグ2023.05.18)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-18/RUTTQUT0G1KW01

クリーンエネルギー中心に180億ポンド規模の新たな対英投資を行う/丸紅や住友商が洋上風力、三菱地所などが住宅・オフィス建設に投資/スナク英首相は18日、主要7カ国首脳会議G7広島サミット開幕に先立ち、台湾情勢の不安を念頭にサプライチェーンのレジリエンス向上を目指す日英の「半導体パートナーシップ」を発表した。クリーンエネルギーを中心に180億ポンド(約3兆円)規模の新たな対英投資を日本企業が行う計画も明らかにした。岸田文雄首相との日英首脳会談をこの日の夜に控え、スナク首相は2国間の経済・安全保障・技術協力を強化する「広島協定」の概要を公表した。英紙フィナンシャル・タイムズによれば、日英の半導体パートナーシップには、「野心的な研究・開発R&D協力と技術交流」、それぞれの国内セクターの強化、サプライチェーンのレジリエンス向上が含まれる。

■韓国の口蹄疫10件に拡大 農水省「日本への侵入リスク極めて高い 予防徹底を」
https://www.jacom.or.jp/niku/news/2023/05/230517-66650.php(農業協同組合新聞2023.05.17)
農水省によると、韓国で4年ぶりに確認された口蹄疫は、5月17日までに10件に広がったことが分かった。韓国とは往来が多く、過去の日本の発生前には韓国で発生するケースが続いていることから、農水省は「日本へ侵入するリスクが極めて高い状況が続いている」として、改めて発生予防の徹底を呼びかけている。

■著作物の二次利用容易に 改正法成立、付帯決議でAI懸念(共同通信2023.05.17)
権利者と連絡が取れない映像や音楽などの著作物を二次利用しやすくする改正著作権法が17日、参院本会議で可決、成立した。利用者相談に応じる一元的な窓口組織を設けて手続き負担を軽減。過去の映像作品のデジタル配信や、個人が創作してインターネットで公開しているコンテンツなどの流通を促し、市場活性化につなげる。

■藻類を「燃料・医薬品」に、産学研究プロが本格的に始まる!(日刊工業新聞)
https://twitter.com/newswitch_/status/1658375947916304384(ニュースイッチ2023.05.16)
脂質を多く含む微細な藻類「ナンノクロロプシス」を大量に培養し、抽出した脂質を燃料や食品などとして使おうという産学の研究プロジェクトが、本格的に始動する

■世界トップクラス・JERAが挑む「デジタル発電所」の全容(日刊工業新聞)
https://twitter.com/newswitch_/status/1658376247670628352(ニュースイッチ2023.05.16)
発電所の運営保守業務が需給逼迫や甚大災害の多発、人材不足などさまざまな変化の中で複雑化している。JERAは、こうした課題の解決を目指しデジタル発電所の構築に取り組む

■コロナ薬、副作用の仕組み解明 レムデシビル、改善に期待―東北大など(時事通信2023.05.16)
東北大と九州大などの研究チームは16日、新型コロナウイルスの治療薬として使われる「レムデシビル」が引き起こす心機能への副作用について、その仕組みを解明したと発表した。成果は、副作用の抑制につながると期待される。論文は同日までに、国際科学誌コミュニケーションズ・バイオロジーに掲載された。

■北朝鮮、日本から仮想通貨980億円奪取 世界被害額の3割(日本経済新聞2023.05.15)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC184V60Y3A110C2000000/

北朝鮮がサイバー攻撃で日本の暗号資産(仮想通貨)を標的にしている。北朝鮮系のハッカー集団が2017年以降に日本から奪取した額は7億2100万ドル(約980億円)に上り、世界全体の被害(23億ドル)の3割を占めることが民間企業の分析で分かった。外貨獲得のために他国の仮想通貨を狙い、ミサイル開発の原資にしているとの指摘もある。アジア全体の安全保障上の脅威につながりかねず、国際的な包囲網による対策が急務。

■G7、金融システム強化とサプライチェーンの新枠組み設置で合意(ブルームバーグ2023.05.13)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-13/RUIWX0T0G1KW01

金融システム強化に向けた優先事項検討、規制監督の教訓洗い出し/新たな枠組み「RISE」を年内開始、多様化で中国への依存低減
主要7カ国G7財務相・中央銀行総裁会議は13日、新潟市で3日間の討議を終えて閉幕した。金融セクターを巡る懸念やウクライナに侵攻しているロシアへの非難で一致。低中所得国を巻き込んだサプライチェーン強靱化の新たな枠組みの年内設立でも合意した。共同声明では、銀行セクターの動向を注意深く監視し、金融システムの強靱性維持のために「適切な行動を取る用意がある」と明記。金融システムが「強靱」であることを再確認するとともに、当局は銀行部門における「データ、監督、規制のギャップに対処する」とした。議長を務めた鈴木俊一財務相は終了後の会見で、米国の銀行破綻につながったとされる会員制交流サイトSNSやインターネットバンキングの活用など金融分野を取り巻く環境の変化は、各国共通の課題と指摘。金融安定理事会FSBを中心に、規制監督上の教訓を洗い出し、「金融システムを強化するために優先的に取り組む事項を検討していきたい」と語った。

(要約)
今回のG7は2009年2月以来、14年ぶりにG7以外のパートナー国を招待:インド、ブラジル、インドネシア、コモロ、シンガポール、韓国の6カ国。中国に依存する再生可能エネルギー関連部材(電気自動車EV、太陽光パネル、関連鉱物など)のサプライチェーンを多様化することで合意。 新たな枠組み「RISE(強靭で包摂的なサプライチェーンの強化)」。
ウクライナに440億ドル支援。
暗号資産:ステーブルコインなどの暗号資産。中央銀行デジタル通貨CBDCについては「透明性、法の支配、健全な経済ガバナンス、サイバーセキュリティー、データ保護に基づくべきである」と明記。北朝鮮関連グループによる暗号資産の窃盗事件が相次ぐ中、大陸間弾道ミサイルICBMの発射を可能とする不正な資金確保について、G7で深刻な懸念を共有。ロシアや北朝鮮の資金源を断つため、国際機関「金融活動作業部会」FATFに対し、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金対策の国際基準を強化するための取り組みへの支持を表明。

■アフリカ連合議長「露の侵略は国際法違反」G7サミットで「米中緊張緩和に期待」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230515-OYT1T50266/(読売新聞2023.05.16)

・ロシアのウクライナ侵略で、アフリカでは食糧危機や物価上昇インフレが深刻化「アフリカは可能な限り早く戦争が終わることを願っている」
・アフリカはG7とロシア非難の歩調を合わせながらも、対立の激化は望まない姿勢
・米中対立の激化に懸念「G7サミットでは、アフリカ代表として米中の緊張緩和に役割を果たしたい」
・中国政府を評価する理由「アフリカ各国に対し、内政不干渉の原則を堅持している。アフリカにしばしば干渉する米欧と異なり、アフリカで中国と関係が悪くなった国はない」
欧州各国による植民地支配の歴史が長かったアフリカでは、潜在的に米欧への不信感が根強い。米欧が掲げる人権や民主主義の理念はアフリカで広く受け入れられているが、
順守を求める姿勢が「干渉」と捉えられれば「植民地主義の延長」として反発を招くリスクが高い
・「自由で開かれたインド太平洋」の構想を評価「関係する国すべてに開かれたものでなければならない」

■有事に食料不足 価格統制や増産命令、強制力伴う法整備へ政府検討(朝日新聞2023.05.11)
https://www.asahi.com/articles/ASR5B4RKPR51ULFA00S.html

有事に輸入が止まるなど国内で食料が不足する事態に備え、農林水産省が農産物の増産を農家や民間事業者に命令できる制度をつくる方向で検討を始めた。来年の改正をめざす「食料・農業・農村基本法」に盛り込んだうえで、強制力を伴う新法を整備する方針だ。具体的には、花農家にコメやイモをつくるよう命令したり、限られた食料がまんべんなく消費者に届くよう関係する事業者に指示したりできるようにすることを検討する。価格高騰や買い占めを防止するための価格統制や配給制なども視野に入れる。紛争で海上輸送が止まるような事態のほか、気候変動による世界的な凶作、感染症のパンデミック(世界的大流行)による物流の混乱なども想定。新型コロナウイルス対応のように、有事には首相をトップとする対策本部を設置し、必要な指示・命令ができるようにする案が挙がっている。

■不履行で「世界景気後退」と警告 米財務長官、債務上限巡り(共同通信2023.05.11)

イエレン米財務長官は11日、新潟市で記者会見し、米連邦政府の借入限度額が引き上げられない場合、デフォルト(債務不履行)に陥り「世界的な景気後退の火種になる」と警告した。借入限度額は「債務上限」と呼ばれ、法律によって定められている。早ければ6月1日にデフォルトが起こり得るとし、早急に対応するよう米議会に改めて要請した。

■NATO日本に事務所検討 駐米大使が記者会見(共同通信2023.05.10)

冨田浩司駐米大使は9日、北大西洋条約機構(NATO)が日本に連絡事務所を開設する方向で検討を進めていると明らかにした。ワシントンでの記者会見で語った。NATOはウクライナに侵攻したロシアに近づく中国を警戒し、アジア太平洋地域との連携を強化しており、日本との協力も一層深める狙いがあるとみられる。実際に連絡事務所が開設されれば、中ロが反発しそうだ。冨田氏は開設について「最終的に確認されたとは聞いてない」としながらも「その方向で取り組んでいる」と述べた。

(コメント:以前の報道「NATOが東京に拠点 2024年、サイバーなど協力強化-対中ロにらむ 自衛隊の演習参加検討」「中国、NATOのアジア東方拡大警戒 日本拠点開設報道で」と、つながる話。急ピッチで進められているようです。中露サイドの反発は大きいとの事ですが、「上手に間を取り持つ、交渉の場を設ける」「有能な仲介役」としての、日本への期待と信頼は、大きい様子)

■苦境のアフリカ、欧州へ大移動 スーダンでドミノ倒しも(日本経済新聞2023.05.09)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD0124Z0R00C23A5000000/

食料不安や物価上昇で経済困難に直面するアフリカから欧州への移民が急増している。最短ルートである中央地中海からの不法越境者は前年の4倍に膨らみ、移民の出身国でもコートジボワールやギニアなどが目立って増えてきた。スーダンの軍事衝突が長引き、周辺地域が不安定化すれば、ドミノ倒し的にアフリカからの移動が増大する恐れがある。

■シリア、アラブ連盟復帰(共同通信2023.05.08)

アラブ連盟は7日、エジプトの首都カイロで臨時の加盟国外相会合を開き、反体制派への武力弾圧で2011年に参加資格を停止したシリアの復帰を決議した。連盟報道官が共同通信などに明らかにした。シリア内戦によるアサド政権の国際的な孤立の脱却が進むことになる。決議によると、シリアは7日付で連盟や全関連組織の会議に再び参加できる。シリア危機の解決を目指してサウジアラビアやエジプトなどで閣僚級委員会を立ち上げ、シリア政府と直接対話を続けることも決定した。アラブ連盟のアブルゲイト事務局長は7日の記者会見で、シリア危機の解決には時間がかかると指摘。シリアの連盟復帰は「現実的な決断」で、危機解決に向けアラブ側でシリア政府と関わっていくと強調した。シリア内戦で、アラブの多くの国がアサド政権と断絶。しかし、ロシアとイランを後ろ盾とするアサド政権が内戦で軍事的優位を固めたことで、アラブ諸国はアサド政権との関係再構築を進めていた。

(コメント:シリア復帰に関し米英EUは批判的。米国務省の報道官「シリアがこの時期にアラブ連盟復帰という恩恵を受けるのは適切ではない。シリアのアサド政権が同国で続く内戦終結へ向けて必要な措置をとるかどうか疑わしい。5/7発言」欧米諸国は反体制派への弾圧を続けるアサド政権に対して、経済制裁を実施中。なおサウジとイランは国交正常化を進めており、両国ともに、シリア・アサド政権に対して融和的)

■学校現場のAI利活用、指針策定へ 政府(産経新聞2023.05.08)
https://www.sankei.com/article/20230508-AOWWCKYQ3FOZFBTWMMCDBYT43M/

「チャットGPT」など文章や画像を自動で作り出す生成人工知能AIの利活用について、内閣府など関係省庁で検討する「AI戦略チーム」は8日、2回目の会合を開き、学校現場でのAI利活用のガイドライン(指針)を5月下旬以降に文部科学省で策定し、公表する方針を示した。生成AIには誤情報提供などリスクも指摘されているため、教育現場での利活用には懸念も予想される。政府は慎重に指針策定を進める方針だ。内閣府の担当者「AIには賛否両論あるが、抑制するだけでなく活用できる場面を考えていく」AIによる授業の効率化などにつなげたい考えだ。一方、同日、デジタル庁で開かれた政府のデジタル社会推進会議の幹事会では、生成AIを各省庁の業務で利用することを検討する際、機密情報を扱わない場合でも、AI戦略チームに報告することを求める方針が示された。

■「このままではただの箱になる」…「AI研究」大型事業始動へ、財源めぐり水面下で攻防 https://newswitch.jp/p/36869(日刊工業新聞2023.05.06)

日本の人工知能AI研究の大型プロジェクトが立ち上がろうとしている。自由民主党のプロジェクトチームは、米オープンAIの対話AI「チャットGPT」のような巨大な基盤モデルの研究に対する継続投資を求めた。この提言を受けて水面下では今夏の概算要求に向けた準備が始まっている。ただ霞が関では財源をめぐって担当官が右往左往している。必要とする予算が大きいため抵抗は小さくない。楽観できない状況にある。
提言策定は迅速だった。初回会合は2月3日。3月30日に提言をまとめ、4月10日には岸田文雄首相とサム・アルトマン米オープンAI最高経営責任者CEOとの会談が実現した。アルトマンCEOからは、基盤モデル「GPT-4」の画像解析などの先行機能の提供や機微データの国内保全のため仕組み検討、日本の若手研究者や学生への研修・教育提供などの七つの提案を引き出した。米オープンAIとの連携は政策提言に盛り込まれていた内容だ。巨大な基盤モデルを日本単独で開発するのは容易ではないため、パートナーシップを組んで応用研究と用途開発を進めるべきだと提言していた。これが前倒しで実現する。
次は巨大な基盤モデルの開発能力構築と継続投資になる。提言では諸外国に比して国際的な競争優位を図る規模の取り組みを求めた。具体例として米国政府の26億ドル(約3400億円)と英国政府の9億ポンド(約1450億円)のAI投資が挙げられた。仮に英国と同等以上の規模だと10年間で約1500億円の大型投資になる。
そして日本は信頼性のある自由なデータ流通DFFTを提唱してきた。英国が加盟する環太平洋連携協定TPPなどの枠組みで計算資源やデータを整えられれば、投資の分散化やデータの積み増しも可能になる。同時にDFFTを広げることで、国際的なルール形成に貢献できる。自民党プロジェクトチームの座長を務めた平将明衆議院議員は「基盤モデルは安全保障と経済安全保障の両面で重要な技術。その構築は日本以外の国々も直面する課題」と説明する。基盤モデルへの投資や人材育成、国際ルール形成は並行して進む。研究開発と産業振興、科学技術外交の知見を総動員した政策になるか注目される。

■NATOが東京に拠点 2024年、サイバーなど協力強化-対中ロにらむ 自衛隊の演習参加検討
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR05ETO0V00C23A4000000/(日本経済新聞2023.05.03)

北大西洋条約機構NATOはサイバー防衛などの分野で日本と協力関係を深める。宇宙分野も含む安全保障の新たな協力計画をつくり、2024年中に東京に連絡事務所を開設する。脅威が増す中国とロシアをにらみ、アジア太平洋地域の国々と提携の幅を広げる。

■中国、NATOのアジア「東方拡大」警戒 日本拠点開設報道で(ロイター2023.05.04)
https://jp.reuters.com/article/nato-japan-china-idJPKBN2WV0ND

4日付の日本経済新聞は、日本政府とNATOの各関係者の話として、サイバー防衛などの分野で日本と協力を深め、2024年中に東京に連絡事務所を開設すると報じた。NATOは日本のほか、韓国やオーストラリアをインド太平洋地域のパートナーと位置付けるという。中国外務省の毛寧報道官は定例会見で、アジアは「協力と発展のための有望な土地であり、地政学の戦いの場であってはならない」と指摘。「NATOがアジア太平洋で東方拡大を進め、地域の問題に干渉し、地域の平和と安定の破壊を試み、ブロック対立を推進することについて、地域各国は高度の警戒が求められる」と述べた。日経の報道について、NATO報道官は、日本とは緊密なパートナーシップを築いており、それは深化し続けていると述べた。

■秋篠宮ご夫妻 イギリス チャールズ国王の戴冠式に参列(NHK、2023.05.06)

チャールズ国王の戴冠式は6日午前11時、日本時間の午後7時からロンドンのウェストミンスター寺院で行われ、秋篠宮さまはモーニングスーツ、紀子さまは着物を着用して各国の王族や首脳らとともに参列されました。宮内庁によりますと、戴冠式にはイギリス王室から天皇陛下に招待があり、今回、皇嗣である秋篠宮さまが天皇陛下に代わって紀子さまとともに参列されることになりました。側近によりますと、戴冠式に先立つ5日夕方、ロンドンのバッキンガム宮殿で行われた国王主催のレセプションでは、秋篠宮ご夫妻は、チャールズ国王に直接、祝意を伝え、両陛下から言づかった祝意も伝えられたということです。

■首相、アフリカ歴訪で「法の支配」浸透へ手応え 支援に課題も(産経新聞2023.05.05)
https://www.sankei.com/article/20230505-4VW4ZVFT6BIWZPUSUHVEMZRCZE/

岸田文雄首相は5日、アフリカ4カ国とシンガポールの歴訪を終え、帰国した。各国首脳との会談では、19日から広島市で開幕する先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に向け、覇権主義を強める中国やロシアを念頭に、法の支配に基づく国際秩序を堅持の方針を共有。関係強化に一定の手応えを得た首相だが、多様な課題を抱えるアフリカ諸国への支援の難しさも浮かんだ。「今日本に求められているのは、G7とグローバルサウスの橋渡しを行い、法の支配を貫徹することだ」首相のアフリカ歴訪の最大の狙いは法の支配を重視する理念の浸透だった。米国のバイデン政権は、民主主義を旗印に中露との対抗軸を打ち出す。だが、アフリカには民主主義が成熟していない国も少なくない。欧米によるかつての植民地支配への反発もある。首相は「欧米の論理を振りかざせば、中露の側に押しやってしまうことになる」との持論に基づき、今回の外遊に臨んだ。首相は周囲に「個々の国が直面する課題に耳を傾け、真摯に協力しなければ、(日本の)訴えも賛同を得難い」と語る。

●4-30エジプト(シシ大統領)
・スーダン情勢の鎮静化と民政移管プロセスの再開に向けた緊密連携を確認
・「法の支配」に基づく国際秩序の維持で一致
・円借款による農業支援
●5-01ガーナ(アクフォアド大統領)国連安全保障理事会の非常任理事国
・安全保障理事会改革を含む国連機能強化で連携
・サハラ砂漠南部のサヘル地域などの持続可能な成長促進へ今後3年間で5億ドル(690億円)を支援
●5-03ケニア(ルト大統領)油田パイプライン
・ウクライナ情勢で力による一方的な現状変更は認められないとの認識を共有
・「自由で開かれたインド太平洋FOIP」実現へ港湾などインフラ整備で協力することを確認
・中国の「債務の罠」を念頭に「透明で公正な開発金融の重要性」を確認
●5-04モザンビーク(ニュシ大統領)国連安全保障理事会の非常任理事国
・ロシアによる核の威嚇・使用は受け入れられないとの立場で一致
・「法の支配」に基づく国際秩序の維持・強化や、力による現状変更は認められないとの認識を共有
・治安悪化で中断している液化天然ガスLNG開発事業の早期再開に向けた協力で合意

■ネスレ、仏東部でのミネラルウオーター用採水停止 干ばつの影響で/豪雨による洪水で2人死亡 イタリア北部(AFP、2023.05.05)

■スーダン、死者700人の恐れ 難民86万人、国連が警戒(時事通信2023.05.05)

■IPEF、27日閣僚会合 米開催「重要な節目に」(共同通信2023.05.05)

バイデン米政権は4日、日本など14カ国が参加する新経済圏構想「インド太平洋経済枠組みIPEF」の閣僚会合を、米デトロイトで27日に開催すると正式発表した。昨年5月の発足から1年となり「交渉における重要な節目の会合になる」と強調した。一部分野での先行合意を目指す。米国からは米通商代表部USTRのタイ代表とレモンド商務長官が参加し、閣僚会合後に記者会見を開く。日本は西村康稔経済産業相が出席する見込みだ。IPEFは「貿易」「供給網」「クリーン経済」「公正な経済」の4分野を協議している。米政権によると、27日の会合では、閣僚たちが交渉の進捗状況を確認し、各国の交渉官たちに追加の指示を出す見通しという。

■米債務上限問題、期限まで残された時間わずか-短期措置で乗り切りも(ブルームバーグ2023.05.03)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-03/RU1YRXT0AFB401

バイデン氏がG7サミット出席見送ったとしても交渉時間限られる/大統領と議会指導部の5月9日の会合が当面の焦点(マッカーシー下院議長も出席)/米連邦政府が壊滅的なデフォルト(債務不履行)を回避できるかどうかは、5月中のわずか7日間の動きに左右される可能性がある。ジャンピエール大統領報道官「議会に残された時間がわずかであることを踏まえると、無条件での債務上限の適用停止がデフォルト回避への唯一の現実的な道であることは明らかだ。5月2日発言」

(コメント:ジェトロ2023.02.17「米議会予算局、債務上限対応なければ7~9月に連邦政府は債務不履行の可能性と試算」。4月の歳入が想定より少なかった場合、7月より以前に財務省において対応資金が枯渇する。2023.05.03ブルームバーグ報道>イエレン米財務長官「財務省が連邦債務を上限未満に維持するための特別会計措置を6月1日にも使い切る可能性。5月1日発言」

■《動画メモ》政府が兵器の海外への輸出を検討!?顧客は自衛隊のみ…ジリ貧のニッポンの防衛産業はどこに向かうのか(2023.05.02読売テレビニュース)
https://www.youtube.com/watch?v=HzLKlQD14X8

■国交省に「物流・自動車局」 24年問題、新たな司令塔(2023.05.03共同通信)

国土交通省は10月、トラック運転手の残業規制強化で人手不足が予想される「2024年問題」への対応を強化するため「物流・自動車局」を発足させる。総合政策局の物流政策部門とトラック業界を所管する自動車局を統合。新たな「司令塔」として、法整備や予算確保を進める。トラック業界はネット通販拡大で荷物が増加する一方、低賃金や高齢化で運転手不足が慢性化。運転手の残業上限を年960時間とする規制が24年4月に適用されるため、人手不足に拍車がかかるとの懸念が広がっている。物流・自動車局は、運転手の賃金向上や長時間労働の改善のほか、トラックの電動化、自動化を推進する。

(コメント:創作をしていて世界設定を考案すること数多。「インフラ物流は、どのような状態なのか」が決定的なパターンがほとんど。国力や貧富の格差の有り様は、ほぼインフラ物流が左右。国土強靭化、田園都市構想など、日本政府がインフラ物流に力を入れているのは、これが理由…と考察・納得。まして災害の多いお国柄。紛争や災害などで物流網が脆弱になると、あっという間に飢餓・貧困エリアが増える)

■2億5千万人が深刻な飢餓 過去最多、国連調査(2023.05.03共同通信)

国連食糧農業機関FAOと世界食糧計画WFPなどは3日、紛争や自然災害で深刻な食料不足に陥った人々の数を示す「急性飢餓人口」が、調査対象となった58カ国・地域で2022年に2億5800万人に上ったと発表した。ロシアのウクライナ侵攻による食料価格の上昇も影響し、21年の1億9300万人から大幅に増加、過去最多となった。急性飢餓人口の発生要因のうち最も大きかったのは紛争で、全体の45%に相当する1億1710万人が影響を受けた。次いで経済状況の悪化により8390万人が、自然災害で5680万人がそれぞれ食料危機に直面した。国別ではコンゴ(旧ザイール)が最も多い2640万人で、次いでエチオピアが2360万人。アフガニスタン、ナイジェリア、イエメンと続き、これら上位5カ国で全体の約4割を占める。

■パキスタン外相、12年ぶりインド訪問へ 関係改善を模索(日本経済新聞2023.05.02)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70691230R00C23A5FFJ000/

カシミール地方の領有権を巡り対立を続けるインドとパキスタンに、雪解けの兆しが見え始めた。パキスタンは4~5日にインドで開かれる上海協力機構SCO外相会議にブット外相が出席すると発表した。パキスタン外相の訪印は12年ぶり。核保有国でもある両国の関係改善の動きが広がる可能性がある。「SCOへの参加は、我が国の外交政策の優先順位においてこの地域を重要視していることの表れだ」。

(コメント:最近の国際情勢の動き>インド太平洋戦略に基づいて日本がインドを援助>インドがロシアと上手に物流商売>パキスタンが上海協力機構ルートを通じてインドへ接近、緊張緩和を図る…意味深な変化)

■「もうとどまるのは嫌だ」オレゴンとアイダホで州境紛争勃発...その驚きの原因(2023.05.02)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/05/post-101541_1.php

陸部の住民の多くがアイダホ州への帰属を希望:アメリカ北西部のアイダホ州とオレゴン州の間で、突然の「州境紛争」が勃発した。オレゴン州の東側、つまり内陸部の住民の多くがアイダホ州への帰属を希望し始め、これを受けてアイダホ州側がこの地域を編入する「大アイダホ構想」をぶち上げたのだ。具体的には3つの理由がある。1つは、銃規制の厳しいオレゴン州法から離脱したいこと。2つ目はマリフアナ解禁への反発。3つ目はホームレス保護法への反対で、いずれもその根本にはイデオロギー対立がある。

ウィキペディア>アイダホ州の愛称は「宝石の州」であり、ほとんどあらゆる種類の宝石が州内で見つかっている。ルイストンで3つの弾薬とその部品を製造する工場を運営するATKコーポレーションがある。2つの工場はスポーツ用であり、1つは防衛産業用となっている。ルイス・クラーク・バレーには別に独立した弾薬部品工場とチップマンク・ライフル工場がある。世界に6つある溶接アルミ・ジェットボート(急流用)製造工場のうち4つがルイストン・クラークストン・バレーにある。アイダホ州で最大の産業分野は科学技術産業である。州の収入の25%以上、輸出額の70%以上を生産している。ハイテク製品を推進力に工業経済が成長している。


惑星メモ
◎2023/03/07:土⇒双魚in*オカルト問題の決算

(宗教問題~某統一、某証人へ問いただし・手入れ拡大。新しくできた法の網で捕捉が進む。オカルト関連は炎上し始めているが、中の人はまだ気づいていない模様。従来の抗議活動を繰り返している)

>アレフに初の再発防止処分 施設使用、布施を半年禁止(共同通信2023.03.13)
>「休眠宗教法人」解散を迅速化 文化庁(産経新聞2023.04.05)

●2023/03/24:冥⇒宝瓶in*動揺の波的な何か

(グローバル金融システムの動揺が止まらず。「安全の面」と「破局の面」を、極端な振り子のように揺れつづけている。ゴリゴリ経済力が削られる、良くない兆候。惑星の動きを信じるとしたら、底を打つ、あるいは大恐慌の様相を見せるのは2023年6月ごろか?そこから長い長い衰退期が続きそう。2030年まで大変かも知れない。その後は分からない。データ不足が大きくて見通しがつかない)

>米中小銀行、預金15兆円流出 週間、SVB破綻で(共同通信2023.03.25)
>中東情勢の大きな動揺が始まった。国際関係、金融関係
>イスラエル政権窮地,司法改革に世論反発,パレスチナに極右閣僚暴言(毎日新聞2023.03.27)
(コメント:分かりやすい)https://twitter.com/Ml0TEYamodioEne/status/1640317310912315392
イスラエルの連立6つの極右政党問題は日本国内複数の財団研究所、他世界各国の機関や研究所、メディアも警戒していて連立が成立した去年から既に全世界主要国でイスラエルの暴挙抑え込みに協力してる。中米サウジ日ですら協力してるレベル/親イスラエルのエジプトやヨルダンも

※サウジアラビア・イラン国交正常化、イスラエルのネタニヤフ政権に逆風(ジェトロ2023.03.22)
※サウジ、イラン核開発容認 中国仲介、5項目合意(共同通信2023.03.27)
※サウジアラビアが上海協力機構への参加を閣議承認(ジェトロ2023.03.31)

●2023/06/11:冥⇒磨羯in*地に足つけ見直し

(5月~6月は、「安定」が何処にあるのか必死で探し回る状況…と推測してみる。いったん混乱が始まると、長引く傾向がある様子。広島サミット2023.05.19~2023.05.21で何が話し合われるか、要注目と思われる)

>債務上限問題、米国デフォルトXデーが近づく(2023年5月時点の予測では、X=6月1日とされる)米国政府債務31兆4000億ドル法定上限に到達

●2024/01/21:冥⇒宝瓶in*流通の渦巻き?供給網?
●2024/09/02:冥⇒磨羯in*地場連携っぽい
●2024/11/20:冥⇒宝瓶in*~2043年まで
◎2025/03/30:海⇒白羊in*災害?ゆるふわ系は微妙、エネルギー・ガテン系が来そう
◎2025/10/22:海⇒双魚in*戦火、極東有事、第3WWなどの心配
○2026/04/26:天⇒双児in*通信技術の世代交代?
◎2026/05/23:海⇒白羊in*~2039年まで
○2032/08/04:天⇒巨蟹in*新型コロナ・流行病の関連の発明か何か
○2032/12/12:天⇒双児in*バイオ、宇宙、核融合など新技術、新発見、変革