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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

twitter覚書:風評爆弾

「加藤AZUKI@ぶつ森最優先の人生」さまの連続ツイートが、パニック心理を考える上で興味深いのでメモ

https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323721721335123968
つか、少なくとも日本で怖いのは、「風評爆弾」のほうだよ(・ω・) 【拡大解釈】と【最悪の事態】の合わせ技を、【発言力と波及能力】が高い人が、【決定事項】であるかのように広めてしまい、大多数の門外漢は「有名人の断言」を「結論」と思ってしまう、というアレ。
https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323721962666999808
そんで、この「風評爆弾」は日本国内では連鎖的に反応を拡大するし、それを防止したり効果を打ち消したりするのが、長期間に亘って困難な状態が続く。なまじ「自分は真実に目覚めた」系の人は、追加情報を受け取らないからなー。
https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323722401722560512
ちうわけで、 https://mobile.twitter.com/fujinamicocoro/status/322854001727139841は「核爆弾(原理としての核分裂や装置としての核爆弾)に早変わり」とかいうから非難されてるわけで、「もし万が一精密攻撃が成功した場合に復旧が困難になれば、風評被害が大発生」って言えば正確になると思うw
https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323723532406226944
2011年の原発事故で得られた(日本以外の核保有国かつ潜在的に核攻撃の意志がある国にとっての)教訓は、「直接の破壊よりも、復旧のために大がかりな経済的・物流・信用の負担を強いることが可能」「それは相手国内部で増幅可能」ということがまずひとつ。
https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323723902461280256
あと、「そうした攻撃を受けた側が、復旧するまでにどの程度の技術・費用を要するか」というのが今まさに注視されている重要事項かもしれんな。それと、「誰が自国の核攻撃に対して都合のいい発言をする【味方】に転向するか」というのも虎視眈々とみているかもしれない。
https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323724177884454912
なので、一連の原発事故の後にパニックと化した思考を凍結させたまま、「考えない正義」に走ってしまった人達のうち、特にハブになっていた人達については、「将来、同様の状況を人為的に作り出そう」と思った国の戦略上、有効なコマとして役立てられるだろうなー。
https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323724315352784896
戦争になっても、相手国側の正義の代弁者として重用されることになるので、日本が万が一そういう国と戦争になっても、その人達は助かるよヽ(´∇`)ノ
https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323725488776433664
時々、「ソースは明かせないけど、自分は重要な情報をリークされやすい立場におり、真実を伝えるのが使命」とか思い込んでる人がいるやん?著名人の身内や側近だったり、或いは自分が著名だから匿名情報を貰いやすいとか、自分宛に助言をしてくれる人がいる、とかさ。
https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323725764736454656
まあ、きっことか、上杉隆とか、ドラえもんとか、挙げたらキリないんだけども。そういう人に「貴方だけに教えます」とか「ここだけの話ですが」とか耳打ちして、またそれをありがたがって「誰も知らない真実を知ってる!」みたいに信仰しちゃう人が二次的にこれを広める、みたいな。
https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323726062985039872
無意識の第五列に自分が加担していることを、「思考凍結した正義漢」は気付けないからな。これは特に誰を指してということでなく、誰でもそうなり得る。「自分はいいことをしているのだから」とリミッターをいつの間にか外してることに気付けたら要注意(・ω・)
https://mobile.twitter.com/azukiglg/status/323726639840251904
ベトナム戦争の頃の反戦運動なんかもそうだけど「相手国の正義や事情」「相手国のやむにやまれぬ事情を、自国が未然に防いだり救済したりできなかった責任を、自国が負うべき」「相手国の犠牲を最小にしてやらなければいけない」みたいなことを言い出すのは、だいたいが「何も失わないポジション」の人
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イギリスの知られざる戦略「国際防衛関与戦略」とは?

イギリスの知られざる戦略「国際防衛関与戦略」とは?
URL〔http://thepage.jp/detail/20160129-00000011-wordleaf〕

冷戦後、自衛隊は海外でも活動するようになりました。国連平和維持活動(PKO)や海賊対処はその典型です。しかし、日本には、自衛隊の海外活動のあり方を分野横断的に整理した戦略が未だにありません。一方、英国には、外交・経済・軍事など複数の分野を踏まえて作られた、「国際防衛関与戦略」(以下、関与戦略)があります。関与戦略の柱になっているのが、防衛分野の人材や装備品などを外交の観点からも活用する「防衛外交」という考え方です。関与戦略には、途上国の軍隊を支援する「能力構築」や、産業振興の観点も踏まえた「武器輸出」などの取り組みも含まれています。「安全保障」「繁栄」「自由」を国益に掲げる英国は、諸外国に関与することで危機の発生を予防し、自国の安全保障と、経済活動に必要な地域の安定を確保しようとしています。

防衛外交:防衛分野の人材等を外交面でも活用する

英国は、防衛分野の人材、ノウハウ、装備品などを外交の観点からも活用しています。これが、「防衛外交」(defence diplomacy)と呼ばれる考え方です。防衛外交は、2013年に英国防省が打ち出した『国際防衛関与戦略』(International Defence Engagement Strategy)の柱として位置付けられています。防衛外交に該当する活動としては、諸外国の軍隊との人的交流、国内外で行う他国軍に対する教育や訓練、情報交換や調整業務を行う連絡官の他国への派遣などがあります。例えば、英海軍は海上自衛隊に連絡官を派遣しています。連絡官を派遣することで、日英の防衛実務者同士が日常的に情報を交換できるようになり、日英関係を補完することになります。

能力構築:地域の安定に寄与しつつ、影響力を保つ

「繁栄」を国益の一つに掲げている英国は、その基礎となる地域の安定に寄与するために、諸外国の軍関係者などに対して英国の国内外で教育や訓練を行っています。その中でも、途上国の軍人の技能や軍隊の能力などを高めようとする取り組みは、「能力構築」(capacity building)と呼ばれています。例えば、英国は、イスラム過激派組織の脅威に対応するために、ナイジェリアへ軍事顧問団を派遣し、ナイジェリア軍に対して訓練を行っています。ちなみに、英国防省の文書でも触れられているように、英国は教育や訓練を通じて国造りに関与することで、相手国における英国の影響力を維持しようとしています。何故なら、英国の『国家安全保障戦略』の中でも言及されているとおり、英国は影響力こそ国力の源泉だと考えているからです。

武器輸出:経済・外交両面からも促進する

10万人の雇用を抱える航空宇宙産業が主要産業となっている英国は、戦闘機などの装備品や関連する防衛技術を、経済・外交両面においても活用しています。英国政府は、主力産業の一翼を担う戦闘機などの装備品の輸出を促進するために、世界最大級となる武器の展示会の開催を支援しています。また、相手国との関係を強化しつつ、自国にない技術を取り入れ、より良い装備品を開発するために、防衛技術に関する協力も諸外国と行っています。例えば、英国は日本と新型ミサイルの共同研究を行っています。装備品や防衛技術に関する協力を進めることで、日英間には防衛当局者が集まる定期協議の場などが設置され、従来なかった結びつきが生まれています。こうした新たな繋がりが、日英関係をより深いものにしています。

対外政策に軍の有用性を活かす英国

英国は、防衛分野の人材などを外交の観点からも活用する「防衛外交」という考え方を柱とした、分野横断的な『国際防衛関与戦略』をつくり、能力構築や武器輸出を通じて諸外国に関与することで、国益を確保しようとしています。一方、初めて自衛隊を海外での任務に派遣してから四半世紀が経つ日本には、自衛隊の海外活動に関する展望を、複合的観点から示した戦略はありません。確かに、防衛省には、諸外国の防衛当局との交流のあり方について示した「基本方針」はあります。しかし、それは、政府全体ではなく、防衛省としての一体性と整合性を確保しようとしたものに過ぎません。冷戦終結から25年。中国の海洋進出や北朝鮮の核開発など、日本を取り巻く安全保障環境は大きく変わりました。今後は、英国のように、防衛分野の人材などがもつ有用性に着目し、外交や経済など様々な観点から自衛隊の活用方法を考えてみると、日本の外交・安全保障政策にも幅と深みが出るのかも知れません。

(廣瀬泰輔/国会議員秘書)
廣瀬泰輔(ひろせ・たいすけ)。元米戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員。日本財団国際フェローシップ(2期)。EU短期招聘訪問プログラム(EUVP、2015年派遣)。防衛大学校卒。松下政経塾卒。予備自衛官。

読書ノート:資源調達

◆『枯渇性資源の安定調達戦略』/上原修・著(日刊工業新聞社2011.2.25)

まず、資源の定義。

経済学では、人間にとって有益なものは全て資源と呼ぶ。中でも天然資源に関しては、再生可能資源(Renewable)と再生不能資源(Non-Renewable)と区別される。
>再生可能資源=一部分を消費しても一定の期間を得れば量が元に戻るもの(森林・水産資源などの生物資源)
>再生不能資源=一度消費すると元には戻らないもの(金属・エネルギー資源などの鉱物資源)
再生不能資源は、かつて、有限ないし枯渇性資源と呼ばれた。(p.9より)

分類表も付けてありまして、大雑把に言うと現代版の分類は以下のような感じ:

▼枯渇性資源(p.12より)
エネルギー資源・・・(化石燃料・放射性物質・バイオマス)
鉱物資源・・・(金属鉱物・非金属鉱物・希少金属)
生物資源・・・(森林・食料)
水資源・・・(農業用水・工業用水・生活用水)

エネルギー資源に注目すると、9割が化石燃料で、核燃料&水力が1割、薪など非商業が1割。

つまり、「化石燃料の重要性は絶対にゆるがないッ!」という事で、世界中が石油・石炭争奪戦に明け暮れている、これが現実…(石油枯渇が心配…新しい電力発生テクノロジーを早く開発しないと…汗)。

中小国になればなるほど、ローテクでも安定したエネルギーを生産できる化石燃料に依存。

先進国になればなるほど、原発技術が安定し核燃料への依存が増える傾向…(放射能災害は…?^^;)。

…エネルギー資源については、各国で互いに議論したり横槍を突っ込んだり、四苦八苦しながらも、全体としては需給バランスを取ろうとしているのが、うかがえる訳です。中小国の立場としては、先進国が石油を買い占めるような事態を、何よりも恐れている状態…

※この点から見て、日本が急に「原発停止して石油依存を高める」という宣言をすることは、国家危機に等しい危機感を持って、中小国に受け止められる可能性がある(らしい)と考察。菅首相は、5.6の浜岡原発停止の要請で、各方面にあらかじめお話をしてなかったそうですし、代替エネルギーなどの対策も無いみたいですし、将来が心配…(汗)

次に、話題の水資源。

人口増に比例するように、水の需要が急増(ついでに食糧価格も上昇)。

統計を取って予測するところによると、1995年-2025年にかけて35%の伸びが予想されるとの事。特に新興国での伸びが激しく、この部分だけで50%-70%上昇する見込み。

ゆえに、水道技術の進化は、急速に必要になるものの一つ。漏水などの無駄を極力押さえた、高度な水道システムが必要と言う事…(水道ネットワークは、平均20-40%程度の漏水率を見込んで設計されているのが実情)。

ここは日本の得意分野かな…と、思います(=テクノロジーの努力で、日本の水道の漏水率は3%ラインまで下がっています。メンテナンスやアフターケアもお金は掛かりますが、結構、丁寧ですし…)

ちなみに地球の中では、海水が97.5%、淡水が2.5%。

2.5%の淡水をさらに小分けして、氷河などで69.8%、地下水で29.9%、湖&河川で0.3%。

人類が利用しているのは、すぐに利用できる湖&河川の0.3%の部分に過ぎないそうで…

さて、この本は、資源調達ビジネスの調査分析にかなりのページ数を割いてました。資源調達部門の役割は今後、ますます重要になっていくだろう、それゆえに、企業社会としても国民社会としても、今までは地味だった「購買・調達部門」に多くの関心を注がねばならない、という意見が書かれてありました。

購買・調達部門の役割は、1.製品価値の向上、2.供給基盤の強化、3.原料・資源の安定供給、4.開発効率アップ。その役割には、「環境、財務、社会、リスク管理、事業継続計画」という責任が伴っているという事です。購買、資材管理、調達、仕入れ業務は、企業の中では目立たない黒子ですが、企業の社会的責任という観点から、ちゃんと関心を持った方が良い、という風。

日本の購買・調達部門の特徴は、「資材・部品部門」と、「資源・原料部門」とに分かれているという点で、これは、第二次世界大戦の頃の富国強兵政策に始原があるという事です。

その後、「資材・部品部門」は、品質・コスト・納期の中で、粛々と業務をこなしてゆくようになりますが、「資源・原料部門」は海外に飛び出し、不安定感を増してゆく世界情勢の中で、供給停止という事態を恐れつつ、新たな鉱山の開発などに乗り出すようになってゆく…という二極化プロセスを辿っているそうで。

「資源や原材料の調達」という分野では、中国の進出・消費が著しいこと、資源枯渇や採掘の困難化などで閉山に至るエリアが増えていること…などの点から、原産国の寡占化が起きているという状況があり…(特定の資源の供給が、特定の国に集中するという意味)。例えば原油の中東依存がより高まったりとか、レアメタルの中国依存がより高まったりとか。

中長期的な観点では、中国の生産・消費傾向の如何によって、日本の資源調達戦略もさまざまに異なる対応を迫られる…という事で、中国の振舞いの継続的な注視は、絶対的に必要と言う事でした(特にレアメタルの分野とか)。

また、中国の資源戦略は国家レベルで進めているのですが、日本の資源戦略は民間の横断的な協力に留まるのみで、対応不足、力不足という感は否めないとの事(でも、日本には日本ならではの強みはあるので、それをちゃんと分析して、整備強化することが望ましいらしい)。

…この辺は、日本の宿題ではありますね…なかなかムツカシイです…

※資源ジャンルの学問、実務、操業、維持管理の出来る人材の育成が急がれるとのこと。ついでに地政学ジャンル、環境ジャンルの知識もあると望ましいらしい(=現地の住民や環境に重い負荷をかけないような、スムーズな資源調達を思案するという点で)…

日本の産業界の課題(宿題)については、この本では八項目を挙げており(p.137より);

  • 商社依存(=総合商社にはグローバル的な価値があるそうです)
  • 投資開発
  • 都市鉱山への投資
  • 技術でカバー
  • 再生可能エネルギーへの投資
  • 鉱山技師の教育
  • 資源開発インフラの整備技師養成
  • 自給自足…自分の足で歩いて自分で見つけて収得する

…危機感を持って生産現場の声を「見える化」して現場感覚を共有する…だけでも、かなり違うそうです…

資源の調達(特に枯渇性資源の調達)と言う分野では、複雑怪奇な人間模様や政治模様が渦を巻いているところで、それにますます激変する地球環境が関わってくるだけに、「100%の正解」という代物は無いそうで。

ことに、こういう資源調達のジャンルでは、「グレーゾーンの境界」を適切に認知し、予期せぬリスクで致命傷に近いダメージを受けても、持ちこたえられるレベルで切り抜ける…という力の方が、いっそう重要になってくる…という風に理解しました…

いろいろ書いて、散漫な印象になりましたが…こんな感じで読書したのでありました。