メモ:韓国哨戒艦沈没事件
今日の夜のNHKニュースのトップで、韓国の哨戒艦の沈没事件について様々な内容が扱われていて、いきなりの物騒な画面でビックリしました(北朝鮮による抗議TV番組まで、ニュース資料として添付されていた)。
- 韓国哨戒艦沈没事件(外務省)
- http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/shokaitei_10/index.html
平成22年3月26日,韓国海軍哨戒艦「天安(チョナン)」号が黄海・白翎(ペンニョン)島の近海で沈没し,乗組員104名のうち46名(6名の行方不明者含む)が犠牲となりました。5月20日,米国,英国,オーストラリア,スウェーデンの専門家を含む軍民合同調査団は,その調査結果報告において,「天安」号は北朝鮮製魚雷による外部水中爆発によって沈没し,この魚雷は北朝鮮の小型潜水艇から発射されたものであると結論付けました。これを受け,同月24日,韓国の李明博大統領は演説を行い,北朝鮮に謝罪及び事件関係者の即時処罰を要求するとともに,北朝鮮の責任を問うべく断固とした措置をとること,また事件を国連安保理に付託することなどを宣言しました。我が国政府は,調査結果が発表された5月20日に,韓国を強く支持するとともに北朝鮮を強く非難する総理大臣コメントを発表し,同月28日には対北朝鮮追加措置(注)の実施を発表しました。
国際社会においては,6月26日のG8ムスコカ・サミットで発表されたG8首脳宣言に,北朝鮮に責任があると結論づけた調査に言及する文脈で,「天安の沈没につながった攻撃を非難する」旨が盛り込まれました。さらに,国連安保理は,7月9日,天安号の沈没は北朝鮮に責任があるとの結論を出した,韓国が主導し,5か国が参加した軍民合同調査団の調査結果に鑑み,安保理は深い懸念を表明する」,「安保理は,天安号の沈没をもたらした攻撃を非難する」旨が盛り込まれた議長声明を発表しました。
(注)1)北朝鮮を仕向地とする支払手段などの携帯輸出について,届出を要する下限額を30万円超から10万円超に引き下げること,2)北朝鮮に住所などを有する自然人などに対する支払について報告を要する下限額を1,000万円超から300万円超に引き下げること,3)措置の執行に当たり,第三国を経由する迂回輸出入などを防ぐため,関係省庁間の連携を一層緊密にし,更に厳格に対応していくことを内容とする。1)及び2)については,2009年4月10日,北朝鮮のミサイル発射を受けて発表された措置を厳格化したもの。
- 石破茂氏の2010.5.21ブログ記事より
- http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-ad3b.html
韓国哨戒艦沈没事件については、とにかく謎が多すぎて軽々な論評は差し控えなくてはなりません。
韓国の発表は「魚雷」が北朝鮮製であることは断定したものの、北朝鮮が実行したとは断定していません(北朝鮮の小型潜水艇から発射されたとしか説明できない)。
朝鮮戦争は未だ休戦状態であって終結してはいませんし、自衛権行使を巡っても相当に複雑な法的状態にあります。
ただ、これは決して偶発的なものではなく、北朝鮮の明確な意志に基づくものに違いありません。
何を利益として得ようとしているかを見定めなくてはなりませんし、それを与えないためには相当に強固な覚悟と能力を有していなければなりません。
北の狙いはあくまで「体制の維持」と「北主導による朝鮮半島の統一」なのであり、「制裁の強化」だけ言っていても、事態の決定的な解決は見られません。
韓国も中国も、北の暴発を恐れているのであり、たとえそうなったとしてもその被害を極小化する手立てにつき、意思の一致をみなくてはならないのです。
こんな時、日本の情報力不足が残念でなりません。
力の弱い兎が長い耳を持つように、専守防衛を掲げ、その能力すら充分ではない日本は、正に情報力において優らなければならないのですが、我々が政権にあったとき、インテリジェンス強化のための構想を纏めるところまではいきながら、実現をみるまでには至らなかった責任を感じます。
…インターネットのニュースに、分かりやすい日程表があったので保存。
【5月】
- 21日 クリントン米国務長官が来日
- 24日 韓国の李明博大統領、「対国民談話」発表
米中戦略・経済対話(北京、~25日) - 26日 クリントン国務長官が訪韓
- 29日 日中韓首脳会談(韓国・済州島、~30日)
- 30日 中国の温家宝首相が来日(~6月1日)
【6月】
- 2日 韓国統一地方選
- 7日 北朝鮮の最高人民会議(国会に相当、平壌)
【7月】
- 22日 米韓外務・国防閣僚協議(2プラス2、ソウル)
(ソウル時事)・・・・・・李明博(イ・ミョンバク)、済州(チェジュ)、平壌(ピョンヤン)
うまく説明できないけれども、…ものすごく変な日程だと感じております。
物語制作(=伏線の仕込み、シナリオ演出etc=)からの類推に過ぎませんが、いつでも、タイムラインというのは、「見えないけれど重要な事象展開の軸」になってる訳で、これは、現実の世界にも適用できるのでは無かろうか…(汗)
このスケジュール…陰謀論的な組織か何かが、何か変な事を企んでないでしょうか…orz
陰謀論的な組織…まさか、なんちゃってフリーメーソンとか(大汗)
…実は、「無意識の予知だったのではないか?」と真剣に考えている夢があります。
- [丸山さまのFriendFeed記事-2009.11.23]
- 目覚める前、しつこく同じ夢を見ていた。米海軍の展示用の軍艦が沈没する夢だ。沈む直前オバマがそこを訪れていた。沈んだ後に艦長室から何か重要資料が持ち出されたらしい。その場所は戒厳令がごとき警戒であった。何者かが故意に沈めたようである。それは人の少ない悄然とした場所であった。欧州かまたはアジアであろう。
…6月は、随分きな臭くなりそうな感じです…orz
いろいろと不安を覚える事象が多かったので、とりあえず不定期ですが、エントリしてみました。