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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

2023年2月末の時事情勢~印度太平洋圏ブースト

【リチウム鉱床~水戦争に加えて、資源争奪戦の激化リスク】

■インド初 リチウム鉱床が発見される(msn、2023.02.14)

インド地質調査所は、(2月9日)同国北部ジャンムー・カシミール連邦直轄領のリーシー地区で、国内初となるリチウム鉱床が発見されたと発表した。埋蔵量は590万トンだという。リチウムは電気自動車のバッテリーに不可欠な素材で、これまでインドはオーストラリアとアルゼンチンからの輸入に頼ってきた。そんなインドにとって今回の発見は非常に重要なものとなった。2月10日に撮影された映像では関係者たちがリチウム鉱石を手にしている。なお、インド政府は2030年までに乗用車新車販売の3割を電気自動車化する目標を掲げている。

■イランで世界最大級のリチウム鉱床を発見か(みんかぶ2023.03.03)

報道によると、イランで世界最大級のリチウム鉱床が発見された。イラン当局者の推計によれば850万トンのリチウムが含まれている可能性がある。リチウムの推定埋蔵量はチリが930万トンで世界最大、これに継ぐのはオーストラリアの380万トンだった。電気自動車の生産が拡大していく見通しであることから、バッテリーを中心にリチウム需要は急拡大する傾向にある。

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【国内の時事情勢】

公金と国防の情勢変化が大きい(日本政府vsナンチャラ勢力の「日本城」争奪戦)

某法人関連・某教会・某証人等、宗教団体にメス、ナンチャラ勢力を全力パージ(歴史的事件、米国のレッド・パージ赤狩りどころの規模では無い)

県警の縄張りを超えた逮捕など、全国規模での連携。公安が全力ムーブ

九州を中心に企業誘致、軍事インフラとなる基地設備・物流インフラの整備

インド太平洋戦略に物流・軍備を投入。佐賀へのオスプレイ配備、馬毛島の自衛隊施設を整備など、台湾有事の可能性も見据えた動き

■海難事故での検視や遺体の安置、長崎大と海保が協力…知床事故受け協定締結
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230228-OYT1T50096/(読売新聞2023.02.28)

北海道・知床半島沖で昨年4月、観光船が沈没し、20人が死亡、6人が行方不明となった事故を受け、長崎大(長崎市)と第7管区海上保安本部(北九州市)は27日、海上保安官が行う検視や身元調査に同大が協力する協定を交わした。同様の協定は全国初という。
協定では、長崎県近海で複数の死者が同時に発生した海難事故の際、同大が検視や遺体の安置・保管に必要な施設・設備を提供するほか、検案する医師を派遣することなどが盛り込まれた。手続きを簡素化し、環境の整った同大に搬送して迅速な対応を目指す。
長崎大で行われた締結式で、同保安本部の島谷邦博本部長は「遺体を早期にご遺族にお返しすることで、遺族の心の負担の軽減となり意義のある協定になるのではないか」と話した。同大は「南海トラフ地震などでの対応も可能になると考えられる」とし、若手医師らを集め、経験を積ませることも検討している。

(コメント)

この記事から、特に強調(太字)部分から何を読み取れるかで、インド太平洋戦略・台湾有事への戦略など「岸田政権が何をやっているか」が見えてくるようになる。総理がトマホークの調達数を「明言できる状況」というのが、どれだけ凄まじい事実であり、国防ステータスの変化であるのか、分かる人は分かると思われる。

■トマホーク購入「400発を予定」 岸田首相明言、単価は伏せる―衆院予算委(時事通信2023.02.27)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023022700942&g=pol

岸田文雄首相は27日の衆院予算委員会で、政府が反撃能力(敵基地攻撃能力)として使用を想定する米国製巡航ミサイル「トマホーク」の購入数について「400発を予定している」と明言した。政府はこれまで調達規模を明らかにしていなかった。ただ、トマホークの単価については「内容を控える」と述べるにとどめた。立憲民主党の後藤祐一氏への答弁。トマホークは最新型とする方向で、射程は約1600キロ。政府は2026~27年度に配備する考えだ。これを含め、相手の射程圏外から攻撃する「スタンド・オフ・ミサイル」に関し、浜田靖一防衛相は「配備位置について今後検討を進める」と説明した。

(コメント)トマホーク以外にも国産のミサイル「12式地対艦誘導弾」の改良型なども取得する方針。本命のミサイルは12式地対艦誘導弾能力向上型と島嶼防衛用高速滑空弾能力向上型

続報あり。

■原発・離島防衛に国産迎撃ミサイル 全国14部隊に導入へ(日本経済新聞2023.03.04)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2844P0Y2A221C2000000/

防衛省は弾道ミサイルや極超音速滑空兵器(HGV)による攻撃に対抗できる国産の迎撃弾を2027年度までに新たに導入する。全国に14の地上部隊を配備し、原子力発電所などの重要インフラや南西諸島の拠点の防衛に役立てる。運用中の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を補完するため23年度から新迎撃弾の試作に入る。陸上自衛隊向けに三菱電機などが製造し、巡航ミサイルや航空機に対処する「03式中距離地対空誘導弾(中SAM)」を改良していく方針。

佐賀オスプレイ配備の合意が成立した事は、驚きの成果のひとつ。

■オスプレイ配備、佐賀市長が容認 防衛省、空港周辺の用地取得へ(時事通信2023.02.27)
https://sp.m.jiji.com/article/show/2901324

陸上自衛隊の輸送機オスプレイの佐賀空港(佐賀市)配備計画を巡り、同市の坂井英隆市長は27日、市役所で記者会見し、容認する考えを表明した。これに先立ち、井野俊郎防衛副大臣と市役所で会談して伝えた。佐賀県は既に受け入れを表明している。防衛省は今後、配備に必要な用地取得を進める。
防衛省の計画では、空港西側の土地(約33ヘクタール)に駐屯地を新たに建設し、オスプレイ17機などを駐機させる。坂井市長は会見で「市民の安全と国防の重要性という二つの視点で検討を重ね、受け入れはやむを得ないと判断した」と説明した。
防衛省は2014年にオスプレイ配備を県と市などに要請し、県は18年に受け入れを決定。佐賀空港の自衛隊との共用を否定した県と地元漁協の覚書が昨年11月、共用を認める内容に見直された。これを受け、同省が地元への説明を続けていた。
現在、オスプレイは陸自木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備されている。防衛省は南西諸島防衛強化のため、離島防衛の専門部隊「水陸機動団」(長崎県佐世保市)との一体運用を計画しており、地理的に近い佐賀空港への配備を目指している。

いわゆる「ナンチャラ・サイド」は某国サイドの要請でも受けたのか、緊急的な反対運動キャンペーンをかけた模様。佐賀へのオスプレイ配備に対する否定的な反応。

■「分断を生む」反対住民ら抗議 佐賀市長、オスプレイ配備計画受け入れ表明で
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/996456(佐賀新聞2023.02.27)
「地権者全体の同意もないままでは、地権者の中に分断を生む」。井野俊郎防衛副大臣の来訪前には、懸念や不安を抱く市民らが27日早朝から、佐賀市役所や市役所前に集まった。市長宛ての要望書の提出や反対行動をした。配備計画に反対する市民団体「オスプレイ配備反対県連絡会」や有志の住民ら約30人は、市役所西側で抗議活動を行った。「オスプレイ反対」「戦争させない」と書いた横断幕やプラカードを持ち、住民への説明不足などを訴えた。配備計画を心配する市民有志9人は、坂井英隆市長宛てに「十分に市民の意見を聴く場を設けることなく、市として検証を行うことなく計画の諾否を示すことは住民軽視」とした文書を提出した。

■弾薬庫10年で130棟整備へ 自衛隊の戦闘継続能力を強化(共同通信2023.03.02)

浜田靖一防衛相は2日の参院予算委員会で、自衛隊の戦闘継続能力(継戦能力)強化のため、10年間で全国に弾薬庫を約130棟整備すると明らかにした。岸田文雄首相は弾薬庫整備を巡り「関係法令に基づいて周辺施設と十分な距離を確保するなど安全面に配慮する」と述べ、安全確保に万全を期すと強調した。政府は2023年度、青森、大分両県の自衛隊施設内に計4棟の弾薬庫の新設に着手する。予算委で浜田氏は「27年度までに約70棟、10年後までに約60棟の整備を目標としている」とした。質問した共産党の小池晃氏は「弾薬庫は真っ先に他国の攻撃対象になる」と批判した。

九州エリアの物流が急速に整備されている。大容量・高速の輸送ネットワークは、第一級の兵站ルートとしても活用可能。台湾有事の可能性も見据えての動きと推測。

■旬の魚、新幹線で大量輸送 JR九州と鹿児島県が実験(産経新聞2023.02.21)
https://www.sankei.com/article/20230221-DEO65X5ZCFP5JPKLXZPPHIJMF4/

JR九州と鹿児島県は21日、九州新幹線の鹿児島中央―博多間で客室を使い、カツオなど旬の鮮魚を大量に輸送する実証実験を行った。JR九州は新型コロナウイルス禍で落ち込んだ新幹線の乗客数が回復しておらず、新たな収益源の確保へ課題を探る。

さらに空輸方面でも、軍事的・緊急事態に対応可能な、高度な整備を推進。

■北九州空港の滑走路、23年度に延伸着工へ 国交省が設計費計上方針
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1059469/(2023.02.27西日本新聞)

国土交通省は、北九州空港(北九州市、福岡県苅田町)の滑走路延伸を2023年度から事業化する方針を固めた。複数の政府、与党関係者が明らかにした。国交省は20年度から実施中の環境影響評価(アセスメント)を23年度内に完了できると判断。アセス後、速やかな着工を想定し、23年度当初予算に設計関連費を計上する見込み。事業期間は27年度までの計画で、早ければ同年度内にも供用を始めることを視野に入れる。滑走路を延伸すれば、欧州や北米との長距離飛行が可能な大型貨物輸送機の運航が可能となり、日本有数の物流拠点空港の実現へ大きく前進する。国交省は、滑走路を現在の2500メートルから3千メートルに延伸する事業費を約130億円と想定。3月に開かれる有識者らによる新規事業採択時評価で認められれば、同月末にも新年度の予算額が決定する。

(コメント:国内のナンチャラ・サイドを締め上げて、ここまで盤面を持って来た=日本政府サイド、おそらく完全勝利に近い。あとは、なおもゴチャゴチャする「ナンチャラ・サイド」を分断して各個撃破?)

■“迷惑系YouTuberが駐屯地に侵入”想定 警視庁と陸上自衛隊がテロ対策訓練(日テレNEWS、2023.02.28)
https://news.ntv.co.jp/category/society/58fbc12ad9714e9aa0fb8f35d2419c23

迷惑系YouTuberが自衛隊の駐屯地に侵入したという想定で、警視庁と陸上自衛隊が合同でテロ対策訓練を行いました。28日、東京・小平市で、迷惑系YouTuber3人組が車でむりやり陸上自衛隊の駐屯地に侵入したという想定でテロ対策訓練が行われました。訓練は警視庁と陸上自衛隊が合同で行い、自衛隊員の通報で駆けつけた警察官が男を取り押さえました。また、男らが乗っていた車の中から爆発物が見つかったという想定で、警視庁の爆発物処理班も出動しました。訓練は今年5月に広島で開催されるG7サミットを念頭に置いたもので、小平警察署の門脇勇署長は、「警視庁と自衛隊の連携を高め、都民・国民の安全を確保したい」としています。

■自民党、臓器移植法の不備に対策検討 あっせん事件受け(日本経済新聞2023.02.28)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA282W80Y3A220C2000000/

自民党は国の調査権限が悪質な仲介団体に及ばない臓器移植法の不備への対策を検討する。岸田文雄首相は27日、海外での臓器移植あっせん事件について「これまでの課題も分析したうえで実効性のある対策を検討する」と述べた。現在の臓器移植法は国の調査権限が悪質な仲介団体に及ばない。首相は「議員立法の議論がなされるとすれば政府としても協力していきたい」と27日の衆院予算委員会で表明した。自民党は臓器移植に関する議員連盟で近く検討を始める。

(コメント:違法な臓器移植を手掛けていたNPO団体をすべて締め上げる動き。闇の人身売買&臓器売買のルート経由で巨額マネロンが動く闇ビジネスだったけど、闇ルート経路のうえで、何かがあって、壊滅できる状況になって来た模様であると推測。目下、戦場となっていてロシア管理下に置かれたウクライナ東部=密輸船ルート、二連続で発生したトルコ・シリア大地震で壊滅したエリア=大陸鉄道ルート。ここから利益チューチューしていた反社団体は世界中に存在する様子。最近、沖縄・台湾の反社団体が会合していたのも、グローバル闇ルート混乱の余波を食らっているため?)

■海外移植、厚労省研究班で調査へ 4月開始、患者数や渡航先(共同通信2023.03.06)

海外の病院での臓器移植を無許可であっせんしたとしてNPO法人理事が逮捕された事件を受け、厚生労働省が4月に設置する研究班で、渡航移植後に国内の医療機関を受診した患者の実態調査に乗り出すことが6日、関係者への取材で分かった。関連学会を通じ患者数や渡航先、移植概要を聞く。調査内容は同日午後の厚労省臓器移植委員会で説明する予定。調査は、臓器ごとの学会などを通じ病院や医師にアンケートを配布。移植が生体と死体どちらの臓器提供者(ドナー)からのものだったかも確認し、外科医や救急医でつくる研究班が結果を取りまとめる。あっせん団体への調査では具体的な回答を得られないことも想定される。

■半導体巻き返しへ始動 北海道に新工場、人材確保課題―ラピダス(時事通信2023.03.01)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023022801016&g=eco

日本が出遅れていた次世代半導体の分野で、反転攻勢を目指す官民の取り組みが動きだした。新会社ラピダスは2027年の量産開始に向け、北海道千歳市に工場を建設する方針を表明した。もっとも、台湾や韓国と比べ「10年以上」とされる遅れを巻き返すのは容易ではない。まずは、資金と人材の確保が課題となる。(中略)政府は半導体関連費用として22年度第2次補正予算に約1兆3000億円を計上。東北や中国、九州の各地方では国立大学や半導体メーカーが参加し、研究開発や人材育成での産学連携も進む。

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▽ウクライナ訪問にかかる国会事前承認の話題

自民党の茂木敏充幹事長:事前承認は無くても良い
自民党の高木毅国対委員長:事前承認は無くても良い
共産党の穀田恵二国対委員長:事前承認は必要
立憲民主党の泉健太代表:事前承認は必要
立憲民主党の安住淳国対委員長:事前承認は無くても良い、国会として協力することはやぶさかではない
立憲民主党の岡田克也幹事長:事前承認は無くても良い、弾力的に運用
日本維新の会の馬場伸幸代表:事前承認は必要
国民民主党の玉木雄一郎代表:事前承認は無くても良い、国益を考えて

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【海外の時事情勢】着々と中国包囲網。ただし情勢としては、どちらが有利に事を進めているかは確定していない。影響力の争いで揺らいでいる模様

■フランス、アフリカ旧植民地で軍撤収相次ぐ 露ワグネル暗躍に押され(産経新聞2023.01.31)
https://www.sankei.com/article/20230131-TX2O36PEFFO4ZFVA23EN3NJKDI/

フランス政府は先週、西アフリカのブルキナファソに駐留する仏軍を1カ月以内に撤収させると発表した。両国間の関係悪化が原因。昨年以降、アフリカ旧植民地から仏軍が撤収するのは3カ国目となる。仏政府は、ロシアの民間軍事会社ワグネルが各国に浸透し、反仏世論をあおっているとみて、強く警戒している。ブルキナファソでは仏軍約400人がテロ対策にあたっていた。仏外務省は1月25日、現地政権が2国間協定の破棄を通告したため、軍撤収の決定に至ったと明らかにした。26日には、駐ブルキナファソ仏大使の召還を発表した。

■独VW幹部がウイグル工場視察、「強制労働の証拠ない」(ロイター2023.02.28)
https://jp.reuters.com/article/volkswagen-china-xinjiang-idJPKBN2V20BL

独フォルクスワーゲン(VW)は新疆ウイグル自治区にある上海汽車との合弁工場について、2月中旬に中国部門責任者が視察した際に強制労働が行われている証拠はなかったとし、撤退する計画はないと明らかにした。VWの中国事業を統括するラルフ・ブラントシュテッター氏は16─17日に同社のコンプライアンスおよび中国の渉外担当者と共に工場を視察した。ブラントシュテッター氏は、漢民族やウイグル人、カザフ人など7人の労働者から個別に話を聞いたほか、それ以外の労働者とも意見交換をしたという。「複数の人から話を聞いて、それに基づき結論を出すことができる。(合弁相手の上海汽車から)事実確認もできるし、実際そうしたが矛盾は見つからなかった」と説明した。ブラントシュテッター氏の工場視察後に同社のチーフロビイスト、トーマス・シュテグ氏は、上海汽車との契約通りに2030年まで工場を維持するとし、撤退計画はないと述べた。

■豪、太平洋諸島と連携強化 中国に対抗(時事通信2023.02.27)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023022700612&g=int

オーストラリアが太平洋諸島との連携強化に努めている。この地域への影響力拡大を図る中国に対抗するのが狙い。安全保障面の協力やインフラ整備支援を進め、域内の結束を固めたい考えだ。
ウォン豪外相は既に16島しょ国・地域を回った。21日にはキリバスを訪れ、巡視船の供与や警察の人材育成、港湾整備への支援を表明。「両国の安全、繁栄、力強さは連動している」と強調した。
キリバスは昨年7月、地域機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」からの脱退を表明したが、方針を転換して今月24日にフィジーで開かれた会合で復帰した。直前に豪州が伝えた支援は、その見返りの側面もありそうだ。
豪州が島しょ国の抱き込みに腐心する背景には、台湾海峡や南シナ海で緊張を高めている中国の影響力が増すことへの危機感がある。特に中国が昨年4月にソロモン諸島と安全保障協定を結んでからは、警戒を強めている。
豪州は昨年12月、バヌアツとの安保協定に署名。2月中旬に同国のカルサカウ首相を招いた際には、国家安全保障局の建物新築に資金を出すと約束した。パプアニューギニアとも安保条約を結ぶことで合意し、実務的な調整を急いでいる。また、インド太平洋地域全体に6億豪ドル(約550億円)規模の保健支援を行う方針だ。
ただ、専門家からは「島しょ国としては、中国の援助を受け入れることも、豪州からの支援が増えることも国益になる。一方だけに付きたくないのが本音だろう」と冷徹な見方も出ている。

■日英・日豪の円滑化協定を閣議決定 共同訓練しやすく(日本経済新聞2023.02.28)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA274VG0X20C23A2000000/

政府は28日午前、自衛隊と英国軍・オーストラリア軍が共同訓練しやすくする「円滑化協定」の関連条約と法案を閣議決定した。入国や装備の持ち込みに関する手続きを免除する。ロシアや中国の軍事的脅威に対処する安全保障の協力を深める。今国会で条約の承認と法案の成立を目指す。米国との間で定める「日米地位協定」に似た枠組みで、発効すれば日本にとって初の事例となる。共同訓練などで相手国に一時滞在する際、入国審査やビザ(査証)の申請が不要になる。現在は入国前にさまざまな取り決めをしなければならない。艦船や航空機が相手の領域内に入る場合の手続きも複雑だ。武器・弾薬の持ち込みも簡素にできる。日本は英国、豪州を防衛協力で米国に次ぐ「準同盟」の関係に位置づけている。インド太平洋での共同訓練も重ねる。協定に基づいて訓練の回数と中身を拡充させる。

■EXCLUSIVE-日豪、南シナ海の米比巡視活動に参加も=比大使(ロイター2023.02.28)
https://jp.reuters.com/article/southchinasea-philippines-australia-japa-idJPKBN2V203Z

フィリピンのロムアルデス駐米大使は27日、ロイターに対し、南シナ海で計画されている米国との共同巡視活動にオーストラリアと日本が参加する可能性について協議していると明らかにした。「会合はすでに設定されており、日本とオーストラリアが参加する可能性がある」と説明。日豪について「行動規範と航行の自由を確認するための共同パトロールに参加したいと考えている」と述べつつ、まだ「協議中のアイデア」だと指摘した。この計画が実現すれば、フィリピンが南シナ海の多国間海洋巡視活動に参加する初のケースとなり、同海域の大半を自国領と主張する中国の反発を招きそうだ。日米豪は3国間海軍演習を行っており、ロムアルデス氏はこれらの国との共同巡視活動は「フィリピンや地域全体にとって良いことだ」とした上で、「われわれは航行の自由の確保を望んでいる」と語った。 日豪の外務省、米国と中国の在マニラ大使館にそれぞれコメントを求めたが、今のところ回答を得られていない。

【おまけ・通信技術】

NTTとKDDI、6G光通信を共同開発 消費電力100分の1へ(日本経済新聞2023.03.01)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC22BMU0S3A220C2000000/

NTTとKDDIが次世代の光通信技術の研究開発で提携する。通信回線からサーバーや半導体の内部まで、光で信号を伝える超省エネの通信網の基盤技術を共同で開発する。情報流通の要であるデータセンター(DC)は全世界の消費電力の約1%を占め、今後も確実に急増する。両社は2024年中に基本的な技術を確立し、30年以降にDCを含む情報通信網の消費電力を100分の1に低減することを目指す。

【おまけ・米国経済】

米コロナ貯蓄300兆円、今年半ばにも消化 消費に影(日本経済新聞2023.03.01)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN17DO60X10C23A2000000/

新型コロナウイルス下の財政支援で潤った米家計の余剰貯蓄が、2023年にも底をつきそうだ。米連邦準備理事会(FRB)によると残高ベースで21年9月末のピーク時には約300兆円あったが、その後は減り続け民間試算では秋にも消化する。インフレと金利上昇で家計の債務は膨張し、ローンの延滞も増え始めた。米経済を支える消費に回せるお金が減る可能性がある。
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2023年2月の時事情勢メモ

【全国・統一地方選シーズンの到来】

4年に1度の春の全国選挙シーズンが迫って来たと感じるこの頃…電子投票など改革意見は数多あれど従来の紙投票=手間かかるけど最も確実な…と感じます

日本経済新聞社とテレビ東京の世論調査
24日〜26日の岸田文雄内閣の支持率:43%、2023年1月調査(39%)から4ポイント上昇
日銀総裁に植田和男氏を起用する方針:「評価する」48%、「評価しない」18%

目下、意外に高い支持率という印象でしょうか。ここの世論調査の範囲を考えると、経済界からの支持は割合に安定していると推測できそうです。電力エネルギー業界は、もっとバックアップして欲しい…等、期待半分・恨み半分というところ?(電力料金の審査は公平にやると言うことでしたが、相当にゴチャゴチャしそうな気も)

内政は今後も各勢力との間で荒れるかも知れませんが、外交の方面では全く失点ナシ、というのは高く評価できるところで。何かがあって、「どうしても総理の交代が必要である」という局面が到来するまでは、岸田政権にお任せという状況(長期政権)が続くと思われました。

とはいえ、安倍元首相が失われた件、まだ当分の間は影響が続きそうです。安倍元首相は総理の座を退いた後、後継者や次世代の議員を育成することを計画していたという話を聞きました。その仕事、事情をよく知る人が、適切に引き継げていると良いなと思います。

■岸田首相が自民党大会で安倍元首相を追悼「失ったものの大きさを実感」(東スポ2023.02.26)
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/255162

岸田文雄首相(65)は26日、都内ホテルで開かれた第90回自民党大会で、昨年の参院選の最中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相を追悼した。
今回の党大会は4月の統一地方選の決起大会と見られていた中、岸田首相は総裁演説で「本日の党大会と、昨年の党大会を比べる時、失ったものの大きさを実感せざるを得ません」と話し、選挙中に起きた安倍氏の銃撃事件に対し「未曾有の事件が起こりました。一報を聞いてヘリコプターで総理官邸に戻った時の気持ちを今でも忘れることができません」と振り返った。
自民党が2012年に政権を奪還してから10年が経過したことに触れた時も「安倍総裁のもと〝日本を取り戻す〟、そう固く誓って当時の民主党政権から政権の座を奪還した。安倍元総理の強力なリーダーシップのもと、多くの仲間とともに日本の未来を切りひらくために死力を尽くしてきた。かつて〝六重苦〟と言われた経済状況は、大きく改善し、雇用も企業収益も、もはやデフレ状況ではないところまで戻ってきた。安倍氏、菅義偉前首相が築いてきた前進の10年の成果の礎の上に、次の10年を作るため新たな一歩を踏み出すときです」
来賓としてあいさつした公明党の山口那津男代表も「安倍首相を失ったことは痛恨の極みです。生前のご指導に感謝を申し上げます」とあらためて追悼した。
一方、初めての統一地方選や衆院補選を控える岸田首相は「きたる統一地方選を必ず勝ち抜こうではありませんか。(補選を含め)いずれも国政に影響を与えるかもしれない重要な選挙。自民党の議席をみんなの力で守り抜こうではありませんか」と力強く訴えた。

【考察メモ】

●https://twitter.com/Heinkel_YTV/status/1629709243497746433
2・26で思い出すのは、首相官邸警護中に射殺された警官が斃れた場所の芝生を切り取って、現在に至るまで警視庁本部で保全していると言う話
警察は自衛隊の動向に常に目を光らせてるとは言うが、まだ禍根がガッツリ残ってる
●https://cigs.canon/article/20221201_7141.html
世界食料危機の真実とは 日本で食料危機は起きるのか?
食料有事法制の検討:いくらゴルフ場を転換したとしても600万ヘクタールの農地を創設することは不可能でしょう。真剣に国民のためを考えるなら、大量の輸入穀物等の備蓄を考えるべきです。
ロシアのウクライナ侵攻で、ロシア軍がキーウを陥落できなかったのは、食料や武器などを輸送する兵站に問題があったからといわれます。食料がないと戦争はできないのです。
農政トライアングルに農政を任せてしまった結果、日本の食料安全保障は危機的な状況になっている。台湾有事になると日本は食料から崩壊する。餓死する直前に不明を恥じても手遅れです。国民は食料政策を自らの手に取り戻すべきです。

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【コロナ関連ニュース】

2022.09.20オミクロン対応ワクチン接種開始~2023.3.31迄
2022.11.22ゾコーバ承認(これが、政府がコロナ5類への可能性が開けたと判断した要因と思われる)
2023.01.14屋内マスク不要案浮上/共同通信ニュース(多分、世論の反応を見るための報道)
2023.01.20コロナ5類へ議論
2023.01.23日本版CDC「国立健康危機管理研究機構」法案:~2025年度以降の設立を目指す
※2023年度、内閣官房に「内閣感染症危機管理統括庁」2023年秋ごろ(国会へ法案提出済み)

■「感染症危機管理庁」を今秋創設 法改正案を閣議決定(日本経済新聞2023.02.07)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA068EM0W3A200C2000000/

政府は7日、感染症発生時に司令塔機能を担う「内閣感染症危機管理統括庁」の創設を盛り込んだ新型インフルエンザ等対策特別措置法などの改正案を閣議決定した。今国会での成立、2023年秋の施行を目指す。新型コロナウイルスで初動対応が遅れた反省をふまえ、国の指示権限を強化する。
統括庁は内閣官房に置く。特措法に基づく政府行動計画の策定や政府対策本部の運営、関係省庁の業務の調整などに必要な事務を担う。
トップの「内閣感染症危機管理監」には内閣官房副長官の一人を充てる。次長級の「内閣感染症危機管理対策官」は厚生労働省の医務技監が兼務する。専従職員は平時に38人、有事に101人とする。
首相が都道府県知事や国の行政機関トップに対策を指示できる時期を前倒しする。国民の生活や経済に甚大な影響を及ぼす恐れがあると判断した場合、政府が対策本部を設置した時点で指示権を発動できるようにする。現行法は緊急事態宣言の発令時やまん延防止等重点措置の適用時に限っている。
事業者に対する時短要請などの実効性を高めるため、命令が必要かどうかを判断する目安を明確に定める。

■コロナ薬のゾコーバ 類似薬参考に薬価算定、厚労省方針(日本経済新聞2023.02.17)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA153C20V10C23A2000000/

厚生労働省は15日、塩野義製薬の新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」の薬価(薬の公定価格)について、複数の類似薬を参考に算出する方針を示した。新型コロナや季節性インフルエンザの既存の治療薬などを想定する。算定にあたる専門組織での議論を経て、早ければ今春に薬価が示される可能性がある。
同日の中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)で提示した。ゾコーバは現在、国が買い上げた上で医療機関に無償で供給している。窓口での患者の費用負担はない。塩野義製薬は1月、200万人分の購入で1千億円の売り上げ収益を計上したと公表している。
薬価の決定を巡っては、対象疾患や作用のメカニズムが類似する比較薬を参照する方式や、製造原価などをもとに計算する方式がある。類似薬を参照する際は通常、最も似ている薬を用いる。
ゾコーバは重症化リスクの無い人も使えるが、既存のコロナ薬と異なり、重症化の抑制効果が示されていない。対象患者はインフル薬とも類似性があり、複数の既存薬を使うことにした。既存のコロナ薬は1回の治療あたりの薬価が9万〜25万円程度、インフル薬は数千円の場合が多い。
売上高が年1500億円を超えると見込まれる品目を承認した場合、通常の薬価算定に先だって中医協で議論するルールになっている。ゾコーバはこのルールを適用した。

(コメント)

ゾコーバは巨額開発の新薬ということで、相当に高価な薬剤。実際、既存のコロナ薬は1回の治療あたりの薬価が9万〜25万円とのこと。あまりにも高価すぎると、負担の大きさに怯みそうですが…いつか、どこかで自分も…という可能性を考えると、まあまあ頑張れる範囲の金額に収まると良いなと思います。

いずれにしても、ワクチンと新薬、国産で、複数の選択手段が用意できたことは、今後のためにも良かったと思います。実際、不繊布マスクの国産化と安定した供給の確立は、悪質な転売業者を一掃したという点でも、大きかったので(初期の頃「アベノマスク」と散々揶揄されていたけど、価格が安定して、とても助かったのは事実)。

ほか、H5N1型の鳥インフルエンザについて。哺乳類への感染事例が増加しているというのが不安になるところです。カンボジアで人類への感染・死亡事例が報告されたのも、衝撃を持って受け止められている様子。死亡率は50%超と高く、世界保健機関(WHO)は「人から人への感染かを判断するのは時期尚早だ」としながらも、各国に監視強化を呼びかけているとのこと。

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『孤独の宰相 菅義偉とは何者だったのか』柳沢高志・著

著者(柳沢 高志)ツイッターより

https://twitter.com/kodokunosaisho/status/1574660117357727745
菅首相がコロナと支持率低迷で苦しんでいた時、安倍さんと話をする機会があった。
「菅ちゃんには本当に申し訳ないことをした。私が突然交代したから、総理として準備期間をあげられなかった。一人ですべて抱え込んでしまっていて辛いだろうな」
その苦しみを分かっているからこその、悔恨に感じた。
https://twitter.com/kodokunosaisho/status/1574660320244551682
それでも、安倍さんはすぐに笑顔を浮かべた。
「でも、ワクチンは菅ちゃんじゃなきゃできなかったよね!ああいう官僚を動かす仕事は、誰よりも得意だから。菅ちゃんが総理でいてくれて本当に良かったよ」
うれしそうに話していたのが印象的だった。
お互いをリスペクトし、大好きだったんだろうな。

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【会計不備ありのNPO団体の問題は、なおも派手に炎上し続けている】

2023年1月、メディア報道が目立って増加。2月になってメディア的には報道できる(報道しても大丈夫と判断した)内容が尽きたのか、傾向としては減少している。ただしツイッター周辺では、話題スコップが続いている様子。選挙シーズンへと入ったので、ほじくり返し・スコップまとめ事例が増加するものと予想。

■「Colabo」など東京都が若年女性支援事業を「委託契約」から「補助制度」へ 松田都議「都民も納得しやすい形になるのでは」(zakzak、2023.02.22)
https://www.zakzak.co.jp/article/20230222-7FPD55PBYBNGTFQJKPAADIYIJM/

東京都が、性暴力や虐待を受けた若年女性に対する支援事業の見直しに着手した。21日の都議会で、2023年度以降、特定の民間団体と「委託契約」を結ぶ方式から、支援団体への「補助制度」にしたいとの考えを示した。制度改正で、公金の運用はどうなるのか。
21日の都議会定例会代表質問。小池百合子都知事を支える都民ファーストの会の滝口学都議は、支援団体が増えているとしたうえで、より多くの民間活用と経費の使途を明確にするため、「補助によるスキーム(仕組み)を検討すべきだ」などと指摘した。
これに対し、西山智之福祉保健局長は「支援に取り組む団体の活動を一定の基準に基づき後押しできるよう、補助制度化に向け、国と調整している」と答弁した。
事業をめぐっては、都が委託契約を結んだ「Colabo」(仁藤夢乃代表)の会計報告に不正があったなどとする住民監査請求を受け、監査委員が再調査を勧告している。都は今月28日までに結果を報告する必要がある。

(他のアヤシイ福祉団体との黒い関係も浮上してきたまとめ)https://togetter.com/li/1983108
暇空茜氏が何か掘り当てたようです。若年被害助成事業疑獄の発覚

https://twitter.com/mogura2001/status/1598768167689781248
https://twitter.com/buvery/status/1597759988847386625
https://twitter.com/himasoraakane/status/1598879865956356097
https://twitter.com/domoboku/status/1598553340308488192
https://twitter.com/moja_Xtrail/status/1599059794945806337
https://twitter.com/mogura2001/status/1600780571881639941

【補足記事】日本のNPO、マネロンに悪用懸念 テロ資金への低い危機意識指摘(産経新聞2021.08.30)
https://www.sankei.com/article/20210830-NGBYM6M27NILXIMI754JUPIC5U/

日本のマネーロンダリング(資金洗浄)対策が30日、国際組織「金融活動作業部会(FATF)」の審査で、再び実質的な「不合格」と判断された。アフガニスタン情勢の混迷などを受け世界では難民支援の重要性が高まるが、審査は日本の国際NPO(民間非営利団体)がテロ資金の洗浄に悪用されるリスクに警鐘を鳴らすなど、マネロンに関する関係者の低い危機意識と自覚のなさを指摘した。
(中略)金融庁も「日本は性善説に立ち、NPOを信用して資金供与している」と、FATFが指摘するリスクを認める。
NPOの中には、テロ関係者が設立・関与して資金を調達したり、寄付金をテロ活動へ流用したりするなど最初から犯罪を目的としている集団が潜んでいる可能性もある。
政府は来年に向けマネロンの対策強化を図るとしているが、強力な取り締まりが必要だ。
一方、金融機関はマネロン対策に取り組むが、電子決済サービスや暗号資産(仮想通貨)の悪用など手口は巧妙かつ多様化しており、対応に苦慮しているのが実態だ。警察庁によると、マネロンが疑われる取引は令和2年まで5年連続で40万件を超えた。
デジタル化の対応では、窓口での本人確認手続きなどをしなくても銀行口座を開設できるインターネットバンキングの拡大で、不正送金なども増加している。新型コロナウイルス禍も、外出を避けられるネットバンクの利用を押し上げている。
※政府は警察庁と財務省を共同議長とする「マネロン・テロ資金供与・拡散金融対策政策会議」を設置し、対策の進展を定期的に確認する

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【グローバル情勢・金融・経済・戦争~インド太平洋】

■半導体そして日本株の夜明けは近い?(金融市場レポート2023.02.28)
https://www.dlri.co.jp/report/macro/233398.html

■佐賀空港のオスプレイ配備計画、市長が受け入れ表明(読売新聞2023.02.27)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230227-OYT1T50122/

陸上自衛隊の輸送機「オスプレイ」を佐賀空港(佐賀市)に配備する計画について、坂井英隆・佐賀市長は27日、計画を受け入れる考えを表明した。(中略)計画では、空港西側の土地約33ヘクタールに駐屯地を建設し、オスプレイ17機などを配備する。陸自・相浦(あいのうら)駐屯地(長崎県佐世保市)所属の「水陸機動団」と一体運用し、南西諸島防衛を強化する。

■敵基地攻撃、ミサイル以外の手段も 首相「あり得る」 衆院予算委(北海道新聞2023.02.28)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/808098

岸田文雄首相は27日の衆院予算委員会で、政府が保有を決めた敵基地攻撃能力(反撃能力)の手段を巡り、相手国の領空に自衛隊機が入って軍事施設を爆撃する可能性を問われ「あり得る」と述べた。政府はこれまで敵基地攻撃の手段として、敵の領域外からの発射を想定した長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」を挙げてきたが、長射程ミサイル以外にも相手国内に侵入して攻撃する選択肢を示唆した形。敵基地攻撃に活用する米国製巡航ミサイル「トマホーク」の取得数については「400発を予定している」と表明した。取得数を公表したのは初めて。

(コメント)首相答弁メモ:
*敵基地攻撃能力に、戦闘機による爆撃や上陸作戦は含まれるか:
現時点ではスタンド・オフ防衛能力(長距離ミサイル)活用を念頭に置いている。技術革新などによっては、スタンド・オフ防衛能力以外もありえる
*米国製巡航ミサイル・トマホークの購入予定数と単価は:
継戦能力が明らかになるため公表して来なかったが最大購入数量として400発の取得を目指す。それ以上は公表を控える
*存立危機事態で敵基地攻撃能力を行使するケースの例示を:
具体的な例を示す事は難しい。いかなるケースでいかなる対応を取るかを明らかにすることは、安全保障上控えるべきだ

■G20財務相会議、共同声明見送り 大半の国がロシア非難(ロイター2023.02.26)
https://jp.reuters.com/article/g20-india-idJPKBN2V001Q

インド南部ベンガルールで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は25日、閉幕した。大半の国・地域がロシアのウクライナ侵攻を非難したものの、中国とロシアの反対で共同声明の採択は見送った。
議長国インドは、ウクライナ戦争を議題にすることに消極的だったが、西側諸国がロシアに対する非難を共同声明に盛り込むよう要求。結局、インドが議長総括で2日間の討議内容と見解の相違点を指摘する形にとどまった。
インドは議長総括で「大半のメンバーはウクライナ戦争を強く非難し、戦争が人々に甚大な苦しみを引き起こし、現在の世界経済の脆弱性を悪化させていると強調した」と表明。サプライチェーン(供給網)の混乱、金融安定に対するリスク、エネルギー・食料不安の継続を挙げた。
その上で「現状と(対ロシア)制裁について他の見解、異なる評価もあった」と指摘した。
昨年11月にインドネシアのバリ島で開催されたG20首脳会議でも、議長国インドネシアが見解の相違があったことを首脳宣言で認めており、共同声明の採択に向けたG20内の合意形成が難しくなっていることが改めて浮き彫りになった。
ドイツのリントナー財務相は中国が共同声明への署名を拒否したのは「遺憾だ」と表明。これに先立ち、イエレン米財務長官はロシアを非難する声明が「絶対に必要だ」とロイターに述べていた。
複数の関係筋によると、ロシアと中国はG20の場で政治問題を協議することを望まないとの立場を示した。
インドは、ロシアへの非難を避け、外交を通じた解決を求めるなど、おおむね中立的な姿勢を維持している。

■途上国債務巡り初の円卓会議 意見の相違も露呈―G20(時事通信2023.02.26)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023022500459&g=int

インド南部ベンガルールでの20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に合わせて25日、途上国債務問題に関する閣僚級の円卓会議が初めて開催された。議長を務めたインドのシタラマン財務相は「弱くて影の薄い債務国の声に耳を傾けるべきだ」と強調。債務減免協議の打開を呼び掛けたが、参加各国で意見の相違も浮き彫りになった。
途上国の債務問題は、コロナ禍での歳出拡大や、ドル高によるドル建て債務膨張で深刻化している。円卓会議には、日米欧や中国などの債権国、アフリカ諸国を中心とした債務国、民間債権者らが参加。個別国の交渉は行わない方針だが、利害関係者が一堂に会して相互理解を深める場として定例化を目指している。
会議には、途上国向けの2国間融資で最大の貸し手に浮上した中国に公の場で対応を促す狙いもある。中国はこれまで、先進国や国際金融機関に「公正な負担」(劉昆財政相)を要求。融資の規模や条件の開示にも消極的で、債務減免協議を遅らせているとの批判を受けてきた。
G20議長国インドは途上国債務問題の進展に強い意欲を示している。インドは債権国として、事実上のデフォルト(債務不履行)に陥っているスリランカの債務再編に同意した。今回の円卓会議を定例化することにより、同じ新興大国である中国にも妥協を迫る考えとみられる。
ただ、債務問題の前途は多難だ。共同議長を務めた国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は会議終了後、記者団に「各国の違い」が依然として残っていると指摘。中国の姿勢を非難してきたイエレン米財務長官はロイター通信のインタビューで「成果物はなかった」と語り、利害調整の難しさを改めてにじませた。

■どんな目的が…台湾有数の暴力団、沖縄を訪れ「旭琉會」幹部と面会 数十人で飲食し記念撮影も
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1109740(沖縄タイムス2023.02.26)

台湾有数の暴力団組織として知られる「竹聯幇(ちくれんほう)」の関係者が今月中旬に沖縄を訪れ、指定暴力団旭琉會の幹部と面会していたことが本紙の取材で分かった。県警は接触の目的を調べ、動向を注視している。
竹聯幇の関係者は本島中部に拠点を置く旭琉會の一家幹部らと13日に面会した。その後パーティー会場で数十人単位が集まり、飲食している。
パーティー会場に13日夕方、旭琉會幹部や竹聯幇の関係者が車で続々と乗り付け、会場入りするのを本紙も確認した。県警の捜査員も駆け付け、参加者を確認した。パーティー終了後、会場入り口で参加者が記念撮影する様子も見られた。
暴力団に詳しい関係者によると、旭琉會の組員が竹聯幇の関係団体と密接な関わりを持つことになり、その会合が持たれたとみられている。
一方、旭琉會の内部では竹聯幇側との交流に異論もあり、正式な交流には至っていないという。県警は竹聯幇関係者の来沖目的について詳しく調べている。

■「闇バイト」で薬物密輸か 荷受け募集、リーダー逮捕(共同通信2023.02.26)

中国から危険ドラッグを密輸したとして、近畿厚生局麻薬取締部が医薬品医療機器法違反の疑いで、大規模密輸・密売組織のリーダーとみられる関東地方の20代の男を逮捕していたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。交流サイト(SNS)の「闇バイト」で荷受け役を募り、匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」で指示していたといい、麻薬取締部は少なくとも数十件の密輸に関与したとみている。
闇バイトは特殊詐欺で現金を受け取る「受け子」の他、一連の広域強盗事件でも実行役を集める手段となっており、違法薬物の売買でも大きな役割を果たしている実態が浮き彫りになった。麻薬取締部はインターネット上の対策を強化する方針。
捜査関係者によると、男はツイッターに「副業で月10万円稼げる」などと投稿し闇バイトを募集。応募した男女に「荷物の受け取り代行業」「中身はアダルトグッズ」と伝えて違法薬物を中国から自宅に届けさせ、指定住所に転送させていた。こうした荷受け役は少なくとも十数人いた。

(コメント)

曖昧な国境をまたぐ反社会的勢力グループ同士の会合。瀬取りや密輸、密漁をうけおう業者であると想定して。新しく大きな取引の予定や必要が持ち上がり、トップに近い者同士で、会食を通じて、荷物の内容や報酬の条件など、細かい営業関係の内容を打ち合わせていたのかも知れないと想像してみる。

グローバル供給網サプライチェーン混乱が、裏社会に大きな被害を与え始めているのでは。そのため、新しく信頼できる取引先を見付けたり、関係を持ったり、など。

沖縄の取引範囲=米国・沖縄・台湾・中国南岸・東南アジア密輸ルート。この海域、昔からある密輸ルートかと思いますが。上海閥あたりかも。表の供給網が不安定になって、あぶれた「その筋の者たち」が、昔からあるルートに新しく食い込んで割り込もうとしているのか、邪魔したうえで乗っ取ろうとしているのか…

いずれにしても、台湾有事の可能性を含む、国境エリアの動揺に呼応した動きのひとつかも知れない、と思われるところはある。台湾と中国の統一の機運が高まった場合、こうした勢力が伸長するチャンスがありそうな。

【資料】

■「ソ連崩壊から30年:その時、現地では何が起こっていたのか」
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g01237/
ロシアの人々が、西欧の自由・民主主義に懐疑的・反発的な理由。この辺が濃厚…の可能性。ソ連への回帰よりも王政復古を望むという割合が多いかも知れない(ロマノフ時代の苛酷な奴隷制度は抜きで)

■In a tight labor market, some states look to another type of worker: Children
https://www.washingtonpost.com/business/2023/02/11/child-labor-iowa/

(コメント:アイオワ州とミネソタ州で、労働者不足を解決するため児童労働の制限をゆるめる動き。アイオワ州の法案は、10代が働ける職種と時間を拡大し、勤務中に病気、ケガ、死亡した場合に民事責任から企業を保護するという内容。人員不足の際に賃金を上げるのではなく子供に頼るのは米国のお家芸とのこと。新型コロナ後遺症による労働力減少はアメリカ全人口の3%超=470万人との推計が出ている。またアメリカの8つの州では婚姻の最低年齢が無く、児童婚が存在。それを規制しようという動きに共和党が反発しているとのこと)


■「徹子の部屋」年末の顔・タモリ登場 来年は「新しい戦前になるんじゃないですかね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/26058d1be65d1bded3a7561dd96cdc80198f7103(デイリースポーツ2022.12.28)

テレビ朝日系「徹子の部屋」は28日、年内最後の放送となり、ゲストに昨年に引き続き、タモリを迎えた。昨年12月28日にタモリが同番組に出演したのが実に8年ぶり。今年は2年連続の出演となった。
黒柳徹子から「今年最後の徹子の部屋、お客さまは皆様待望のタモリさんでございます」と紹介されたタモリは「この世界に入って2度目にテレビに出たのが徹子の部屋だった」と振り返り、「毎年色んな事やりましたねえ」というと、黒柳も「まだプロになってなかった時」と楽しそうに振り返った。
タモリは黒柳から「来年はどんな年になりそう?」と聞かれると「誰も予測できない。でもなんていうか、新しい戦前になるんじゃないですかね」とサラリ。ネットでは「そう、もう日本人は平和ボケしてる場合じゃない」「タモさんは深い」「新しい戦前か…タモリさんはよく見てるよね」などの声が上がっていた。タモリは78年から13年まで、毎年年末の顔として同番組に出演していた。

(コメント:戦前生まれの方だけに意味深な言及と思われました「新しい戦前」)

■アジア、そして世界は、経済の分断によるリスクの高まりに直面している(IMF国際通貨基金2022.12.28)
https://www.imf.org/ja/Blogs/Articles/2022/10/27/asia-and-the-world-face-growing-risks-from-economic-fragmentation

地政学的な緊張を背景に、世界貿易による共通の経済的利益よりも国家安全保障上の懸念と戦略的競争に重きが置かれる可能性が高まった。各国が相互に依存していることを踏まえると、そのような可能性が実現した場合、非常にコストがかかることとなる。アジアにおいては特に言えることだ。例えば、米国は輸入の約半分、そして欧州は輸入の約3分の1がアジアからである。そして、アジア諸国は、主要な一次産品に対する世界の需要のほぼ半分を占めている。最新のアジア太平洋地域経済見通しでは、分断化の憂慮すべき初期兆候を指摘し、世界貿易のつながりがなくなることの潜在的な結果を示す。
https://twitter.com/IMFNewsJapanese/status/1607896626684907520
世界がふたつの貿易ブロックに分かれるという究極の分断化シナリオでは、生産性が大幅に、そして恒久的に落ち込む。世界の製造業と貿易において重要な役割を果たすアジアでは特に大きな損失となる(GDPの3%)。

(占い的な予測コメント)

金融マーケットからの資金流出が激化。マーケット流動マネーが底をつく勢い。おそらく、余裕は、もう残り1年も無い。20世紀から続いて来たグローバル経済システムの残り火は続くけど、もって、後10年~20年くらい?

(岸田政権が、古い原発の整備&再稼働、新しい原発の建設、防衛予算の補充のための緊急的な増税など、あらゆる増強を急いでいる理由)

基軸ドル通貨が結び付けていた世界秩序は崩壊し、ブロック経済圏へとシフトする動きが続いている。経済圏ブロック化と物流寸断が同時に進行。ライフライン断絶した孤立集落のごとく窮乏しかねない日本としては、今までの生活レベルを維持できるかどうかの瀬戸際にある。

手をこまねいていると、亡国の危機。電気・ガス・水道、あらゆる公共サービスが危機状態というレバノンの荒廃を見ると、よりリアルに「最悪の場合」をイメージできると思われ…

(参考)「カルロス・ゴーンの逃げた国に行ったら色々終わってた話」
https://note.com/univ/n/nc747fbc3346d(2022年4月時点)
2023年3月現在のレバノン:外貨不足、謎の新札が大量に市場に出回る、燃料不足、医療品不足、パスポート発行停止(医療従事者がこぞって海外逃亡するのを防ぐため)、スーパーマーケットなどの食料品の購入はドルのみ、インフレ率は1年で332%…とのこと

岸田政権は、通商保護のため、日本自前の軍備を整備しているところ。東南アジアとの外交、いっそう経済・軍事方面の協力が進展中。シーレーンは海賊が多いところで、海賊から商船(石油、石炭、ガス、産業資源、etc)を守る必要があるため、各国との軍事(シーレーン警備)訓練も増加。アメリカは国内混乱が激化していて戦前モンロー主義シフト傾向、目下、太平洋の覇権を維持するだけの国力・軍事力が維持できなくなっている。

生き残るのは、プーチン大統領が頑張って維持している大陸ブロック経済圏=ロシア・ルーブル経済圏、岸田政権が頑張って形成している海洋ブロック経済圏=インド太平洋経済圏。

中華(一帯一路ビジョン)経済圏とEU経済圏は目下、コロナ禍の中で産業基盤が全半壊ステータス、ブロック経済圏として生き残れるかどうかは不明。別の経済圏に寄生する、乗っ取る、という形態は有り得る。

中東アラビア経済圏は、サウジアラビアが意外に健闘、サウジアラビアを盟主として生き残るかも知れない。

新型コロナに関する論文・補足資料

■ベストセラー“反ワク”内部告発本の標的になった製薬会社が調査結果 著者の社員グループ「実在しない」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2412/19/news183.html(ITmedia2024.12.20)

医療用医薬品を手がけるMeijiSeikaファルマ東京都中央区は12月19日、書籍「私たちは売りたくない!危ないワクチン販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭」に関する社内調査の結果を発表した。著者とされていた現役社員グループ「チームK」は実在しなかった。執筆していたのは1人の社員だった。チームKの名前の由来とされるワクチン接種後に亡くなった元社員とは面識がなく業務上の接点もなかった。書籍の著者紹介には「日本最大のワクチン販売製薬企業の現役社員グループによる編集チーム。2021年9月に同僚社員がコロナワクチン接種後に死亡したことにショックを受けてさまざまな情報を得るようになりmRNA型遺伝子製剤の安全性が確認されていない客観的事実を知る。彼の名前を忘れまいとの思いからチームKと命名」と書かれている。著者の社員は数年前からSNSなどで新型コロナワクチン接種に反対する動画を複数回にわたって配信していた。ワクチン接種に反対する人物らとも接点があり別の共同著書も過去に出版していたことも分かった。MeijiSeikaファルマによると、これまでは亡くなった元社員の家族に配慮してあえてコメントを控えていたという。しかし書籍に関するメディア報道に加えSNSなどで憶測に基づく不正確な情報が広まったため「真実を伝える必要があると考え公表に踏み切った」としている。書籍を出版した方丈社(東京都千代田区)に対しては訂正を要請した。書籍には社員の多くが次世代mRNAワクチンレプリコンを売りたくないと思っているという記載もあるが「多くの社員が誇りを持って取り組んでいる」としている。問題の書籍は2024年9月18日発売。Amazonでは総合1位(9月18-23日)になるなど注目を集め、これまでに7刷・累計16万部以上を販売してベストセラーとなった。テレビ番組などで取り上げられることもあった。

■人はなぜワクチン反対派になるのか ―コロナ禍におけるワクチンツイートの分析―
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2024-02-05-001(東京大学プレスリリース2024.02.05)
https://link.springer.com/article/10.1007/s42001-023-00241-8(英文バージョン)

■コロナ対策での日本批判の歴史(はてな匿名ダイアリー)https://anond.hatelabo.jp/20220613212654

■【識者の眼】「非感染性・慢性疾患の疫学者が語る『反ワクチン言説の科学性』のみかた」鈴木貞夫
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=21357(Web医事新報,日本医事新報社2023.02.09)

■https://furuse-yukihiro.info/2023covidcolumn01/(2023.01.11時点コロナ最新の知見)
新型コロナは、人類文明社会の存続そのものを脅かす不気味な感染症に変容している

■https://www.nature.com/articles/s41579-022-00846-2(2023.01.13時点LongCOVID最新の知見)

■なんでコロナこんなに増えてるの?の疑問にほむほむ先生が答える(2022.12.31)
https://togetter.com/li/2027818

■Persistent COVID-19 Symptoms at 6 Months After Onset and the Role of Vaccination Before or After SARS-CoV-2 Infection
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2800554
Long covidにワクチン効果あり。罹患後に打つと後遺症リスク4割減。対照群は7割弱が44歳以下と比較的若年層

■新型コロナのワクチン、打った方が良い?~mRNAワクチンの効果と安全性、よくある誤解
https://www.fizz-di.jp/archives/1078840555.html(薬剤師ブログ)

■新型コロナウイルスの感染を増強する抗体を発見,COVID-19の重症化に関与する可能性
https://www.amed.go.jp/news/release_20210525-02.html(日本医療研究開発機構2021.05.25)

■Cortical Grey matter volume depletion links to neurological sequelae in post COVID-19 “long haulers”
https://bmcneurol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12883-023-03049-1
神経症状longCOVID患者は脳皮質の灰白質が減少。COVID-19感染後8週間以上24名対象、後遺症ブレインフォグ91.6%、倦怠感87.5%、頭痛41.6%など。皮質灰白質の縮小がlongCOVIDの神経症状に影響している可能性

■Infection by SARS-CoV-2 with alternate frequencies of mRNA vaccine boosting
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/jmv.28461(MVジャーナル,2023.01.05)
※「ブースター接種間隔が開くと感染しやすい」及び「非ブーストは最も感染しやすい」という結果が報告された

mRNAワクチン完成までの長く曲がりくねった道(natureダイジェスト2021.09.16)

■https://www.nature.com/articles/s41598-022-27348-8
コロナウイルスのN抗原の中に多発性硬化症の原因となる抗体の抗原になりうる配列と類似のものが存在。MHC結合で評価。多発性硬化症など免疫で起こるものは一部が似るだけでも有効な自己抗体が産出されるので厄介=MHC結合で効率よくT-Cellに抗原提示される。ウイルス感染で脳神経系の合併症、後遺症が圧倒的に多いのは説明つく(ウイルス感染した場合にN抗原暴露)。軽症に抑えられるなら或る程度は抑制可能か?ただしオミクロンで多い頭痛などの症状と長期的な脳の障害に相関あるかどうか(普通はBBBガードがあるので脳には炎症波及しにくい)

■https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(22)01038-0
※ワクチンを接種したのにコロナに感染して重症化する原因はIgG4抗体…との説は、医学・免疫学の専門家の間では、否定されている(論文にて報告済み)
「ワクチン接種回数が多い(2回または3回)ほどスパイク関連IgG4陽性に結びつき、ワクチン接種回数が少ない(1回または0回)ほどスパイク関連IgG3、およびNC IgG、IgG1、IgG3、IgAに密接にクラスター化する様子がうかがわれた。重症度についてもほぼ同様のパターンが観察された。無症状または軽症の場合はスパイク関連IgG4の領域に多く集まり、重症の場合(入院、酸素補給、ICU)はスパイク関連IgG3、NCサブタイプおよび上記で言及したアイソタイプの領域に集まっていた。まとめると、この表現は、感染、より重篤な疾患、ワクチン接種の欠如、およびスパイク関連タンパク質に対するIgG3応答の間の関連を証明するものであった。逆に、スパイク関連タンパク質に対するIgG4応答は、主にワクチン接種によって特徴付けられ、ワクチン接種の繰り返しが多く、平均して病気の経過はより軽快した」

■オミクロン株はデルタ株などと比べ、唾液中の細胞に付着せず単独で空気中に漂う割合が高い
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2800145

■日本における新型コロナウイルス感染症の流行波ごとの性別・年齢的特徴の疫学的検討(国立感染症研究所2022.12.23)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2605-related-articles/related-articles-514/11696-514r01.html

対象期間に報告された9,299,477例…全体では, 性別は男性50.5%, 女性49.2%, 年齢別では20代が17.6%で最も多く, 次いで30代, 40代となっていた。流行波別にみると, 全体の81.5%が第6波に含まれていた。人口10万人当たりの症例数でみると, 第1波の12人から経過とともに増加していき, 第6波では5,822人となった。最も変動が大きかったのは10歳未満で, 人口10万人当たり3人から13,033人へと大幅に上昇した。

■コロナ後遺症、パンデミック以上に警戒必要-呼吸器以外にもリスク(ブルームバーグ2022.12.19)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-19/RMYKMHDWRGGH01

WHOが「ロング・コビッド」と略称で呼ぶコロナの後遺症は、呼吸器疾患が長引く症状よりはるかに深刻だ。気道内部を攻撃するインフルエンザとは異なり、コロナは多重システムのクラスター爆弾に似ている。
「肺だけにとどまらない。ウイルスと免疫システムの間で闘いが繰り広げられており、その闘いはほとんど全ての臓器で発生する可能性がある。完全なゲームチェンジャーだ」コロナで重症化した患者では、免疫細胞集団の変化や特定の白血球の持続的活性化といった免疫障害が最大1年後まで観察されている。
「コロナ以外の感染が増幅し、免疫機能不全となった患者をむしばむ可能性が高くなると予想される……その後、これらの感染症は本来よりも容易に広くまん延していく」
潜行性が極めて強いケースでは、心血管疾患や糖尿病、腎臓障害、脳損傷などの症状が現れる前に、新型コロナウイルスは知らぬ間に組織に炎症を起こし損傷を与えたり、凝固異常を引き起こしたりする。複数の研究によれば、あらゆる重症レベルの病気を患っていた元コロナ患者は、6-12カ月後に亡くなるか合併症で入院するリスクが高くなる。
コロナの影響が遅れて表れることで、平均余命の回復が妨げられる恐れもある。
患者はコロナ感染後の1年で通常の老化ペース4年間と同等の腎機能の低下を経験した。腎臓に病歴がなく、入院していない元コロナ患者でさえ、コロナに感染していない人に比べ、末期腎疾患に至るリスクが倍近いという。同じような影響が他の臓器に広がっている可能性もある。

■中国のコロナ死者100万人近くも、新たな変異株の恐れ-香港研究者ら(ブルームバーグ2022.12.15)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-15/RMX116T0G1KW01

中国政府による新型コロナ政策の急転換に伴い、新型コロナによる死者は国内で約100万人に上る恐れがあると、香港の研究者らが指摘した。香港大学で医学院院長を務めた梁卓偉氏らが執筆した報告書によれば、大規模なブースター接種や他の対策が講じられなければ、全国的な経済再開で100万人当たりの死者数は約684人に上る可能性があるという。中国の人口(約14億1000万人)に当てはめると、これは約96万4400人に相当する。今回の報告書によると、全国的な感染爆発が生じれば新たな変異株につながる恐れもある。

■コロナ後遺症の4割が苦しむ「脳の霧」、脳内伝達の破壊が一因か
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/120600564/(ナショナルジオグラフィック2022.12.07)

■SARS-CoV-2 infection and persistence in the human body and brain at autopsy
(SARS-CoV-2の感染と剖検時の人体および脳における持続性)
https://www.nature.com/articles/s41586-022-05542-y

(概要)コロナウイルス症2019(COVID-19)は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)の急性感染時に多臓器不全を引き起こす。急性感染から症状発現後7カ月以上までの脳を含む人体全体におけるSARS-CoV-2の分布、複製、細胞型特異性をマッピングし定量化したところ、SARS-CoV-2は、重症のCOVID-19で死亡した患者を中心に広く分布しており、感染初期には脳を含む複数の呼吸器・非呼吸器組織でウイルス複製が存在した。一部の患者ではSARS-CoV-2が全身感染を引き起こし、数ヶ月間体内に留まる可能性があることを示している。

■緑の人・加藤AZUKI氏による、反ワクチン、反マスクの人は、「自分だけは例外(中二病の一症状)」と思ってるんだろうけど、「怖いモノ知らず」「運の良さに気付かない」「周囲の配慮に気付かない」とかな気がするという趣旨の連続ツイート》https://min.togetter.com/e5G7OyH

■新型コロナワクチン接種済の人々の死亡率は、未接種の人々よりも低い
COVID-19 Vaccination and Non–COVID-19 Mortality Risk — Seven Integrated Health Care Organizations, United States, December 14, 2020–July 31, 2021(CDC論文、2021.10.22)
URL>https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/wr/mm7043e2.htm

疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)の研究結果=「全年齢層において新型コロナワクチン(mRNAワクチン)接種を原因とする死亡者の増加は見られない」。

大規模研究によって得られたデータであり、国際スタンダード論文とされている。日本政府によるワクチン推進政策は、この論文を根拠にしている。

ワクチン接種の影響に関しては、追跡・反論いずれにせよ、この論文を踏まえて論じる必要がある。「ワクチンは有害である」と主張する場合は、この研究結果をくつがえすだけの大人数の統計結果を正確にまとめて、論文データにして正式に公開しなければならない。現在、その類の反論をまとめた医学論文は存在しない。

■新型コロナワクチンの有効性に関する論文
「Safety and Efficacy of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine」
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejmoa2034577
※数万人規模の二重盲検RCT(第3相治験)結果についての調査報告

■日本集中医療医学会>新型コロナウイルス関連小児重症・中等症例の発生状況の中間集計結果
URL>https://www.jsicm.org/news/news220530.html(集計データへのリンク有)
2022.12.01報告、ICU送りになった小児のうちワクチン未接種80%超、ワクチン接種済20%未満

■Severity of SARS-CoV-2 Omicron BA.2 infection in unvaccinated hospitalized children: comparison to influenza and parainfluenza infections
(ワクチン未接種の入院小児におけるSARS-CoV-2 Omicron BA.2感染症の重症度:インフルエンザおよびパラインフルエンザ感染症との比較)
URL>https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35730665/
過去にCOVID-19やワクチン接種の経験がない入院小児において、オミクロンBA.2はハイリスク。インフルエンザ類よりも重症化の割合が大きくなる傾向がある※つまり、普通の風邪と捉えてはならない


■資料:新型コロナワクチンの内容物

▼承認申請資料に使用されている第3相試験の結果を報告した論文
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejmoa2034577

▼補足情報として添付されている治験実施計画書(PDF注意、376頁、英文)
https://www.nejm.org/doi/suppl/10.1056/NEJMoa2034577/suppl_file/nejmoa2034577_protocol.pdf
黒塗りされる前の原文

▼承認決定後にPMDA(医薬品医療機器総合機構)が出した審査報告書
https://www.pmda.go.jp/drugs/2021/P20210212001/672212000_30300AMX00231_A100_6.pdf
ヒトにおける安全性と有効性を検証する臨床試験結果とこれをめぐる審査の際のやりとりの部分(20頁~55頁)に黒塗りはナシ。黒塗りされているのは製造工程に関する部分であって、内容物に関する部分ではない。

※独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)サイトより「審査報告書・申請資料概要」
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/p-drugs/0020.html

承認審査情報の利用について/マスキングしている箇所は以下の情報です。
1.特定の個人を識別することができる情報
2.公表することにより個人の権利利益を害するおそれがある個人に関する情報
3.公表することにより法人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがある法人に関する情報

▼補足資料
国立国際医療研究センター病院>予防接種基礎講座>
https://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/080/index.html
「予防接種基礎講座」の資料公開:「ワクチンの種類とその構成物質」
https://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/080/FY2020/04.RandD.pdf

●コロナワクチンの中に、マイクロチップや放射性物質は入っているか?検証動画
https://www.youtube.com/watch?v=XfkXQtPKgV0(2022.03.15掲載)

●「コロナワクチンの中身は調べてはダメ(秘密契約の存在)」否定記事(2021.03.29付)
「Stanford Scientists Post Entire mRNA Sequence for Moderna Vaccine on Github」
(スタンフォード大学の科学者がモデルナワクチンの全mRNA配列をGithubに掲載)
https://gizmodo.com/stanford-scientists-post-entire-mrna-sequence-for-moder-1846576268
(日本語版:https://www.gizmodo.jp/2021/03/moderna-github.html)

ファイザーワクチンのmRNAコード(note記事、2020.12.31、スパイク言及あり)
[翻訳] BioNTech/Pfizer の新型コロナワクチンを〈リバースエンジニアリング〉する
https://note.com/yubais/n/n349ab986da42


■記事メモ:新型コロナワクチン接種後の死亡 接種との因果関係は? 日本における副反応報告の課題
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20221030-00321661
■記事メモ:新型コロナワクチンは世界でどのくらい死亡を防いだ? 接種率が低いと死亡者数は増える
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20221122-00324829

■新型コロナウイルス、次の変異株は病原性が高い可能性も-南ア研究(ブルームバーグ2022.11.27)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-27/RM0CMHT0AFB501

免疫不全の患者から採取した新型コロナウイルスのサンプルを使った南アフリカの研究によると、ウイルスは変異に伴って病原性を高めることが分かった。新たな変異株が出現した場合、現在流行しているオミクロン株よりも症状が悪化する可能性があることが示唆された。
アフリカ健康研究所(AHRI)のアレックス・シーガル教授が率いた研究によれば、エイズウイルス(HIV)に感染した患者から採取したサンプルを6カ月観察したところ、ウイルスは当初、オミクロン株の「BA.1」と同レベルの細胞融合と死滅を起こしていたが、変異に伴いこのレベルが上昇し、中国の武漢で発見された最初のウイルスと類似するまでになった。ダーバンの同研究所は昨年、オミクロン株に対するワクチンの有効性をテストしている。
新型コロナの病原体が変異を続ける可能性があり、新たに出現する変異株の病原性と死亡の確率が比較的症状の軽いオミクロン株より高くなる恐れがあることが示唆された。この研究はまだ査読を受けておらず、1人の患者から採取したサンプルを使用した実験結果のみに基づく。
「長期感染における新型コロナウイルスの変異は必ずしも弱毒化という結果につながらない可能性が示唆された」と研究者らは24日に発表されたリポートで説明。「将来の変異株の病原性が現在流行しているオミクロン株より強くなる可能性があることを示唆していると考えられる」としている。

■新型コロナ、感染のたびに死亡や疾患リスク上昇か(Forbes、2022.11.18)
https://forbesjapan.com/articles/detail/52018

新型コロナウイルスに感染するたびに、糖尿病や腎臓病、臓器不全、精神疾患といった健康障害の発症リスクが高まる可能性のあることが、米国で実施された研究で明らかになった。新型コロナウイルスに複数回感染しても影響は軽微とする俗説を覆す研究成果だ。
10日に米科学誌ネイチャー・メディシンで発表されたこの研究では、米国の退役軍人向け医療保険制度を通じて治療を受けた約580万人の健康記録を分析した。その結果、新型コロナウイルスに複数回感染した人は、最後の感染から最長6カ月後までの間、肺や心臓、脳、消化器系に影響を及ぼす問題など、多くの健康障害のリスクが高くなっていたことが判明した。
複数回感染した人は、1回だけ感染した人に比べて、死亡する可能性は2倍、入院する可能性は3倍高くなっていた。また、心臓疾患の発症リスクは3倍、肺疾患の発症リスクは3.5倍、脳疾患の発症リスクは1.5倍強上がっていた。
死亡や入院、発症のリスクは、ワクチンを未接種の人でも接種済みの人でも高くなっていた。研究の対象者が感染した変異株には、デルタ株やオミクロン株、オミクロン株の派生型で現在主流となっているBA.5などが含まれる。
論文のシニアオーサーである米セントルイス・ワシントン大学の疫学者ズィヤド・アルアリーは、このところ、新型コロナにかかった人やワクチンを接種した人、とりわけワクチンを接種して感染もした人は「無敵のオーラ」でもあるかのように思われていると苦言を呈する。
そのうえで「わたしたちの研究では、2回目、3回目、4回目と感染を重ねるごとに、健康リスクが高まることがはっきり示された」と強調し、人々に対して引き続き再感染への警戒を怠らないよう呼びかけている。
アルアリーによると、心臓や脳、肺などの疾患に限らず、ほかの健康障害の発症リスクも新型コロナウイルスに感染するたびに高まるようだという。
アルアリーは、何より望ましいのは再感染を避けることだと述べ、そのためにはマスクを着ける、体調を崩したときは外出しない、対象となるブースター接種はすべて受ける、といった対策が役に立つと助言している。

【医学論文】メモ(英文)

●Viral Antigen and Inflammatory Biomarkers in Cerebrospinal Fluid in Patients With COVID-19 Infection and Neurologic Symptoms Compared With Control Participants Without Infection or Neurologic Symptoms
URL》https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2792536

(概要)

新型コロナ感染者の脳脊髄液の89%でRNAでもスパイクタンパク質でもなくウイルスの一部のヌクレオカプシド抗原が検出された。

mRNAワクチンで体内で産生されるのはスパイクタンパク質で、今回新型コロナ感染者の脳脊髄液で検出されたヌクレオカプシドではない。

コロナ感染すると、ヌクレオカプシドが血液脳関門を突破し、脳脊髄液に移行して免疫反応や炎症が起き、症状として生じる。その後も諸症状を残す可能性があることが示唆された。

(ブレインフォグ等の原因?治癒した後も高確率で残留物が検出される。それが他のウイルスと出会って別の症状を引き起こす可能性もあり得る)

感染前の接種および感染後の接種で罹患後症状はより少ない傾向が示されている。未接種の発症では、こうした二次的病態を起こしうるリスクがより濃厚になる可能性がある。

●Coronavirus ‘ghosts’ found lingering in the gut
URL》https://www.nature.com/articles/d41586-022-01280-3

(概要)

Long COVIDの原因は長期残存する体内ウイルスリザーバーが原因か。ウイルスリザーバーの研究が、SARS-CoV-2感染症の病態の本質を明らかにする可能性あり。COVID-19は単なる急性呼吸器感染症ではなく、慢性全身感染症が本質的病態か。

・感染後も数か月以上に渡り、腸管内にウイルス由来抗原(蛋白、RNA)が検出できる
・軽症COVID-19でも、46例中32例で感染7か月後でも腸管組織内にウイルス蛋白が確認できた
・メモリーB細胞が産生する抗体は感染後数か月後も変化し続けており、抗原に長期持続曝露されている事を示唆している(B cell maturation)
・腸管だけでなく、軽症例を含め、心臓、眼球、脳、虫垂、乳房などの各種臓器にもウイルスRNAが証明されている
・ある研究者はマクロファージ内に潜伏感染する形で、全身の臓器にウイルスが存在している可能性を推測
・ウイルスリザーバーの検討はNIHの大規模研究や、患者団体との協力とにより今後進んでいくと期待される

「持続的に存在し続けるウイルス断片がLong COVIDの原因」仮説→ウイルス断片「coronavirus “ghosts”」。

ウイルス断片とLong COVIDとの関連に決着がついたわけではないので注意。簡単な問題ではなく、更なる研究が必要。

※Long COVIDは急性感染後12週を超えて症状が持続する病態と定義されている。これには200以上の症状が関連しており、重症度も軽症から日常生活に影響が出るレベルまでの多岐に渡っている。

■自己免疫疾患患者はコロナワクチン抗体価減、阪大の解析が示唆したこと
https://newswitch.jp/p/35129(ニュースイッチ2022.12.24)

大阪大学の山口勇太大学院生と行木紳一郎大学院生、加藤保宏助教、熊ノ郷淳教授らは、関節リウマチ(RA)や全身性エリテマトーデス(SLE)など自己免疫疾患患者において新型コロナウイルスに対するメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン接種後の免疫動態を解析し、特定の免疫抑制治療でウイルスへの中和抗体価が減弱しやすいことを発見した。患者の特徴に応じたワクチンの投与方針の検討材料になることが期待される。
自己免疫疾患患者が使用する免疫治療は、ワクチンによる免疫反応を減弱させる懸念がかねてあった。そこで研究チームは阪大病院に通院中の患者の血液サンプルを収集し、ワクチン接種前後の新型コロナウイルスに対する中和抗体価の変化などを調べた結果、ステロイドやアバタセプトを使用しているRA患者は中和抗体価のピークが低く、TNF(腫瘍崩壊因子)―α阻害薬を使用するRA患者は長期で見ると中和抗体価が下がりやすい傾向にあることが分かった。こうした治療を行っている患者は、他者に比べてワクチン接種を前倒しすることが望ましいことも示唆された。
成果は米科学誌ランセット・リージョナル・ヘルス・ウェスタンパシフィック電子版に掲載された。

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補足:ワクチン接種の効果に関する医学論文

URL》https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2798990

(概要:COVID-19ワクチン接種率が低い地域ではCOVID-19死や超過死亡が多かった)

URL》https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2022.08.08.22278547v1

(概要:アメリカ、2021年12月~2022年5月、刑務所入所者11.2万人対象。一晩以上同室=濃厚接触とした場合、濃厚接触者への二次感染リスクは未接種者と比べ、1回以上ワクチン接種者では24%低下、接種回数が増えるごとに12%低下。既感染歴があると二次感染リスクは22%低下。既感染歴とワクチン接種歴の両方があると二次感染リスクは41%低下。ブースターワクチン接種と最近のワクチン接種が感染力をさらに低下させた。結論、ワクチン由来免疫と自然獲得免疫がそれぞれ独立してSARS-CoV-2オミクロン感染リスクを低下させた)

URL》https://www.covid-datascience.com/post/israeli-data-how-can-efficacy-vs-severe-disease-be-strong-when-60-of-hospitalized-are-vaccinated

(概要:「ワクチン接種者のほうが非接種者より重症者数が多い」という指摘があるが、これはシンプソンのパラドックスと言われるもの。論文にて検討のうえ導き出された結論:母数を合わせ、年齢ごとに調整して計算すると、高齢者・70歳以上のブーストなしでの対重症度効果は低いが、ブースターで高い効果を回復。若年層では、ブーストによる効果は非常に高いが、ブーストなしでもワクチン接種の効果は85%以上と非常に高い。となる)

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イベルメクチンについて(ツイッター「新型コロナウイルス_ワクチン情報」2022.12.16)

https://twitter.com/VaccineWatch/status/1603541029881524224
イベルメクチンのCOVID-19に対する効果を調べた臨床試験RCTの結果、高用量(1日あたり600mcg/kgで6日間毎日)でも死亡、入院、回復までの時間で有効性は認められず。
(論文URL)https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2022.12.15.22283488v1