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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

新嘗祭の儀式の内容:メモ

●新嘗祭「夕(よい)の儀」18:00~20:00

当日18:00からスタート。

祭主(陛下)=新嘗祭の専用の白絹の「御祭服(ごさいふく)」姿。身にまとうのに数十分かかるとのこと。

19:10~19:20、総理を先頭に閣僚は年齢順に並び、ろうそくがともされた提灯に導かれて参進。総理を先頭に三権の長、閣僚、最高裁判事などが幄舎に着床(椅子に座る)。幄舎は、屋根と後ろの壁はあるが、前は大きく開いていて、風が吹き込み。

神殿と幄舎に囲まれた広場は、四か所ほどで穴が掘られている。灯りは四隅の焚火と提灯のみ。雅楽が奏でられる。

祭主の後継者(殿下)が幄舎に着床。

祭主が出御、儀式が行われる別棟(神嘉殿)に移る。「御拝(ごはい)廊下」を移動。後継者(殿下)も続いて参進。

儀式が行われる別棟:神殿には白い薄い幕が張られていて、臣下が着床している幌舎からは隠されている状態。

儀式中は側近も儀式の場に入れない。神事を手助けする2人の采女のみ、出入り可。

祭主が、米と粟の新穀、新米から作った酒などを神前に供える。全国から献上されたり皇居で収穫されたりしたもの。

続いて神前に拝礼。神饌を御親供になり、御拝礼の上、御告文を奏せられている。「御告文(おつげぶみ)」で一年の五穀豊穣と国家、国民の幸福を祈る。

20:00~20:10、最後に控えの棟(綾綺殿)に居た祭主の後継者が儀式用別棟(神嘉殿)で拝礼。その後、祭主親子で一緒に退出。

臣下・側近は殿下が参進される際に起立し、その後、着床、さらにまた、長い時間起立し、着床、もう一度起立し、着床。

20:10~20:30、総理を先頭に一人ずつ神殿に拝礼。神殿の前の真菰の前で一礼。次に真菰にのって拝礼。そこから降りて一礼して退下。

「直会(なおらい)」:供え物を神々とともに食する儀式。

20:30~21:00、臣下、側近たち、参集所で直会。

直会の献立=雑汁(合鴨、イモ、キノコ、豆腐など)。数種の刺身、つくり。加薬飯。各種の漬物。白酒(しろき)、黒酒(くろき)。温酒。

●新嘗祭「暁(あかつき)の儀」23:00~25:00

儀式の内容は「夕(よい)の儀」18:00~20:00と同じ。

23:00~23:10、臣下や側近が参集所に参集。

23:10~23:20、幄舎に着床。この後、臣下代表も参進、幄舎に着床。

24:00~24:30、儀式の終了後、真菰で拝礼、退下。

24:30~25:00、直会、終了後、解散。

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