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制作日誌/深森の帝國

〝認識が言語を予感するように、言語は認識を想起する〟・・・ヘルダーリン(ドイツ詩人)

詩歌鑑賞:リルケ「秋」他

◆Herbst

Die Blätter fallen, fallen wie von weit,
als welkten in den Himmeln ferne Gärten;
sie fallen mit verneinender Gebärde.

Und in den Nächten fällt die schwere Erde
aus allen Sternen in die Einsamkeit.

Wir alle fallen. Diese Hand da fällt.
Und sieh dir andre an: es ist in allen.

Und doch ist Einer, welcher dieses Fallen
unendlich sanft in seinen Händen hält.

◇秋(リルケ作)

木の葉が落ちる、落ちる、遠くからのように、
天の彼方の庭園が枯れたかのように。
木の葉は否定の身振りをしながら落ちる。

そして夜々には重たい地球が落ちる、
すべての星の間から孤独の中へ。

私たちはみな落ちる。ほらこの手も落ちる。
他のものをみてごらん。落下はすべての内にある。

しかし一者が、この落下を
限りなくやさしくその両手で支えている。
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